このページのまとめ
- グループディスカッションの役割は自分の性格に合わせて役割を選ぶと評価されやすい
- グループディスカッションの役割は主に5種類で有利や不利はない
- グループディスカッションで役割なしでも、積極的な発言と貢献で十分に評価される
グループディスカッションの役割は主に5種類あり、「どれを選べば良いか」「役割なしでも評価されるのか」と不安を感じる就活生は多いでしょう。実は役割そのものに有利・不利はなく、大切なのは「議論にどう貢献したか」です。
この記事では、各役割の特徴から評価ポイント、自分に合う役割の選び方まで解説します。また、立候補制・指名制といった決め方や「役割なし」の立ち回りも紹介するので、ぜひご覧ください。
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- グループディスカッションの役割は主に5種類
- 役割を決めるとGDがスムーズに進む
- 見られるのは貢献度で役割に有利・不利はない
- 5種類の役割の特徴と評価ポイント
- ファシリテーター(司会)の特徴と評価ポイント
- 書記の特徴と評価ポイント
- タイムキーパーの特徴と評価ポイント
- 発表者の特徴と評価ポイント
- 役割なしの特徴と評価ポイント
- 【タイプ別】自分に合う役割の選び方
- 目立つ役割で高評価を狙いたい人
- サポートで堅実に貢献したい人
- 発想力で議論に貢献したい人
- グループディスカッションの役割の決め方
- 役割の決め方は立候補制と指名制の2つ
- 役割が決まらないときの対処法
- 5人グループでの役割分担の例
- 役割なしでも評価されるGDでの動き方
- 監視役(観察者)として論点を守る
- アイデアマンとして議論を活性化する
- 役割を持つメンバーをサポートする
- グループディスカッションの流れと各役割の動き方
- グループディスカッションの基本的な流れ6ステップ
- 各ステップでの役割別の動き方
- グループディスカッションで役割を担う際の注意点
- 役割に固執せず臨機応変に対応する
- どの役割でも発言しないと評価されない
- グループディスカッションの役割に悩んでいるあなたへ
- グループディスカッションの役割についてよくある質問
- Q.グループディスカッションは「役割なし」でも選考通過できる?
- Q.役割は兼任しても良い?
グループディスカッションの役割は主に5種類
多くの企業が選考にグループディスカッション(GD)を取り入れています。就職みらい研究所の「就職白書2026 2026年卒の採用プロセスの実施状況(p.129)」によると、就活の選考では面接(対面)が94.1%、適性検査・筆記試験が86.6%の企業で実施されており、グループディスカッションもこうした選考プロセスの一つです。
グループディスカッションでは、限られた時間で結論を出すために、役割を分担するのが一般的といえます。主な役割は、ファシリテーター(司会)・書記・タイムキーパー・発表者、そして特定の役割を持たない「役割なし」を加えた5種類です。

役割によって有利・不利が決まることはなく、自分に合った役割で議論に貢献することが評価につながります。ここでは、役割を決める意味と、評価で見られているポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
役割を決めるとGDがスムーズに進む
グループディスカッションで最初に役割を決める理由は、あらかじめ定められた制限時間内に結論を出すために、グループ内で役割を決めてスムーズに討論を展開する必要があるからです。
最初に担当を整理しておくことで、「何を話すべきか」「制限時間に間に合うか」をグループ全体で把握でき、脱線しそうになってもすぐに立て直せます。また、全員が同時に司会や書記をしようとすると議論が混乱してしまうことも。したがって、役割を分けることで、それぞれが自分の得意なアプローチで落ち着いて議論に参加できるでしょう。
グループディスカッションについては「グループディスカッションのテーマは?業界別の例や就活での評価基準を紹介」も参考にしてください。
見られるのは貢献度で役割に有利・不利はない
