【お仕事図鑑】営業として現場の職人さんたちとコミュニケーションを大切に

私たちが当たり前のように暮らしている家やビルなどにはたくさんの資材が使われています。今回お話を聞いたのはそんな資材や住宅設備機器の総合商社・株式会社角産で活躍する江藤さん。いわゆる「営業」と聞いてイメージするものとは少し違ったスタイルの営業を行っているという江藤さんですが、日々どのような仕事をしているのでしょうか?
 

<Profile>

株式会社角産
営業部 
江藤 孝浩さん(えとう・たかひろ)さん

大学時代に精肉屋でアルバイトをしており、お客様からありがとうと言われるのが嬉しかったことから、人と接する仕事を中心に就職活動を行う。「誰かを喜ばせることができる仕事」として魅力を感じ、大学を卒業後2015年に新卒で株式会社角産に入社。

株式会社角産
設備工事店や工務店、リフォーム会社などを対象に住宅設備機器を販売する総合商社。住まいづくり・ライフラインを支える商材である住宅設備や配管資材などをメーカーから仕入れ、施工・工事をする企業や職人に卸販売する事業を展開している。http://kakusan-zo.co.jp/

 

自分が関わった建物の完成を見ると、やりがいを感じます

――株式会社角産での営業の仕事内容について教えてください。

日々、お客様先である工務店へルート営業(※)を行っています。弊社では住宅設備の資材や配管資材などをメーカーから仕入れ、卸販売を行っているのですが、私はお客様先である施工・工事会社へルート営業を行うのが主な仕事です。建材を弊社に発注していただけるよう、普段から職人さんとの関係づくりを大切にしています。営業というと、まずアポを取るところから始まり、訪問時には応接室に案内されて……なんてイメージがあるかもしれませんが、私たちの営業スタイルは、現場にフラッと立ち寄って立ち話をするのが基本です。

営業は1人あたり50~60社を担当し、そのうち定期的に訪問するのは20社ほど。各社を月に2~3回訪問し、基本的に毎日外回りをしています。発注を受けた際は、見積もりの作成や商品のお届けの手配も行っていますね。

※ルート営業……決まった取引先のみを回る営業のこと。

――1日のタイムスケジュールを教えてください。

朝7時に出社後、環境整備(掃除)を10~15分ほど行い、その後メールチェックをします。7時半からはお客様が来店されるので、発注いただいていた商品の引き取り対応を行います。朝は多くの職人さんが来店するので、かなり忙しくバタバタしていますね。その後、お昼頃までは見積もりの作成や注文処理、午後の営業の訪問準備を行います。午後はほとんど外出していることが多いです。

訪問する前は、季節ごとの商品カタログの切り替えや新商品の情報などを確認し、常にお客様のニーズにあった情報提供ができるようにすることを意識しています。訪問先では「どのような現場を担当することが多いのか」「どんなものが必要になりそうか」などをヒアリングしつつ、職人さんと雑談をしコミュニケーションをとっています。ほかにも、お客様と施主様とともにリフォーム中の現場に伺い、調査や提案を行っていますね。
 

――営業の仕事で心掛けていることはありますか?

私は営業としては1年目なので、ほかの先輩方と比べるとまだまだ商品知識が足りません。そのため、今はお客様とのコミュニケーションを大切にし、かわいがってもらうことを心掛けています。普段から大きな声で明るく話すようにしているのですが、職人さんから「元気でいいね!」と言っていただけると嬉しいんです。

あとは、訪問の際に自分からいきなり仕事の話をしないようにしています。向こうか
ら「そういえばあの現場で◯◯が必要で……」なんて言われるまでは雑談をするようにしています。いきなり仕事の話から始まるとビジネスライクな感じに捉えられてしまうと思うので。職人さんたちは年上の方が多く、寡黙に見える人もいますが、話してみると気さくなんですよ。電話だけでもやり取りは可能ですが、何度か足を運ぶことで職人さんたちもフラットに接してくださるようになります。

――営業の仕事でやりがいを感じるのはどのようなことでしょうか?

