公務員浪人の末路は悲惨?向いている人の特徴や注意点も解説

このページのまとめ

  • 公務員浪人をしたからといって必ずしも合格する保証はない
  • 公務員浪人中は無職のため、期間が長いほど就職に影響する
  • 公務員浪人に失敗する人は、「安定した仕事がしたい」など志望理由が曖昧
  • 公務員浪人に成功する人は、「社会貢献したい」など志望理由が明確
  • 公務員1つに絞らず、民間企業も視野に入れ選択肢を増やそう

公務員を目指したい!公務員浪人って得策なの?の画像

「公務員浪人したい」と考える就活生は、多いのではないでしょうか?
一度公務員試験に落ちたからといって、将来の夢を簡単には捨てられませんよね。
公務員試験は狭き門のため、浪人しても必ず合格するとは限りません。公務員浪人に失敗した場合、「民間企業に就職すれば良かった…」と後悔する恐れも。
このコラムでは、公務員浪人のリスクや向いている人の特徴などを詳しく解説します。将来の選択に悩む方は、ご参考ください。

公務員浪人しても必ず合格する保証はない

公務員浪人をしたからといって、必ずしも公務員になれる保証はありません。
公務員試験は筆記・論文・面接試験が課せられるのが一般的で、対策する項目が多いのが特徴です。筆記試験でいくら良い点数をとっても、面接で評価されなければ合格は難しいでしょう。
もう一度挑戦すれば大丈夫と、安易に公務員浪人するのは早計といえます。

公務員は最大倍率10倍超の狭き門

人気がある公務員試験は倍率も高く、合格が難しいといえます。例として、下記に東京都の職員採用試験の倍率を挙げました。

【Ⅰ類B採用試験(一般方式)】
行政(一般方式)…倍率5.6倍
土木(一般方式)…倍率2.6倍
建築(一般方式)…倍率6.6倍
機械…倍率2.5倍
電気…倍率2.7倍
環境検査…倍率8.9倍
林業…倍率6.3倍
畜産…倍率2.3倍
水産…倍率10.3倍
造園…倍率7.8倍
心理…倍率2.4倍
福祉A…倍率1.7倍
福祉C…倍率(データなし)
衛生監視…倍率5.8倍
栄養士…倍率13.8倍
獣医…倍率3.8倍
薬剤A…倍率5.7倍
薬剤B…倍率9.0倍

公務員試験の受験者の中には、何年も浪人している方も含まれます。
自分よりも長く勉強をしてきた人と肩を並べることになり、簡単に合格できるとは限らないでしょう。

参照元
東京都
令和元年度職員採用試験(選考)実施状況 

公務員試験は年齢制限あり!浪人前に確認しよう

公務員試験は種類別に年齢制限があるため、何歳になっても受験できるわけではありません。
東京都職員の場合、「Ⅰ類B(一般方式)」では29歳を上限としています。地方公務員の場合は、自治体によっては25歳を上限とする場合も。
浪人するならタイムリミットを意識し、限られた時間を有効に使いましょう。

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公務員浪人に失敗した場合の4つの末路

公務員浪人に失敗した場合、人生の予定が崩れる可能性があります。下記、考えられる主なパターンを確認しておきましょう。

1.将来への絶望で心身に負担がかかる

公務員浪人に失敗した場合、目標を見失い「この先どうすれば良いのか」と絶望する恐れがあります。将来への不安が原因で、心と体に負担がかかる可能性もあるでしょう。
公務員になることだけが人生のゴールではないので、早めに目標を切り替え自分を守るのも1つの手です。

2.職歴なしの空白期間が残り就活に影響する

公務員試験に失敗した場合、職歴に空白期間だけが残り、就活に影響する可能性が高いです。
多くの採用担当者は、職歴がない人に対して「何か問題があるのでは」と不安を覚える傾向にあります。浪人期間が長いほど無職期間も長くなるので、公務員浪人は短期決戦がおすすめです。

