このページのまとめ
- 就活掲示板とは、就活情報の交換やお悩み相談ができるインターネットの就活専門掲示板
- 多くの情報が書き込まれるため、就活の幅を広げられるというメリットがある
- 「嘘の情報が紛れているかもしれない」という、匿名性が高いがゆえのデメリットもある
就活中の情報収集ツールとして、インターネットの就活掲示板を活用する人が増えているようです。就活生の中には、「掲示板を利用したことはないが気になっている」という人もいるのではないでしょうか。このコラムでは、就活掲示板を使うメリットや上手に活用するコツなどを解説。「就活掲示板ってなに?」「嘘の情報が多いのでは?」などの疑問にも答えていますので、参考にしてください。
- 就活掲示板とは
- ネット上で就活の情報交換や交流ができる
- 就活掲示板を利用する4つのメリット
- 1.就活掲示板でしか得られない情報がある
- 2.就活の幅が広がる
- 3.就活の悩みを共有できる
- 4.気兼ねなく質問できる
- 就活掲示板を利用する3つのデメリット
- 1.情報の真偽が確認できない
- 2.ほかの就活生の書き込みに翻弄される
- 3.採用担当者も就活掲示板を見ている可能性がある
- 就活掲示板を上手に活用する4つのポイント
- 1.参考意見として読む
- 2.ネガティブな情報を受け止め過ぎない
- 3.悪質な書き込みはしない
- 4.個人情報を書き込まない
- 就活掲示板以外の情報収集方法
- 会社訪問
- 就活イベント
- 友人・知人に聞いてみる
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就活掲示板とは
まずは、就活掲示板とは何かについて解説します。
ネット上で就活の情報交換や交流ができる
就活掲示板とは、インターネット上で就活に関する情報交換や交流ができる、就活専門の掲示板のことです。
就活掲示板でできること
具体的に、就活掲示板でできることとしては以下が挙げられます。
・ほかの就活生の選考状況の確認
・選考の情報収集
・業界・企業情報の収集
・就活の悩み相談
企業情報や選考情報といった就活対策に役立つ情報はもちろん、就活生が抱える悩みや相談が書き込まれる掲示板もあります。一人で就活を行っている学生にとっては息抜きの場ともいえるでしょう。
一方で、各々の就活の進捗情報が書き込まれることもあるため、自分の就活状況と比べてしまったり、焦りを感じてしまったりする就活生もいるようです。
現在では多くの就活掲示板が存在し、匿名で気軽に書き込めるものや、会員登録をして情報交換をするものなど、さまざまなタイプがあります。
実際に企業で活躍している社会人から情報が得られる掲示板や、詳細な選考情報が得られる会員制の掲示板などもあるようです。
就活の情報収集については「SNSで行う就活の情報収集とは?効率よく行う方法とメリットを知ろう」や「情報格差を埋めるために◯◯を活用していた|元地方就活生に聞く就活体験談【第2回】」も参考にしてください。
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就活掲示板を利用する4つのメリット
就活掲示板は、誰でも簡単に有益な就活情報を得られることから、多くの就活生が利用しているようです。以下、就活掲示板を利用するメリットについて詳しく説明します。
1.就活掲示板でしか得られない情報がある
多くの人が書き込みをする就活掲示板には、それだけ多くの情報があふれています。最近の就活の傾向や気になる企業の情報、採用試験を受けた感想など、日々リアルな情報が交換されているのです。そのため、企業サイトやパンフレットには掲載されていないような、一人で調べているだけでは得られない情報に出会える可能性があります。
2.就活の幅が広がる
就活掲示板では、これまでに知る機会のなかった企業情報も自然と目に入るため、得られる情報の幅が広がります。自分一人で企業情報を調べていると、どうしても興味のある業界や企業に偏りがち。しかし、就活掲示板で応募先企業の取引先や提携先などの企業情報を知ることで、志望先の選択肢を増やせる可能性があります。
3.就活の悩みを共有できる
就活生同士で、就活の不安や悩みが共有できる点もメリットの一つ。ストレスの多い就活で、同じように頑張っている人の存在が感じられるのは心強いものです。掲示板上で励まし合うことで勇気づけられる人もいれば、交流そのものが就活の息抜きになるという人もいるでしょう。
4.気兼ねなく質問できる
家族や友達には質問しづらいことでも、就活掲示板でなら気軽に聞けるというメリットもあります。匿名で投稿できる就活掲示板ならではの特徴だといえるでしょう。