やはり、自分が関わった建物が完成したのを見たときです。納めたものがきっちりその場所に収まっているのを見るとやりがいを感じます。職人さんからの信頼が得られたときも嬉しいですね。

また、やりがいとは少し違いますが、会社の同僚の方々とすごく仲が良く仕事にも精が出るんです。一緒に飲みに行ったり、プライベートで旅行に行ったりするのですが、和気あいあいとした職場の雰囲気がすごく好きですね。

――逆に、営業の仕事で大変だなと思うことはどのようなことですか?

毎日ありがたいことに電話や訪問、来店の際にいただくお問い合わせの数が多いので、一つ一つミスがないように丁寧に対応するのは大変かもしれません。お客様には当然工期があるので、当然それに間に合うよう念入りに打ち合わせをします。万が一弊社からの商品の納品が間に合わなければお客様に迷惑がかかってしまいますし、商品の取り違えなどのミスは絶対にできません。

そのためには、電話の注文であれば必ず復唱すること、対面でも必ず声に出して商品名や型番を確認するなど徹底しています。品番が1文字違うだけでも大きな間違いになってしまいますから、必ずノートに書き出して二度チェックをするようにしています。
 

5年後には営業のスペシャリストを目指したい

――江藤さんはどのような経緯で入社されたのでしょうか?

就活中は「衣食住に関わる業界」で「お客様との距離が近い仕事」を中心に探していました。衣食住は人の生活に欠かせないものであり、今後絶対になくならない需要のある業界。そして、サークルやアルバイトの経験から人と密にコミュニケーションをとる仕事が良いなと考えていたんです。

大学ではバドミントンサークルの副会長をしていて、その活動の中で「どうしたらもっと入部してくれる人が集まるか」「どうやったらサークルのメンバーが喜んでくれるか」ということを常に考えていて。アルバイトは接客の仕事だったのですが、お客様から「ありがとう」と言われるのがとても嬉しかったんです。なので、衣食住に関わる業界でお客様と距離が近い仕事を探していました。

いろいろと調べる中で、住宅設備資材を扱う角産に出会い、その企業理念である「あなたの喜びは、私の喜び」に惹かれて入社に至りました。

――入社後はどのような仕事をしていたんですか?

入社後は業務部に配属されました。業務部の仕事は、お客様対応・在庫や入出荷の管理・納期調整など、多岐にわたります。弊社では、商品知識や仕事全体の流れを知るために、最初は必ず業務部に配属になるんです。私の場合は、4年間この業務部でキャリアを積み、入社5年目の今年に営業部に配属となりました。

――今後の目標はありますか?

今はまだ営業の仕事を始めて1年目なので商品知識がまだまだ浅いのが課題だと感じています。もっともっと経験を積み、5年後には営業のスペシャリストになりたいですね。そのためにはまず、お客様からの問い合わせに対し、電話を切らずにすぐ答えることができるくらいの知識をつけたいと考えています。電話でも現場でも、質問に対し即答できれば当然、仕事の効率も上がりますし、お客様からの信頼も得られます。今は鳴った電話をどんどん取って、できるだけ多くのお客様と話すことで経験値を上げようとしています。

――最後に、就活生へのメッセージをお願いします!

就活中はついつい大企業のような名の知れた会社に目が行きがちですが、「なんとなく良さそう」というイメージだけで大きな会社を目指すのはおすすめできません。自分のやりたいこと、あるいはそれに近いことができる会社であれば、仕事をより頑張れると思います。私も憧れていた衣食住に関わる仕事、そしてお客様との距離が近い仕事に就くことができたので、今とても充実した日々を過ごせています。皆さんもぜひ「自分のやりたいことは何なのか」をじっくり考えてみてくださいね!
 

取材・文/松本果歩

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