ハローワークの使い方は?求人端末や新卒応援を活用する方法を紹介

このページのまとめ

  • ハローワークの使い方は、まずはハローワークカードをもらうことから始まる
  • ハローワークは新卒での就活でも活用でき、求人検索やESの添削依頼などができる
  • ハローワークの情報を自分で確認したり、就活エージェントを併用したりするとよい

ハローワークの使い方は?求人端末や新卒応援を活用する方法を紹介のイメージ

ハローワークの上手な使い方を知ると、選考をスムーズに進められるでしょう。パソコン端末で求人情報を調べたり、無料で応募書類の添削や面接対策をしてもらったりなど、さまざまな活用方法があります。また、就活エージェントとの併用も効果的です。

この記事では、内定獲得までのハローワークの使い方や求人端末の使い方、効果的な活用方法を紹介します。新卒の就活で自分に合う企業を探している大学生は参考にしてください。

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目 次

ハローワークとは?使えるサービスやその種類

ハローワークとは、厚生労働省が運営している「仕事を探せる公的機関」のことです。「職安」と呼ばれる場合もあり、仕事についての相談や、面接・書類選考などのサービスも利用可能です。

ハローワークは、全国各地に500箇所以上設置されています。学生も無料で利用可能なため、求人を探したり、就活相談を受けたい場合には、活用してください。

ハローワークの利用方法については、「履歴書はハローワークの利用時に必要?7つの新卒応援サービスについて解説」もあわせて読んでみてください。

参照元
厚生労働省
ハローワーク

ハローワークで使えるサービス

ハローワークでは、以下のような就職に関するサービスを受けられます。

・求人情報の紹介
・就職相談
・面接対策
・エントリーシートや履歴書作成のアドバイス
・就活セミナー
・スキルアップ(ハロートレーニング)講座
・雇用保険の手続き

選考や面接の対策の他にも、セミナーや講座なども受講でき、就職活動の大きな助けとなるでしょう。ハロートレーニングでは、Webデザインやプログラミングなどの講座を受講でき、未経験の仕事にチャレンジする準備ができるでしょう。

ハローワークから求人情報をもらえるため、自分に合う企業探しの方法の1つとしても活用できます。

参照元
ハローワーク
ハローワークのサービスについて~仕事をお探しの方へ~

ハローワークの種類

ハローワークには、いくつかの種類があるため、1つずつ紹介します。適切に利用するため、それぞれの特徴を理解しましょう。

新卒応援ハローワーク

学生の就活をサポートするためのハローワークです。個別面談や求人情報の紹介、模擬面接など、さまざまな方法で就活を支援してもらえます。新卒採用を受ける方は、基本的にこちらを利用しましょう。

わかものハローワーク

35歳未満の方のためのハローワークです。新卒採用時の就活が上手くいかず卒業後にフリーターとして働き始めた場合は、転職時に正規雇用を目指して活用できます。

マザーズハローワーク

子育て中の方のためのハローワークです。男女問わず子どもを持つ方なら誰でも利用でき、キッズコーナーを設置するなど子連れでの訪問がしやすい環境です。

ふるさとハローワーク

通常のハローワークがない地域に設置されたハローワークです。ハローワークのミニ版のようなイメージですが、求人紹介など通常のハローワークと同じようなサービスを利用できます。

参照元
厚生労働省
公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績

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ハローワークの使い方

ここでは、ハローワークを使う方法を紹介します。ハローワークを初めて利用するときは、求職者登録が必要です。

1.受付で求職の申し込みをする

ハローワークを初めて利用する場合は、受付で求職の申し込みをしましょう。初めて利用すると伝えれば、利用方法についても教えてもらえます。また、ハローワークを利用する際は、「求職者登録」が必要です。ハローワークに設置されたパソコンもしくは自宅からWebで登録しましょう。

ただし、Webでの登録は仮登録扱いになります。仮登録から1週間以内にハローワークを訪れ、忘れずに受付で本登録を行ってください。

求職申し込み書は、ESなどと違い作成に時間はかかりません。氏名や住所などの基本情報に加え、希望する仕事の内容や勤務時間、勤務地といった項目があります。

2.登録後にハローワークカードをもらう

登録が終わったら、ハローワークカードを受け取ります。ハローワークカードとは、求職者の情報が登録されているカードのこと。職業相談や求人紹介で必要になるため、なくさないようにしてください。

