どう書く?履歴書の資格欄!効果的に資格をアピールする方法

このページのまとめ

  • 履歴書の免許/資格欄を記入する際は、持っている資格全てを羅列するのではなく、業務に役立つ資格を選ぶと効果的なアピールになる
  • 資格は取得順に正式名称で記載する
  • 自動車免許は免許証の種類欄などで持っている免許の種類や取得日が確認できる
  • 語学に関する資格は、スコアによってはアピールにならないこともあるため、応募企業が求める英語力を確認しておく必要がある
  • 資格がない場合は、勉強中のものを記載するか、「特になし」と記載し、空欄は避ける

就職活動で必ず必要になる履歴書、細かな部分まで気を配って書いていますか?
書類選考は、就活の第一歩。あとで後悔しないためにも、住所や学歴の書き方、押印の仕方や封筒の宛名まで、細部に渡りチェックされていると考え準備しましょう。
このコラムでは、履歴書の「免許・資格」欄にフォーカスを当てて、書き方や注意点などをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

 

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履歴書の免許・資格欄の書き方

履歴書で最も企業にアピールできる項目といえば、志望動機や自己PR欄でしょう。
しかし、そのほかの欄も書き方次第では、スキルのアピールや興味をもってもらうきっかけになることがあります。
「免許・資格」欄もその1つ。チャンスを逃さないためにも、ここで書き方のポイントを確認しておきましょう。

ポイント1:業務に役立つ資格を選ぶ

就活生の中には、多くの資格を持っている人もいるでしょう。しかし、その全てを履歴書に書いてしまうと、本当にアピールしたい資格の印象が薄れてしまう可能性があります。
例えば、外資系企業への就職を目指す場合、「溶接技能資格」を書くよりも「TOEIC」を書くほうがアピールになるのは明らかですし、逆に工場など物づくりの仕事を目指す場合は、英語力をアピールできる資格よりも、ガス溶接などの資格の方が重視されるのではないでしょうか。
このように、応募する企業によって評価される資格は異なります
履歴書に書く際は、持っている資格や免許の中から応募企業の業務に役立つものを選び、より効果的なアピールにつなげましょう。

ポイント2:取得順に書く

免許・資格欄には、取得時期を書く欄があります。
よりアピールできる資格を上から書いていきたいと考えるかもしれませんが、取得時期が前後すると、見づらくなったり、きちんとしていない印象を与えたりする可能性があるので、取得日が古いものから順に書きましょう。
また、取得時期を書く際は、ほかの項目同様、和暦か西暦どちらからに統一するのを忘れないようにしてください。

ポイント3:正式名称で書く

免許や資格を書く上でとても大切なのが、正式名称で書くということ。
履歴書は正式な書類のため、俗称や略称で書くことは失礼になりますし、読み手に雑な人というイメージをもたれてしまうかもしれません。
また、正式な名称だと思っているものが実は違ったということもありますので、記載する前に必ず確認しておきましょう。

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履歴書の資格欄、何をどこまで記載する?基本の書き方とは
 

 

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自動車免許の種類はどう書く?

履歴書に書く免許といえば、自動車免許を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
前項で「業務に役立つものを書く」とお伝えしましたが、自動車免許を取得している人は業務に直接関わらないケースでも書いたほうがいいでしょう。
ただし、アピールに有効な資格がほかにある場合、その資格を削ってまで書く必要はありません。
免許や資格をすべて書いたあと、欄に書けるスペースが残っていれば書くようにしてください。

免許の種類の確認方法

自分の持っている自動車免許の種類を忘れてしまったという方は、免許証で確認しましょう。
自動車免許の左下に、持っている免許の種類と取得日を確認できる欄があります

種類の欄には、免許の種類の略称が書かれていますが、それぞれの正式名称は以下のとおりです。

普通:普通自動車免許
普二:普通自動車第二種免許
中型:中型自動車免許
中二:中型自動車第二種免許
準中型:準中型自動車免許
大型:大型自動車免許
大二:大型自動車第二種免許
大特:大型特殊自動車免許
大特二:大型特殊自動車第二種免許
小特:小型特殊自動車免許
普自二:普通自動二輪車免許
大自二:大型自動二輪車免許
原付:原動機付自転車免許
け引:牽(けん)引免許
け引二:牽(けん)引第二種免許