グループディスカッションでは、ファシリテーターや発表者のような目立つ役割のほうが評価されると思われがちですが、役割によって有利・不利が決まることはありません。企業が見ているのは役割の種類ではなく、「議論にどれだけ貢献できたか」です。
たとえば、ファシリテーターでも、時間内に意見をまとめられなかったり、全員の同意を得ずに結論づけたりすれば、評価は下がってしまうでしょう。反対に、役割なしでも的確な意見出しやサポートで議論を前に進めれば、しっかりと評価されます。
大切なのは、目立つ役割を狙うことではなく、自分の強みを活かして貢献することです。次の項から、各役割の特徴と評価ポイントを見ていきましょう。
グループディスカッションが就職面接で行われる理由については「グループディスカッションの目的と評価項目を解説!役割ごとのコツも紹介」の記事をご覧ください。
参照元
就職みらい研究所
『就職白書2026』
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5種類の役割の特徴と評価ポイント
グループディスカッションの役割は、主に5種類に分けられます。ここでは、各役割の特徴と評価ポイント、向いている人を解説します。自分の強みを最大限に活かせる役割を見つけ、GD選考を突破しましょう。
ファシリテーター(司会)の特徴と評価ポイント
ファシリテーターは議論を効率的に進めたり、意見を整理したりする役割です。メンバーが発言しやすい環境を整え、ディスカッションを活性化させて、生産性のある議論を導き出す役割と理解しておきましょう。
ファシリテーターに求められる資質は以下のとおりです。
| ファシリテーターに求められる資質 | 具体的な行動 |
|---|---|
| 全体を俯瞰する力 | 「●●という観点も良いですが、▲▲から見るとどうでしょう?」など議論を別の角度から指摘する |
| 傾聴力 | 頷きや相槌を打ち、メンバーの意見を聞き入れる |
| 臨機応変な対応力 | 次に何を考えてほしいのかメンバーに提示する |
| 意見を引き出してまとめる力 | 議論中に発言できていないメンバーがいれば「▲▲さんはどう思いますか?」など発言を促す |
議論を効率良く進行させることがファシリテーターの役割となるため、自分の発言以上に、「メンバー内で発言できていない人がいないか」「発言が苦手な人でも手を挙げられるような状況を作れているか」といった周囲への気配りが評価ポイントになります。
ファシリテーターが向いているのは、周囲に気遣いができる人やリーダーシップのある人。メンバー内で自己紹介をする際にも、率先して自己紹介を始めたり周囲に順番を促したりすると、グループ内でのリーダー性が高まるのでおすすめです。
書記の特徴と評価ポイント
メンバーから出た意見や議論の要点などをメモして、記録に残す役割を担っている書記。議論中は書記の書いた記録をメンバー全員が参考にするため、貢献度の高い役割といえるでしょう。
しかし、ただ単に出た意見をまとめるだけではなく、「傾向が同じ意見をまとめる」「対立点を書き出す」「議論がずれないよう論点を目立つように書いておく」などの工夫を行うことが重要です。
| 書記に求められる資質 | 具体的な行動 |
|---|---|
| 文章構成力 | ・プレゼンの際に使用しやすいようなまとめを意識する ・出たアイデアや意見の共通点を見つけて分かりやすく記録する ・誰がどのタイミングでメモを見ても理解できる内容にする |
| ヒアリング力 | ・要点の取りこぼしがないようにする ・メンバーの意見に矛盾がないか意識しながらヒアリングを行う |
| タイピング力 | タイピングのスピードを意識する ※オンラインでグループディスカッションを行う場合、画面共有することで採用担当者はタイピングスピードなども見ている可能性があるため |
| 発言と書記の両立 | 書記をしながら発言も心掛ける |
書記に向いているのは、「全体を俯瞰できる人」「発言が苦手な人」「文章を要約したりまとめたりすることが得意な人」といえます。出される意見を記録したりグループ分けしたりする間にも、自分なりの意見を持って発言しましょう。
タイムキーパーの特徴と評価ポイント
