面接対策の鍵とは?自己紹介のコツと内定獲得に近づく7つのポイントを解説

このページのまとめ

  • 面接対策で特に鍵を握るのは、入室時の第一印象と自己紹介の内容
  • 魅力的な自己紹介を作るには抱かせたい印象をもとに300文字程度でまとめるのが重要
  • 面接では志望企業を理解して、適切にコミュニケーションを取れるかどうかが鍵を握る

面接対策の鍵とは?自己紹介のコツと内定獲得に近づく7つのポイントを解説のイメージ

「面接対策は結局何が重要か知りたい」「面接が思うように通過できなくて悩んでいる」という人は多いのではないでしょうか。面接は企業によって質問内容や雰囲気が異なり、緊張するのも相まって、思うように回答できない人も一定数います。

この記事では、面接対策の鍵を握る自己紹介のコツと、内定獲得に近づく7つのポイントをまとめました。面接前後のポイントも解説しているので、選考の突破率を高めたい人はぜひ参考にしてください。

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目 次

面接対策の鍵はなに?まずは第一印象をよくすることから

面接対策の鍵としてさまざまな項目を思い浮かべるかもしれませんが、まずは第一印象をよくすること、つまり身だしなみを整えることが最も重要です。

「人は見た目が9割」「人の第一印象は3秒で決まる」などの言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。実際、初対面の人と会う際にも、会話をする前の見た目だけでどのような性格の人か無意識に判断している人も多いはずです。

就職活動においても、面接官と対面したとき、お互いに「この人は△△△なイメージだな」と印象を抱くのがむしろ普通といえるでしょう。

そして、最初に抱いた印象はなかなか変わらないため、初見でどれだけ好印象を残せるかが重要なのです。

以下、就職活動の面接において、スーツや髪型、各種小物に関して意識したいポイントを解説します。

スーツはジャストサイズでお手本通りの着こなしを

就職活動で使用するリクルートスーツは、量販店で販売されている一般的な形のもので構いません。

購入時に気をつけたいのが「サイズ感」で、自分の体型にフィットしているスーツを選んでください。

・ジャケットの肩幅は合っているか
・袖は長過ぎ・短過ぎていないか
・ボタンを留めると窮屈でないか
・パンツの裾の長さは適切か
・キツ過ぎて動きにくくないか

これらの項目をチェックしておけば、ジャストサイズでお手本通りの着こなしができるはずです。

女性の場合、パンツスーツとスカートのどちらを面接で着用するか迷う人もいるでしょう。その際は、スカートを選択するのがベターです。パンツスーツの場合はアクティブ・積極的な印象を与えられるため、営業職や総合職を志望する際に選ぶとよいでしょう。

スーツの選び方や着こなしの注意点について「面接に適したスーツを男女別に紹介!着こなしや身だしなみの注意点も解説」で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

ジャストサイズで着こなした上で清潔感を保とう

リクルートスーツはハードに使い回すことになるため、シワが入ったり汚れてしまったりすることもあります。

その状態で面接に臨むのはあなたの印象を悪くしてしまいがちなので、清潔感は特に意識しましょう。

リクルートスーツを2着以上購入した際は、1着を説明会用としてハードに使い回し、もう1着を面接用などとして使い分けると、仕立てのよい状態で面接を受けられるのでおすすめです。

スーツは定期的にクリーニングに出して、清潔感のある装いを心がけましょう。

髪型や髪色・メイクは清潔感を意識して

髪型や髪色・メイクに関しても、スーツの着こなしと同様に清潔感が欠かせません。

・明らかに髪が伸びた状態で手入れが行き届いていない
・寝癖がついていないか
・髭が生えていないか
・華美で悪目立ちしかねないメイクになっていないか

上記に該当しないよう注意した上で、前髪が目にかからないようにすることも大切です。髪の毛で顔を覆う割合が高くなるほど暗い印象になりがちなので、すっきりとまとめるようにしましょう。

髪色は必ず黒である必要はありませんが、明るすぎる場合は社会人としてのマナーを疑われる可能性があるため避けてください。

面接官になったつもりで自分の髪型や髪色、メイクを客観的に見て、マイナスな印象を与える可能性がないか確認しておきましょう。

カバンや靴などの小物はスーツと合わせよう

カバンや靴などの小物に関しては、スーツの色味と合わせるとすっきりまとまります。一般的に黒のリクルートスーツを着用するため、各種小物も黒で統一しておくとよいでしょう。もちろん、同系色で悪目立ちしない程度であれば問題ないため、厳密に捉える必要はありません。