3.パソコンで求人を探す

求人検索を行いたい場合、窓口に伝えましょう。使用できるパソコンを教えてもらい、求人情報を検索してください。求人票の印刷もできますが、1回の利用につき、最大5枚までと定められています。

なお、求人情報は「ハローワークインターネットサービス」を利用すれば自宅のパソコンでも調べられます。

もし、どのように企業を探したらいいかわからない場合は、就活の軸を見つけて、条件を絞りましょう。

就活の軸を探す方法は「就職活動の軸はどう作る?決め方のコツや面接での回答例をご紹介」でも紹介しているので参考にしてください。

参照元
厚生労働省
ハローワークインターネットサービス

4.窓口で仕事探しに関する相談をする

ハローワークでは、印刷した求人票をもとに、就職相談も可能です。求人票には最低限の情報しか書いていないこともあるため、気になる場合は詳しい情報を聞いてみましょう。窓口では、仕事内容や必要なスキル、採用状況などを確認できます。選んだ求人票に似た仕事も案内してもらえるため、積極的に活用するのがおすすめです。

尚、ハローワークに予約は不要です。授業の合間やバイトが終わった後など、自分の都合のよいタイミングで訪れることができます。また、スーツを着ていく必要はありません。ただし、寝癖は直して服のシワは伸ばすなど、最低限の身だしなみは整えてください。

5.ハローワークで掲載されている求人に応募する

ハローワークでは、求人への応募もできます。ハローワークの職員が志望先に連絡し、紹介状を発行してもらえます。紹介状には、「企業の住所」「面接日時」「求職者の希望条件」などが記載されているため、紹介状をもらったら履歴書を用意し、選考に臨みましょう。

6.面接対策をして選考を進める

ハローワークで開催している面接対策のセミナーを受講し、選考を進めていきます。面接対策をする際は、セミナーを受講するだけでなく、自分で動画を撮影したり、第三者からの意見を聞いたりしてブラッシュアップすることが大切です。

ハローワークのセミナーは定期的に開催されているため、自宅のパソコンやスマホから探して積極的に参加するといいでしょう。

7.内定獲得

ハローワークでもらった求人情報から選考を進め、内定獲得を目指しましょう。入社する企業を選ぶ際は、改めて企業情報や業務内容を確認することも大切です。

内定を獲得したからといって即座に入社を決めることは避け、自分に合う企業に就職できるようにしっかりと調査しておく必要があります。

自分に合う職業を見つける方法については、「就活中に絶対知るべき職種の種類!自分に合った職業を見つける方法も解説」でも紹介しているので参考にしてください。

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ハローワークの求人端末(パソコン)の使い方

求人端末とは、求人情報を検索できるパソコンのことです。使い方が分からない人に向け、ハローワークに設置されている求人端末の使い方を紹介します。

1.受付でカードをもらって指定のパソコンを使う

まずは、ハローワークの受付でカードをもらい、指定のパソコンへ移動します。施設によっては、指定がないケースもあります。初めてハローワークに行く際は、受付で聞いてみるといいでしょう。

2.端末で勤務時間や年齢などを入力する

次に、求人端末で「勤務時間」「年齢」などを選択します。ここでは、正社員として勤務するか、アルバイトとしてパートタイムで働くかの選択もできます。正社員雇用を目指す場合は、1日8時間のフルタイムを選択し、次に進みましょう。

3.端末で就業地を選択する

次に、求職する際の就業地を選択します。全国の求人情報が登録されているケースも多く、希望する勤務地を選べます。通勤しやすい場所が同じ市区町村とは限らないため広い範囲で検索する方法をおすすめします。

4.端末で職種や分野を選択する

最後に、職種や分野を選択しましょう。例えば、事務職や営業職、サービス業など。自分に合う職種ややりたい職業を選べます。

これで、求人端末の操作は以上です。印刷できる求人情報の数は、5〜10枚といった制限が設けられている場合もあるため、受付時に聞いてみてください。

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大学生は新卒応援ハローワークを利用できる

大学生の場合、新卒応援ハローワークを利用できます。新卒応援ハローワークとは、「大学・大学院・短大・高専・専修学校などの学生や、これらの学校を卒業した人のためのハローワーク」です。新卒応援ハローワークは、各道府県に1箇所以上、全国に56か所設置されています。

