【就活お悩み相談室#4】内定を承諾するか迷っています

こんにちは。キャリアチケットのキャリアアドバイザーの本澤です。まだまだ暑い日が続きますね。学生の中には、夏休みを満喫している方もいれば、まだ就活を続けているという方もいらっしゃるでしょう。暑い中、選考に出かけるのは大変だとは思いますが、自分の就活に納得がいくまで頑張りましょう。

さて、今回のお悩みは「内定先に決めていいか迷っている」というもの。内定を得たものの、本当に自分がここに行きたいのか、と考え込んでしまう方は多くいます。そんなときどのように悩みに向き合えば良いのかお伝えします。
 

キャリアアドバイザー

本澤 杏祐(ほんざわ・きょうすけ)

大学在学中に京都で飲食店の起業・経営を経験。卒業後にレバレジーズ株式会社へ入社。入社後はキャリアチケットの立ち上げメンバーとしてキャリアカウンセリングを担当。自身の経験や培った知識をフル活用して、学生にとってベストなキャリアスタートを支援。

 

内定に迷っている人にもいろいろなパターンがある

8月も終盤、すでに内定をもらって就活を終えている人は多くいます。ただ、中には内定はもらったものの迷いがあり就活を続けているという人もいると思います。

悩む理由は人によって異なりますが、キャリアチケットに相談に来られる方としては、下記3つのケースが特に多いと感じます。
 
①志望度が低い会社の内定しかない
②仕事内容に対して不安があり決めきれない
③親や周囲の人間に反対されている

今回はこの3つのケースに対して、どのように悩みに向き合えばいいのかをお伝えします。
 

ケース①志望度が低い会社から内定をもらった

なかなか内定が得られない焦りから、手当り次第に選考を受けた結果、必ずしも志望度が高くない企業から内定をもらったという方は多くいます。

その中でも、自分の就職活動の軸と明らかにかけ離れている企業の内定を所持している方に対しては、心理的なリスクを感じられるかもしれませんが、就職活動を再開することを勧めることもあります。

第3回のコラム(【就活お悩み相談室 #3】面接対策、何をすればいいのかわかりません)でもお伝えした通り、就活では軸を決めて行動することが大切です。本来であれば軸に沿って就活を進め、自分に合った企業の内定をもらうのが一番ですが、やみくもにいろんな企業の選考を受けてしまうと内定を得たとしても決めきれずに迷ってしまいます。

まず自分が何のために仕事をし、仕事を通してどんな人になりたいのか、またどんな生活を送りたいのかを想像してみてください。それがあなたの就活の軸になります。そして、内定先の企業でそれが実現できるのか、今一度、情報を収集しましょう。具体的には内定先の人事の方、実際に働いている先輩社員、信頼できるキャリアアドバイザーに相談してみることをお勧めします。
 

ケース②:仕事に対して不安があり決めきれない 

2番目に多いのが仕事内容への不安。私が担当していた文系の学生はエンジニアとして内定をもらったものの、情報処理やプログラミングの経験がなかったため、本当に未経験からエンジニアとしてやっていけるのかという不安を抱いていました。

まず、自分の悩みは入社後に解決できるものなのかを考えてみると良いでしょう。

技術職で未経験可の募集をしている企業は、ある程度は自分で勉強し資格やスキルを身につける必要がありますが、入社後の研修制度が整っているところがほとんどです。

もしスキル不足を不安に感じるのであれば、在学中に少しずつ勉強をして知識をつけるか、内定者インターンができないか企業に問い合わせるなど、今からできる努力を積み重ねてみてはいかがでしょうか。入社まではまだ半年以上あります。入社までの期間を上手く利用し、不安を自信に変えていってください。
 

ケース③:親に反対されている

3つ目は親に反対されているケースです。社会人経験のある親からのアドバイスは参考になる部分もありますが、仕事内容によっては、今の就活事情に必ずしも精通しているわけではなく、入社を反対されたからといって自分が行きたい企業や自分がやりたい仕事を諦める必要はありません。

ただ、個人的な意見ですが、私自身は親の反対をただ振り切って内定承諾してしまうのは良くないとも考えています。まずはなぜ反対しているのかをしっかりと聞き出し、それに対してどう説得するかを考えていきましょう。

親が反対する理由の中では、「忙しそう・大変そう」「ブラック企業が多そう」という業界に対してネガティブなイメージがある場合が多いと感じます。また、中には「勤務地が家から遠い」という心配から反対されることもあるようです。

昨年、私は建設会社の施工管理職として内定を得た学生から、「親に入社を反対されている」という相談を受けました。施工管理職とは、建設工事の現場監督として工事の工程や資材の品質の管理などを行う仕事です。国家資格である施工管理技士を取得することでキャリアアップも可能で、研修制度や資格取得のサポートがあり、施工管理技士として長く働けるような制度が整っている企業がほとんどです。

学生の話を聞いてみると、施工管理職と聞いたご両親は建築大工のような仕事をイメージされたようで、「肉体労働」「長時間労働」「休日返上」といった実際の仕事内容とは異なるとにかく過酷な労働環境で働くイメージを持たれていたようでした。

そのため、その学生にはご両親を説得するときのポイントとして次のように整理して話すようにアドバイスをしました。
 
①業界の現状や企業の取り組み、制度がしっかり整っていることを伝える
②仕事内容について伝える
③将来仕事を通してどんな自分になりたいのかを伝える
④③を踏まえて、なぜその企業に行きたいのかを伝える

③と④に関しては面接で話すような就活の軸や志望動機の内容を伝えられれば良いでしょう。例に挙げた施工管理職に内定した学生はこのアドバイスに沿って次のように説得したようです。
 
①昨今の建設業界は人手不足により社員への待遇は良くなっている。例えば内定先の企業は残業も月20時間ほどで、残業代もきちんと支給され、その他福利厚生も充実しており、社員が長く働くための環境作りを徹底している。

②施工管理職とは建設工事の現場監督として工事が円滑に進むように資材や品質、予定の管理を行う仕事。肉体労働は職人が行い、現場管理と事務作業が中心である。

③自分はどの企業でも通用するようなスキルや資格を身につけたい。施工管理技士としてキャリアアップして、大規模な建設工事に関わってみたい。

④内定先の企業は資格取得のサポートも手厚く、若いうちから色々な現場で経験を積むことができる。

もし親の説得に悩んでいる場合は、なぜ行きたいのか、自分はどんな仕事がやりたいのかを筋道立てて説明してみてください。きっと理解が得られるはずです。
 

就活は自分が納得したうえで終わろう

就活は人生における大きな決断の1つです。自分でしっかりと決断し、その選択に納得をした上で入社するというプロセスを踏むこと自体が、入社後も迷いなく働くことができ、結果として後悔しない就職活動に繋がります。

仮に内定を辞退し他の企業の選考に臨んだとしても、同じように内定をもらえる保証はありませんし、返事を引き伸ばすのも2~3週間が限度です。ただ、もし返事を待ってもらうなら、ぜひその期限内に自分は仕事を通して何を得たいのか、どんな生活を送りたいのかをじっくり考えてみましょう。

もし自分が行きたい企業ではないと判断したら、すぐに気持ちを切り替えて、1日でも早く納得いく形で就活が終わるように行動してみてください。

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