カバンに関しては着座した椅子の横に立てかけることになるため、自立できるタイプがおすすめです。素材に関しては特に決まりがあるわけではないため、使い勝手のよいタイプやメンテナンスしやすいものを選ぶとよいでしょう。

面接で着用する靴に関しては「面接に適した靴とは?正しい色や形を解説!お手入れ方法も紹介」で詳しく解説しています。

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面接官が就活生を見ている3つのポイント

面接の場面において、面接官が応募者であるあなたのどこを見ているのか、その3つのポイントを解説します。

入室した際の第一印象と、第一声といえる自己紹介で印象がほとんど決まるため、企業側が確認したい以下の項目をそれぞれ理解した上で立ち居振る舞うことが大切です。

書類だけでは判断できない雰囲気や人柄

面接では応募者である就活生と直接会話できる機会であるため、書類では判断できない雰囲気や人柄を確認しています。

発言内容はもちろん、声のトーンや表情、間の取り方など、その人の人柄が現れる箇所は数多くあります。逆の立場に立ってみるとわかるように、会話のキャッチボールをしながらさまざまな情報をもとに、その人の印象を形作るのが一般的です。

企業側としては、求める人材にマッチするかどうかを面接で判断したいため、履歴書やESに書かれた内容と面接の受け答えをもとに、総合的にあなたのことをジャッジしています。

就職活動では、自分自身がその企業で活躍できることを魅力的にアピールできるかが大切です。そのため、面接官に与えたい印象を意識して発言内容や立ち居振る舞いを変えられると、高評価を得やすくなるでしょう。

その場に適したコミュニケーションをとれるか

社会人として働く際は、さまざまな立場の人とコミュニケーションをとる必要があります。「営業先のクライアントに迷惑をかけないコミュニケーションをとれるか」といった視点で、その場に適した振る舞い・対話ができるかも見られているのです。

面接はあくまで会話のキャッチボールをして、相互理解を深める機会です。面接官の質問の意図を正しく汲み取り、正確に回答できるかも見られています。

面接で緊張するのはやむを得ないものの、質問に対して見当違いな回答をしてしまうケースはよくあります。このような回答をするとマイナス評価を受けかねないため、注意が必要です。

面接を通じて、あなたに基礎的なコミュニケーションスキルがあるかも見られていると覚えておきましょう。

回答内容や姿勢などから入社への熱意を感じられるか

当然ながら、面接を通じて応募者の熱意も見ています。

・回答がテンプレート通りでオリジナリティがない
・ボソボソと話して聞き取りづらい
・回答に自信がなくて声が小さい

面接は入念に対策をするほど、自信を持って回答できるようになるはずです。志望度の高い企業ほど時間をかけて準備するのが当然で、逆に、さほど対策をしていないと企業側にも見透かされてしまいます。

面接官としては熱意のある学生を採用したいのが当たり前である以上、質問に対する回答や受け答えの姿勢から、入社への熱意があるかを冷静に判断しているのです。

なお、面接の練習に関してはセミナーに参加すると効率がよいのでおすすめです。「就活セミナーでの面接練習をするメリットは?効率的な活用法もご紹介!」で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

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自己紹介と見た目の印象が面接対策で特に鍵を握る

面接における最初の質問である自己紹介は、面接対策の中でも特に重要で、入室時の見た目とあわせて第一印象が決まると言っても過言ではありません。

自己紹介にはコミュニケーションをとるきっかけづくりやアイスブレイクの役割も担うため、うまく自己紹介できるとその後の流れは比較的スムーズに進みます。一方、自己紹介でつまずくと、その後の雰囲気はどこかぎこちなく、微妙な形で終わってしまうこともあります。