3.公務員にこだわり過ぎ民間企業を視野に入れない

公務員にこだわり過ぎると、失敗しても民間企業を目指せない傾向にあります。プライドが邪魔して民間企業に就活せず、なんとなくフリーターになる人もいるでしょう。
民間企業の中にも、自分の能力を活かせる企業はあります。視野を広くして、将来の可能性を狭めないようにしましょう。

4.多浪すると年齢的に就職が難しくなる

何年も公務員浪人を続けていた場合、いざ見切りをつけても年齢的に就職が難しくなる恐れがあります。採用に関する方針は変わり始めていますが、依然として日本では新卒重視が一般的。
ただし、卒業して3年以内なら新卒と同じように扱われる可能性が高いです。厚生労働省は、卒業3年以内の既卒を新卒枠で応募受付するよう、企業側に要請しています。「浪人するなら3年まで」などあらかじめ期限を決め、失敗した場合は民間への就職に切り替えるのがおすすめです。

参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~

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公務員試験に失敗したら…試験リベンジ?就活?

公務員浪人3つのデメリット

公務員浪人を決断する前に、下記デメリットを確認しておきましょう。

1.アルバイトが忙しく勉強時間を確保できない

アルバイトしないと生活できない場合、公務員浪人しても勉強時間を確保できない恐れがあります。
アルバイトで疲れて勉強できないと、せっかく浪人しても公務員試験に落ちる可能性が高いです。
結果的に貴重な1年間をアルバイトに使ったことになり、浪人したことを後悔する可能性があるでしょう。

2.精神的なプレッシャーが大きく不安に駆られる

浪人生は新卒カードを捨てて公務員を目指すため、精神的なプレッシャーが大きいといえます。
大学の同級生が社会で活躍している間に、公務員浪人は1人黙々と勉強しなくてはいけません。人によっては「後がない」と追い立てられるような気持ちになり、心に負担がかかる恐れも。
プレッシャーに耐えて浪人できるかどうか、自分自身とよく向き合うことが大切です。

3.モチベーションの維持が難しく勉強に身が入らない

公務員を目指す明確な理由がない場合、モチベーションが維持できず勉強に身が入らない恐れがあります。「なぜ苦しい思いをしてまで浪人しているのか」分からなくなり、勉強を投げ出してしまう可能性も。後悔しないためにも、「浪人してまで公務員になりたいのか」冷静に考えるのがおすすめです。

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公務員試験に受かるには、どのくらいの勉強時間が必要?
 

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公務員浪人は「勉強の貯金がある」のがメリット

公務員浪人は、一度公務員試験を経験しているため、「勉強の貯金がある」のがメリットです。
公務員試験は出題科目が幅広く、時間をかけて勉強する必要があります。
しかし、浪人生は一通り勉強済みのため、ほかの受験生より有利な位置でスタートラインを切れるでしょう。
 

公務員浪人に成功する人の3つの特徴

公務員浪人はリスクがありますが、浪人して公務員になる人は少なくありません。公務員浪人に成功する人の特徴を、下記で確認しておきましょう。

1.過去の失敗から自分の弱みを改善できる

過去の失敗から自分の弱みを改善できる人は、公務員浪人に成功する可能性が高いです。
筆記試験対策では間違った問題を繰り返し解き、解答のプロセスを学ぶのが重要。面接対策では、第三者からのアドバイスを素直に受け入れるのが改善の近道です。
自分の間違いを素直に認め、柔軟に変化できる人は、公務員浪人でも成長できるでしょう。

2.自己管理能力が高くスケジュール通りに勉強できる

公務員試験に合格するには、スケジュール通りに毎日一定の勉強時間をキープする必要があります。
一度決めたノルマは完遂する、意思の強さが必要です。スケジュール通りに行動するには、遊びに割ける時間を確保するのが難しいことも。友人からの誘いも断り、自分をコントロールする力が求められるでしょう。

