このページのまとめ
- TOEICとTOEFLの違いは出題内容や試験方法が大きく異なる
- 就活で英語力をアピールするなら、TOEFLよりTOEICが適している
- 就活にTOEFLが有利ではない理由は知名度の低さにある
- 海外での就職を考えている場合、就活でTOEFLが評価される
- 履歴書に嘘のスコアを記入するのはリスクが大きいので避けるべき
TOEFLとTOEICは、どちらも英語力を測る試験であり、高いスコアを獲得することで英語力をアピールできます。しかし、TOEICに比べTOEFLは知名度が低いこともあり、面接ではあまり評価されない場合も。このコラムでは、TOEFLが就活に役立つのかどうかやTOEICとの違いについて解説します。それぞれの特徴を理解し、ぜひ就活に活かしてみてください。
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TOEFLとTOEICの違い
TOEICとTOEFLは出題内容や受験方法など、多数の違いがあります。そもそも、TOEICとTOEFLの違いが分からない方もいるでしょう。どちらも英語力を測る試験ですが、どのような違いがあるのでしょうか?
TOEICの場合
TOEICの出題内容や申し込み期限、スコアの有効期限について以下で解説します。
出題内容
TOEICはビジネス英会話を中心とした内容が出題されます。実用的な英語力を測るのが目的であるため、出題される問題はビジネスや日常会話などを題材にした内容のものがほとんどといえるでしょう。TOEICはリーディングとリスニングのスキルをテストします。
試験方法は紙媒体であり、マークシートで問題を解いていき、正しい解答を1つ選ぶという内容なので、解答方法に悩むことはないでしょう。
申し込み期限や金額
TOEICは受験日の2~3カ月前から申し込みが始まります。受験日の1カ月半前には申し込みが締め切られるため、TOEICの受験を考えている方は余裕を持って申し込みましょう。受験料は2020年7月時点でTOEICが税込6,490円です。
スコアの有効期限
TOEICにはスコアの有効期限がありません。そのため、1度取得したスコアはその後も使用できます。
しかし、企業によっては、「◯年以内に取得したスコアのみ」と期限が決められている場合もあるので、就活でアピールする際は直近で獲得したスコアが望ましいでしょう。
また、認定証の再発行は受験日から2年以内までと定められています。2年を過ぎると認定証の再発行が行えないため、紛失に気づいたらすぐに手続きをしてください。
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TOEFLの場合
TOEFLの出題内容や申し込み期限、スコアの有効期限について以下で解説します。
出題内容
TOEFLは海外留学を目指す学生に向けた試験内容となっており、大学での授業を想定した問題が出題されます。TOEFLではリーディングとリスニングに加え、ライティングとスピーキングのスキルもテストされるのが特徴です。
また、試験方法はインターネット上での試験となり、パソコンを使用し画面の指示に従って解答をしていきます。試験会場にはあらかじめパソコンやヘッドセット、筆記用具などが用意されているので、自宅から持っていく必要はありません。
スピーキングテストでは、パソコンに向かって英語を話して解答します。
申し込み期限や金額
TOEFLはTOEICよりも受験日が多く設けられており、年間40回以上開催されています。受験日から1週間前まで申し込みが可能ですが、会場が満席になってしまうとその時点で締め切られてしまうので注意しましょう。受験料は2020年7月時点で日本円にして約25,272円です。
スコアの有効期限
TOEFLのスコアには有効期限があります。有効期限は受験日から2年以内となり、2年を過ぎると再発行ができなくなるうえにスコアも無効となるので注意しましょう。
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就活にTOEFLは有利?
TOEFLのスコアを獲得しているからといって、就活に有利であるとは限りません。TOEFLはTOEICに比べ知名度が低いためか、スコアを獲得していても評価されないことがあります。しかし、企業によってはTOEFLのスコアを評価する場合もあるので、志望企業の求めている英語力について知っておくことが大切です。
就活に有利なのはTOEIC
就活に有利なのはTOEICといえるでしょう。
日本の企業ではビジネス英会話力を重視している傾向があるので、面接で英語力をアピールするならTOEICをおすすめします。
TOEICの方が点数を取りやすい
TOEICはTOEFLよりも点数を取りやすいといわれています。
点数が取りやすい理由としては、TOEICはTOEFLに比べ出題内容の難易度が低いためといえるでしょう。
しかし、TOEICはほかの英語試験よりも高いレベルで設定されています。高いスコアを目指すには、英語の基礎力を高めることはもちろん、TOEICの試験対策に向けた参考書を用いるなどして勉強をしましょう。
海外で英語を活かすならTOEFL
海外に勤めたいと考えているなら、TOEFLのスコアを獲得することをおすすめします。
TOEFLは日本での知名度は低めですが、英語圏では広く知れわたっており、海外に勤めるなら必要不可欠となる場合も。TOEICより試験内容も難しいため、スコアを獲得していれば高い英語力があることをアピールできます。
TOEFLで高いスコアを獲得している方は、海外で不十分なく英会話が行えるレベルであるといえるでしょう。また、海外展開のある企業だとエントリーシートにTOEFLのスコアを書き込む欄が設けられていることも。そのため、知名度では不利なTOEFLも評価される可能性があります。
就活でのTOEICについては「就活でのTOEICはいつまでに必要?タイミングや評価される点数を解説」も参考にしてください。
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就活にTOEICの方が有利な理由
就活にTOEICが有利な理由は知名度の高さにあります。
TOEICは知名度の高さから、英語試験を受けたことがない方にも知られていることが多いテストです。
一方でTOEFLは日本での知名度は低く、スコアを持っていても評価されにくい点があるのでしょう。
TOEICは知名度が高い
TOEICは知名度の高さからも就活においては有利といえるでしょう。
知名度の高さゆえに受験する方も多く、学生間での比較がしやすいです。そのため、高いスコアを獲得すれば、他の学生と差をつけられます。就活を有利に進めるには高いスコアを獲得することが重要でしょう。
企業はビジネス英会話力を求めている
企業は就活生にビジネス英会話力を求めています。
TOEICは出題内容にビジネス英会話を多く含んでいるため、仕事でどの程度活かせる英語力なのか判断しやすいのが特徴です。
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履歴書にスコアを書く際に気をつけたい3つの注意点
TOEIC、TOEFLのスコアを獲得していることはアピールポイントの1つになります。企業へアピールするためにも、履歴書にはしっかりと記入しましょう。この項目では、履歴書にスコアを記入する際の注意点について解説します。
受験した年月を書く
前述のとおり、企業によっては「◯年以内に取得したスコアのみ」と期限が決められている場合があります。そのため、受験した年月をしっかり記入しましょう。
また、TOEIC、TOEFLともに受験してからスコアが発表されるまでは時間がかかるため、余裕を持って受験することをおすすめします。
嘘のスコアを記入することは避けた方が良い
履歴書に嘘のスコアを記入した場合、バレてしまうリスクがあります。
企業によってはスコア認定証の提出を求めることもあるので、記入したスコアが嘘だと分かってしまえば、不採用になることも。最悪の場合、内定が決まっていても取り消される可能性があります。
リスクが大きいことから、履歴書に嘘のスコアを記入することは避けるべきです。履歴書にスコアを記入する際は、嘘偽りなく記入しましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。