自己紹介は本人確認の意味合いはありますが、自己アピールをうまく盛り込むことで面接官の印象に残りやすくなるはずです。

自己紹介の内容次第で面接の合否を左右すると言っても過言ではないため、内容だけでなく、声のトーンや表情、話すスピードなども意識することが大切です。

自己紹介の全体像について改めて確認したい人は「自己紹介の基本的な項目とは?自己PRとの違いや注意点を例文つきでご紹介」をご覧ください。

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自己紹介の適切な長さは1分が基本

通常であれば「自己紹介をしてください」などと質問され、回答することになります。このとき、時間の指定がない場合は1分程度を目安にしましょう。

自己紹介は短過ぎず長過ぎない丁度よさが求められ、自分のプロフィールをわかりやすく伝えることが大切です。

自分のことを知ってほしいあまり、長々と自己紹介するのはやめましょう。極端に長い自己紹介は、面接官に「まとめる力がないのでは」「聞き手のことを考える力に欠けるのでは」と思われかねません。

面接によっては、「2分で自己紹介をしてください」「30秒でお願いします」などと時間を指定されることもあります。そのため、基本バージョンとして1分で話せる自己紹介を作成し、長いとき・短いときにどうするかも考えておくと、その場で慌てることもないでしょう。

なお、1分で話せる文字数は話すスピードにもよりますが、およそ300文字程度です。300文字を意識して自己紹介を作成して、完成したらタイマーで計りながら話す練習をしましょう。

ちなみに、自己紹介に時間指定をするのは、応募者に同じ条件を与え、限られた時間で話をまとめられるかを評価したいからと考えられます。

自己紹介の基本的な構成要素

自己紹介で話したい内容を踏まえると、基本的には「本人情報の伝達」「自己アピール」「意気込み」の構成になるでしょう。

以下、それぞれの項目で意識したいポイントやかけられる時間・秒数について解説します。

最初の10秒で本人情報を伝える

自己紹介の冒頭では、以下の情報を伝えてください。

・出身大学
・学部と学科
・氏名

自己紹介は、面接官の前にいる人物が履歴書の人物と相違がないか確認する狙いもあります。そのため、上記の情報を正確に伝えてください。

自己紹介のなかでも第一声としてこれらの項目を伝えるため、ハキハキとした声で好印象が残るように意識しましょう。

次の40秒で自己アピールを盛り込む

自己紹介は、あくまで自分がどのような人物であるかをわかりやすく伝えるものです。ここでは、自己紹介以後の質問を意識しながら、大学で取り組んでいる内容や自身の性格的な特徴などの概要を話しましょう。

アピール部分で話した内容をフックに、面接官が話を広げやすくなるように伝えるのがポイントです。なお、自己PRをする機会ではないため、詳細を話し過ぎないように気をつけてください。

「自分はこういう人です」と知ってもらうために自己紹介をするため、質問の意図を汲み取った適切な回答を心がけましょう。

最後の10秒で面接の意気込みを伝える

自己紹介の締めの一言として「本日はよろしくお願いいたします」だけでも構いませんが、面接への意気込みを盛り込むと熱意が伝わりやすくなります。

・私のことを精一杯お伝えしたいと思っています
・持ち前の粘り強さをアピールできるようにがんばります
・御社の一員として活躍したいと思っています

このような意気込みを締めの挨拶の前に入れて、面接官に熱意を伝えましょう。

自己紹介と自己PRの違い

先ほども触れたように、自己紹介と自己PRは別物です。

・自己紹介:自分は何者であるかをざっくりとしってもらうための挨拶でプロフィールの紹介が中心
・自己PR:企業側が求める人物像を踏まえて、自分の強みやスキルを売り込むためのもの

