このページのまとめ
- 集団面接の自己紹介では、「大学名」「学部」「学科名」「氏名」を伝える
- 集団面接の自己紹介では、自己PRや志望動機を短く伝えるのもおすすめ
- 集団面接の自己紹介は時間が限られやすいので、「30秒」などのパターンを用意する
「集団面接の自己紹介では何を伝えればいい?」「個人面接の場合と違いはある?」などと悩む就活生もいるでしょう。自己紹介で伝える内容自体は、個人面接と違いはありません。ただし、参加人数が多い分、時間が少ないので、30秒などの時間指定に向けて準備しておきましょう。
この記事では、集団面接で自己紹介を行う際のコツについて解説しています。最後まで読めば、自信を持って集団面接の自己紹介でアピールできるはずです。
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- 集団面接とは?選考突破に向けたポイントを解説
- 集団面接の基本的な流れ
- 個人面接との違い
- 集団面接で行う自己紹介の内容
- 大学・学部・学科名
- 自己PR
- 志望動機
- 締めのあいさつ
- 集団面接で自己紹介を行う際のポイント
- 簡潔にわかりやすくまとめる
- 指定された時間を守る
- 大きな声でハキハキと話す
- 聞かれた質問に対して答える
- ほかの就活生の自己紹介も聞く
- 集団面接で自己紹介を行う際の例文
- 30秒で自己紹介を行う際の例文
- 1分で自己紹介を行う際の例文
- 集団面接の自己紹介以外でも気を付けるべきポイント
- ほかの就活生に流されないようにする
- 聞かれやすい質問は対策しておく
- 話を聞く態度も見られている
- Web集団面接で自己紹介をする際の注意点
- 落ち着いてゆっくりと話す
- 普段よりも明るい声を意識する
- 目線はカメラに向ける
- 表情や身振り手振りも意識する
- 集団面接での自己紹介に悩んでいるあなたへ
集団面接とは?選考突破に向けたポイントを解説
集団面接とは、複数名の就活生が同時に受ける面接のことです。面接官が1~3名、学生が2人から6人程度で行われるケースが多く、グループ面接と呼ばれる場合もあります。
集団面接の基本的な流れ
集団面接の基本的な流れは、次のとおりです。
1.入室
2.自己紹介
3.質疑応答
4.逆質問
5.退室
面接の流れ自体は、個人面接と大きな違いはありません。ただし、入室順や退出順でマナーが変わるため、確認しておくのが大切です。
たとえば、入室時に先頭になった場合は、3回ノックをしてから入室します。2番手以降の場合は、ドアの前で一礼し、「失礼します」と伝えてから入室です。
個人面接とは振る舞いも変わってくるので、事前にチェックしておきましょう。集団面接の入退室マナーについては、「個別面接とは違う?集団面接の入退室マナー!」も参考にしてください。
個人面接との違い
個人面接と集団面接では、評価されるポイントも変わってきます。ほかの就活生と直接比較され、評価されることになるでしょう。
たとえば、面接官は最初にアピールした就活生を基準とし、アピールできているかどうかが判断されます。内容はもちろん、声の大きさや話し方も比較されるでしょう。
また、集団面接の場合は、ほかの就活生が話している間の待ち時間があります。待っているときの態度が悪いと評価が下がる点も、集団面接ならではのポイントです。
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集団面接で行う自己紹介の内容
集団面接で自己紹介を行う場合は、大学名や自己PRなどを伝えましょう。ここでは、自己紹介で伝えたい内容を紹介します。
大学・学部・学科名
まずは自分について伝えるため、「大学」「学部」「学科」の3つを伝えましょう。「△△大学△△学部△△学科の△△△△です」と名乗ります。
大学名などと合わせて、大学での活動を伝えても問題ありません。「△△部に所属しています」「大学では△△を学んでいます」などと伝えましょう。
自己PR
自己PRを行い、スキルや強みをアピールするのもおすすめです。どのような人柄かわかるように、特徴をアピールするといいでしょう。
ただし、自己紹介の場面なので、自己PRが長くならないように気をつけてください。「△△に自信があります」のように、一言で伝えましょう。
エピソードを含めて自己PRを行うと、「自己紹介を聞いているのに自己PRをしている」と誤解されてしまいます。あくまでも自己紹介がメインなので、時間配分に気をつけてください。
志望動機
企業のどのような点に魅力を感じたか、志望動機を伝えるのもおすすめです。「御社の△△の点に魅力を感じて志望しました」のようにシンプルに伝えます。
