C-GABとは?WebGAB・CAB・SPIとの違いや対策方法を解説

このページのまとめ

  • C-GABはテストセンター形式で行われる適性検査の一つ
  • C-GABは総合商社や金融業界などの採用試験で用いられることが多い
  • 繰り返し問題を解き時間配分に慣れることが、C-GAB攻略のコツ

C-GABとは?WebGAB・CAB・SPIとの違いや対策方法を解説のイメージ

C-GABは総合商社や金融業界で多く採用されている適性検査です。「どう対策すれば良いかわからない」「SPIとの違いは何?」と悩む就活生も多いでしょう。

この記事では、C-GABと比較されやすいSPIやGAB、CABなどとの違いを紹介。よくある落ちる原因や、C-GABの分野別での対策方法も解説しますので、総合商社や金融業界などを志望する就活生は、一読して試験に備えましょう。

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目 次

C-GABとは

C-GAB(シーギャブ)は、日本エス・エイチ・エル社が提供する適性検査のことで、新卒の総合職の採用を目的に開発されました。

パーソナリティと知的能力(言語理解、計数理解、英語理解)についての細かな測定結果とともに、入社時に見ておくべき9つの特性(バイタリティやチームワークなど)や7つの職務適性(営業、研究開発など)、将来のマネジメント適性について予測するものです。全国の都道府県におよそ300ヶ所ある受検会場に出向き、PCを用いたテストセンター形式で受検します。

C-GABを採用している企業

C-GABは、日本では「SPI」と比べると採用している企業は多くありませんが、世界共通の規格で選考する企業などでは支持されています。具体的には、世界を舞台に活躍する総合商社や金融業界などです。グローバル版にも対応しているのが、これらの企業に選ばれる理由です。

総合商社や金融業界を目指している人は、C-GABの準備もしっかり行いましょう

C-GABとWebGAB・GABの違い

同じ日本エス・エイチ・エル社が提供している適性検査には、C-GAB以外に「WebGAB」と「GAB」があります。C-GABとの違いは、簡単に言うと受検形式です。以下に、受検形式・検査内容・所要時間をまとめたので参考にしてください。

C-GAB

C-GABは、会場で受検するテストセンター形式です。全国におよそ300ヶ所ある受検会場に出向き、PCで受検します。試験時間は、例題を含めて45分です。

・言語理解…15分(32問)
・計数理解…15分(29問)
・英語…10分(24問)

パーソナリティは、あらかじめWeb上で回答します。

WebGAB

WebGABは、自宅で受検するWebテスト版の適性検査です。所要時間の合計は、例題を含めて80分。内訳は、以下のとおりです。

・言語理解…25分(52問)
・計数理解…35分(40問)
・パーソナリティ…約20分(68問)※一般的な回答時間

パーソナリティは、全部の問いに答えるのが基本となります。セッションタイムアウト以外では、時間制限はありません。

GAB

GABは、企業が準備した試験場に出向き受検するマークシート形式の試験です。所要時間は合計90分。内訳は、以下のとおりです。

・言語理解…25分
・計数理解…35分
・パーソナリティ…約30分

GABに関しては、問題の数は伏せられています。

GABテストについてより詳しく知りたい方は、「GABテストとは?特徴や出題内容を解説!対策と注意点も把握しよう」も参考にしてください。

C-GABとCAB・SPIは別物

CABやSPIは名称が似ているため混同しがちですが、C-GABとは異なる検査です。それぞれの違いを以下で解説します

CAB

似たような名称で困惑してしまう人もいるかもしれませんが、「GAB」と「CAB」は全くの別物です。

CABは、GABと同様に日本エス・エイチ・エル社が開発した適性検査の一つです。GABが特定の職種を対象にしていないのに対し、CABはエンジニア職を対象とした適性を診断する検査として用いられます。

具体的には、システムエンジニア・プログラマー・プロジェクトマネージャなどについての職務適性をはじめ、入社時に見ておくべき9特性(バイタリティ、ストレス耐性など)についての予測をするものです。そのためIT業界を志望していない学生は、CABを受検する確率は低いといえるでしょう。

