「内定が取れないので、派遣になっても良いですか?」――派遣社員の働き方とは?

今年はコロナの影響もあり、「就活が上手くいかない……」とお悩みではないでしょうか?この時期、キャリアチケットでも「まだ内定がない」と相談に来る学生は多くいます。今回取り上げるのは、「正社員にこだわって就活するのも疲れてきたので、派遣社員も視野に入れて良いでしょうか?」という就活生からのお悩みです。正社員と派遣社員の働き方の違いや、リスクについてお伝えしたいと思います。
 

【就活生からの相談】
今NNTで持ち駒がなくなりました。正社員にこだわって就活するのも疲れてきたので、派遣でも良いかなと思ってきました。やはり辛くても正社員を目指したほうがいいのでしょうか?
 
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そもそも派遣社員ってどんな働き方?


正社員の場合は会社と個人(社員)が雇用契約を交わし、「お金を払う人」と「労働力を提供する人」の関係となります。

これが派遣社員の場合だと、下記の図のように「派遣社員」「派遣会社」「派遣先」という三角形の関係になります。派遣会社が派遣社員を雇いますが、実際に働くのは派遣先というように、給料の支払先と労働力の提供先が別々なのが派遣契約の特徴です。

派遣社員を取りまとめる派遣会社は派遣先の会社から派遣料をもらい、派遣会社の手数料を除いたものが派遣社員の給与となります。
 

・派遣社員は派遣会社と契約を結び、別の企業へ派遣される働き方
・賃金の支払いや福利厚生は派遣会社のものが適用される
・実際の仕事の指示や勤務先は派遣先の企業


また、派遣契約の中にも「登録型」と「常用型」の2種類があります。「派遣」といってイメージしやすいのは登録型でしょう。

 

登録型の場合、求職者は派遣会社に有期雇用で登録し、その契約期間内のみ派遣先で働きます。この場合は働いている期間のみ給与が支払われます。

登録型で働く場合のリスクとしては、いわゆる「派遣切り」にあってしまった場合や契約期間を満了し派遣の仕事がなくなってしまった場合に、収入が得られなくなる可能性があるということです。
 

常用型の場合、一般的には正社員として派遣会社に就職するため、契約期間の定めはありません。そのため派遣先で働いていない期間中も給与が発生するという点が、登録型とは違う点です。また、「派遣切り」にあってしまったとしても、派遣会社とは正社員として雇用契約しているため、収入を失ってしまうリスクも低く済みます。

常用型は収入が安定しやすく、登録型はワークライフバランスを重視した働き方ができるという特徴があります。
 

派遣社員のメリットとデメリット


派遣社員のメリットとしては次の2点が挙げられます。

【1】働き方の自由度

正社員の場合だと週5日のフルタイム制であることがほとんどですが、派遣社員の場合は週3日、週4日制のこともあり、勤務時間なども正社員の仕事よりも選択肢が豊富です。

そして、契約外の仕事は基本的に発生しないため残業も正社員に比べて少ない傾向があります。また、日数や時間だけでなく、勤務地もある程度希望通りに決められるのが特徴です。

【2】早めに経験を積めるケースがある

例えば経理の仕事がしたい場合、正社員として入社し総合職から経理に配属される可能性は低いですが、派遣の場合は初めから経理の求人募集をしているため、経理の経験は確実に積むことができます。

また、複数の職場で働くことができ、自分が担当する仕事の範囲が決まっている分、担当分野の習熟度は上がりやすい点もメリットとしてあげられます。

例えば、Webエンジニアとして正社員で1つのサービスの運用・保守を経験するよりも、派遣としてさまざまなプロジェクトに関わるほうが、経験数という意味では勝っていると考えられます。

一方でデメリットとしては次の2点が挙げられます。
 

【1】仕事の範囲が契約で決まっている

例えば、派遣の場合、経理のアシスタントとして契約を結んでいる人には、一定時間以上、契約外の業務(たとえば受付やお茶くみなど)をやらせてはならないという決まりがあります。

これはメリットとも言えますが、契約の範囲外でも広く仕事を任せてほしいと考える場合には、裁量は広がらないためデメリットにもなります。

【2】有期契約であり上限が定められている

数カ月単位の雇用契約なので更新のたびに契約が終了になってしまうリスクがあります。ただ、この点についてはスキル次第な部分も大きく、スキルのある人であれば更新されやすく、たとえ契約終了になってももっと良い条件の企業に行きやすいでしょう。
また、契約更新に関しては、常用型の場合にはこのリスクは低くなります。

派遣のリスクを考慮して進路を決めよう


派遣社員になるかは、派遣のメリット・デメリットを理解したうえで決めましょう。とくに、派遣社員は有期契約になるというデメリットはきちんと把握しておく必要があります。

明確なやりたいことがあり身につけたいスキルがあるなら、派遣社員という選択を考えても良いと思いますが、そうでない場合は、まずは正社員として就職することをおすすめします。


 

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