上記の違いを踏まえて、自己紹介をする際は「自己紹介は自己PRではない」ことに気をつけましょう。

自己紹介の場面で長々と自己PRをしてしまうと、質問の意図を汲み取れない人物としてコミュニケーションが取りづらいと判断されかねません。

面接では、企業側が尋ねたい項目に対して的確に回答するのが基本です。そのため、「お名前をお願いします」と言われた際は、氏名のみを答えるようにしましょう。

自己紹介の注意点については「自己紹介では何を話す?新卒者が面接時に気をつけたい点」で詳しく解説しています。

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魅力的な自己紹介の作り方3ステップ

ここでは、面接官に好印象を残せる魅力的な自己紹介を作る方法を解説します。

思うように自己紹介をまとめられない人は、以下で紹介する3ステップをもとに、自分なりの自己紹介を完成させましょう。

面接官に抱かせたい印象を決める

まずは、自己紹介を通じて面接官に持ってほしい印象を決めてください。

就職活動は、企業とあなたがマッチングする機会です。そのため、企業側の求める人物像を踏まえ、自分の強みを魅力的にアピールするのが対策として効果的です。

企業が「何事も前向きにチャレンジできる人材」を求めているのであれば、そのような印象を持ってもらえるような自己紹介にまとめると決めるのがファーストステップです。

このとき、履歴書やESなどの提出済み書類に書いた強みとズレがないようにしてください。就職活動を通じて、アピールしたい強みにズレがあると一貫性がなくなり、面接官の印象も残りづらくなります。

まずは自己紹介に芯を通すつもりで、面接官にどのような印象を持ってほしいかを決めましょう。

抱かせたい印象をアピールできるエピソードを考える

自己紹介で与えたい印象を決めたら、アピールできるエピソードを考えます。

このとき、自己紹介で伝える内容はあくまで概要で、今後の質問のフック・きっかけになることを意識するのが大切です。面接で触れてほしい項目や面接官に興味を持ってほしいことをイメージして、適切なエピソードを考えましょう。

自己紹介で伝えるエピソードに関しては、自己PRや長所、ガクチカなどで伝えるものと重複しても構いません。自己分析をした過程で洗い出せたエピソードから、使い勝手のよさそうなものを選べば問題ないでしょう。

300文字程度でまとめる

エピソードの選別ができたら、あとは自己紹介の基本である1分を意識して文章を構成します。

1分間に話せる文字数の目安である300文字を、冒頭の10秒、アピール部分の40秒、締めの10秒にそれぞれ割り振っていきましょう。具体的には、以下の配分で考えるのがおすすめです。

・冒頭の本人情報で50文字程度
・アピール部分で200文字程度
・最後の締めで50文字程度

完成したら、実際に発声して時間を計測しましょう。

盛り込んだ内容に関して、自己PR色が強くないか、面接官に持ってほしい印象を与えられそうかなどもチェックしてください。

自己紹介の例文に関しては「面接での自己紹介を成功させるコツとは?例文付きで紹介!」をご覧ください。

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面接突破の鍵を握る7つのポイント

面接対策の鍵を握るのは、身だしなみや自己紹介に限らず、さまざまな要素が挙げられます。

ここでは、面接突破の鍵を握る7つのポイントを解説します。

面接を受ける企業の研究・理解

面接に限らず、就職活動全体を通して特に重要なのが、面接を受ける企業の研究及び理解です。

企業のことを正しく・深く理解していないと、具体的で説得力のある志望動機を作成したり、求める人物像を踏まえた魅力的な自己PRを作成したりするのは難しいでしょう。

もちろん、面接で企業の特徴や競合他社との違いなどを聞かれる可能性もあるため、調べたらわかるような質問に回答できないと、熱意がないのではと判断されかねないため注意が必要です。

理念や設立年、代表の名前といった基本的な企業情報は、面接前に必ず復習しておきましょう。

自身の強みと弱みの把握

就職活動や面接をスムーズに進めるには、企業理解だけでなく、自己理解も欠かせません。

なかでも自身の強みと弱みの把握は、企業へ自分を売り込む際に重要です。企業研究と自己分析を踏まえて整理できた情報をもとに面接の回答を検討・用意すれば、より効果的で戦略的な対策を施せるでしょう。

「自分はどのような人間であるか」を言語化できていない限り、そもそも適切に自己紹介することもできません。

自身の強みと弱みをはっきりと答えられない場合は、自己分析をやり直したほうがよいでしょう。

入社後の活躍をイメージできるエピソードの準備

企業側としては、より長期間にわたって活躍できる人材を求めています。そのため、入社後の活躍をイメージできるような学生時代のエピソードは、できれば複数用意しておきましょう。