CABがGABをはじめとしたほかのテストと大きく異なる点は、言語分野のテストがないことです。測定科目は、暗算、法則性、命令表、暗号、パーソナリティで構成されています。

CABテストの対策はどのようにすれば良い?概要と解き方のコツをご紹介」では、CABテストの内容や対策について詳しく解説しているため、あわせてチェックしてみてください。

SPI

適性検査の代表格といわれる「SPI」は、株式会社リクルートキャリアが開発しました。C-GABと検査方法はほぼ同じで、大きな違いは能力試験の問題です。

GABでは、一定の難易度の問題を短時間で回答する必要があります。一方、SPIは問題の文章が分かりやすく書かれているのが特徴です。1科目の中に推論や確率、集合といった多様な分野の問題が出題され、難易度が低いものから高いものまで存在します。GABは処理スピードが求められるという点で、より難易度が高いといわれているのです。

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C-GABの対策に掛ける時間の目安

C‑GAB対策には10~20時間程度の学習時間を確保し、受検の2週間~1ヶ月前から準備を始めるのが良いでしょう。

C‑GABは言語・計数・英語のスピード処理が求められる適性検査で、短時間で正確に解く練習が必要です。本番直前に焦って取り組んでも、形式に慣れずスコアが出せない可能性があります。早めに形式と時間配分に慣れるために、1日30分~1時間ずつ過去問や模擬テストで実践練習を進めるのが効果的です

ただし学力や得意不得意には個人差があるため、自分が受ける企業の試験日程・業界の選考スケジュール・自分の学力を把握したうえで逆算して準備を進める必要があります。まずはいつ試験があるのかを調べ、準備期間を確保しましょう。

難易度や対策方法については「C-GABが難しいって本当?英語理解など問題の種類や対策方法を解説!」でも紹介しています。

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C-GABの対策方法

まずは、応募先企業の過去の適性検査を調べておきましょう。多くの企業は、どのような学生が採用試験に来ているのかを比較・検討したいと考えていることが多いため、毎年同じ適性検査を使う傾向があります。

応募企業が決まったら、過去にどの適性検査を使ったのか調べておくと良いでしょう。志望している企業が、過去にC-GABを活用していることを把握した場合、就活の早い段階から対策に取り掛かると安心です。

同じ問題集を繰り返し解く

C‑GAB対策は問題集1冊を繰り返し解くだけでも十分対策になります。複数冊に手を出すより、一冊を完璧にする方が効率的にスコアを伸ばせるでしょう。

C‑GABは同じパターンの問題が多く出題される適性検査です。そのため、一冊を繰り返すことで出題範囲の傾向を把握でき、解き方が自然と身につきます。また、問題を解くスピードも確実に上がるでしょう。

最初は問題を解きながら、分からなかった箇所に付箋を貼ったり線を引いたりして、自分の苦手なポイントをすぐに振り返られるようにします。時間がない場合は、間違えた問題だけを何度も解き直し、苦手を重点的に潰していくのが効果的です。

C‑GAB対策は「問題集を繰り返し解く → 出題パターンに慣れる → スピードUP」という流れがポイント。一冊を徹底的に解き込み、本番で初見の問題にも対応できる力を身につけましょう。

時間配分に慣れる

C‑GABで高スコアをとるためには、時間配分に慣れる必要があります。問題集を繰り返し解きながら、1問あたりに使える時間感覚をつかみ、本番でもテンポ良く解ける練習をしましょう。

C‑GABは問題数に対して制限時間が短く、1問に時間をかけ過ぎると解き切れずにスコアが伸びません。問題の内容を理解するだけでなく、時間内に解き終わるスピード感を身につけることが大切です。練習するときは問題集を解きながら、タイマーで時間を計測して記録する方法が良いでしょう。

また、自分がどのタイプの問題が得意で、どの問題に時間が掛かってしまうのかを把握し、対策します。得意な問題は確実に素早く解き、時間が掛かる問題は「後回しにする判断力」も身につけましょう。

「玉手箱」の活用

市販の問題集は、SPIほど充実していないのが現状です。C-GAB専用の問題集がどうしても見つからない場合は、「玉手箱」の問題集で代用することもできます。玉手箱もC-GABを開発した日本エス・エイチ・エル社のもの。問題が類似している傾向があるので役立つでしょう。

