グループ面接の対策が知りたい!よくある質問のポイントは?

このページのまとめ

  • 4~6名の就活生が一緒に受ける面接をグループ面接と呼ぶ
  • グループ面接では、質問に対して的確に回答する力や他人の意見を傾聴する力が重視されやすい
  • よくある質問は「自己紹介」や「志望動機」、「自己PR」など
  • 1人あたりの持ち時間が短いので、結論から話して回答は簡潔にまとめよう

選考の初期段階で行われるケースが多いグループ面接。
複数名の就活生が一度に面接を受けるため、「他人の意見が気になる」「比べられる気がする」といった理由で苦手意識を持つ方も少なくないようです。
では、グループ面接を突破するにはどのような対策が効果的なのでしょうか。
当コラムでは、集団面接の概要や重視されるポイント、よくある質問例などをまとめています。
どのような対策をすれば良いか分からない…という方はご一読ください。

 

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グループ面接とは

グループ面接とは、就活生を4~6名程度のグループに分けて行われる面接のことを指しています。
就活生1人に対して面接官1~3人程度で行う個人面接とは異なり、一度に多くの就活生を面接できることから、志望者が多い選考の初期段階で行われるケースがほとんど。
多数いる応募者を一定の人数に絞り込むことを目的に行われており、1回のグループ面接につき1時間程度が当てられます。
しかし、1時間を用意されていても、就活生が6名いれば1人あたりの時間は10分にも満たない…ということも珍しくありません。
そのため、グループ面接では個人面接以上に「限られた時間の中で自分を最大限にアピールする」ことが重要になるでしょう。

グループ面接は、企業によって「集団面接」や「グループインタビュー」と呼ばれることも。
選考スケジュールを見て「グループ面接」と書かれていなかったので安心していたけれど、実際には「グループインタビュー」と称して複数名の面接が行われた…というケースも考えられるので注意が必要です。

 

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グループ面接で重視されること

個人面接に比べて1人あたりの持ち時間が少ないグループ面接。
面接官はどのような点を重視しているのでしょうか。

グループ面接では、主に以下の4点を重視する傾向が見受けられます。

・質問の意図を理解して的確な回答をする力
・コミュニケーション能力
・他者の意見を聞く傾聴力
・マナー

面接が苦手だから回答は暗記しておく…という方もいるかもしれませんが、それでは面接官の質問の意図にそぐわない回答をしてしまう可能性も。
その質問で相手が知りたいのはなにか、なぜそのような質問をされるのかを理解し、的確に回答できる力は重要でしょう。

また、上記も含めたコミュニケーション能力もポイント。
面接官としっかり会話をしているか、相手のことを考えながら回答しているかといった点に注意します。

ほかの学生が発言しているときもしっかりと話を聞いているかといった「傾聴姿勢」を評価対象にするケースも。
自分の番が終わったからと気を抜かずに、他者の意見に耳を傾けることも大切です。

さらに、基本的な面接マナーやビジネスマナーも重要。
特に集団面接ではほかの就活生と比べられやすいため、細かなところまでしっかりと気を配りましょう。

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よくある質問例

ここでは、グループ面接でよくある質問と、それに対する回答のコツを紹介します。
グループ面接対策にお役立てください。

自己紹介をお願いします

必ずと言っていいほど行われる質問なので、1分程度で自己紹介ができるよう練習しておくのがおすすめです。
また、注意したいのが「自己PRと自己紹介は異なる」という点。
それぞれの内容や違いをしっかりと理解し、「質問の意図を理解して的確な回答」ができるよう準備しておきましょう。

志望動機を教えてください

こちらも定番の質問ですが、個人面接と同じ対策ではほかの志望者と理由が被ってしまうことも。
誰でも言えることではなく、「自分にとって魅力的な部分」をアピールするとオリジナリティが出て好印象になるでしょう。

自己PRをお願いします

自己PRのポイントは、「自分の強み」と「その強みを発揮した経験」を伝えること。
具体的には、「自己PRになり得る行動を取った理由」と「課題や困難の解決方法」を具体的に盛り込むのがおすすめです。
具体例を示すことで面接官がその経験をイメージしやすくなり、説得力が増す効果が期待できるでしょう。

他社の選考状況はどうですか?

この質問の意図は、「企業選びの軸が定まっているかの確認」が主です。
受けている企業や業界に一貫性がなければ「軸が定まっていない」「内定を出しても入社しないかもしれない」といった印象を抱かれる可能性も。
どのような軸で就活を行っているのか、どんな理由でその企業を受けているのかを盛り込んだ回答を心がけましょう。

上記以外にも、ほかの就活生の回答に対して「◯◯さんはどう思いますか?」と問いかけたり、「あなたを◯◯で表すと?」といった発想力や突発力をはかる質問をされるケースもあるようです。

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集団面接の質問はどんなもの?自分を印象づける回答とは

 

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グループ面接のポイントと対策

最後に、グループ面接全体を通して注意したいポイントや対策を紹介します。
集団面接を予定している方は参考にしてください。

まず注意したいのが、面接時間の短さ。
最初に述べたように、グループ面接は全体で1時間程度が予定されているケースがほとんどです。
学生1人あたりの持ち時間は10分程度と短いため、内容は簡潔にまとめ、相手に伝わりやすい回答を心がけます。
1人で多くの時間を使ってしまうと「周囲への気配りが足りない」「自己中心的」という印象を抱かれやすくなるので、回答時間には気をつけましょう。

回答を簡潔にするには、よくある質問に対する回答をある程度用意しておいたり、結論から話して伝わりやすい内容を心がけたりするのがポイント。
90秒程度を目安にまとめられるよう準備をしておくと安心です。

また、個人面接に比べて1人にかけられる時間が短いことから、より第一印象やマナーが重要になると言われています。
グループ面接で注意すべきマナーを以下にまとめたので、対策に役立ててください。

入室時のマナー

・列の先頭にいる人がドアをノックする
・入室後の一礼と挨拶は全員行う
・全員が入室するまで着席は控える

入室の際は先頭の人がドアをノックし、許可を得たら1人ずつ入室していきます。
個人面接と同様に一礼と挨拶をするのを忘れないようにしましょう。
最後の人が入室を終えて面接官が着席を促すまでは立って待ちます。

面接中のマナー

・自信を持って回答する
・ほかの就活生の発言に耳を傾ける
・正しい姿勢で座る

ほかの就活生の発言と内容がかぶってしまったり、発言を聞かれたりすることから消極的になってしまう方もいるようです。
しかし、萎縮して小声になればマイナスイメージを与えてしまうため、自分の意見に自信を持ってハキハキと回答しましょう。
前項で述べたように傾聴する姿勢だけでなく、座っている姿勢にも注意。
背筋を伸ばし、男性なら握りこぶしを、女性なら両手を重ねてそれぞれひざの上に置きます。

退室時のマナー

・面接が終了したら起立して挨拶する
・ドアの前で改めて挨拶と一礼をする
・ドアに近い人から退室し、最後尾の人がドアを閉める

面接官から終了を告げられたら、イスの横に立って挨拶をします。
入室時とは反対にドアに近い人から退室していき、ドアの前で改めて挨拶とお辞儀を行い、最後尾の人は静かにドアを閉めましょう。

同じ面接でも、グループ面接と個人面接ではマナーや注意すべき点が異なります。
「苦手だから…」と敬遠せず、しっかりと対策を行って選考突破を目指しましょう。

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