こんにちは。キャリアチケットのキャリアアドバイザー・樋口です。
先輩就活生が実際に書いたESを添削し、書くうえでのポイントをお伝えするES書き方講座、今回で7回目を迎えました。
3月の就活解禁から約1ヶ月立ちましたがいかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の影響で、就活も元来のスケジュールやプロセスと異なる進み方をしていますね。
キャリアチケットでは、オンラインでの企業説明会や面談を行っています。こんなときだからこそ、まず何より体調管理に十分気をつけながら、今できる準備を一緒に進めていきましょう。
(オンライン説明会実施チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCZc0ytwk5Lse7Ib6QJ7bYlA/videos)
(就活トークチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCDFook9GmW-yurnSmZa4lAA/videos)
さて今回は、良く書けているESをピックアップし、何が良いポイントなのか解説していきます。Hさんの自己PRは、サークル活動のエピソードに紐付いた内容です。サークル活動のエピソードをESで使用する方も多いのではないでしょうか。お手本ESを参考にして、読み手に伝わるESを目指しましょう。
キャリアアドバイザー
樋口 美和子(ひぐち・みわこ)
大学在学中にインターンシップの斡旋団体に所属。卒業後にレバレジーズ株式会社へ入社。入社後はキャリアチケットの立ち上げメンバーとしてキャリアカウンセリングを担当。1人ひとりの気持ちに寄り添い本人の価値観に合った学生のキャリア支援をしています。
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求める人物像や業務内容など、受ける企業を理解したうえで自己PRをしよう
まず1つ目のGOODポイントは、その企業を理解をしたうえで、1文目から自分のアピールしたいポイントを明確に伝えられているという点です。
大前提として、自己PRとは、「自分の強みは入社後会社でも活かすことができ、成果を上げ貢献できる人間であることをアピールするもの」です。受ける企業の特徴や業務を理解をしたうえで、企業に自分のどの部分をアピールしたいのかを1文目で明確に伝えることが大事になります。
Hさんはメーカーの営業職を希望していたのですが、ESを見てみると「自分は営業として活躍ができる」ことを明確にアピールすることができています。ESの要素を分解して見ていきましょう。
Hさんの自己PRは最初から最後まで一貫性があり、Hさんが営業で入ったら活躍してくれそうというイメージを読み手に湧かせることができます。
「自分の強みは入社後会社でも活かすことができ、成果を上げ貢献できる人間であることをアピールできる」自己PRになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
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自分の起こした行動だけでなく、強みを活かして出せた結果・起こった変化まで書いてある
2つ目のGOODポイントは、自分の起こした行動だけでなく、行動によって生まれた結果や変化まで書いてある点。あなたがアピールしたい点が読み手に伝わりやすいので効果的です。再びHさんのESを見ていきましょう。
自分は何をしたのかだけでなく、結果はどうだったのか、どのような変化をもたらしたのかまで書けると、読み手に自分の行動による影響力をアピールできます。やってきたことの羅列だけで終わらずに、結果・変化まで盛り込むようにしましょう。
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書き出しから最後まで一貫性がある
最後3つ目のGOODポイントは、HさんのESは構成がしっかりしており、最初から最後まで内容がぶれていないところです。前回のES添削(リンクはこちら)でもお伝えしましたが、ESに必要な4つの構成要素がしっかり盛り込まれています。
HさんのESを4つの要素に分解してみました。
①結論
私は常に周囲の状況を正確に把握し、臨機応変なアイデアを提案することができます。②自身の背景などの状況
私は幹部としてフットサルサークルを率いていた経験があります。私がサークルに入った当初、人数も10名と少なく、ほとんどが活動に消極的だったため、主な活動であるほかサークルとの試合や、フットサルイベントの企画運営もままならない状況でした。③具体のエピソード
そこで私はメンバーにサークルについてどう考えているかヒアリングを行いました。それらの意見を参考に、他幹部メンバーと協力しサークルの活性化計画を立てました。具体的には新入生の勧誘による人員増加、イベント企画時に企業への協賛依頼を行うなど新しい試みに挑戦しました。それと同時にそれまでになかったサークル内の縦割り企画を作り、学年を超えて、楽しみながらメンバー間の仲を深めようとしました。④結果
それらの試みの結果、半年後にはメンバー数は50名に増え、当初30%ほどだったサークルの練習参加率も70%に上げることができました。このように、常に周りを見て行動することで、最善の結果を出せることが私の強みです。最初に結論をシンプルに言い切っており、具体的なエピソード部分である②・③は文字数を割いてしっかり説明しています。最後④の結果は定量的な結果と、それによって生まれた好影響まで触れられていますね。
また、①で主張している「周囲を把握し、臨機応変なアイデアを提案できる」という自己PRに紐付いて、最後までエピソードを選定ができており、結果までブレることなく書き切れています。しっかりとした構成で書くと、ブレていないかを確認しやすくなり、一貫性のあるESに仕上がるので、構成を意識して書いてみてください。
今回はHさんのお手本となる模範ESを紹介し、GOODポイントを紹介してみました。完成度の高いESは、構成がしっかりしていることがおわかりいただけたかと思います。今回紹介したほかの2つの「主語がしっかりしている」「行動の結果やそれよる周囲への影響が定量的に示されている」という点も、読み手に伝わりやすくなるポイントなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
添削講座の過去回でも良いESのためのポイントを紹介しておりますが、ESを書く際のポイントはほかにもいくつかあります。「自分のESをもっとブラッシュアップしたい!」「そもそも書き方がよくわからない。」という方は、ぜひキャリアチケットへご連絡ください。一人ひとりのエピソードに合わせた添削を行わせていただきます。
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