C‑GABの模擬試験を受ける

C‑GAB対策を仕上げるには、模擬試験を受けて本番環境に慣れておくことも大切です。本番直前に初めてパソコンで解くと戸惑いやすいため、事前に実践練習を行っておきましょう。

C‑GABはパソコン上でスピーディに問題を解いていく検査です。画面を見ながらテンポ良く解答する練習をしないと、本番で焦って解答が間に合わないリスクがあります。

模擬試験はWebサイトやアプリで簡単に受けられるため、本番前に雰囲気を知るために受けておくと良いでしょう。さらに、本命企業の前に別の企業で実際にC‑GABを受けて「実戦練習」するのも一つの手段です。模擬試験を受けるときは自宅で一人ではなく、カフェや図書館など人がいる環境で練習すると、本番当日の雰囲気に近くなり緊張せずに受けられます。

C‑GAB対策の最終仕上げは模擬試験で実践力をつけることがポイントです。早めにパソコン操作や時間配分に慣れ、当日余裕を持って受検できる状態を作りましょう。

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C‑GABで落ちてしまう主な原因

ここでは、C‑GABで落ちてしまう主な原因を紹介します。適性検査は本選考への通過点であり、ここで落ちると面接すら進めません。なぜ落ちるのかを理解したうえで、早めの対策で合格率を確実に高めていきましょう。

テストセンター特有の環境への対策をしていない

C‑GABで落ちる人の大きな原因の一つは、テストセンター特有の環境への対策をしていないことです。事前に環境に慣れておくことが合格率を高めるカギといえるでしょう。

C‑GABは自宅で受けるWEBテストとは異なり、指定されたテストセンターで受検する必要があります。周りにはほかの就活生がいて、試験監督もいる緊張感のある空間で試験を受けることになるため、自宅受検とは集中力や環境適応力が大きく異なるのが特徴です。

実際に落ちてしまう人の多くは以下のような状況に陥ります。

・テストセンターの独特な雰囲気で緊張し、普段の実力を発揮できない
・慣れないパソコンや机の高さ・椅子で集中できず、解答スピードが落ちる
・ほかの受検者のキーボード音や周囲の気配が気になり集中できない

このように、本来の実力ではなく、環境に適応できなかったことが原因で落ちてしまうケースが多いのです。カフェや図書館など人の気配がある環境で練習する、模擬試験をテストセンター形式で受けるなど、本番を想定した対策を必ず行いましょう。

実践形式での練習が足りていない

C‑GABで落ちる人の多くは、本番を想定した実践形式での練習が不足していることが原因です。問題集を解くだけで満足せず、時間制限付きで解く練習をする必要があります。

C‑GAB本番は、時間が短く難問も含まれるため、すべての問題を完璧に理解しようとする学習では本番に対応できません。特に真面目な就活生ほど、すべての問題をじっくり時間をかけて理解しようとしてしまいがちです。しかし、本番で必要なのは限られた時間内で得点を最大化する力です。

対策として、問題集についている模擬試験を必ず1回以上、本番と同じ時間設定で解きましょう。これにより時間配分の感覚がつかめ、本番で焦らず対応できるようになります。

適性検査を軽く考えている

C‑GABで落ちてしまう人の多くは、就活における適性検査の重要性を理解していないことが原因です。

面接対策が重要だからといって、適性検査の対策を後回しにする人もいるでしょう。しかし、多くの企業は適性検査を選考の最初のハードルとして活用しており、ボーダーラインを越えなければその先の面接すら受けられないのが現実です。特に、倍率の高い人気企業ほど、適性検査で多くの就活生がふるい落とされます。

適性検査は、通過して当たり前ではありません。むしろ適性検査で落ちてしまう就活生は多く、ここを突破するだけでほかの就活生に大きな差をつけられます。C‑GABも同様に重要な選考ステップであることを理解し、早めに対策を進めましょう。