新卒応援ハローワークでは個人に担当者が付き、就活のサポートを行ってくれます。エントリーシートや履歴書の添削はもちろん、定期的に模擬面接を開催する施設も多いです。必要に応じて臨床心理士がメンタル面のサポートもしてくれるため、活用してください。

履歴書やエントリーシートについては、「エントリーシートと履歴書の違いは?それぞれの書き方や項目について解説」でも紹介しているので参考にしてください。

参照元
厚生労働省
新卒応援ハローワークの所在地・連絡先

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新卒応援ハローワークの使い方のコツ

新卒応援ハローワークでは、就活相談やエントリーシートの添削などのサービスを利用できます。ここでは、具体的な使い方を解説するので、参考にしてください。

進路の決め方や就活の進め方などを相談する

新卒応援ハローワークでは、進路の決め方や就活の進め方を相談できます。無料で相談できるため、活用しましょう。初回は予約なしで利用できるので、気軽に活用できるのもポイントです。

エントリーシートや履歴書の添削を依頼する

エントリーシートや履歴書の添削も依頼できます。思うように就活が進まない場合は、第三者からのアドバイスも重要です。エントリーシートや履歴書の内容が伝わるようにかけているか、確認してもらいましょう。

まだエントリーシートを作成していない場合は、「これだけ読めば、エントリーシートの書き方がすべて分かる!」も参考に作ってくみてください。

面接指導を受ける

面接指導や模擬面接も新卒応援ハローワークで受けられます。ほとんどの企業で面接はあるため、事前に練習しておきましょう。面接で好印象を残す方法はもちろん、マナーも合わせて指導してもらえます。

全国各地の求人情報を検索する

全国各地の求人情報検索も可能です。Uターン就職やIターン就職を行う場合は、希望勤務地の担当者から、地元企業の情報も届けてもらえます。就活サイトだけではなく、ハローワークの求人も確認してみましょう。

就活セミナーに参加する

ハローワーク主催の就活セミナーにも参加できます。参加費は無料なので、確認してみましょう。就職セミナーでも、就職活動の進め方や面接対策を受けられます。自分の知りたい情報のセミナーに参加してみてください。

参照元
厚生労働省
新卒応援ハローワーク

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ハローワークの効果的な使い方のポイント

ハローワークを効果的に利用するためには、事前に仕事探しの条件を決めておくことが大切です。ここでは、ハローワークを効果的に利用する、使い方のコツを3つ紹介します。

在職中でも求人に応募できる

ハローワークは、会社に勤めている方でも、求人に応募できます。在職中であっても、勤めている企業に知られることなく、転職活動が可能です。

ただし、求人情報によっては、「退職済みの人」「退職日程が決まっている人」のみ募集しているものもあります。エントリーする前に、募集要項や応募条件を確認しておきましょう。

志望する職種や条件を決めておく

仕事探しをする前に、志望する条件や職種を決めておきましょう。ハローワークは大量の求人があるため、条件を絞った方が探しやすくなります。条件は、「勤務地」「職種」「業界」などで絞るのがおすすめです。もし、どの業界にするかまだ決めていない場合には、業界研究を行いましょう。

業界研究を進める方法、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」で解説しているので参考にしてください。

迷ったら窓口に相談する

仕事探しや就活の進め方に迷ったら、窓口に相談してみましょう。窓口では、求人の探し方はもちろん、就活を進める方法ついての悩みも相談にのってもらえます。アドバイスによって悩みが解決する場合も多いため、1人で悩まずに相談してください。

ハローワークの求人条件が正しいか確認する

求人の条件と実際の条件が異なるケースもあるため、内定を受けたらハローワークの求人条件が正しいか、必ず確認するようにしましょう。契約内容については、雇用契約書などの書面で確認できます。ハローワークで見た求人情報と雇用契約書の条件が違う場合は、すぐにハローワークまで相談してください。

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ハローワークだけではなく就活エージェントへの相談も効果的