グループディスカッションでは、最初に意見を出す時間やまとめる時間といった「時間配分」を行います。タイムキーパーは決められた時間配分に沿って「残り●分です」のように時間を伝えるのが役目なので、必ず発言機会があるのが特徴です。しかし、発言が時間管理だけにならないよう、自分の意見を伝えるなど議論に参加するよう意識しましょう。
タイムキーパーをこなすためのポイントは以下のとおりです。
| タイムキーパーに求められる資質 | 具体的な行動 |
|---|---|
| 議論時間の管理 | ・決められた時間内に結論を出せるよう、時間配分に気をつけながら議論を進行させる ・残り時間から次の動きを考え指示する |
| 臨機応変な調整力 | ・議論がまとまらない、発表の準備時間が足りないといった事態に備えてバッファを設ける ・「意見出しを▲分オーバーしてしまったので、次の課題特定の時間を▲分までに変更します」と柔軟な時間変更を提案する |
| 発言と時間管理の両立 | 時間管理をしながら発言も心掛ける |
ほかの役割と兼任しないタイムキーパーは、グループディスカッション初心者の方におすすめ。慣れるまでは率先してタイムキーパーを行い、ディスカッションの進め方を学んだり、自分に合う役割を探したりしてみても良いでしょう。
この役割は、発言が苦手な人や先読みした行動が得意な人が向いている傾向にあります。ただし、制限時間内に議論をまとめるために、「議論中で申し訳ないのですが、そろそろ最初に決めた時間に近づいているので結論を出しましょう」など、タイミングを見て発言する強さも求められるでしょう。
発表者の特徴と評価ポイント
導き出した結論や、それに至った経緯などをまとめて発表する際に、グループの代表としてプレゼンを行う発表者。メンバーの人数に応じて、ファシリテーターや書記が兼任する場合もあります。
発表者を担当する際のポイントは以下のとおりです。
| 発表者に求められる資質 | 具体的な行動 |
|---|---|
| プレゼン力 | 立ち振る舞いや話し方、表情、身振り手振りにも気を配る |
| 文章構成力 | ・聞き手側が理解しやすいように発言内容の順番を意識する ・発表内容に対してメンバーの同意を得て、付け加えることがないか確認する ・発表前にメンバー内で練習を行う |
| トークスキル | ・自分なりの言葉で抑揚をつけて話す ・聞きやすいスピードで話す |
発表者は、選考参加者や採用担当者の前でグループの代表として話すため、注目を集めやすい役割といえます。しかし、発表の出来栄えが評価対象になるのではなく、ほかの役割と同様に「どれだけ議論に参加していたか」「十分に発言していたか」という点が重要となることを覚えておきましょう。
役割なしの特徴と評価ポイント
役割なしは、司会・書記・タイムキーパー・発表者のいずれも担当しないメンバーを指します。グループの人数によっては役割なしになることもありますが、「役割がない=評価されない」わけではありません。
役割なしに求められることは以下のとおりです。
| 役割なしに求められる素質 | 具体的な行動 |
|---|---|
| 発想力 | 既存の意見に囚われず、「ユーザー目線ではどうか」など新しいアイデアや切り口を提示する |
| 客観性 | 司会や書記が拾いきれなかった意見を補い、議論の抜け漏れやズレを指摘して軌道修正する |
| 協調性 | メンバーの発言に対してリアクションを取り、誰もが発言しやすい雰囲気をつくる |
評価のポイントは、自由な立場を活かした発想力と、議論全体を支えるサポート力です。特定の役割に縛られない分、幅広い視点から意見を出したり、抜けている論点を補ったりすることで貢献できます。
向いているのは、「じっくり話を聞いて整理するのが得意な人」や「柔軟なアプローチが得意な人」です。固定の役割がないからこそ、グループ全体の議論を前進させる柔軟なサポート役を意識してみましょう。
具体的な立ち回り方は、後述の「役割なしでも評価されるGDでの動き方」で解説します。
グループディスカッション対策については「グループディスカッション対策|評価基準と流れ・役割を解説」もご覧ください。
こんなお悩みはありませんか?
