グループディスカッションの対策の仕方!形式別にコツを解説!

このページのまとめ

  • グループディスカッションは、周囲とのやりとりを通して応募者の人柄を見ることが目的
  • グループディスカッションでは、積極性や発言力だけでなく気の配り方も見られる
  • グループディスカッションは課題ごとに複数種類あり、それぞれに合った対策が必要
  • グループディスカッションで注意すべきなのは、クラッシャーへの対応や議論中の態度

グループディスカッションの対策の仕方!形式別にコツを解説!のイメージ

近年、採用活動においてグループディスカッションを行う企業が増加しています。グループディスカッションでは集団行動を通して、応募者の人柄や能力を見ることができるためです。慣れないグループディスカッションに苦手意識や不安を持つ方も多いようすが、対策方法やコツがありますので、自信を持って臨めるようにしましょう。

グループディスカッション(GD)とは

グループディスカッションとは、複数人(おおよそ3~8人)でグループになり、制限時間内に課題を議論して結論や回答を導き出すことをいいます。企業内では年齢や部署の垣根を超えて仕事をする機会も多いため、入社後のあなたの姿を重ねて、社内で協力して問題を解決していくことができるかどうかを基準に選考されます。

グループディスカッションで見られていること

グループディスカッションでは、面接など個人的な質疑応答では測ることのできない、協調性や積極性を見られています。試験官は1度に多くの就活生を見ることになるので、あなたの長所や短所、組織やグループの中での動き方を印象に残せるよう意識しましょう。

協調性

企業で仕事をする際、部署や役職などの垣根を超えて複数人で行うことが多いので、一緒に課題を解決させていく姿勢が大切です。自分さえ良ければ良いという独りよがりな考え方は通用しません。そのためGDでは自分が突破できれば良いという考えではなく、チーム全員で突破することを目指して協力する姿勢で臨みましょう。

積極性

GDでは自分の意見を臆することなく、素直に伝えることができるかどうかという積極性も見られています。ほかのメンバーに反論されると嫌だから言わないようにしよう…ということや、面接官に反対意見をしてマイナスになるのは嫌だから反対意見は言わないようにしよう…とすることはマイナスです。円滑に議論を進めることが重要なので、ほかのメンバーの発言も尊重しながら、あなた自身の意見を伝えましょう。

リーダーシップ

ここで言うリーダーシップとは、制限時間内に課題を解決させようと行動することを指します。グループ内で時間が足りなくなってしまったり議論が平行線をたどったりしてしまったときに、率先して議論を進めるために、積極的に修正していく能力・姿勢を見せることが重要です。チーム全員が納得して回答を導くことができるように、進んで歩み寄ったり会話を進めたりしていきましょう。

発言力

試験官は、あなた自身の考えをメンバーに素直に伝えられるかという発言力を重要なポイントとして見ています。面接官やメンバーからどう思われるかばかりを気にしているとなかなか発言できません。あなたが発言するときにはメンバーの顔を見ながら、全員に聞こえる声で意見やアイデアをまっすぐ伝えましょう。

チームメンバーへの気配り

GDの中での気配りとは、メンバー全員が気持ち良く発言ができるように率先して雰囲気を作ることをいいます。メンバーの顔色を伺うことや、特定のメンバーに従うことではありません。チーム全員で回答することから、全員で議論に不足している部分や欠点を補い合うことが大切ですので、積極的に発言できる雰囲気を作っていきましょう。

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議論の種類と対策方法

グループディスカッションは、課題別にいくつかの種類に分けることができます。種類ごとに必要な能力や議論の仕方が異なるので、各種類ごとに例題を交えながら解説します。

抽象的テーマ型GD

「新しい通貨の単位を決めてください」など、正解がなく思考力を必要としない議論のこといいます。この型では、正解がないためにアイデア勝負のように感じ、堂々巡りの議論になったりゴールを見失ってしまったりすることも多くなるので、まず「なぜこの議論が必要であるのか」という点を見極めましょう。最終的なゴールは議論の必要性への回答をすることです。チーム全員でアイデアを出しながら「この問題を解決するとどうなるのか」について議論をすることがポイントです。