取得日の確認方法

上記の免許種類が書かれた欄の左隣に、それぞれの免許を取得した年月日が書かれています。

欄は、以下のような表記で種類が分かれていますので、自分が持っている免許に当てはまるものを確認しましょう。普通自動車免許であれば、「他」と書かれた欄が該当します。

「二・小・原」(二輪・小型特殊自動車・原付き)
「他」(一種二輪以外)
「二種」

ただし、ここで注意しなければならないのが、各免許が上記の三種類にしか別れていないという点です。
同じ種類に分類される免許を複数取得している場合は、どの免許ををいつ取得したかという判断ができないため、運転免許試験場や警察署などの運転免許センターで「運転免許経歴証明書」を発行してもらい、確認する必要があります。

また、もう一点、間違えやすい点としてお伝えしたいのが、免許証の「交付」欄。
この交付欄に書かれた年月日は、免許証を交付された日ですので、免許を取得された日とは異なるということを覚えておきましょう。

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資格の正式名称一覧

この項では、履歴書によく書かれる資格の正式名称をご紹介します。
自分の持っている資格の正式名称が分からないという方は、確認してください。

TOEIC:TOEIC公開テスト
英検:実用英語技能検定
FP:ファイナンシャル・プランニング技能士
秘書検定:秘書技能検定
簿記:日本商工会議所簿記検定
宅建:宅地建物取引主任者
MOS:Microsoft Office Specialist
漢検:日本漢字能力検定

ほかにも、履歴書に書ける資格や免許は多くあります。
正式名称で書かれていないからといって、それが直接不採用につながるわけではありませんが、書類選考では、細部まで丁寧に書かれていることに好感を持つ採用担当者が見ているかもしれません
多くの就活生の中から面接通過者を決める際、なにが決め手になるか分からないもの。きちんとした印象を与えることはマイナスではないため、このような細かな点まで気をつけることが大切だといえるのではないでしょうか。

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資格欄の疑問あれこれ

ここまで、免許・資格欄の書き方などをご紹介してきましたが、この項では、そのほかの疑問点についてご説明したいと思います。

語学レベルはどれくらいから書くべき?

TOEICや英検など、英語力を測る試験は就活で有利に働くと考えられるため、受験している人も多いのではないでしょうか。
しかし、英語力を重視している企業などでは、試験の点数や級によっては必要なレベルに達していないと逆効果になることもあるようです。

では、どのレベルからであればアピールになるのでしょうか。

一般的な企業であれば、TOEICは600点以上、英検2級以上といわれています。
更に、人気の企業ではTOEIC700点以上。外資系企業など高い英語力を求められる企業では、TOEIC800点以上、英検準1級以上で評価の対象となると考えられます。

TOEICや英検などを資格欄に書く場合は、応募する企業が英語をどの程度必要としているのかを把握する必要があるでしょう。

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TOEICのスコアは、何点から履歴書に書いて良い?

勉強中の資格は書いていい?

「取得はできていないけれど、勉強中の資格がある。」という場合もあるのではないでしょうか。
そんなときも、取れていないのであれば意味がないと思わず「〇〇検定◯級取得を目指して勉強中です」などと記載しておけば、意欲や向上心をアピールすることができます。
ただし、実際勉強をしていないことを勉強しているように書くといった虚偽は避けましょう。面接などで資格や検定内容について尋ねられれば、そのような嘘はすぐに発覚してしまいます。

資格を持っていない場合は?

業務に関係する資格を持っていない場合は、直接仕事に関わらないものでも、持っている資格を書いておくと良いかもしれません。
大きなアピールにならなかったとしても、資格をとるまでの勉強や努力を評価してくれるケースもありますし、特殊な資格や珍しいものであれば、それをきっかけに話が広がる可能性もあるでしょう。

資格を何も持っていないという場合は、無理やり埋める必要はありませんので、「特になし」と記載します。
空欄で出すのは書類の不備と捉えられるので避けましょう。


今回は、履歴書の免許・資格欄についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
企業と就活生をつなぐ最初の書類となるのがエントリーシートと履歴書です。
すべての項目にアピールにつながる可能性やチャンスがあると考え、不備のないよう丁寧に書くことを心がけましょう。

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