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自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない仕事を選んでしまうと、せっかく就職しても早期退職のリスクがあります。そこで活用したいのが、「適職診断」です。
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【タイプ別】自分に合う役割の選び方
「自分にはどの役割が向いているんだろう」と迷う就活生は多いでしょう。役割は、自分の性格や得意なことに合わせて選ぶと、無理なく実力を発揮できます。ここでは、タイプ別におすすめの役割を紹介するので、「自分には何の役割が合うんだろう…」と気になる方はぜひご覧ください。
目立つ役割で高評価を狙いたい人
人前で話すことが得意で、積極的にアピールしたい人には、ファシリテーターや発表者が向いています。ファシリテーターは議論全体を進行し、発表者はグループの結論を代表して伝えるため、主体性やリーダーシップ、プレゼン力を示しやすい役割です。
ただし、目立つ役割は責任も大きく、進行や発表がうまくいかないと評価が下がることもあります。自分だけが話すのではなく、メンバーの意見を引き出しながら議論をまとめる姿勢を意識しましょう。
サポートで堅実に貢献したい人
人前で話すことに苦手意識があり、着実に貢献したい人には、書記やタイムキーパーが向いています。書記は議論の要点を整理し、タイムキーパーは時間を管理する役割で、必ず発言の機会があるため、初めてグループディスカッションに参加する人にもおすすめです。
どちらも作業に集中し過ぎて無言にならないよう、整理した内容を共有したり、次の進め方を提案したりして、議論に参加する姿勢を見せることが評価につながります。
発想力で議論に貢献したい人
自分の意見を発信するのが得意な人や、状況に合わせて柔軟に動きたい人は、役割なしのポジションで力を発揮するのがおすすめです。特定の役割に縛られない分、多角的な視点からアイデアを出したり、議論の抜けを補ったりして貢献できます。
役割がないからと受け身になるのではなく、司会の進行を助けたり、時間を意識して発言をまとめたりと、周囲を支える動きを心掛けましょう。
自分の適性が分からないときは、自己分析から始めるのがおすすめです。自己分析の進め方は、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事で詳しく解説しています。
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グループディスカッションの役割の決め方
最初に役割を決めることが、議論をスムーズに進めるための第一歩です。役割が決まることで、各メンバーが自分の担当を明確に認識し、全員が連携しながら効率的に議論を進められるでしょう。
役割の決め方は立候補制と指名制の2つ
役割の決め方には、大きく分けて「立候補制」と「指名制」の2つがあります。立候補制は自分の得意な役割に自ら手を挙げる方法、指名制は司会などの中心メンバーがほかの参加者に役割を割り振る方法です。
グループディスカッションでは、一般的に立候補制が採用されています。役割を決めるタイミングが遅くなると、その分だけ議論に使える時間が短くなるリスクがあるため、役割決めは1〜2分以内に完了させるのが理想的です。
立候補制での役割決めをスムーズに進めるためのポイントを3つ紹介します。
ポイント
- 受け身にならず、自分が担当できそうな役割に積極的に手を挙げる
- 同じ役割に複数名が立候補した場合は、適性をひと言伝えて簡潔に調整する
- 役割が余ったり人数が合わない場合は、兼任を検討する
人事担当者は役割決めにも注目していることがあり、積極的に手を挙げる姿勢は主体性のアピールにもつながるでしょう。
グループディスカッションの役割決めについては、「GDとは?就活での基本的な流れや初めて参加するときの対策を紹介」の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。
役割が決まらないときの対処法
役割決めでは、思うように決まらないこともあります。もし、誰も立候補せず沈黙が続くときは、「まず司会から決めませんか」と自分から声をかけると、役割決めがスムーズに動き出すでしょう。役割を切り出すひと言は、それ自体が主体性のアピールにもなります。
担当したい役割が複数人で被ったときは、譲り合いで時間を使い過ぎないことが大切です。立候補した理由を簡潔に伝え合い、ほかの役割に回るなど柔軟に調整しましょう。指名されて苦手な役割を任されたときも、無理に断らず、できる範囲で貢献する姿勢を見せると好印象です。
