女性用就活スーツの選び方は?着こなしのマナーや選ぶポイントを紹介

このページのまとめ

  • 就活スーツは、無地でカラーは黒もしくは黒に近い色味を選ぶ
  • 就活スーツはデザインでなく機能面を重視すると良い
  • 女性の場合、スカートでもパンツスーツでも評価が変わることはない

女性用就活スーツの選び方は?着こなしのマナーや選ぶポイントを紹介のイメージ

就活スーツは、就職活動を始めるにあたって必須となるアイテム。就活生の中には、スーツを購入するのが初めてという方もいるのではないでしょうか。就活スーツには定番の色や形、着方のポイントがあります。スーツをきちんと着こなすだけでも第一印象が良い方に変わってくるでしょう。自信を持って就職活動をするために、参考にしてみてください。

目 次
 

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女性用就活スーツの選び方のポイント

就職活動を始める際には、新しく就活スーツを購入するのがおすすめです。
レンタルなどもありますが、就活期間は半年~1年程度が目安とされていますので、その期間中ずっと着ることを考えたら購入したほうが良いでしょう。
就活スーツを選ぶときに、気をつけるべき点についてまとめました。

1.黒色、無地

就活スーツの定番カラーは黒です。特に指定はなくとも、黒を選ぶのが無難といえます。
黒以外を選ぶ場合は、紺、グレーなどでも可能ですが、その場合は黒に近い色味の濃紺やチャコールグレーなどを選ぶと良いでしょう。
就活スーツの柄は、ストライプなど柄のない無地のものを選びましょう。
またインナーブラウスについては、白が定番となっています。こちらも無地のものを選びましょう。

2.自分に合ったサイズかどうか

就活スーツ選びではサイズ感が重要になります。自分の体に合ったサイズのものを選びましょう。スーツはインターネットで手軽に買うこともできますが、Web購入では試着はできません。品物が届いて実際着てみたら体に合わなかったなどのトラブルもあるので注意が必要です。

3.デザインよりも機能面を重視

就活スーツはシンプルなデザインのものを選ぶのが無難です。デザイン性よりも機能性にこだわると良いでしょう。あると便利な機能をまとめてみました。

ストレッチ機能

就活中は移動などでアクティブに1日中動き回ることもあります。そのため、就活スーツにはストレッチ機能があるとより快適に就活ができるでしょう。

自宅で洗濯可能

就活スーツは着回し用に2着準備しておくと安心ですが、2着そろえるのが難しいという方には、ウォッシャブルタイプのものがおすすめです。自宅で洗濯可能なので、暑くて汗をかいてしまったり、急に汚れてしまったりしても対応できます。

防シワ加工や消臭・抗菌機能

新卒ならではのフレッシュさをアピールすべき就職活動においては、清潔感を出すことが大切です。シワがつきにくい加工のスーツだと、ノーアイロンで毎回の手入れを時短できます。また消臭・抗菌機能がついていると梅雨時期など蒸れやすい時期にも安心です。

オールシーズンOK

半年~1年程の就活期間を乗り切るのに、季節問わずに着用できる就活スーツを選ぶと便利です。
一般的にスーツには春夏素材のもの、秋冬素材のものなどありますが、就活でしか着用しないスーツを季節ごとにそろえるとなると、金銭的に大変です。就活スーツを選ぶ際は、オールシーズン対応かどうかにも着目してみましょう。

 

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女性用就活スーツの着方のポイント

就活スーツは、着用の際に気をつけるべき点があります。就活は、社会人としてマナーをきちんと守れるかを見られる場でもあるので、正しい着方をマスターして印象アップを図りましょう。

肩・胸周り・ウエスト

肩幅は自分の肩幅にピッタリ合わせます。購入する際に肩を回してみるなどして馴染むものを選ぶときれいに着こなせます。胸周りは少し余裕作ると着やすいでしょう。ウエストの部分は体に沿って適度にシェイプされているものを選ぶとシルエットがきれいです。

就活スーツのジャケットの袖丈は、親指の付け根までの長さが理想的です。また、インナーブラウスはジャケットの袖から見えないようにしましょう。購入する際、一緒に試着して確かめておくのが良いでしょう。

ジャケットの下に着るインナーブラウスの襟は、ジャケットより襟が小さいものを選びましょう。
ブラウスは、きちんと第1ボタンを留めるのがマナーです。このとき、首とシャツの間に指1本分の隙間ができるサイズだと窮屈さがなく快適です。選ぶ際は、試着をして首周りのサイズにも気をつけましょう。スキッパーカラー(第一ボタンのないブラウス)の場合は、ジャケットの襟から外に出すように着ます。

ボタン

女性用就活スーツのジャケットのボタンは2つが一般的です。男性用ジャケットはアンダーボタンを外す場合もありますが、女性用のジャケットのボタンは2つとも留めるようにしましょう。

ジャケットの丈

女性用就活スーツのジャケットの丈は、ヒップの一番高いところにくるものが理想です。短過ぎても長過ぎても就活にはそぐわない雰囲気になってしまうので、注意しましょう。

ボトムの丈

就活スーツのボトムがスカートの場合、やや膝にかかるくらいから膝の半分が隠れるくらいの丈だとちょうど良いでしょう。また、座ったときに膝上5cmくらいだとちょうど良いので、選ぶ際は試着して、椅子に座った状態も確認してみてください。
パンツの場合はパンプスのヒールに少しかかる程度だとちょうど良い長さといえます。サイズが合わないときは、丈直しに出しましょう。

