就活で使うTOEICスコアに有効期限はある?2年説の真相とは

このページのまとめ

  • 就活で使えるTOEICスコアに有効期限があるというのは嘘
  • 有効期限はないが、就活でのアピールには直近のスコアが有効
  • 就活でアピールできるTOEICスコアの目安は600点以上
  • 英語力を求める企業では750点以上あると望ましい
  • 履歴書の資格欄には「TOEIC公開テスト」と記入しよう

就活で使うTOEICスコアに有効期限はある?2年説の真相とはの画像

「就活で使えるTOEICスコアには有効期限がある」という話は本当なのでしょうか?
このコラムではTOEICの有効期限の有無を解説。就活で古いスコアを使って良いのかを考えていきます。また、一般的な企業で通用するスコアの目安、外資系企業で求められるレベルもご紹介。
自分のスコアが就活に活かせるかを確かめ、選考でのアピールにつなげましょう!

 

25卒の就活について相談したい

 

TOEICスコアの有効期限

TOEICスコアに有効期限があるという話が広まっていますが、一度取得したスコアに有効期限はありません。

「有効期限2年」の真相

TOEICの有効期限が2年と噂されるのは、「公式認定証」の再発行期限が2年間であることに起因しています。実際には、公式認定証の再発行に期限はあるものの、TOEICのスコア自体に有効期限はありません。
つまり、認定書を紛失していなければ、2年以上前のスコアを応募書類に記載することは可能です。

ちなみに、公式認定証とは、受験者の写真や氏名、試験の実施日、スコアが印刷された書面。就活をしていると、内定後などのタイミングで企業から提出を求められることがあります。

TOEICのスコアの有効期限については「TOEICスコアの有効期限が2年は本当?履歴書には書けるの?」も参考にしてください。

 

25卒の就活について相談したい

 

期限がないなら古いスコアを記入しても良い?

TOEICのスコアに有効期限はありませんが、就活で使うのはなるべく直近のスコアが望ましいとされています。
なぜなら、英語力は学習を継続しないと保つのが難しく、古いスコアでは現時点での英語力を証明するのが難しいからです。

できれば1~2年以内のスコアを記入する

履歴書やエントリーシートなどの応募書類には、できれば1~2年以内のスコアを記入しましょう。結果が古い場合は、就活の前に改めてテストを受け直すのもおすすめ。特に英語力が求められる企業に応募する場合は、新しいスコアで確実に語学力をアピールしましょう。

企業によって期限がある

TOEICスコアに有効期限はありませんが、企業によっては「〇年以内」という期限を設けている場合があります。その場合、指定された年月より古いスコアは評価対象にならないので注意してください。

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書に書けるスコア

近年はグローバルに展開する企業が増えており、英語力は就活の武器になります。ただし、TOEICの場合、一定上のスコアでなければアピールの材料にはなりません。
以下に、企業が求めるスコアの目安をご紹介します。

600点以上が目安

一般的に、就活でアピールできるスコアの目安は600点以上。600点のスコアがあれば、英語を読み書きする基礎的な能力があると判断されます。

英語を使う仕事なら750点以上

英語を使う業務や部署を希望する場合は、750点以上のスコアがあると良いでしょう。人気の外資系企業や総合商社では、内定者の平均スコアは800点以上ともいわれています。

低いスコアは書かない方が良い

600点以下のスコアを書くと、かえって「英語力がない」と見なされる恐れがあります。企業の指示がない限りは、スコアが低い人は無理に記入する必要はありません。
英語力に自信がない人は、語学以外の長所や学生時代の取り組みをアピールしましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

履歴書へのTOEICスコアの書き方

TOEICスコアを履歴書の資格欄に書く際は、どんな点に注意すれば良いのでしょうか?

正式名称で書く

TOEICに限らず、履歴書やエントリーシートに書く資格名は正式名称で書くのがルールです。また、TOEICには個人で受験する「公開テスト」と大学などの団体で受する「IPテスト」の2種類があるので、こちらも履歴書に記載します。

TOEIC試験は大きく分けて3種類がありますが、一般的にTOEICといえば「TOEIC L&R(TOEIC Listening & Reading Test」を指しています。ですので、この試験を受けた人は「TOEIC公開テスト」と書けばOK。
「TOEIC SW(Speaking & Writing Tests)」を受けた人は、「TOEIC スピーキング&ライティング公開テスト」と記載しましょう。
ほかには、「TOEIC Bridge Test」もありますが、こちらは初・中級者向けなので就活でのアピールには使えません。

なお、L&RテストとTOEIC SWどちらも受けている人は、両方のスコアを書いてOKです。

取得した年月日順に書く

資格欄に記載する資格は取得した年月順に書きましょう。TOEICの資格取得日は試験日です。
試験日は公式認定証で確認できるので、間違いがないように記入してください。

書き方の例

2018年7月 TOEIC公開テスト 750点取得
2019年7月 TOEIC スピーキング&ライティング公開テスト 750点


以上、TOEICの有効期限とアピール方法、履歴書への書き方をご紹介しました。就活で使えるスコアがある人は、英語学習の過程や入社後どのように活かせるかをアピールし、選考を有利に切り抜けましょう。

 

25卒の就活について相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。