課題解決型GD

「お年寄りにSNSを浸透させるためにはどうしたら良いか」など、一定時間で具体的な解決方法を導く議論のことをいいます。この議論では、なぜ課題を解決する必要があるのか、どのくらいの期間を要するかという課題の本質を冷静に見極めて、根拠を示しながら回答することが重要です。「この課題には〇〇の問題があり、××までに解決する必要があります。今回の結論としては〇〇の方法を用いれば、解決できます」と具体的な回答が必要で、アイデアや問題点を整理しながら議論を進めましょう。課題が解決できる!とメンバー全員が納得して、面接官に提案することが最終的なゴールになります。

資料読み取り型GD

「この資料を元に新商品の購入回数を増やすキャンペーンを考えてください」など、具体的な数値をもとに進める議論のことをいいます。資料内に必ず手がかりがあるので、注意深く読み進めてください。中には資料内に正解が存在している場合もあるので、チーム内で仮説を立てたうえで根拠を元にその仮説が成立するかどうか議論を進めていきましょう。資料から外れた回答をしないことが最も重要です。

ディベート(討論)型GD

「小学生にスマホやタブレットは必要か、不必要か」など、回答が二者択一の議論のことをいいます。この議論では、反対意見が必ず出るので白熱することも多いですが、攻撃的・感情的になってはいけません。固く反対すると、全員が納得して回答を選択したと思われない可能性が高くなってしまうので、反論する際は注意が必要です。反論する場合は歩み寄る姿勢を崩さずに、自分の意見を穏やかに伝えましょう。また、自身が賛成側の場合、反対意見は冷静に受け止め、その意見を踏まえたうえで議論を進めていく必要があります。最終的にチーム全員で納得した回答で一致させることが重要です。

選択型GD

「このチームの中から月に行かなければならなくなったら誰ですか?」など複数の選択肢の中から回答を導く議論のことをいいます。正解はありませんが、複数の選択肢があるので、より良い可能性を探しながら議論を進めましょう。選択肢を即座に却下したり、〇〇よりマシというネガティブな意見を出したり、〇〇だけはダメと否定しながら議論を進めたりしてはいけません。最終的にチーム全員が納得して合意した答えを導くことが大切です。

その他のGD

上記のいずれにも該当しない、未来の数値予測や時事問題の討論などほかの種類も存在します。就活生が持っている知識を用いて回答を導く議論もありますが、分からない型だ!と慌ててはいけません。もし、分からない知識を問われたとしても、チーム内のメンバーに分かる人がいれば積極的に頼りましょう。分からないと素直に言えず、取り繕ってしまうと信憑性や信頼性・正確性が大幅に下がってしまうので、仲間を信用して、全員が納得できる回答に導いていくことが大切です。

グループディスカッションの中での役割

グループディスカッションでは効率よく議論を進めるために、まず最初にメンバーの中での役割を決めます。自分に役割がある場合は、役割を果たすとことが重要な選考ポイントです。あなたに役割がなくても、ほかのメンバーの役割を積極的にサポートするように心がけましょう。

リーダー

グループディスカッションのまとめ役です。リーダー役は試験官の目に止まりやすいので有利だと考える就活生もいますが、議論がスムーズに進まない場合は悪い評価もつきやすいので注意しましょう。リーダーは発言の少ないメンバーへ積極的に発言を促し、途中で全員が納得しているかどうかを定期的に確認をしながら回答を導いていきます。

タイムキーパー

時間内に結論が出るように議論の進捗や時間配分を行う役です。役割が決まったら、議論の時間配分を決めましょう。たとえば制限時間45分の場合、役割決めに5分、課題から議論する内容を決めるのに5分、議論に20分、結論をまとめるのに10分、回答を決めるのに5分というように各過程における時間配分を細かく決めます。決めた時間を全員で共有して、途中で時計を見ながら声掛けを行ったり、決めた通りに議論が進まないときには制限時間内に収まるよう時間配分を修正していきましょう。なお、時間を意識するあまり、議論を打ち切るようなことをしてはいけません。

司会

議論の進行役です。リーダーと同じ場合もありますが、リーダーは議論をまとめたり発言を促したりすることが中心であるのに対して、進行役は「制限時間の◯分前になりますので、そろそろ意見をまとめていきましょう」など議論を進めることが中心です。リーダーやタイムキーパーと連携をとりながら、チーム全員で進捗や認識を合わせることができるように、積極的に声を掛けていきましょう。

書記

意見をメモする役割です。同じ意見や議論のときに、書記が記載した内容を整理することで先に進めるようになるので、メンバーに伝わるように偏ることなく意見をメモしましょう。あればマーカーや付箋を活用すると見やすくなります。書記の人は、役割に集中するあまり発言が少なくなってしまいがちなので、積極的に発言することも忘れないようにしてください。

