「好きを仕事に」ではなく、自分に向いてる仕事を。5ヶ月間悩んだ先につかんだ内定

キャリアチケットのサポートを受けて内定を獲得した、2020年卒の学生に聞く「就活体験談」。キャリアチケットを利用するきっかけ、就活で苦労した点、就活を進めるうえでのポイントなどをお話しいただきました。

今回お話を伺ったのは、やりたい仕事はあるものの内定に結びつかず焦りを感じていた、というIさん。どのような対策で内定を獲得できたのか、悩みごとの解決方法や後輩へのアドバイスなどを伺いました。
 

 

25卒の就活について相談したい

 

やりたい仕事はあるのに内定がとれない


――就活はいつ頃から始められましたか?

大学3年の3月くらいですね。ふと気がつくと周囲の友人たちはすでに動き始めていて、慌てて自分も始めました。ただ、インターンシップなどに行ったことがなかったので、完全にゼロからのスタート。ひとまず、片っ端からエントリーし説明会にたくさん行きました。

――ご自身の中で、志望する業界や職種はありましたか?

音楽業界を志望していました。音楽が好きでしたし、特に広報の仕事をしてみたいと思っていたんです。大学はメディアコミュニケーション学科というところで、メディア論やマスコミ業界について勉強していたのでそこで学んだことも活かせるかなと。それと、両親からの勧められた製菓メーカーや飲料メーカーも視野に入れていましたね。制度が充実しているはず、と思って、最初のうちは大手企業ばかり受けていました。

――何社くらいエントリーしましたか?

多分20社くらいだったと思います。そこから実際に選考へ進めたのは、3分の1くらいでしょうか。でも、エントリーシートが通過しても次の選考への進展はなく…ことごとく落ちてしまって……。「これはさすがにまずい!」と思って中小メーカーも受けたんですが、そこでも上手く行かず。今となっては、事前の準備がしっかりとできていなかったことや、高望みしすぎていたというのがわかるんですが、当時は相当落ち込みましたね。

――キャリアチケットに登録されたのは何月ですか?

7月だったと思います。その時期になるとほとんどの友人は内定をもらっていたので、何となく気が引けるというか相談しづらかったんですよね。就活の話になったとき、表向きは「私まだ終わってないよ~」と明るく振る舞っていたんですけど、内心ではかなり焦っていました。

そんなときに、たまたまインターネットを見ていて、キャリアチケットの存在を知ったんです。以前、友人が「エージェント良かったよ」と言っていて、そのときは気に留めていなかったのですが、ずっと落ち続けていたので使ってみようかなという気になって。まさに、藁にもすがる思いで登録しました。

――最初にアドバイザーとどんなお話をしましたか?

まずは、どのような業界を狙っているのか、どんな仕事をしたいのかということをお話しました。顔を合わせる前はすごく緊張していたんですが、アドバイザーの方が柔らかい雰囲気だったので、安心したのを覚えています。そのおかげで、私もリラックスして話すことができました。

自分のことをひととおり話したあとは、志望する業界や職種に就くためにはどうすれば良いのか、自分に向いている仕事は何かを探すために、これまでやってきたことを深堀りしていきました。また、自分の性格、適性についても一緒に深堀りしていきました。

――話の中でアドバイザーからどのような話がありましたか?

最終的に、私には営業や販売、介護の仕事が向いていそうとアドバイスをいただいたんですが、正直驚きましたね。自分では、おしゃべりが得意ではなく内向的だと思っていたので…。

でも、考えてみるとアルバイトでは接客をしていたし、お客さんとお話するのは好きだったんです。自分では気がついていなかったけど、就活始めたての頃の自分は、業界や職種の選択を誤ったり狭めたりしていた気がします。やっぱり、プロに見てもらうのは大切だなと感じました。

――その過程で就活の軸が固まってきた?

営業販売の仕事でジョブローテーションを通して成長できる企業、といった軸が見えてきました。

軸が定まると、自然に気持ちが前向きになっていくのが自分でもわかりましたね。この軸を踏まえて、その場でアドバイザーさんが3社ほど紹介してくださいました。今はそのうちの携帯販売の会社で内定をいただいています。
 

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選考に臨む姿勢をアドバイザーから学んだ

――選考を受ける前、アドバイザーからのサポートはありましたか?

