このページのまとめ
- グループディスカッションで落ちる原因は、消極的になっている、自己主張が強すぎる、否定的な発言が多いなどさまざま
- 企業の評価ポイントは、周囲に気を配れているか、積極的に発言しているか、グループに貢献できているかの3つ
- 苦手意識のある人は、タイムキーパーや書記といった役割を担当してみよう
- 事前の雑談で緊張をほぐしておく、人の話をよく聞く、ロジカルに話すなどがグループディスカッションのコツ
「グループディスカッションで落ちる…」という人には、うまくいかない原因があるのをご存知でしょうか?
グループディスカッションは、面接と同じようにしっかり対策して準備しておく必要があります。
当ページでは、自分ではなかなか気づきにくい失敗の原因や、企業の評価ポイント、苦手と感じるときの対処法などをまとめました。グループディスカッションの苦手意識を克服して、選考をスムーズに進めましょう!
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グループディスカッションで落ちる原因
グループディスカッションで落ちてしまう人には、次のような原因があると考えられます。
うまくいかない…と感じている人は、自分に該当するものがないか、チェックしてみましょう。
自分の意見を言えない
消極的になり自分の意見を言えない人や、他人の意見をまねて発言する人がこれに該当します。グループディスカッションでは個人の意見や行動が評価の対象になるため、自分の言葉で発言することが重要です。「積極性がない」「やる気がない」という印象になるので気をつけましょう。
アピールが強すぎる
積極性に欠けるのは良くありませんが、発言しすぎるのもマイナスイメージになります。人が意見を述べようとしているのに気づかなかったり、自分の持ち時間を超えてしゃべり続けたりすると、「自己主張が強すぎる」「グループディスカッションを分かっていない」と判断されてしまうでしょう。
的外れな発言が目立つ
出された課題や質問の内容、会話の流れに沿わない的外れな発言が目立つと、協調性がなく、自分勝手な印象になります。また、自分の意見を押しとおそうとしたり、グループの取組みに悪影響を与えたりするような発言も良くありません。会話の流れを汲み取った的確な意見を述べることが大切です。
否定的な発言が多い
グループディスカッションでは多彩な意見を出し合うので、時には人の意見を否定したくなることもあるでしょう。ただし、人の意見を否定するばかりで会話の流れを止めている場合は注意が必要。人の意見をただ否定するのではなく、そこからさらに発展させるような「建設的な意見」を述べるようにしてください。
話をまとめられない
グループディスカッションには、あらかじめ制限時間が設けられています。それにも関わらず、1人が長々と話し続けてしまうと、他の人が発言する時間が減り、グループ全体の意見がまとまりません。意見を述べるときは、議論の流れを汲み、簡潔に分かりやすくまとめましょう。
準備不足
面接対策は万全でも、グループディスカッションまで予習していなかった…という人もしばしば見られます。準備不足は緊張を招く要因にも。過去のグループディスカッションはどのような流れだったか、どんな課題だったかなどを調べ、練習を繰り返しておくのが効果的です。
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グループディスカッションの評価ポイント3つ
グループディスカッションにおける企業側の視点を知るのも、対処法の1つです。
これを機会に、採用担当者の評価ポイントを確認しておきましょう。
周囲に気を配れているか
自分をアピールするのはもちろん大切なことですが、それを意識するあまり、人の発言中に意見を被せたり、意見を無視したりするのは、「周りへの配慮にかけている」という印象になります。発言できていない人に対し話しを振る、人が話している際に適度に相槌を打つ、笑顔でグループ内の雰囲気を和らげるなど、気配りができると好印象です。
積極的に発言しているか
グループディスカッションでは、参加者の「積極性」も評価の対象です。とはいえ、「積極的」の意味をはき違え、喋りすぎたり会話を遮ったりするのは避けてください。あくまで「自分の持ち時間内」で積極的に自分の意見を述べましょう。
グループに貢献できているか
グループに貢献する良い発言や行動ができるか、という点もチェックされます。例えば、論点がズレてしまったことに気づいて元の議題に沿った話題に戻す、的確な時間配分でグループの取組みを結論までまとめられる…といった動きができると高評価に繋がるでしょう。
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苦手ならあえて役割を担当するのも手
グループディスカッションの雰囲気が怖い、コミュニケーションが得意じゃない、自分の意見が思いつかない…など、グループディスカッションに苦手意識を持つ理由は人によってさまざまあるでしょう。そんなときは、あえて役割を買って出るという方法を試してみてはいかがでしょうか?
ここでは、苦手な人におすすめの役割をご紹介します。
少し勇気がいるかもしれませんが、いつも同じ役を引き受けることでその役割に慣れ、苦手を克服できるケースもあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
タイムキーパー
前にもお伝えしたとおり、グループディスカッションには時間制限が設けられています。タイムキーパーは、時間を管理し、意見を出し合う時間やまとめの時間を適切に割り振るのが役目です。「残り◯◯分なので、そろそろまとめに入りましょう」といった会話が増えるので、自分も参加しているという意識を持つことができます。緊張しやすい人は、適度な発言により場の空気に慣れておくことで、自分の意見を述べやすい雰囲気が作れるでしょう。
書記
コミュニケーションが苦手…という人は、発言内容を書き留める「書記」になるのはいかがでしょうか。「何か言わなければ…」とプレッシャーを感じると、なかなか発言できないもの。書記になると、作業をしながら議論の流れを把握できるため、自分の意見を考えやすくなります。すばやく書きながら発言することも忘れない…という大変な役割かもしれませんが、あえて議論を見とおせる立場になることで、落ち着ける場合もあるでしょう。
「タイムキーパー」「書記」どちらも大切な役割です。とはいえ、役割に徹することに気を取られ、自身の意見述べるのを忘れては評価に繋がらないので、発言のタイミングは逃さないよう気をつけましょう。
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グループディスカッションのコツ
最後に、グループディスカッションをスムーズに進めるコツをご紹介します。
大切なことばかりなので、しっかりチェックしておきましょう。
事前の雑談で緊張をほぐす
事前に時間があれば、グループディスカッションを行うメンバーと雑談して打ち解けておきます。会話の内容は、企業のグチでなければ些細なことでかまいません。
「発言しやすい雰囲気」を作っておけば、緊張がほぐれ、本番でも話しやすくなるでしょう。
ポジション争いはしない
「◯◯の役割じゃなきゃ絶対だめ」と言って、ポジション争いになるのは余計な時間を使い、印象を悪くするので避けます。
あらかじめ2つくらいできそうな役割を考えておき、被った場合は譲り合いましょう。
人の話をよく聞く
会話の内容をきちんと理解し、それに対する意見を述べるのは、社会人として重要な資質です。
自分が発言するタイミングでなくても、相手を見て、適度な相槌は忘れないでください。
ロジカルに話す
結論→理由の順で論理的に話しましょう。
「私は◯◯だと思います。理由は2つ。1つ目は◯◯で、2つ目は◯◯だからです。」というように、順序立てて述べれば、相手にも効率よく伝わります。
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