面接の時間は長くても30分程度で、質問の数にも限りがあります。そのなかで好印象を残すためには、企業が求める人物像にマッチするようなエピソードが欠かせません。

目立つような結果である必要はなく、自分らしさが伝わるエピソードであれば問題ないため、自身の強みがにじみ出たようなエピソードを探しておきましょう。

結論ファーストな分かりやすい回答

面接の回答に関しては、結論ファーストで分かりやすさを意識することが大切です。

面接に限らず、履歴書やESで自己PR・ガクチカなどを書く際も、結論を最初に伝えて面接官の興味をひきましょう。

物語で一般的に使われる「起承転結」の文章構成は、就職活動においては不向きです。

ほかにも、数字を交えて「私が大切にしている価値観は3つあります」のように回答するのも、面接官が話の展開をイメージしやすくなるので取り入れてみてください。

面接の回答は分かりやすさを優先して、結論ファーストで答えるようにしましょう。

逆質問の準備

面接でほぼ必ず用意されるのが、就活生から質問を投げかける「逆質問」です。「何か質問はありませんか」などと面接の終盤で聞かれることが多く、逆質問の内容次第で効果的にアピールできます。

逆質問で意識すべきポイントは、以下のとおりです。

・キャリアイメージに関する質問で活躍をアピール
・入社までにすべきことを尋ねて熱意をアピール
・事業の方向性を掘り下げたような質問で熱意をアピール

これらの質問を咄嗟にできると、面接官の評価も高まりやすいでしょう。

逆に、調べたらわかる内容や「特にありません」などの回答はNGです。リサーチが足りていないことを示す結果となり、かなりのマイナス評価になる可能性が否めません。

志望度の高さをアピールするためにも、逆質問する項目は必ずリストアップしておきましょう。

逆質問の対策に関しては「逆質問って何を聞けばいい?採用側の本音と対策方法」で詳しく解説しています。

会話のキャッチボールを意識

面接への臨み方として、会話のキャッチボールを意識するとよいでしょう。

目上の人と話すのは誰もが緊張しますが、その点も含めて面接では見られています。「社会人経験が豊富な人と会話を楽しむ」くらいの気持ちで、まずは質問をしっかりと聞き、尋ねた意図を理解することが大切です。

面接官の質問が理解できなかった場合は、「もう一度お聞きしてよいでしょうか」などと正直に頼みましょう。わかったフリをして見当違いな回答をすると、むしろ評価が下がってしまいかねません。

面接は「限られた時間でお互いのことを知る機会」であるとして、会話のキャッチボールを楽しむ気持ちで望むとよいでしょう。

礼儀正しい態度・姿勢

当然ですが、面接の基本的な心構えとして礼儀正しさを忘れてはいけません。

目上の人と話す機会であることを踏まえ、失礼のない言動はもちろん、視線をキョロキョロと動かすのもやめましょう。背筋をスッと伸ばして、表情が固くなりすぎないよう、口角を意識的に上げるようにすることも大切です。

面接官が砕けた口調で話したとしても、応募者としての立場をわきまえて、面接の機会をいただいたことへの感謝を忘れないようにしながら受け答えしましょう。

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面接前後で意識したい選考通過のポイント5選

面接対策の鍵は上記のとおりですが、面接前後でも意識すべきポイントはいくつかあります。

ここでは、面接前後で意識したい選考通過に近づくためのポイントを5つ解説します。

面接会場への到着は10分前までに

最低限のマナーとして、面接開始10分前には会場に到着するようにしましょう。

時間にルーズな印象を与えてしまうと、選考通過はかなり難しいのが実情です。もちろん、公共交通機関に急な遅れが発生した場合はやむを得ませんが、時間には余裕を持って行動するのは意識しておきましょう。