5人グループでの役割分担の例
5人グループの場合は、ファシリテーター(司会)・書記・タイムキーパー・発表者の4つの役割に、役割なしのメンバーが1人加わる形が基本です。役割なしのメンバーは、アイデア出しや議論のサポートで貢献します。
・ファシリテーター(司会):議論を進行する
・書記:意見を記録し整理する
・タイムキーパー:時間を管理する
・発表者:結論を発表する
・役割なし:アイデア出しやサポートで貢献する
人数が少ない4人グループでは、発表者を書記や司会が兼任することも。人数に応じて、無理なく議論を回せる分担を考えましょう。
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役割なしでも評価されるGDでの動き方
グループの人数次第では、役割に当てはまらない人が出ることもあります。しかし、役割がないからといって諦める必要はなく、役割なしの場合も十分に評価を得ることは可能です。
監視役(観察者)として論点を守る
役割なしのメンバーだからこそ、議論全体を客観的に見渡す「観察者」として活躍できます。
たとえば、「発言の方向性が偏っていないか」「重要な観点が見落とされていないか」を確認し、ズレを感じたときは、「少し話題が逸れているかもしれません」と指摘すると、グループへの貢献度が高まるでしょう。冷静に場を俯瞰する力や、論理的思考力なども示せます。
アイデアマンとして議論を活性化する
アイデアマンとして、多くのアイデアを出すことを心掛けましょう。役割を持つメンバーが進行・記録・時間管理に意識を向けるなか、役割なしのメンバーがアイデア出しに集中することで、議論の質を高められます。量より質を意識し、論点に沿った意見を積極的に発言しましょう。
役割を持つメンバーをサポートする
「残り時間はどのくらいですか?」「進行役にまとめてもらいましょう」のように役割を持つ人のサポートをするのもおすすめです。
議論が詰まった場面で積極的に介入し、全体の流れをスムーズにする行動は高く評価されます。自分から役割を申し出る姿勢も、主体性のアピールとして有効です。
ディスカッションは制限時間内に効率良く議論を進めることが重要となるので、メンバーそれぞれが役割を持つことが推奨されます。役割がなくても、積極的な発言と貢献でしっかりと評価してもらうことは十分に可能です。
評価を上げるグループディスカッションについては「人事の評価を上げる!苦手な人でもできるグループディスカッションの取り組み方」も参考にしてください。
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グループディスカッションの流れと各役割の動き方
グループディスカッションで評価されるためには、役割の特徴だけでなく、議論全体の流れを理解しておくことも重要です。ここでは、一般的なグループディスカッションの進め方と、各ステップでの役割別の動き方を解説します。
グループディスカッションの基本的な流れ6ステップ
一般的なグループディスカッションは、以下の6つのステップで進みます。
| ①役割決め(1〜2分) | ファシリテーター・書記・タイムキーパー・発表者を決める |
|---|---|
| ②前提確認(3〜5分) | テーマの定義・範囲・前提をグループ全員で共有する |
| ③時間配分(1〜2分) | タイムキーパーが中心となり、各ステップの時間を決める |
| ④意見出し(全体時間の約40%) | ブレインストーミング形式で全員が積極的に意見を出す |
| ⑤意見の収束(全体時間の約30%) | 類似意見をまとめ、論点を整理して結論を導く |
| ⑥まとめ・発表準備(残り時間) | 発表者を中心に結論を整理し発表の準備を行う |
時間配分はあくまでも目安です。テーマの難しさやグループの状況に合わせて柔軟に調整しましょう。
各ステップでの役割別の動き方
各ステップで、役割ごとにどのような行動を取るべきかを整理します。
| ファシリテーター | 各ステップの開始と終了を宣言し、議論が逸れた場合は軌道修正する |
|---|---|
| 書記 | 意見出しと収束のフェーズで出たアイデアを素早くメモし、グループ全員が参照できるよう整理する |
| タイムキーパー | 各ステップの時間を管理し「残り○分です」と適宜アナウンスする |
| 発表者 | 議論の流れを理解しながら、発表内容をまとめるメモを取る |
| 役割なし | 議論の活性化・論点の整理・発言が少ないメンバーへの話題振りを積極的に担う |
