大学名も伝えてる?面接で話すべき自己紹介の内容とは

このページのまとめ

  • 面接で自己紹介をするのは、アイスブレイクや本人確認、マナーなどのチェックのため
  • 自己紹介は自分のことを簡潔に伝えるもの、自己PRは自分の強みを伝えるものなので、間違えないようにする
  • 自己紹介で必ず伝える内容は、氏名、大学名、学部名、活動内容、挨拶
  • 明るめのトーンでゆっくり話す、姿勢を正す、事前に話す内容を決める、声に出して練習するのがコツ

面接では必ず自己紹介を求められますが、その意図を踏まえた適切な回答はできているでしょうか?見直しをする意味でも、当コラムで自己紹介を求める意味や伝えるべき内容、自己PRとの違いを確認しておきましょう。例文もあるので、就活時の参考にしてください!

 

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面接の自己紹介はなぜ求められる?

ESや履歴書には、自己紹介となるような応募者の詳しい情報が記載されています。
「書類を見れば分かるのに…」と感じたことがある人もいるかもしれません。
中には、自己紹介はあくまで自己紹介でしかなく、評価の対象外なのではと思う人もいるでしょう。
しかし、面接時の自己紹介には意味があり、選考の評価対象にもなっています。
油断して評価を落とさないよう、求められる理由を理解しておきましょう。

アイスブレイクやコミュニケーション

面接は初対面の人同士がコミュニケーションをとる場。
初対面というだけで緊張するのに、人生を大きく変えるほどの会話をしなければならず、余計に緊張感を高めてしまいます。
緊張を解せるようアイスブレイク・コミュニケーションとして求められるようです。

本人や書類内容の確認

選考期間中、採用担当者は数多くの応募者と面接をします。
書類を手元に揃えていても、「応募者の書類が前後していた」などの不備がないとも限りません。
応募者に口頭で自己紹介をしてもらい、書類の応募者本人であるかどうかを確認します。
合わせて、書類内容に相違がないかもチェックしているようです。

人柄やマナーのチェック

ビジネスでは礼儀やマナーが身についているかどうかは重要なポイント。
どんなに個人・成果主義の企業・仕事であっても、相手や相手との関係性を尊重しなければ継続して関係を保つことができないからです。「失礼な人」と思われれば信頼を失い、仕事を任せられる可能性はぐっと低くなるでしょう。
表情や声のトーン、話し方などを通して人柄・ビジネスマナーをチェックし、入社後に周りの人や取引先と良好な関係を築けるかどうかを判断するようです。

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自己紹介と自己PRの違い

自己紹介でやりがちな失敗は、自己PRと混同して過度なアピールをしてしまうこと。
自己PRとは明確な違いがあるので、間違いを犯さないように気をつけましょう。

自己紹介

自分がどういう人物なのか、簡潔に伝えるもの。
あとで詳しくご紹介しますが、たとえば、名前、大学名、専門分野、学生時代の活動内容などです。
書類や面接でそれら以外の内容は掘り下げられますし、挨拶の意味合いが強いため、詳しい内容を伝えるのは控えます。

自己PR

自分の強み(アピールポイント)を伝えるもの。
どんなスキルがあるのか、どういう価値観を持っているのか、課題に対してどう行動するのか…自分自身についてより詳しく伝えなければなりません。
自己PRでアピールする内容は「企業にマッチするもの」を1つに絞って話します。話を論理的に組み立て、第三者が納得できるよう伝えられるかどうかも重要視されるようです。

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自己紹介で話すべき内容とは

先述した自己紹介で話すべき内容ですが、こちらでしっかり確認し、うまく伝えられるようにしておきましょう。

必ず伝えるべき内容

・氏名
・大学名
・学部名(学科名)
・学生時代の活動内容(頑張ったこと、質問で掘り下げてほしい内容など)
・挨拶

時間に余裕があれば、意欲が伝わるよう意気込みを話すのも有効です。
ただし、こちらも簡潔な内容とし、志望動機や自己PRなどと混同しないよう注意してください。

また、同じ自己紹介でも、「自己紹介をしてください」ではなく、「名前と大学名を教えてください」と言われることがあります。
この場合、伝えるべき内容は氏名と大学名のみ。学部名や学生時代の活動内容などは必要ありません。
状況に合わせて適切な対応をとるのは社会人の基本。「その情報だけピンポイントで知りたい」という意図が込められていることもあるので、適切な回答をとれるようにしておきましょう。
ただし、どんな自己紹介を求められたとしても、礼儀として最後には挨拶を付け加えて締めてください。

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自己紹介のコツ

自己紹介は30秒~1分程度と短い時間で行うもの。
最初にお伝えしたように、この短い時間でもチェックされるポイントは多岐に渡ります。
短時間で自分を印象付けられるよう、自己紹介のコツを押さえておきましょう。

明るくハキハキ話す

声のトーンが低いと暗い印象に。
裏声にしたりテンションを上げすぎたりする必要はありませんが、相手に聞こえやすいかどうかを意識して声のトーンを上げて話しましょう。
口を開かずモゴモゴ話すのも、相手は聞き取りづらく、ネガティブな印象です。
ハキハキと答えてください。

ゆっくり話す

話すスピードを意識したことがない人は多いようです。
早口は聞き取りづらいほか、せっかち、協調性がないという印象に。
動画などを撮ってチェックして他者と比べ、「ほかの人より早口かも」と感じたら、ゆっくり話すようにしましょう。

姿勢は正しく

声や話し方が良くても、姿勢が悪いとだらしない印象に。
面接には姿勢を正して臨んでください。
猫背などは直しづらいポイントではありますが、面接に向けて姿勢を正して生活する癖をつけておきましょう。

事前に話す内容を決めておく

自己紹介はほかの質問に比べて回答内容が薄め。
伝える情報も、「自分の考えによるもの」よりも「経歴、間違えようのない事実」によるでしょう。
答えが明確・簡単であるがゆえに「事前に作成しなくても自己紹介できる」と対策を怠ると、話している最中に混乱してうまくまとめられないこともあります。
事前に自己紹介も作成しておきましょう。

声に出して練習しておく

内容をまとめたら、声に出して練習してください。
頭の中で繰り返し練習しても、リアルに声を出すとうまく話せないことがあるからです。
声に出して練習する時は録画もして見直し、聞き取りやすいか、話が伝わりやすくなっているか、姿勢やマナーは正しいかをチェックしましょう。

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自己紹介の例

ここでは、良い印象となる自己紹介の例を挙げているので、作成時の参考にしてください。

【例】
○○大学○○学部から参りました、○○と申します。大学ではプロジェクションマッピングを企画・制作をするサークルに所属しています。制作・上映を通じて、「どんなことに人は感動するのか」「何が喜ばれるのか」を考え、創造する力を身につけてきました。この度は「人が感動するモノづくり」を目指している御社との面接ということで緊張しております。本日はよろしくお願いいたします。

自分のことを話そうとするとついアピールしたくなるかもしれませんが、例文のような「○○を学んでいる」「それによって何を身につけたか」という事実のみにとどめることを意識すると良いでしょう。詳しい内容はあとの質問で掘り下げていくことができます。
例文のように、緊張していることを直接伝えてしまっても問題ありません。
挨拶は忘れずにしておきましょう。

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面接時の自己紹介についてご紹介しましたが、作成のイメージがわいてきたでしょうか。
自信がない、作れない…という方はキャリアチケットにご相談ください。
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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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