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就活掲示板を利用する3つのデメリット
多くのメリットがある一方で、就活掲示板の利用にはデメリットもあります。安心して利用するために、どのようなリスクがあるのかを事前に把握しておきましょう。
1.情報の真偽が確認できない
多くの人の書き込みによって情報の幅が広がるのは就活掲示板の大きな魅力ですが、同時に、匿名で利用する場所だからこそ情報が正しいとは限らないというデメリットが生まれます。
特に、選考に関する情報として「こういう質問をされた」「このように面接が進んだ」などの具体的な内容が書き込まれていても、それをそのまま鵜呑みにするのは危険。情報にその人の主観が入っていたり、そもそも情報に信憑性がなかったりする可能性もあるからです。
2.ほかの就活生の書き込みに翻弄される
前項で触れたように、就活掲示板には嘘か本当か分からない情報もあります。就活で不安な思いをしている中で、自分が受けた企業について「すでに内定をもらった」「採用通知がきた」などの情報を目にすると、それが本当の情報か分からなくても落ち込んでしまうことがあるでしょう。
3.採用担当者も就活掲示板を見ている可能性がある
就活掲示板は、就活生だけでなく企業の採用担当者が見ている可能性もあります。「〇〇の企業の面接に行った」「こういう質問をされた」「今日連絡があった」という書き込みをすることで、どの応募者が書き込んでいるのか分かってしまう可能性も否定できません。
「すぐネットに情報を載せる人」「情報に関する意識が薄い」と判断されると、選考に影響が出ることも考えられますので、注意が必要です。
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就活掲示板を上手に活用する4つのポイント
就活掲示板は、いくつかのポイントを押さえて利用することで、より充実した使い方ができるようになります。これまでに述べたメリットとデメリットを踏まえて、上手に就活掲示板を活用しましょう。
1.参考意見として読む
就活掲示板に書き込まれている情報の中には、真偽が定かでない内容も多数存在します。正しい情報か確かめられないことが多いので、掲示板の情報をすべて鵜呑みにするのは危険。書き込みの内容は、あくまでも参考程度に留めておきましょう。
2.ネガティブな情報を受け止め過ぎない
他者の悪質な書き込みを読んで落ち込んだり、影響を受け過ぎたりしないことも大切です。就活ペースを乱されることがないよう、自分の考えをしっかり持っておきましょう。「企業研究を行う」「自己分析で強みを明確にする」「面接の回答を考える」などの就活対策を自分なりにしておくのも有効です。
3.悪質な書き込みはしない
当然のことですが、就活掲示板に企業やほかの就活生への悪質な書き込みをすることは、モラルに反する行為です。匿名だとしても、どんな影響があるか分からないのがインターネットの世界。就活掲示板に限らず、自分がされて嫌な思いをする行為はやめましょう。
4.個人情報を書き込まない
就活掲示板に書き込みをする際には、個人情報や個人を特定される可能性がある情報は載せないようにしましょう。匿名の掲示板ということもあり安心してしまいがちですが、わずかな情報からでも個人を特定されてしまうことがあります。
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就活掲示板以外の情報収集方法
最後に、就活掲示板以外で情報を得る方法についてご紹介します。インターネットの普及により、不特定多数から多くの情報を得られるようになりましたが、実際に企業で働く人たちと対話をして本物の情報を得ることも大切です。
会社訪問
会社訪問は、気になっている企業の社員から直接話が聞ける絶好のチャンスです。企業にアポを取って人事担当者と会う会社訪問のほか、個別の企業説明会やOB・OG訪問などもあります。
就活イベント
説明会やセミナーなど、気になる就活イベントには積極的に参加してみましょう。現役の社員から、業界・企業の情報や職場の雰囲気を聞いたり、不明点を質問したりできます。
友人・知人に聞いてみる
就活中の友人や内定者など、周囲の人に話を聞くのも手です。選考情報や面接の雰囲気など、リアルな情報や感想が得られるでしょう。
就活の情報収集方法については「就活におけるOB・OG訪問の役割とは?しておくべき質問やマナーも解説」や「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」も参考にしてください。
本記事の執筆者
梶川沙綺(かじかわさき)
新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。