3.明確な志望理由がありモチベーションが高い

公務員を目指す理由が明確な人は、モチベーションが高いため成功する可能性が高いです。
「公務員になったら実現したいこと」ベースで考えるため、勉強以外の活動にも熱心な傾向にあります。たとえば、現場を知るために役所でアルバイトをしたり、市民ボランティアで市民の目線を学んだりする人も。夢の実現に向けた行動は、モチベーションの維持はもちろん、面接でのアピール材料にも役立つでしょう。

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公務員浪人に失敗する人の3つの特徴

公務員浪人に失敗する人には、共通する特徴があります。自分が当てはまらないか、浪人を決める前に確認しておきましょう。

1.自己管理能力が低く自分に甘い

自己管理能力が低く自分に甘い人は、公務員浪人しても十分に勉強しない傾向にあります。
「アルバイトの日は何もしたくない」「友達の誘いは必ず乗る」という人は、浪人中も生活スタイルを変えない恐れが。
自覚がある人は、勉強できる環境を意識的に整えるのが重要です。カフェで勉強したり、オンライン講座を受講したりして、勉強せざるを得ない時間を作りましょう。

2.ひとりよがりで客観性に欠ける

ひとりよがりで客観性に欠ける人は、成長が難しく公務員浪人に失敗する恐れがあります。
公務員は国民に行政サービスを提供する立場のため、柔軟性やコミュニケーション能力が求められます。自分の考えに固執する人は、一次試験は通過しても、二次試験以降の面接で落ちる可能性が高いでしょう。
頑固の自覚がある人は、予備校や個人指導を行う講師を探して、客観的なアドバイスを求めるのがおすすめです。

3.明確な目的がなく志望動機が弱い

明確な志望動機がない方は、公務員浪人に失敗する可能性が高いです。
「安定しているから」「親が勧めたから」といった曖昧な理由では、アピール力の高い志望動機は作れません。たとえ聞こえの良い志望動機を作っても、内容の薄さは面接官に伝わるでしょう。
「なぜ公務員になりたいのか」掘り下げて考え、明確な目標のもとに勉強するのが重要です。
 

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公務員浪人は独学よりも予備校がベター

浪人中はモチベーションの維持が大事なので、独学よりも予備校に通うのがおすすめです。平日は独学して土日に予備校に通い、分からないところを聞きに行くのでも良いでしょう。
予備校で仲間と話したり、講師に相談したりすることは、浪人中の孤独を癒す効果が期待できます。
定期的に予備校に通うことで、勉強が習慣化するのもメリットでしょう。
 

アルバイトするなら自治体の臨時職員がおすすめ

浪人中に生活費を稼ぐ必要がある方は、自治体や行政機関の臨時職員になるのがおすすめです。現場で働くことで、「絶対公務員になる」という決意が強化される可能性があります。
臨時職員は1年間など期間限定で、事務補助など職員のサポート役として働くのが一般的。フルタイムでないアルバイト・パート勤務が多いため、浪人しながら働きたい方にはぴったりでしょう。

試験に落ちたら「本当に公務員になりたいか」考えよう

試験に落ちた方は、浪人を決める前に「自分が本当に公務員になりたいのか」考えてみましょう。
公務員は営利を目的とせず、人と社会のために土台を支える仕事です。そのため、「社会貢献にやりがいを感じる」など利他的な思考が求められます。住民と関わる仕事も多く、コミュニケーション能力も必要不可欠です。
倍率の高い公務員試験に突破するには、志の高い応募者に勝たなくてはなりません。
単に安定した職業を求めているだけなら、たとえ浪人しても成功する可能性は低いでしょう。

公務員だけでなく民間企業も視野に入れよう

公務員になる明確な理由がない方は、民間企業にも目を向けることをおすすめします。民間には多様な業界や企業、職種があるため、自分に合う仕事が見つかる可能性が高いです。就職エージェントを使って、自分に合う企業を紹介してもらうのも1つの手。
公務員1本に絞らず、民間企業も視野に入れて活躍のステージを広げておきましょう。

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