ストッキング

ストッキングは無地のベージュを選びましょう。白に近く浮いてしまうベージュや、黒、柄物、網タイツもNGです。また、パンツスーツであっても、ストッキングを着用しましょう。ショートストッキングでも問題ありません。

ベルト

パンツスーツを着る場合、パンツにベルトループがついているかどうかを確認してください。
ベルトループが付いていなければベルトは不要ですが、付いていれば女性用スーツでもベルトの着用が必要です。ベルトはシンプルな革製で、スーツに合う色味のものを選びましょう。
なお、スカートスーツの場合はベルトを着用する必要はありません。

 

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女性用就活スーツの扱い方・保管方法

黒やダークな色味が多い就活スーツはホコリや汚れが目立ちます。着用前はホコリをとり、着用後は風通しの良い場所にハンガーで吊るすなどして、シワにならないように心がけましょう。しばらく着ない場合はクリーニングに出したり、ウォッシャブルタイプは自宅で洗濯をしたりするなど、次の就活の際に気持ち良く使えるように手入れをして保管しておきます。

 

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就活スーツ以外の女性必須のアイテム

就活では、靴や小物もスーツに合うものを選ぶ必要があります。基本的に必要なものと、どんなことに気をつけて選ぶかについてをチェックしてみましょう。

女性用就活スーツに合わせる靴は黒のパンプス一択です。
ヒールの高さは3~5cmを目安にし、ヒールがない靴やヒールが高過ぎる靴は避けましょう。
素材は革か合成皮革を選ぶと良いでしょう。エナメル素材のものや、リボン・ビジューなど装飾のついたデザインはNGです。シンプルなデザインを意識しましょう。
つま先の形は、ラウンドトゥ(つま先部分が丸いデザイン)か、スクエアトゥ(つま先部分が四角いデザイン)がおすすめです。試着の際、自分の足の形に合うタイプはどちらか確認してください。ポインテッドトゥなど先の尖ったタイプはファッション性が高く、就活には不向きなので避けましょう。

バッグ

就活用バッグの色は黒がベストです。デザインはなるべくシンプルなものを選びましょう。素材はカジュアルな雰囲気にならないよう、革や合成皮革のものがおすすめです。
ほかにバッグを選ぶ際に大切なポイントとして、サイズが挙げられます。企業セミナーや面接時に配られる書類や資料はA4や、A4以上のサイズが多いため、そうした配布物を、余裕を持って入れられる大きさのものにすると良いでしょう。
また、就活中はバッグを床に置く場面が多くあります。自立型のものにしておくと置いたときに倒れずスマートな印象です。

コート

トレンチコートやチェスターコートが就活用スーツに相性が良く、就活では定番です。カラーはベージュや黒が定番ですが、そのほかグレー、紺など落ち着いたカラーであれば着用して問題ありません。丈は膝より少し上か、膝丈のものだとバランスが良いでしょう。イナー付きのものを選べば、春、秋、冬のスリーシーズンで着用できるので便利です。
また、建物の中では脱いで持ち歩く機会が多いため、軽いものが良いでしょう。
ボタンは開けていても留めていても問題ありませんが、ボタンを留めるときはベルトまでしっかり留めると、きちんとした印象になります。

 

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女性用就活スーツにまつわる疑問点

ここまで、女性用就活スーツの選び方や着方について、基本的なマナーや押さえるべきポイントをみてきました。最後に、就活スーツにまつわる疑問について解説します。

就活スーツはスカートとパンツ、どちらが好印象?

女性用就活スーツにはスカートとパンツの2パターンがあります。スカートでもパンツでも、印象の良し悪しに影響はありません。しかし、スカートスーツとパンツスーツでは、受ける印象が変わります。スカートスーツは女性らしい・柔和で優しい、パンツスーツはアクティブ・クールといった印象を与えるので、着る場面(説明会、面接など)や、就活先の業界、職種によって使い分けると良いでしょう。
また、ジャケット、スカート、パンツの3点がセットになっている就活スーツもあります。どちらも使いたい場面があるという方は、セットのものを選ぶと良いでしょう。

入学式で着たスーツは就活に使える?

入学式で着たスーツを就活スーツとして使い回しても大丈夫?と疑問を持っている人も多いでしょう。これまでに紹介してきたように、黒(もしくは黒に近いダークな色味)、襟付き2つボタンのジャケット、スカートなら膝にかかる丈、といったような条件をクリアし、就活向きのデザインであれば使い回しは可能です。その場合、体型が変わってサイズが合わなくなったなどの問題がないか、あらかじめ確認しておきましょう。
使い回したいスーツのジャケットがノーカラーのものや1つボタンのものの場合、就活スーツとして使うことは基本的におすすめできません。しかし服装自由の面接などもありますので、その際は着用しても問題ないでしょう。

就活スーツについては「夏採用で就活を成功させる5つのコツ!スーツや服装の正しい着こなしも解説」も参考にしてください。

本記事の執筆者

梶川沙綺(かじかわさき)

新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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