発表者

制限時間の最後や制限時間後に面接官に対して結論を発表する役割です。結論とあわせて議論の過程を簡単に説明する必要があります。メンバーを代表して行いますが、回答はチーム全員で導いたものですので自信をもって答えましょう。回答に納得がいかなかったり、時間内で最終的な結論が導き出せなかったりした場合でも、ほかのメンバー責任をなすりつける発表をしてはいけません。

グループディスカッションを突破するためのコツ

グループディスカッションでは、課題の型が事前に分からないことや正解がないことに不安や苦手意識を持つ方が多いですが、コツをおさえることで事前に準備できるのでリラックスして臨めるようにしていきましょう。

議論が始まる前にほかの就活生と話をしておく

いざ、試験が開始してからコミュニケーションをとろうと思ってもなかなか難しいものです。試験開始前などに少しで良いので、挨拶や簡単な自己紹介など話をしておくとリラックスできます。ほかの就活生はライバルではありますが、グループディスカッション中は同じ目的を持った仲間になるので、試験前に少しでもコミュニケーションをとっておきましょう。

原因や課題を定める

試験官から出された問題の原因や課題を見極めて議論をすることが大切です。議論では、あなたの人柄を伝えるだけではなく、与えられた課題の意図を汲み取った発言をすることが大前提であることも忘れないようにしましょう。原因や課題を分析して定めることができれば、議論内容や雰囲気を修正しやすくなります。

根拠を示して自分の意見を伝える

回答を議論するので、偏見や思い込みで意見を出してはいけません。根拠や信頼性・正確性は重要なポイントになります。「私は◯◯だと思います。なぜなら△△だからです。」と根拠も一緒に伝えるように意識しておくと良いでしょう。

就活仲間と一緒に練習をしておく

同じゼミやサークルの仲間、ほかの就活生と一緒に練習をしておくと自信に繋がります。そのとき練習した感想や課題も一緒に共有して解決しておくと、心構えや対策がより具体的にイメージできます。不安が解消されることで苦手意識もなくなっていきますので積極的に練習に参加しましょう。

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グループディスカッションを行う際の注意点

グループディスカッションでは、おおよそ30分~1時間と長時間に渡るので、終始選考が行われている自覚を持って臨みましょう。最後にグループディスカッション中の注意点について説明します。

クラッシャーにはならない

クラッシャーとは議論とは関係ない発言や的はずれな意見をしたり、行き過ぎる自己主張をして議論の妨げになったりする就活生のことをいいます。自分ばかり発言をする、役割から外れて強引に仕切る、ほかのメンバーの意見を即座に否定するなど、その場の状況にそぐわないことをするとあなたがクラッシャーだと思われてしまいます。社会人として、他人や時間に配慮しながら自覚を持って臨みましょう。

クラッシャーがいたときには

クラッシャーだと思う就活生を、無視したり否定をしてはいけません。面接官はあなたの行動が発言内容と一致しているかどうかという点も見ています。「仲間だから一緒に考えよう」と声をかけても、発言をさせないようにするといった行動をとってしまうとマイナス点にしかなりません。社会人になると、「相性が合わないから仕事ができません」という理論は通用しないので、たとえクラッシャーがいても発言に耳を傾けて、寄り添う姿勢を見せることが大切です。

アピールしたいからと自分だけ話すことは避ける

議論するには、全員の意見と発言・同意が必要です。1人の発言に偏ってしまうと独断で決まった回答だと試験官に受け取られてしまいます。リーダー役や進行役の進行に必要不可欠な発言を除いて発言する時間が全員平等になることを意識しましょう。

メモばかりでなく時々顔を上げる

書記役だけではなく、メモを取ることは大切ですが、うつむいてばかりになってはいけません。発言をする際、メンバーの顔を見ながら発言することで共感を得やすくなります。、ほかのメンバーの発言中は相槌を打ったり頷いたりすることで、聞いている姿勢を真摯に伝えられます。メモをすることに集中して発言の機会を逃したり、別の議題で「先程の件ですが…」と発言することがないように注意してください。

だらしない態度で臨まない

グループディスカッションでは長時間に渡って議論をするため、選考中であることを忘れないようにしましょう。無意識の内に、背もたれに寄りかかったり足を組んだりするむことがないように意識することが大切です。

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