地元就職を目指したものの撃沈…。視野を広げると見えたものづくりの世界

キャリアチケットのサポートを受けて就活を成功させた、2020年卒の学生に聞く「就活体験談」。どのように就活を行ったのか、苦労した点や就活を進めるうえでのポイントなどを聞いてみました。

今回お話を伺ったのは、就活の軸の設定に苦労したというKさん。地元である群馬での就職にこだわっていたものの、キャリアチケットに登録したことをきっかけに視野を広げることができたそうです。内定獲得に至るまでのエピソードを聞かせてくれました。
 

地元企業での就職にこだわった結果、なかなか上手くいかない毎日…


――まず、就活はどのようなことから始められましたか?

3年生の夏頃に就活を意識し始めて、自己分析を行いインターンに行きました。自己分析は自分で調べながらやったので、「これで大丈夫なのかな?」という感じであまり自信が持てませんでしたね……。インターン先は、地元の群馬での就職を考えていたので群馬の若者向けの就職支援センターに行き、2社紹介してもらいました。

1社は自動車部品のメーカーさんで、もう1社は駅ビルなどのテナント管理を行っている企業です。どちらも1dayインターンだったので会社説明や実際に働く現場の見学という内容だったと思います。

――Kさんは東京の大学に通っていますよね。地元で就職したいと思われたのはなぜですか?

そもそも東京の大学を選んだのは、私が学びたいと考えていた歴史を専攻できる大学が地元になかったからなんです。自分のしたい勉強ができる大学を探した結果、上京するに至りました。でも、当初は東京で就職する考えは頭になくて……。

私は兄弟がいないですし、何かあったときに両親の近くに住んでいたほうがお互いに安心かなと考えていたんです。地元に残っている友人も多いですし、地元のほうが何かと心強いだろうと思っていました。

――群馬ではどのようなお仕事を探していたんですか?

事務の仕事をメインに探していました。私には「出世したい!」「キャリアウーマンとしてバリバリ働きたい!」という思いがあまりなくて。事務作業を黙々ととこなすほうが自分の性格的に向いているかなと思ったんです。なので、事務職を中心に15~16社くらいに応募しました。

――就活ではどういう部分に苦労しましたか?

最初の自己分析に苦労しました。「これで良いのかな?」と思いながら何となく進めてしまっていたので、就活の軸をしっかり定めることができていなくて。今思い返してみると、あまり深く考えずに事務職に絞って視野を狭めてしまったのは良くなかったなと思っています。
 

1年以上悩んでいた毎日。アドバイザーに相談後は1ヶ月で内定

――キャリアチケットには大学4年生の7月頃に登録したそうですね。何かきっかけはあったんですか?

なかなか就職先が決まらない私を見て両親が心配して、「こういうサイトがあったよ」と教えてくれたんです。ちょうど第一志望だった企業から不採用の連絡が来た時期で、気持ちがかなり滅入っていましたし、私だけで進めていても状況が変わらないかもしれないと思い登録しました。

地元での就職も難しくなってきていて、東京の企業も見てみようかなと思ったのと、プロの方からアドバイスをいただいて何とか状況を好転させられたら良いなと思ったんです。

――初回のカウンセリングではどのようなことを話しましたか?

カウンセリングで事務職に絞っているという話をしたら、「そこにこだわらなくてもいいかも。将来性を見据えて就活の軸を一緒に定めていきましょう」と言ってもらいました。事務のお仕事自体、技術の進歩で人ではなく機械がするようになる可能性があるので、需要がなくなっていくということも教えていただいて。

アドバイザーさんと改めて自己分析をしたところ、「コツコツと物事を進めることやものづくりが得意なら、エンジニアのような技術職の仕事も向いてそう」と。エンジニアの仕事についていろいろと教えていただくうちに関心が出てきました。2社紹介を受け、そのうちの建設系の企業から技術職として内定をいただきました。

――内定をもらった企業では、選考はどのように進みました?

説明会、1次面接、2次面接、内定という流れでした。1次面接は集団で15人くらいいたと思います。社員さんが2人いて円卓をみんなで囲んで座る感じで、すごく緊張しましたね……。応募者の人数が多かったので、1人あたりのアピール時間が1分くらいと短めで。質問と回答を2~3回やり取りして次の人という感じで進んでいきました。2次は個別面接で、終わったあとすぐに内定をいただきました。

――アドバイザーと選考対策はしましたか?

自分で考えていた自己PRをチェックしていただき、企業に合わせて追加したほうがいい内容を教えていただきました。内定先の企業は、建築系の技術職だったので、「ものづくりにについてのエピソードがあると良いね」と。

なので、文化祭のときにサークルメンバーと協力してオブジェを作り上げたときのことを話せるように準備していました。あとは、実家で刺繍業を営んでおり、家族が働く姿を見ていたため、昔からものづくりに親近感があるというエピソードも用意しました。

面接でも、ものづくりへの興味やきっかけを聞かれたので、アドバイザーさんに事前に教えていただいていて良かったです。一緒に模擬面接もして練習をしていたので、万全な状態で面接に臨むことができました。

――入社の決め手は何だったんでしょう?

企業の方がコミュニケーションを密に取ってくださったからです。会社説明会のときに質問できる機会を多く設けていただいて。私は大学で文学部の史学科に所属しているんですが、技術職というと理系出身者が入るイメージがあったんです。「自分にできるのかな」という不安な気持ちが少なからずあって。本当に問題ないか企業の方に質問したところ、文系出身も多いことや、入社後も研修体制が整っていることを丁寧に回答をいただき、安心することができました。

あと、会社説明を聞いたときに、働き方や将来のビジョンがとても魅力的だと感じたのも、入社を決めた理由の1つです。働く社員のことをしっかり考えているというのが伝わって、長く勤められそうだと思いました。
 

就活の軸を大事にしながら、自分のペースで進めてほしい


――仕事での抱負があれば教えてください。

私が配属される設計技術コースでは、CAD(※)を使用して図面を作成し組み立てる業務を行うのですが、まずはCADを使いこなせるようになりたいです。研修で丁寧に教えていただけるそうなので、そこでしっかり身につけて日々の業務をこなしながら、出てきた課題をその都度クリアしていければいいかなと思います。

※Computer Aided Designの略で、読み方は「キャド」。スマートフォンや自動車など、製品の図面を作成するために欠かせない、設計支援ツール。

――最後に、就活生に向けてメッセージをお願いします。

自己分析と企業研究は徹底して行うことをおすすめします。この2つをしっかりしたうえで、就活軸を定めたほうが良いと思います。軸が不完全なまま就活を始めてしまうことで、本当は自分に合っていない企業に応募する可能性があります。また、企業側がどういう人物を求めているかを把握できていないまま面接に臨むのは、選考を通過するのは難しいと思います。

あとは自分なりのペースで進めていくことが大切ですね。周りの人と比べ過ぎてしまうことで、自分らしい就活ができなくなってしまうので。私自身、「内定もらった」という周りの声や、インターンに参加したときに優秀な就活生を見て、「自分ってダメなのかな」「遅れてしまっているのかな」と、不安な気持ちでいっぱいだったんです。勝ち負けではないと思っていても、途中から競争しているような感覚でした。ただ、早く内定をもらえたほうが安心するとは思うのですが、焦って探しても良い企業と出会えないと思います。私みたいに誰かの手を借りながら、自分のペースで進めていくことも大切にしてほしいですね。
 

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