こんにちは。キャリアアドバイザーの樋口です。新型コロナウイルスの影響もあり、最近は説明会、面接、グループディスカッションなどは、オンラインに切り替えて実施している企業が多いと思います。今回お話するのは、そんなWeb面接での注意点。どのようなことに気をつけたほうが良いのかをお伝えします。
キャリアアドバイザー
樋口 美和子(ひぐち・みわこ)
大学在学中にインターンシップの斡旋団体に所属。卒業後にレバレジーズ株式会社へ入社。入社後はキャリアチケットの立ち上げメンバーとしてキャリアカウンセリングを担当。一人ひとりの気持ちに寄り添い本人の価値観に合った学生のキャリア支援をしています。
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Web面接は「事前準備」と「印象」が大切
最近は説明会や面接、グループディスカッションなどオンラインで選考を行う企業が増えています。学生とのカウンセリングの中でも、「Webならではの注意点を教えてほしい」という声もあるため、今回はWeb面接で気をつけるべき2つのことについてお話ししたいと思います。
①Web面接の2~3日前には準備を済ませておこう
まず1つ目に大切なことは「事前準備」です。面接の2~3日前には次の5つのことを確認し、面接当日になって慌てることがないようにしましょう。
・ツールのダウンロードやアカウント作成
Web面接はSkypeやZoomなどのビデオ通話ツールを使って面接を行いますが、これは企業によって異なります。面接の案内が来たら、指定されたツールのダウンロードやアカウントの作成・設定を済ませておきましょう。
また、アカウントを作る際は名前やプロフィール画像などを設定すると思いますが、就活にふさわしくないあだ名やキャラクター画像などを設定するのは避けましょう。アカウント名は「◯◯大学 氏名」、プロフィール画像は部活やサークルで頑張っている写真など、企業側に見られても良いものに設定するようにしてください。
・カメラとマイクの確認
Web面接はPC・スマホのどちらで受けても構いませんが、きちんと動作するか、設定は問題ないか事前に確認しておきましょう。PCによってはカメラやマイクが搭載されていないものもあり、その場合は別途購入する必要があります。
また、PCにマイクが搭載されていても音質が悪く声にノイズが乗ってしまうこともあります。おすすめは有線のマイク付きのイヤホンです。面接中に雑音が入りにくく、面接官の声も聞き取りやすくなるため、余裕があれば用意しておくと良いでしょう。もし用意できない場合は、友人や家族などに協力してもらい、音が聞こえにくいことがないか確認しておいてください。
スマホで面接を受ける場合は、スマホスタンドなど安定した場所に置いて受けるようにしましょう。面接中にスマホが倒れてしまったり、カメラの位置が不安定で面接に集中できなかったりすることがないように、どこに置いてどれくらいの角度だと相手が見やすいのかチェックしておいてください。
・ネット環境の確認
面接中、通信環境が悪いせいで学生の声が途切れ途切れに聞こえてしまうことがあります。それだけで印象が悪くなるわけではありませんが、音が途切れたり途中で接続が切れてしまうことがないように、ネット環境は確認しておきましょう。
PCの場合はWi-Fiではなく有線LANケーブルに繋ぐことで、インターネットの接続が安定します。ケーブルで繋げなかったり、スマホで面接を受ける場合は、できるだけ電波の通りが良い場所に移動するようにしてください。
・部屋の背景や明るさの確認
自宅でWeb面接を受ける場合、注意してほしいのが背景です。部屋が散らかっていると、どんなに話の内容が良くてもあまり良い印象を与えないでしょう。自分の話に集中して聞いてもらうためにも、部屋を片付けたり壁が映る位置に移動したり、カメラに映り込む背景には気を遣うようにしてください。
また、部屋の明るさも重要です。部屋が暗いと表情も暗く見えてしまいます。できるだけ顔の写りが良くなるように明るさを調整したり、位置を調整しましょう。白いハンカチをレフ板のように下に敷くと、光の反射によって顔周りが明るくなります。
・PCやスマホの充電
面接前に、PCもスマホもしっかり充電されているか確認しておきましょう。途中で電源が切れてしまうということがないように、充電したまま面接を受けたり、近くにモバイルバッテリーや充電器を置いておいてください。
②どう見られているか?「印象」をより気にしよう
次に重要なのが「印象」の部分です。基本的に話す内容は対面での面接とWeb面接で変わりませんが、Web面接では特に次のことを意識するようにしてください。・より伝わる話し方を心掛ける
Web面接の場合、対面の面接よりも相手の反応や表情が読み取りづらくなります。そのため、いつも以上の笑顔や大きな声を意識し、はっきりと話すことを心掛けましょう。話すときは身振り手振りを入れながら話すと、話が伝わりやすくなります。
また、面接官の話に対しても、普段より大きめのあいづちを打つなどリアクションをしっかり取ってください。そうすることできちんと話を聞いているアピールになりますし、相手も話しやすくなるはずです。
・カメラに目線を合わせる
通常の面接で相手の目を見るのと同じで、Web面接ではカメラを見て話すようにしましょう。PCやスマホの画面を見ていると、面接官側の画面では学生が下を向いているように見えてしまうためです。また、Web面接だからといってカンペを見ながら受け答えするのはやめましょう。目線によってわかりますし、何かを読み上げている雰囲気は画面越しでも伝わってしまいます。カンペを用意して臨むのではなく、伝えたい内容は面接前に整理しておきましょう。
・服装は通常の面接と同様に
スーツの場合も私服の場合も、上半身しか映らないからといって上だけ着替えてしまうと、万が一画面に映り込んでしまったときに印象は良くありません。通常の面接と同様に身だしなみを整えて面接に臨むようにしてください。・メモはキーボードではなく手書きで
面接中にキーボードでメモを取ると音が入り込んでしまい、面接官が話しづらい場合があります。ついついPCでメモを取りたくなってしまいますが、面接官側には自分の想像以上のタイピング音が響いています。不要な音を入れないためにメモ帳やノートを用意し、手書きでメモを取るようにしましょう。また、メモを取る際はいきなり下を向くのではなく、「メモを取らせていただいても良いですか?」と断りを入れると、相手も不安に思わないでしょう。・最後まで笑顔をキープ
面接で最後の挨拶が終わって、すぐに無表情になってしまっていませんか? 面接後は相手の画面が消えるまで笑顔を保つようにしましょう。最後まで良い印象を残せるように、接続が切れるまで気を抜かないようにしてください。Web面接で大切なのは、「事前準備」と「印象」の2つ。Web面接の予定が入ったときは、ぜひ一度友人同士で面接練習をしてみてください。相手にどんな印象を与えているかお互いに確認し、本番の面接に活かすようにしましょう。
キャリアチケットでも現在オンラインでのカウンセリングを受け付けています。就活に不安がある、という方はぜひ一度相談に来ていただければと思います。
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