自己PRと同様に、長く話してしまうのは避けましょう。志望動機は面接でも聞かれる可能性が高いので、自己紹介の時点では簡単に伝えてください。
締めのあいさつ
自己紹介の最後には、「本日はよろしくお願いいたします」と締めのあいさつをしましょう。締めのあいさつがないと、どこまでが自己紹介なのかがわかりません。
自己紹介のコツについては、「自己紹介の書き方のコツは?好印象を与えるポイントと6つの例文を紹介」の記事でも解説しています。長くならないように、1分前後で伝えられるように準備しておきましょう。
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集団面接で自己紹介を行う際のポイント
集団面接はほかの就活生もいるため、時間や話し方により一層気をつける必要があります。ここでは、集団面接で自己紹介を行う際のポイントを解説します。
簡潔にわかりやすくまとめる
自己紹介がわかりやすく伝わるように、簡潔にまとめましょう。ダラダラと話してしまうと、面接官に何を伝えたいのかがわからなくなります。
自己紹介で最低限必要なのは、大学名と名前です。強みなどのアピールは面接が始まってからできるので、自己紹介では必要ありません。
まずは何を求められているか意識し、必要内容が伝わる自己紹介を考えてください。
指定された時間を守る
自己紹介の時間が指定されている場合は、必ず守るようにしましょう。「1分で自己紹介をお願いします」のように、伝えられる場合もあります。
時間を守れないと、「情報をまとめる能力がない」と思われてしまうでしょう。あらかじめ「1分の自己紹介」「2分の自己紹介」のように、パターンを用意しておくのがおすすめです。
限られた時間で自己紹介を伝えるコツは、「就活の自己紹介は1分ですべてを伝える必要はない!作り方を例文付きで解説」の記事で紹介しているので参考にしてください。
大きな声でハキハキと話す
面接会場にいる全員に伝わるように、大きな声で話すようにしましょう。ほかの就活生よりも好印象を与えるために、話し方は大切です。
また、集団面接の場合、個人面接よりも会場が広い場合もあります。普段と同じ声の大きさでは、聞こえにくい可能性もあるでしょう。面接官に伝えることはもちろん、周囲の就活生にも聞こえる声の大きさで自己紹介をしてください。
聞かれた質問に対して答える
「自己紹介をしてください」ではなく、「大学名と氏名を教えてください」のように具体的に面接官に質問される場合もあります。この場合は、用意してきた自己紹介をするのではなく、聞かれた質問に対して答えましょう。
質問されていない内容を答えてしまうと、「話を聞いていない」と思われ評価が下がります。「自己紹介と意気込みをお願いします」「氏名と自己PRをお願いします」など、さまざまな聞かれ方があるので、聞かれた内容だけを答えるようにしてください。
ほかの就活生の自己紹介も聞く
自分の自己紹介だけに集中せず、ほかの就活生の自己紹介も聞くようにしましょう。集団面接では、待っている間の姿も見られています。
たとえば、「話しに対して軽く相づちをうつ」「正しい姿勢で聞く」のように、ほかの就活生の話を聞いていることをアピールしてください。
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集団面接で自己紹介を行う際の例文
ここでは、集団面接で自己紹介を行う際の例文を紹介します。30秒の自己紹介と、1分の自己紹介の例文を紹介するので参考にしてください。
30秒で自己紹介を行う際の例文
△△大学から参りました山田花子と申します。大学では経済学部で現代アメリカの経済について研究しています。
私の趣味はマラソンで、学生時代に3回フルマラソンを完走しました。今はさらにタイムを伸ばせるように、毎朝10キロの距離を走って体力づくりをしています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
1分で自己紹介を行う際の例文
△△大学文学部から参りました山田花子と申します。大学では英米文学のゼミに所属し、19世紀イギリスの小説について研究しています。2年次には半年間イギリスに留学し、現地の学生と交流をしました。
また、サークルでは海外からの留学生に日本語を教える活動をしており、英語力だけでなく、人に教える力が身についたと思っています。
社会人になったらさらに国際的に活動したいと考えており、海外に数多くの拠点を構える御社を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。
30秒で自己紹介する際のコツは、「例文あり。『30秒で自己紹介してください』への対処法」の記事でも紹介しています。自己紹介ができたら実際に声に出し、どのくらいの時間がかかるか確認しておきましょう。
