このページのまとめ
- グループワークとは、応募者たちがグループでアイデアを出し合い成果物をアウトプットする選考方法
- グループワークは、概ね「作業型」「プレゼン型」「ビジネスケース型」の3種類に分けられる
- 採用担当者は、グループワークから仕事への姿勢、協調性などを評価し入社後の姿をイメージする
- グループワークの際は、時間配分や役割分担で効率的に進める必要がある
- グループワークでは、自分よがりではなくチームで成果を出すことに努める
最近多くの選考で導入されている「グループワーク」。出された課題に対して、応募者たちがグループで話し合い、成果を出すという作業を評価されるというものです。
面接だけでは判断できない応募者の能力を評価する目的で行われており、課題の内容も多様化してきています。
当コラムでは、フループワークで何を評価されるのか、対策するべき点などを解説しています。
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グループワークとは?
就職活動を進める中で、インターンシップや面接で「グループ」での選考を取り入れている企業が増えてきています。
グループディスカッションやグループワークと言われるものです。
グループディスカッションは、グループで討論するという意味。
企業側から出された課題について、応募者同士で意見を出し合い、結論を導き出します。
一方グループワークとは、出された課題について応募者同士で話し合い、実際に手を動かし成果を上げることです。
例えば、成果をパネルに書いて発表したり、オリジナルのアプリケーションを作ったりと、何かしらの成果物をアウトプットします。
制限時間内に作成した成果物の仕上がりやプレゼン方法、結果を導き出すまでの過程を評価する選考方法です。
グループワークは、主に下記の3つの形式に分類されます。
作業型
「自社商品のマスコットキャラクターをデザインしてください」など、実際に制作物を完成させるという課題。
時間の配分とグループ内の協力が重要となります。
プレゼン型
「振り込め詐欺被害を軽減させるアイデアを考えてください」が課題の例。
課題をグループ内で討論し、結果をホワイトボードなどに分かりやすく書き出し、最終的にはそれを使って面接官にプレゼンテーションをします。
分かりやすいプレゼンシートの作成・発表を心がけましょう。
ビジネスケース型
「自社のスマホアプリの国内シェアを2倍にするためのプロモーションプランを立ててください(予算は○億円)」などの具体的かつ実務的な課題。
実際のビジネスで通用するレベルの思考力が求められます。
最近のグループワークでは、上記それぞれの形式のなかで「宝探し」や「トランプを使ったタワー作り」などが課題として出されることもあり、多様化しています。
そのため、選考の情報収集やグループワークのシミュレーションをしておくことをおすすめします。
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グループワークを進める際のコツ
グループワークを上手に進め、高評価を得るにはコツがあります。
いきなり課題に着手するのではなく、下記のポイントをおさえて作業を進めると効率的です。
役割を決める
リーダーや書記、タイムキーパーなどグループ内の役割を決めておくと、メンバーそれぞれが効率的に動くことができます。
課題の定義を一致させる
出された課題についての定義の認識が、グループ内で一致しているか確認する作業は重要です。
詳細な設定をグループ内で共有し、同じゴールに向かうようにします。
時間配分をする
制限時間を設けられることが多いグループワーク。
定義の確認やアイデア出し、意見のまとめ、実際の作業にかかる時間を予想します。
その際、時間がずれ込むことを想定し、実際に作業する時間を多めに確保するよう心がけましょう。
配分を決める間にも刻々と時間が過ぎるので、時間配分の確認作業は1、2分と手短に済ませるべきです。
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グループワークの評価ポイント
採用担当者は、グループワークの過程の段階から応募者を評価し、業務への適性をチェックしているでしょう。
年々多様化するグループワークですが、採用担当者が評価する主なポイントとして下記が挙げられます。
アイデア力
出された課題を解決するための発想力や企画力は、実務でも必要とされる能力。
当日に出された課題に対して、臨機応変にアイデア力を発揮するのは難しいことです。
しかし、常に応募する業界についてアンテナを張り、メモをとるなどしてアイデアをストックしておくと、グループワークのアイデア出しの際に役立つでしょう。
コミュニケーション能力
意見を出し合う場面では、相手の話を聞く姿勢や自分の意見の出し方を見られるでしょう。
他人の意見への傾聴力や対立意見への対応のほか、集団の中での自分の役割を理解した言動も重要なチェックポイントです。
発言に責任感があるか
課題に対して成果を上げるために、根拠のあるアイデアを創造し発表する必要があります。
自分のアイデアにデータや数字を添えて伝え、説得力のある意見にしましょう。
採用担当者は、応募者のグループ内における役割や対応を見て、部署というグループ内での働き方や人との接し方をイメージします。
これらは、採用面接からは判断しづらくグループワークから判断できる要素です。
その場の雰囲気を壊すことなく他人の意見を大事にしながら、自分の意見をしっかり伝える能力が必要とされます。
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グループワークの心構え
ここでは、グループワークに臨む際の心構えを紹介します。
事前に企業研究をしておく
就活に取り組む際に必須項目でもある企業研究。
業界や企業についての知識を深めておくと説得力のあるアイデアを生み出しやすくなります。
また、過去のグループワークの課題を把握し、対策しておくことも大切です。
何かしら発言をする
「何も思いつかないから発言をしない」のでは、採用担当者の印象に残りません。
他人の意見をまとめる役割として発言をしたり他人のアイデアに質問したりと、課題に対して主体的に動くことを意識しましょう。
どんなテーマでも落ち着いて取り組む
初めて聞くテーマや課題であっても落ち着いて取り組みましょう。
前述のとおり、企業研究をしっかり行ってアイデアをストックしておくと安心です。
グループワークでは、受け身ではなく当事者意識を持って課題に取り組むことで、採用担当者へ主体的に動ける人材という印象を与えられます。
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グループワークの注意点
グループワークでその場の空気を乱したり成果を上げることを邪魔したりする人は、「クラッシャー」と呼ばれます。
グループワークに取り組む際、自分がクラッシャーとならないようにするにはいくつかの注意点があります。
他の学生を敵対視しない
だれもが意見を出しやすい雰囲気であれば、良い意見を引き出しやすいといえます。
他の学生が意見を述べているときは、相づちを打つなどしてしっかり話を聞いてください。
アイデア段階の意見を否定しない
アイデアを出し合っている段階は、まだ最終的な答えを出しているわけではないので、否定的な意見をするのは避けましょう。
まずは多くのアイデアに耳を傾け、グループワークの最終段階で意見を取捨選択するように努めます。
「他の応募者はライバル」という考えは捨て、「チームで成果を出す」という協調性を意識しましょう。
否定的な意見を避け、建設的に物事に取り組む姿勢は、実際の業務においても重要な要素です。
それは、採用担当者が「一緒に働きたい」と思う人材が持つ要素とも言えるのではないでしょうか。
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