このページのまとめ
- OB訪問とは、大学の先輩を訪ねて就活に役立つ情報を得ること
- OB訪問のピークは3年生の3~5月頃
- 早い人では3年生の10月頃からOB訪問を始める
- OB訪問を早くすると確実に会いたい先輩に会える
- アポ取りの連絡は訪問したい日の1ヶ月前が目安
就活準備として重要な意味を持つOB訪問。
「いずれしようと思っているけど、いつすれば良いかわからない…」という人はいませんか?
今回はOB訪問を始めるのに良いタイミング、避けた方が良い時期を解説します。
アポ取りのメール・電話例もあるので、これからOB訪問をする方必見です。
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そもそもOB訪問とは
OB訪問とは、学生が大学の先輩(OB)を訪問し、先輩が働く業界や企業の情報を収集する行為のこと。OB訪問ではリアルな業界の事情や企業の姿を知れるため、就活が本格化する前の業界・企業研究として有効です。インターンや会社説明会では聞きにくい、残業や休日といった待遇について尋ねることもできるでしょう。
社会人である先輩の話を聞くことは刺激になりますし、自身のキャリアプランを考える上で参考になります。先輩が就活していた当時の話を聞けたり就活のアドバイスをもらえたりするので、今後の指針を得られるかもしれません。
OB訪問する先輩を探すには、大学の就職課(キャリアセンター)で先輩名簿を見たり、ゼミやサークルの先輩をあたったりする方法があります。
ほかには、就活イベントで名刺をもらう、企業に直接依頼して社員を紹介してもらう、SNSでOBを探すという人も。最近ではOBとマッチングしてくれるOB訪問アプリも出てきています。
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OB訪問はいつから始めても良い!
OB訪問は「この時期から開始すべき」という決まりはないので、自分がやりたいと思ったタイミングで始めればOKです。
ただ、OB訪問のピーク時期や企業の繁忙期はできれば避けた方が良いでしょう。
OB訪問のピーク時期
本選考の数ヶ月前からOB訪問を行う人が増えてきます。ここ最近の就活スケジュールでは、3年生の3月にエントリーや会社説明会が開始し、6月から本選考が始まっているため、OB訪問のピーク時期は大体3~5月頃。就活が本格化する3月以降に、「OB訪問をしよう」という学生が増えるようです。
3月以降はOBに学生からの依頼が殺到するため、なかなか約束がとれないことがあります。特に人気企業のOBはすぐに予定が埋まってしまい、話を聞きたいと思っても会えないことがあるでしょう。また、訪問してくる学生が多いとOB側も新鮮味がなくなってしまい、対応が雑になることも考えられます。
会いたい先輩に確実に会って情報を得るには、OB訪問は一般的なピーク時期より前に開始するのが得策です。
企業の繁忙期
年度末である3月や、新入社員の入社や異動で忙しくなる4月は、OB訪問の依頼をしても多忙で断られるケースが多くなります。
もちろん対応してくれる先輩もいるので一概にはいえませんが、時期に迷っているなら3~4月は避けると良いでしょう。
OB訪問は、早い人ではサマーインターンが終わった10月頃から開始することもあります。就活は早く準備するほど情報が集まり、自分に合った業界や企業が見つけやすくなると考えましょう。
4年生の6月以降はすでに本選考が開始しており、OB訪問のタイミングとしては遅すぎます。OB訪問は上記でお伝えしたピーク時期と企業の繁忙期をなるべく避け、早めに行うのが良いでしょう。
早い段階でOB訪問をするメリット
就活の早い段階でOB訪問をすると、会いたい先輩により確実に会える、OB訪問の件数を増やせるといったメリットがあります。早めにOB訪問をすれば、近い日にちで先輩の予定が埋まっていても待つことができるでしょう。
また、周囲より早く就活する学生は熱心な印象があるため、丁寧に対応してもらえる可能性が高まります。場合によっては、先輩からさらにほかのOBを紹介してもらえるかもしれません。
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OB訪問のアポ取りで注意したいこと
OB訪問のアポ取りでは、アポを取るタイミングやメール・電話のマナーに気をつけましょう。
アポを取るタイミング
OB訪問したい時期の1ヶ月ほど前に依頼すると良いでしょう。それ以上早いとスケジュールがわからない可能性がありますし、1週間前では「今から調整するのは難しい」と言われても仕方ありません。
「すぐに話を聞きたいので3日後にお願いします」というのは社会人として非常識。忙しい相手に配慮した上でアポを取ることを意識しましょう。
電話かメールか
アポ取りは電話でもメールでも構いません。メールは日程調整のために何往復かやり取りすることになるので、それが煩わしいなら一度で話が済む電話が良いでしょう。
最近はSNSのメッセージ機能で連絡する人もいますが、それだと「OB訪問なのにカジュアル過ぎる」と感じる人がいるので、連絡手段は確実に失礼のない方法を使うのが賢明。
電話・メールのどちらにしても、営業時間内に連絡をとるようしてください。
メールの例文
件名:OB訪問のお願い(○○大学 田中太郎)
○○株式会社
○○部
○○様
突然のご連絡大変失礼いたします。
私、○○大学○○学部○○学科に在籍している田中と申します。
この度は就職課の名簿で○○様のことを知り、ご連絡させていただきました。
私は現在就職活動をしており、貴社の仕事に大変興味を持っております。
そこでぜひ○○様のお話を伺いたく、メールを差し上げた次第です。
お忙しいところ誠に勝手なお願いで恐縮ではありますが、
お返事をいただけますと幸いに存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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田中 太郎(たなか たろう)
○○大学○○学部○○学科 3年
電話:000-0000-0000
メール:tarou.tanaka@××.com
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電話の会話例
「突然のお電話で大変失礼いたいます。私、○○大学○○学部の田中と申します。大学就職課の名簿で○○様のことを知り、ご連絡させていただきました。私は現在就活中で広告業界に関心を持っており、○○様にお話を伺いたいと考えております。お忙しいところ恐れ入りますが、OB訪問のお時間をいただくことはできますでしょうか?」
OB訪問の日程は相手の都合に合わせる形で決めていきましょう。当日までにあらかじめ聞きたい質問を用意すると、知りたい情報を漏れなく得ることができます。
OB訪問終了後は、その日中か翌日までにお礼のメールを送り、時間をとってもらったことへの感謝を伝えましょう。
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業界や企業の詳細な情報を得たい時は、OB訪問のほかに就職エージェントを利用する方法もあります。
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