インターン参加、応募理由作成のヒントについて解説

このページのまとめ

  • 企業側がインターンの応募理由を聞くのには、応募者の説明力や意欲をチェックする意図がある
  • 応募理由を作成する時は、参加を決めたきっかけやインターンで実現したいことについて改めて考えてみる
  • 結論を先に述べるなど理解しやすい内容を心がけ、学びたいと思っていることや抱負、意気込みなども加える
  • 最初は完璧さを追求するより、例文のような応募理由をいくつか書いて数をこなすことが大切

インターンに参加するにあたって頭を悩ませる作業の一つに、応募理由(志望動機)を作成することが挙げられるのではないでしょうか。企業が学生に応募理由を問うのには、応募者のコミュニケーション力や意欲を確認し、インターンの内容と応募者の希望がマッチしているかどうかをチェックする目的があると考えられます。適切な応募理由を作成するためには、こうした企業側の意図を把握しておく必要があると言えるでしょう。
本記事では、企業が応募理由を聞く意図と共に、実際に応募理由を作成する際のヒントや、具体的な書き方のコツなどを解説します。例文も記載しているので、参加を決意しさっそく応募しようと思っている学生さんはもちろん、インターンに興味がある・参加しようかどうか迷っているという段階にある方もぜひチェックしてください。

 

25卒の就活について相談したい

 

インターンの応募理由を聞くのはなぜ?

企業側が学生にインターンへの応募理由を聞くのは、どのような意図があってのことなのでしょうか。ミスマッチのない応募理由を作成するにあたっては、企業側の意向について知っておくことが大切です。以下に、想定される企業側の意図を3つ挙げます。

コミュニケーション力の確認

書類を通じて、応募者の文章力・表現力・説明力などを含むコミュニケーション力全般をチェックしていることが想像されます。応募者が書いた文章の漢字や言い回しの正確性を測りつつ、読み手にとって理解しやすい内容になっているかどうかを見ていると考えられるでしょう。

意欲の確認

インターン生を受け入れる際、その学生がどの程度の熱意を持っているかを知りたいと思うのは自然なことであると言えます。応募時の意欲は、インターン期間中のモチベーション維持に繋がる可能性が高いからです。そのため応募理由からは、真剣さを持って実務に取り組んでくれるか、最後まで責任を持って活動を続けられるかといったことも判断していることが予想されます。

マッチングの確認

応募者が興味を持っている事柄とインターン内容のマッチングも、企業にとって気になる点であると推測されます。自社のどのような点に関心を抱いたのか、応募者側の参加意図と企業側が想定している人物像・インターンの実施内容にズレがないかなどを把握することは、先に述べた意欲の確認にも関連付けられるからです。

▼関連記事
インターンの選考は、参加したい理由で差をつけよう!

 

25卒の就活について相談したい

 

応募理由作成の際のヒント

続いて、応募理由を作る際のヒントを紹介します。下記を踏まえて、企業側に「自社を選んだ明確な理由」が伝わる志望動機の作成に取りかかりましょう。

インターンに関心を持ったきっかけ

初めに、なぜインターンに参加しようと決めたのかを思い起こしてみましょう。他の人(友人や先輩など)から勧められたから、仕事について考えてみたくなったから、やりたいことを探そうと思い立ったからなど、何かしら行動を起こすきっかけとなった出来事があったのではないでしょうか。そのような些細なきっかけの中に、応募理由作成上のヒントが見つかるかもしれません。

インターン先を選んだきっかけ

次は、インターン先を選んだきっかけについてです。特別に関心を持った理由を明確にし、なぜそのインターン先・インターン内容が良いと思ったのかをよく考えましょう。この点を整理するためには、当該インターンに関する情報収集をしっかりと行い、どのような活動内容が含まれているのかということを理解する必要があります。

インターンで実現したいこと

そのインターンに対し、あなたはどのような期待を抱いているでしょうか。インターン参加を通して何を学び、何のスキルを身につけ、どのような経験を積みたいか、といったあなた自身の目的もまた、インターン参加の強い動機となります。インターン先ならではの特色と自らの希望を結び付けることができれば、独自性の高い応募理由を作ることができそうです。

▼関連記事
インターンシップの志望動機、どう作る?

 

25卒の就活について相談したい

 

応募理由の書き方

ここでは、応募理由の書き方について具体的に確認していきましょう。
最初の項目で説明したように、人事は応募理由から応募者の文章力・表現力・説明力をチェックしている可能性があります。自分の強みや経験を全面的にアピールしたくなってしまうかもしれませんが、読み手にとってわかりやすい内容になるよう仕上げることを優先し、書き出しから結論を述べるようにしましょう。質問の形式に合わせて、「応募したのは○○だからです」「インターンシップでは○○を学びたいと思っています」というようにです。

結論を述べたら、次はその結論に至った理由。すなわち、きっかけとなる出来事や、他のインターンとの比較の中で考えたことなどを伝えます。結論と理由をセットにすることにより、説得力のあるエピソードになるでしょう。その上で改めて結論を述べることで、読み手が理解しやすい筋の通った志望動機とすることができます。インターンを通して学びたいと思っていることや抱負、意気込みなどを付け加えるのも効果的です。

企業・業界によっては応募理由の文字数に規定を設けていることもあるので、この点にも注意するようにします。文字数の制限は、200字から800字までのケースが多いようです。字数に関するルールがある場合は、規定文字数の8割ほどを埋められる内容にしましょう。例えば400字であれば、320字以上の内容を書くことになります。

▼関連記事
インターンシップに参加したい!志望動機はどう書く?

 

25卒の就活について相談したい

 

応募理由の例文

「私は○○に関心を持っており、○○への理解を深めたく貴社のインターンシップ参加を希望しております。
学生時代に○○の経験をしたことがきっかけで、○○の仕事に着目するようになりました。貴社のインターンシップ内容を知り、○○についてさらに深く学ぶことができるという点に魅力を感じたので、応募させていただいた次第です。
インターンシップでは○○を経験することで、○○業界における仕事の一端に触れたいと考えております。もし参加機会をいただけましたら、リーダーシップやコミュニケーション力を活かして活動に取り組むことで皆様に貢献したいと思います。」

以上が応募理由の例文です。これまでにお伝えしてきた作成時のヒントとコツを元に、あなたならではの応募理由を書いてみましょう。最初は時間がかかったり、思い通りに書けなかったりするかもしれませんが、あまり気にせず文中に入れたい題材を選択することから始めるようにします。

応募理由の良し悪しを判断するのに、明確な基準はないと考えられます。完璧なものを作ろうとするよりは、数をこなすことが大切です。例文のような文章をいくつか書いてみることで、徐々にスムーズに作成することができるようになります。インターンの応募理由作成に取り組むことは、就活時に志望動機を書く際の練習にもなるでしょう。

キャリアチケットでは、新卒者向けの就職支援サービスを実施。プロの就活アドバイザーがマンツーマンで、カウンセリングや面接対策を行っています。就活に不安がある、就活が上手くいっていないという方は、ぜひお気軽にご相談ください。
またWebサイトには、本記事以外にもインターン関連の記事を多数掲載しています。インターンへの参加を検討している方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。正しい知識を身につけ、インターン参加経験をあなたの将来にとって有意義なものとしましょう。

▼関連記事
インターンシップの志望動機の例文5つ!書き方も解説

 

25卒の就活について相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。