面接対策をアドバイザーさんと一緒にしました。面接でよくある質問を教えていただき、それに対する答え方をチェックしてくれて。模擬面接をすることで自分が何を言いたいのか、どんな風に答えると伝わりやすいのか、練習を繰り返すうちに内容が明確になっていくのがわかるんです。

あと、良い逆質問を教えてもらったのもありがたかったですね。「逆質問って、何を言えばいいんですか?」と相談したところ、「自分にとっても得で、なおかつ採用側がこの学生は仕事に関心があると感じられるような質問が良いよ」とアドバイスをいただきました。

例えば、「キャリアアップのためにはどういった努力をしたら良いですか」といった質問ですね。これなら仕事に対しての熱意が感じられるし、入社してからも役に立つ話が聞けます。自分1人で悩んでいたらこのポイントに気づけなかったと思います。

――内定先企業の選考はいかがでしたか?

ほどよい緊張感で臨めました。やはり、事前に模擬練習をしていただいていたので気持ちに余裕があったんだと思います。1次面接では主に自分がこれまで頑張ってきたことを話し、最終面接では仕事に対する意気込みなどを聞かれました。

中でも「携帯販売の仕事は難しいと思いますか?」という質問は印象に残っていますね。一瞬、どう答えようかとためらったんです。でも、アドバイザーさんの「仕事に関する質問は前向きに答えよう」というアドバイスが頭をよぎり、「最初は難しくても、経験を通して工夫を凝らせば問題ないと思います」と答えて乗り切りました。

今まで何をやってもダメで落ち続けていたので、内定が出たときは本当に嬉しかったですし、アドバイザーさんも自分のことのように喜んでいて。アドバイザーさんとはLINEでその都度連絡を取っていて、面接の前日や面接後もメッセージをくれました。不安なことはすぐに相談できましたし、親身に寄り添ってくださったからこそ、内定を得ることができたんだと思います。

――キャリアチケットを利用する前と後を振り返って思うことはありますか?

1人で就活をしていたときは、まず企業選びの観点がずれていたと思います。ピンポイントで大手や人気企業を狙いすぎていたり、他にも向いている仕事があるのに見ていなかったり。

面接に関しても、対策不足だったなと思いますね。以前は、定型文を暗記し、あとはその場の勢いだけで乗り切ろうとしていました。だから、掘り下げるような質問をされても上手く答えられないし、想定外の質問をされると、とっさに答えられないんです。どのように準備すれば良いのかという方法がわかっていなかったと思います。
 

 

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難しい仕事かもしれない。でも、だからこそワクワクする


――入社後の仕事内容や目標をお聞かせください。

最初は家電量販店で携帯販売のスタッフとして働きます。現場を経験したあとは、本社に異動し、さまざまな業務に携わる予定です。

携帯電話を購入する場合、多くの方は携帯会社のショップに行きますよね? そして、家電量販店の携帯売り場に来る方は、何となくふらっと立ち寄るという方が多いはず。なので、私の仕事は買う気がない方をどれだけその気にさせられるか勝負だと思うんです。でも無理強いするのは絶対に良くない。そのバランスが面白いだろうなと今からワクワクしています。

売上ももちろん大切ですが、お客様のメリットを考えて1人1人に寄り添える営業販売を行えるようになりたいと考えています。

――ご自身の就活の経験を踏まえて、後輩に伝えたいことは?

自分を追い込みすぎず、エージェントを頼ったほうがいいということですね。これは、人任せにするという意味ではありません。私の経験で話すと、1人で頑張っていると視野が狭くなるし、失敗しても解決方法が見い出せなくなるんです。

そうなる前に、就活のプロであるエージェントに相談してほしいですね。結果、内定がもらえれば早めに卒論の準備に取り掛かれるし、アルバイトをする時間的余裕も生まれます。物事を効率的に進めるための方法を選んでほしい、と伝えたいです。
 

 

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