時間が足りず完答できない

試験中に時間が足りず、問題を解き切れないこともC‑GABで落ちる原因です。本番は時間勝負であることを理解し、時間配分対策を徹底しましょう。

C‑GABは問題数に対して制限時間が短く設定されているため、1問に時間を掛け過ぎると最後まで解き切れずに得点を落としてしまいます。特に「わからない問題で手が止まる」「計算に時間が掛ける」などの特徴がある人は、タイムオーバーになりやすいでしょう。

時間不足で落ちないためには、普段の練習から時間を測りながら解く習慣をつけることが大切です。わからない問題は一旦飛ばし、解ける問題で確実に点を稼ぐ戦略も身につけましょう。

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C-GABについてキャリアアドバイザーのアドバイス

C-GABを攻略して内定を得るには、大本命の企業のテストまでに複数回テストセンターでの受検を経験することがおすすめです

実際、いつもとは違った環境での受検自体に緊張感を覚えて、本領発揮できなかった…という学生さんの相談も多いです。ですが、面接やグループディスカッションと同じように、このような身体的緊張感は経験を積んで慣れていくことが大事です。

大本命の企業でテストセンター試験があるのであれば、志望度が低い企業のなかからテストセンター試験があるところを探して受けに行きましょう。テストセンターでの受検日はご自身で決めることが多いと思いますので、スケジュール調整をして練習受検を先にできると良いですね。

ほかには「電卓ではなく、メモ用紙での計算スピードを上げておく」ことをお勧めします。Webテストではミスなくすぐに計算ができる電卓や、スマホの電卓機能を使っているという方が多いです。

ですが、テスト会場に電卓を持ち込むことはできません。メモ用紙と筆記用具が配布され、手計算をしなければならないため、「いつも電卓でやっていた」なんて方は必ずメモ用紙での計算スピードを上げておきましょう。

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C-GABで高得点を狙うためのポイント

ここでは、それぞれの分野での対策方法をまとめました。こちらを参考に、早いうちから練習をして、高得点を狙いましょう。

計数分野

計数分野は、表やグラフを読みとる力、または効率的な計算力を問われる問題が出題されます。電卓が使えないので、筆算や暗算で計算をしなければなりません。また、計算量も多いので、いかに効率的に計算できるかがカギになります。

計数分野の問題数は全29問ですが、それに対して制限時間は15分なので、すべての問題を解くには1問約30秒で解かなければなりません。見てすぐに暗算で解けるような簡単な問題ではないので、30秒で解くのは現実的ではないでしょう。

無理に全問回答しようとするのではなく、1問ごとの正解率を上げていくほうが合理的です

言語分野

言語分野は、文章の論理構成が読み取れているかを問われる問題が出題されます。数百字程の文章1つにつき問題は4問です。言語分野の問題数は全32問ですので、全部で8つの文章を読むことになります。

1つの文章に掛けられる時間は2分もないので、普段から活字に慣れておき、読解速度を上げておく必要があるでしょう。

英語分野

英語分野は、速読力や英語の読解力を問われる問題が出題されます。文章1つにつき問題は3問です。英語分野の問題数は全24問ですので、全部で8つの文章を読むことになります。

英語分野の制限時間は10分ですので、すべての文章を読んでから問題を解くのは現実的ではありません。設問を先に読んでから文章を読み進めると、時間短縮につながる可能性があるでしょう。

英語分野の対策については「玉手箱の英語対策とは?特徴と出題傾向を押さえて完全攻略!」の内容も参考にしてください。

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C-GABを受検する際の服装

C-GABを受検する際の服装の指定は特にありません。ただし、試験会場で写真撮影があります。このデータは受検企業に提出されるので、スーツまたはオフィスカジュアルで行くのが無難でしょう。とはいえ、服装が選考に影響することはないので、私服でも問題はありません。奇抜な格好でなければ大丈夫でしょう。

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C-GABの概要や対策について詳しく知りたいあなたへ

C-GABはテストセンターで実施される適性検査の一つで、特に総合商社や金融業界の採用試験で多く使われています。SPIなどほかの適性検査とは形式や出題傾向が異なるため、早めに特徴を理解し、繰り返し問題を解きながら時間配分に慣れることが合格のカギです。

また、本番の環境に慣れるための模擬試験やテストセンター受検の経験も大切。適性検査は選考の足切りポイントであり、しっかり対策をしてほかの就活生に差をつけましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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