GDの流れを事前に把握しておくことで、当日の焦りを減らし、自分の役割に集中した行動が取りやすくなります。グループディスカッションの練習方法については「グループディスカッション練習法13選!情報収集のコツやオンライン対策も」もご覧ください。
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グループディスカッションで役割を担う際の注意点
役割は評価に影響しますが、必要以上にこだわり過ぎないのも大切です。役割を担当する際に意識しておきたい注意点を2つ紹介します。
役割に固執せず臨機応変に対応する
「自分は●●の役割しかしたくない」「△△だからほかの役割がする仕事はしない」のように、役割に対して固執し過ぎないようにしましょう。
自分に適した役割が毎回できるとは限らないうえに、メンバー内で役割争いやポジションかぶりが起これば、企業側からは「協調性がない」「柔軟性がない」と評価される可能性もあります。
上記のような事態を避けるためにも、自分にできそうな役割を複数用意しておくことをおすすめします。
また、議論の途中で役割を変更せざるを得ない場面もあるかもしれません。たとえば、ファシリテーターが急遽対応困難になった場合や、別のメンバーがより適切に進行できると判断した場合などです。そのような場面でも柔軟に対応できるよう、複数の役割をイメージしておくことが大切です。
どの役割が回ってきても対応できるよう、事前に各役割の動き方を把握し、複数の役割を練習しておきましょう。
どの役割でも発言しないと評価されない
グループディスカッションでは、「書記は発言しなくても良い」「タイムキーパーは時間を管理するだけで良い」と考える就活生も。しかし、どんな役割であっても、発言しないと評価対象になりません。
書記は記録に集中しつつも自分の意見を発言し、タイムキーパーは時間管理をしながら議論に参加することが、高い評価につながります。
グループディスカッションの通過率を上げる取り組みについては、「グルディスの流れと対策を解説!評価基準や役割に向いている人の特徴を紹介」の記事をご参照ください。
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グループディスカッションの役割に悩んでいるあなたへ
グループディスカッションはファシリテーターや発表者など、比較的目立つ役割のほうが、選考で好印象を与えられるイメージがあるかもしれません。しかし、書記やタイムキーパーなどの役割も、自分の行動次第で十分に採用担当者にアピールできる可能性があります。
また、役割がない場合も、積極的に発言をしたりメンバーへの気遣いの姿勢を見せたりすると、良い印象を残せるでしょう。大切なのは、「目立つ役割を選ぶ」のではなく「自分に合う役割」を見極めることです。
グループディスカッションに関する役割の理解が深まったら、選考全体の対策も一緒に進めておきましょう。就活の進め方に不安がある方は、ぜひキャリアチケット就職エージェントにご相談ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの強みや適性を踏まえてグループディスカッション対策から内定獲得までサポートします。ご利用はすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
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グループディスカッションの役割についてよくある質問
ここでは、グループディスカッションの役割についてよくある質問に回答します。ぜひご覧ください。
グループディスカッションは「役割なし」でも選考通過できる?
グループディスカッションは、役割の有無だけで合否が決まるわけではありません。企業が評価しているのは「役割があるかどうか」ではなく、「議論にどれだけ貢献できたか」です。
役割なしの場合も、積極的な発言・的確な意見出し・ほかのメンバーへの貢献などで十分に評価を得られます。役割がなくても諦めずに、貢献できる行動を取り続けることが重要です。
役割は兼任しても良い?
役割の兼任は可能です。グループの人数が少ない場合は、発表者を書記や司会が兼任することもあります。ただし、兼任すると負担が大きくなり、どちらの役割も中途半端になってしまう可能性もあるため、無理のない範囲で引き受けましょう。
GDの評価ポイントや対策全般については、「グループディスカッションのコツ|評価基準と役割別の立ち回りを解説」の記事で詳しく解説しています。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。