とはいえ、面接が開始される30分前に会場に到着すると、むしろ手間をわずらわせてしまう可能性があるため気をつけてください。

スマホの電源は切ってから会場に入る

面接中や面接前後の建物内でスマホの通知が鳴ると悪目立ちしてしまうため、電源は切ってから会場に入りましょう。

特に、面接中にスマホの通知が鳴ってしまうと、面接を中断することになるため注意が必要です。当然、このような事態を面接官が好意的に思うことはないでしょう。

時間を厳守するのはもちろん、スマホの電源を切るのも、当然のマナーとして守ることが大切です。

建物に入った時点で面接が始まっている意識を持つ

面接当日は、建物に入った瞬間から面接が始まっているという意識を持っておきましょう。

・ロビーや受付の受け答え
・控え室での待ち方
・面接終了後の廊下での姿勢

企業によっては、このような面接前後のさまざまな瞬間においても、あなたの態度・立ち居振る舞いをチェックしていることがあります。

控え室で落ち着きのない様子だったり、スマホを確認したりすると、面接が始まる前からマイナスな評価をされてしまいかねません。

建物に入った瞬間から面接が始まっていると意識して、社会人としてふさわしい行動をとりましょう。

メールの返信は24時間以内を心がける

次回の面接日程の案内や面接の結果に関して、メールで届くこともあります。企業から送られてきたメールは、遅くとも24時間以内に返信しましょう。

明確なルールが決まっているわけではありませんが、可能な限り速やかに、できれば同一営業日内に返信できるとベストです。

また、面接終了後にお礼のメールを送ることで、志望する本気度が伝わる可能性もあります。ただし、採用担当者は、あなた以外にも多くの就活生とやりとりしているため、先方の時間を必要以上に奪わない配慮が欠かせません。

メールを通じたテキストコミュニケーションでは、必要な情報を適切に盛り込み、パッとわかる内容を意識するとよいでしょう。

就活におけるメールのマナーについては「就活の日程調整メールに返信する際のマナーとは?文面で好印象を狙おう」をご覧ください。

忙しいとされる時間に電話をかけない

企業側とやり取りする際、場合によっては電話をすることもあるでしょう。このとき、忙しいとされる時間帯や、席を外している可能性のある時間帯に電話をするのは避けてください。

始業直後は朝礼を行っている可能性があるだけでなく、午前中は比較的バタついていることが多いです。また、昼休みの時間帯は席を外していることもあるでしょう。

電話をかける際は、午後3時以降の終業に近づいた時間帯がおすすめです。在席している可能性が比較的高く、会議などが入っているのも少ない傾向にあるため、連絡がとりやすいとされる時間帯を選ぶのもビジネスマナーの一つといえるでしょう。

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面接の評価を下げてしまう行為や注意点

最後に、面接の評価を下げてしまう行為・注意点を解説します。

自身の回答が以下で解説する内容に当てはまらないように気をつけましょう。

自信のなさそうな態度や言葉遣い

面接中に自信のない態度や言葉遣いにならないよう、十分注意してください。

面接によっては圧迫気味で心が折れそうになることがあるかもしれませんが、自分が考えてきた内容に自信を持って回答しましょう。

ボソボソと話したり、声が小さくなったりするのは厳禁です。ほかにも、背筋が曲がってしまったり視線が泳いでしまったりするのも、自信がなさそうと判断されかねません。

ここで紹介した内容は、意識するだけで十分対策できます。質問した面接官を中心に見据えて、胸を張って回答するだけでも自信があるように見えるため、面接中はぜひ心がけましょう。

テンプレート通りの回答でオリジナリティがない

企業の採用担当者のなかには、何百人もの就活生の面接に立ち会っていることもあります。

面接官は面接のプロであることが多く、人を見る目に長けています。そのため、当たり障りのない回答をすると、「テンプレート通りだな」「ネットで回答を見てきたな」などと評価されかねないため注意が必要です。

面接の基本は、会話のキャッチボールを通じてお互いのことを理解し合うものです。質問の回答にオリジナリティがなければ、面接官の印象にも残らないでしょう。

質問に対して無難に回答して滞りなく面接を終えられたとしても、評価が伴っていない可能性は十分あります。そのような場合は、自分の回答にオリジナリティが足りなかった可能性を疑いましょう。

面接に突破するコツは「一次面接で落ちる理由と改善点を分かりやすく解説!選考突破のコツとは」でも詳しく解説しています。

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面接対策の鍵を掴んで就活を有利に進めたいあなたへ

面接は準備すべきことも多く、自信を持って臨むことすら難しいと悩む人も多いのではないでしょうか。面接対策の鍵を理解して就活を有利に進めたいのであれば、第三者のサポートを受けてみましょう。

大学のキャリアセンターもおすすめですが、就活のプロからアドバイスをもらえる就活エージェントは特におすすめです。

なかでもキャリアチケットは、面接対策はもちろん、自己分析の進め方やESの添削など、就活全体のアドバイスを行っています。

面接対策の鍵を掴んで内定獲得に近づきたい人は、キャリアチケットを利用しましょう。

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