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集団面接の自己紹介以外でも気を付けるべきポイント
集団面接全体を通して、聞く姿勢に気をつけるのが大切です。また、ほかの就活生の影響を受けすぎないようにすると、落ち着いて面接に臨めます。
ここでは、集団面接全体を通して、気をつけたいポイントを3つ解説するので参考にしてください。
ほかの就活生に流されないようにする
集団面接では、ほかの就活生の態度や発言に流されないよう注意が必要。周囲の影響を受けてしまい、自分のペースを乱し、アピールに失敗する就活生もいるからです。
たとえば、自分の前に話した就活生のアピールが素晴らしいと、萎縮するかもしれません。また、話したい内容が重なってしまい、不安になることもあるでしょう。
しかし、大切なのは周囲を気にせず、自分のアピールを伝えられるかどうかです。ほかの就活生がすごくても、内容が同じでもあなたの評価は下がらないので、自分の全力でアピールしてください。
聞かれやすい質問は対策しておく
よく聞かれる質問を想定し、何を答えるか対策しておきましょう。グループ面接は個人面接と比べると一人に使える時間が少なく、変わった質問はされにくい傾向にあります。
集団面接でよく聞かれる質問は、次のような質問です。
・自己PR
・志望動機
・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)
・長所、短所
落ち着いて答えられるように、あらかじめ答えを準備しておきましょう。
話を聞く態度も見られている
集団面接では話を聞く態度が面接官に見られているので、自分が話していないときも気を抜かないようにしましょう。ほかの就活生の発言に対して、意見を求められる場合もあります。
人数が多いと待つ時間も多くなりますが、面接では集中し、真剣に話を聞くようにしてください。集団面接のマナーについては、「集団面接突破のコツ6選!注意点と質問例・評価ポイント・入退室マナーも」でも解説しているので、合わせてご確認ください。
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Web集団面接で自己紹介をする際の注意点
Web(オンライン)で集団面接を行う機会もあるので、対策をしておきましょう。画面を通して会話をする分、対面とは違った準備が必要です。
ここでは、Web集団面接で自己紹介をする場合の注意点を解説します。
落ち着いてゆっくりと話す
Web集団面接の場合、対面のときよりもゆっくり話すようにしましょう。回線の都合によって、内容が伝わりにくかったり、途切れたりする場合があるからです。
早口で話してしまうと、聞き取れない箇所が増え、うまく伝わらないケースも増えます。対面よりも落ち着いて話すようにすると、オンラインでも聞き取りやすいのでおすすめです。
普段よりも明るい声を意識する
声のトーンをあげ、明るく聞こえるように意識しましょう。オンラインの場合、声が暗く聞こえたり、小さく聞こえたりする場合があります。
話し方の印象が悪いと、内容がよくてもなかなか評価されません。好印象を与えられるように、明るく話すことを意識してください。
目線はカメラに向ける
目線は画面ではなく、カメラに向けるようにしましょう。面接官の表情を見るために画面を見てしまうと、あなたの目線がずれてしまいます。
事前にカメラの調整を行い、映り方を確認しておくのもおすすめです。正面を向いて話しているように、調整しておいてください。
表情や身振り手振りも意識する
表情や身振り手振りは、いつもより大きく表現しましょう。オンラインは対面と違って空気感が伝わりにくいので、表情など目に見える表現が大切になります。
画面越しのコミュニケーションは、対面と比べると伝わる情報が減ります。少し大げさに表現したほうが、あなたの魅力が伝わるのでおすすめです。
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集団面接での自己紹介に悩んでいるあなたへ
集団面接で自己紹介を行う場合、伝える内容は個人面接と変わりません。ただし、人数が多い分、時間制限が伝えられる可能性があります。事前に「30秒バージョン」「1分間バージョン」など準備しておきましょう。
自己紹介で何を伝えるか悩む場合は、就活エージェントのキャリアチケットに相談してください。あなたの強みや特徴がアピールできる自己紹介を一緒に考えます。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。