ハローワークだけではなく、就活エージェントも利用してみましょう。就職活動の相談ができるのは、ハローワークだけではありません。就活エージェントでも、面接対策や自己PR作成など、就活についてのあらゆる悩みを相談できます。

就活エージェントを利用するメリットや、流れについて紹介するため、参考にしてください。

就活エージェントを利用するメリット

就活エージェントのメリットは、企業についての詳しい情報がわかる点です。就活エージェントは、企業に詳しく話を聞いているため、企業の雰囲気や細かい業務内容もわかります。企業について詳しく知ったうえで、選考を受けられるため、より効果的なアプローチにつながるでしょう。

また、就活エージェント経由で応募した企業の場合、不採用だった場合でも「なぜ採用にならなかったか」を教えてもらえるケースもあります。面接のフィードバックを受けられることもあるので、振り返りや次の面接対策に活用できるでしょう。

ハローワークや就職サイト経由の応募ではフィードバックは受けられないので、エージェントならではの特徴といえます。

さらに、連絡の取りやすさも就活エージェントのメリットです。質問があれば、エージェントの担当者にメールやチャット、電話などで気軽に質問できます。効率的に就活を進められるため、就活エージェントも活用してみてください。

就活エージェントを利用する流れ

就活エージェントを利用するときも、ハローワークと同じく登録が必要です。登録後に担当者と面談を行い、求人を紹介してもらってから選考対策を行い、内定という流れが一般的でしょう。

就活エージェントに登録

就活エージェントを利用するためには、登録が必要です。Webで登録できるため、スマートフォンなどで行いましょう。登録が終われば、就活エージェントから連絡が来ます。その際、面談の日時を調整するため、準備しておいてください。

エージェントとの面談

面談では、就活の状況や希望条件について話し合います。希望条件や価値観にあった企業を紹介してもらえるため、自分の考えはしっかりと伝えてください。

自分の考えを伝えるためには、自己分析を行うのが大切です。面談を有意義にするためにも、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」を参考に自己分析を行ってください。

企業の紹介

面談の内容に応じて、自分に合う企業を紹介してもらえます。紹介してもらえる企業のなかには、就活サイトにはのっていない企業もあるため、おすすめです。また、就活エージェントを利用した人しか受けられない、選考に参加できる場合もあるため活用してください。

面接や書類などの選考対策

企業に応募したら、選考対策も実施します。内定を獲得するため、アドバイスを受けておきましょう。エントリーシートや履歴書、面接対策などのアドバイスが受けられます。

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就職活動以外のハローワークの使い方

ハローワークは基本的に求人を検索して求職するための施設ですが、それ以外にもいくつかの機能を持っています。就職前後に困ったことがあれば、ぜひ活用してください。

退職時や転職時の失業保険の受給手続き

雇用保険に入っている方が一定期間働いた後に会社を退職すると、失業保険がもらえます。受け取るための手続き方法は、ハローワークの窓口で対応しています。

会社を辞めたり転職したりする際は、離職票、マイナンバーカード、印鑑、写真2枚、本人名義の通帳かキャッシュカードを持っていきましょう。

職業訓練でスキルを身に付ける

職業訓練とは、求職中の方が資格やスキルを身につけるためのプログラムです。転職時に新しい仕事を探す際にも活用できます。

テキスト代だけを支払えば受講料は無料で、一定の要件を満たすと給付金や手当をもらうこともできます。学べる内容もWebデザインやプログラミングといったIT技術から、国際ビジネスや簿記会計などの事務など様々です。

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ハローワークを効果的に使って自分に合う企業に就職したいあなたへ

ハローワークでは、面接対策やセミナー、求人情報を活用し、就職活動を進められるでしょう。ハローワークは新卒の就活でも利用できるため、就活エージェントと併用する活用方法がおすすめです。

一方で、「より手厚いサポートを受けたい」「自分に合う企業の探し方が分からない」といった悩みを持つ方も多いでしょう。そのような方には、就活エージェントのキャリアチケットがおすすめです。

キャリアチケットでは、自分に合う企業を見つけるための自己分析をはじめ、模擬面接や面接対策セミナーで就活をサポートします。エントリーシートや履歴書の添削も行い、選考をスムーズに進める方法についてのアドバイスも行います。

就活のことでお悩みの方は、下のボタンから無料で登録できるため、お気軽にご相談ください。

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