例で学ぼう!「学生時代に頑張ったこと」の答え方

学生時代に頑張ったことを聞かれたら…どのエピソードを選ぼうか迷っている方はいませんか? このコラムでは、そんな時の選び方や、エピソードを通してあなたの人間性を伝えるためのポイントを紹介。 例文を読んで、わかりやすい話の順序を覚えましょう!

目次
 

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学生時代に頑張ったこと、回答のコツは?

学生時代に頑張ったことを回答する際、題材にするのはサークル活動でもアルバイトでも構いません。
「サークルの部長をしていた」「研究結果が表彰された」といった目立つ実績でなくても、エピソードの伝え方を工夫することで充分にあなたの強みを伝えることは可能です。
むしろ大きな実績がないからといって、1週間のホームステイを長期留学と言い換えるなど、嘘をつくのは好ましくありません。エピソードを深堀りする質問に詰まってしまうリスクもあるので、話を誇張するのはやめましょう。

回答では、実績の程度ではなく結果に至るまでの過程が注目されています。
ぶつかった課題に対してどう考え、どんな行動を起こして問題を乗り越えたのか。結果までのプロセスを具体的に述べ、経験から導かれる強みや人柄をアピールしましょう。

頑張ったことが複数ある場合は、「企業が求める人物像」を意識してみてください。企業は学生の過去の実績ではなく、「これからどういった力を発揮してくれそうか」というのびしろに興味があります。
応募先企業で活かせそうな経験や強みを伝えることで、「この学生はうちに入社した後も活躍できる」と思ってもらえるでしょう。

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「学生時代に頑張ったこと」を伝える流れ

学生時代に頑張ったことをわかりやすく伝えるには、「資格勉強に取り組みました」「塾講師のアルバイトに力を入れました」というように、最初に活動の概要を述べます。
それからなぜその活動をしたのかという動機、取り組みの中で起こった問題を説明していくと良いでしょう。

その後、問題をどのように捉え、どんな工夫や行動をとったのかを伝えることが肝心です。企業は結果にたどり着く過程から、その人の物事に取り組む姿勢や意欲、思考能力を見極めます。ただ単に「頑張った」というだけでは何も伝わらないので、具体的な説明を心がけましょう。
問題への取り組み方はそのまま入社後の仕事への取り組み方と捉えられると意識しましょう。そうすることで、企業にとって説得力のある回答がつくれるのではないでしょうか。

回答の最後に、一連の経験から何を学んだかを伝えて締めとしましょう。
「学生時代に頑張ったこと」というテーマは、学生時代の経験を題材にしつつ、自分の今後の可能性を伝えるチャンスなのです。

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例文を読んでイメージを膨らませよう!

サークル活動をテーマにした回答例をご紹介します。


学生時代は「ボール磨き」でチームに貢献しました。
私はサッカー部に所属していたのですが、練習を重ねても補欠のままで落ち込んでいた時期がありました。
ボール磨きをはじめたのは、プレー以外の方法でチームに貢献できる方法がないかと考えたのがきっかけです。
ボール磨きは地味な作業ではありますが、よりボールが綺麗になるクリーナーの種類を研究する、雨で濡れたボールは日光で乾かすより陰干しした方が素材が痛まないなど、意外と工夫できるポイントがあります。
ボールの管理を徹底するようになってしばらくすると、「ボールが綺麗で気持ちよく練習できる」と言われれたり、1年生が私の姿を見て地道な仕事の大切さを理解してくれたりと、周囲への影響を感じるようになりました。
ボール磨きは決して華やかな仕事ではありませんが、裏方の役割を貫くことでチームに貢献することができる実感は大きなものでした。今はほかにも自分にできることはないかと考えつつ、誰よりも真剣にボール磨きをしています。

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