このページのまとめ
- インターン選考に落ちても本選考で内定をもらえる可能性は多いにあることを理解する
- インターン選考に落ちた理由に多いのは書類や面接などの事前対策
- インターン選考に落ちた経験から学び、就活に活かすことが大切
「インターンに落ちたら本選考に影響する?」と悩む学生も多いでしょう。
しかし、インターン選考で落ちても本選考には影響しないことが多く、挽回のチャンスは十分にあります。インターン選考は少ない採用枠に対して応募者が多くなるため倍率が本選考よりも高くなる傾向が見られます。
この記事では、インターンに落ちた原因として多いものや、次の選考を突破するための対策を紹介しますので、参考にしてください。
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- インターンに落ちたとしても本選考に大きな影響はない
- インターンと就活本番の選考の違い
- インターンに落ちても内定をもらえる可能性はある
- インターンに落ちた原因として考えられる5つの要素
- エントリーシートに独自性がない
- 志望動機が曖昧
- 身だしなみやマナーが守れていない
- 面接の質問に的確に答えられていない
- 逆質問をしなかった
- インターンに落ちたあとの対策
- 自己分析をやり直す
- 企業研究をやり直す
- 大手以外のインターンにも応募する
- 先輩や友人に相談する
- 選考なしのインターンシップに参加してみる
- インターン選考に落ちた理由を企業に問い合わせてみる
- インターンに落ちたときの気持ちの切り替え方
- インターン選考だけがすべてではないことを知る
- 経験を積むためと考える
- インターン選考以外のことをする
- インターンに落ちて落ち込んでいるあなたへ
インターンに落ちたとしても本選考に大きな影響はない
「インターンシップの面接に落ちてしまった…」とショックを受けて落ち込む学生は多いはずです。さらに、インターンに落ちたらなんとなく本選考も自信をなくし、辛いと感じる学生も少なくないでしょう。
しかし、インターン選考は採用枠が少なく、本選考よりも倍率が高いこともしばしば。企業によっては、インターンの受け入れ人数の方が本採用人数より少ないこともあり、インターン選考を突破するのは簡単ではないのです。
インターンと就活本番の選考の違い
就活本番の選考は、企業にとっても学生にとっても、採用を決めるマッチングの場。入社して活躍してくれる人材かどうかを見極めるため面接も二次や三次と続き、最終面接では役員や社長が出席するなどより慎重な選考になります。
インターンシップの場合は、限られた期間の中で実際に働くということを通して、仕事の仕方や会社の雰囲気を学生に体験してもらうためのもの。しかしながら、本番の選考の前にインターンで就業体験をしたいという学生は増えており、企業は、インターンで受け入れられる人数枠を少なくして応募者を絞らざるをえない、というのが、本番の就活選考よりもインターン選考の倍率の方が高い理由です。
インターンに落ちても内定をもらえる可能性はある
インターンに落ちたときは、気持ちが沈んでネガティブな思考になることもあるでしょう。しかし、就活本番とインターンでは選考の意味合いが異なる企業が多いため、インターンの選考に落ちてしまっても本選考への影響は少ないと考えられます。
まずはネガティブな思考を断ち切るために、「インターンと本選考は別物!」と、思い切って切り離して考えることが次へのステップにつながるでしょう。
インターンシップと本選考についてさらに詳しく知りたい方は「インターンに落ちたら本選考に影響する?対策のコツとは」の記事も参考にしてください。
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インターンに落ちた原因として考えられる5つの要素
インターン選考に落ちた原因に多いのは、就活の事前準備不足や書類選考の対策不足など。自分がインターンに落ちた原因はどれに当てはまるのか考えてみましょう。インターン面接に向けての対策は、本選考の面接を受けるためにも役立つはずです。
エントリーシートに独自性がない
多くの企業が、インターン選考においてエントリーシートや履歴書などの書類選考を設けています。狭き門であるインターン選考では、多くの優秀な学生がライバルになるため、ほかの学生との差別化を図るには、企業研究や自己分析をしっかりと行い、独自性のある志望動機や自己PRを書くことが重要です。
ありきたりな志望動機やアピールでは、多くの応募者のなかで埋もれてしまい、担当者の目に留まることは難しくなるでしょう。
志望動機が曖昧
志望動機が曖昧だと、企業に「志望度が低い」「ほかの企業でもよいのでは」と思われがちになり、インターンの選考に通る可能性が低くなります。
たとえば、「私は△△をしたいため貴社を志望しました」と述べるだけでは、志望動機としては弱いでしょう。なぜ△△をしたいのか、どうしてその企業でなければいけないのかという理由を明確にし、かつ具体的に伝えることが必要です。
インターンシップの志望動機については「インターンシップに受かる志望動機とは?書き方のポイントを例文つきで解説」も参考にしてください。
身だしなみやマナーが守れていない
インターン選考に落ちた原因として、社会人としてのマナーが守られていない、ということも考えられます。服装や髪型などの身だしなみは、第一印象に大きく影響を与えます。靴が汚れていたり髪に寝癖があったりすると「仕事への姿勢も適当なのでは」と面接官に不安を与える可能性があります。
面接対策は本選考でも役立つので、インターンの面接までに、身だしなみや基本的なビジネスマナーの確認と、思いや考えを自分らしく伝えられるような準備をしておきましょう。
面接の質問に的確に答えられていない
面接での質問に上手く答えられなかったことも、インターン選考に落ちた原因になりえます。一方的に長々と話したり質問の意図に合わない回答をしたりすると、「コミュニケーション能力が低い」という評価につながり、選考に影響します。
緊張のあまり、質問されたことに対して話すことを整理しないまま話し始めてしまう人もいるかもしれません。まず、ひと呼吸置いてから、落ち着いて話すように心がけましょう。
逆質問をしなかった
インターン面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。そのとき「特にありません」と言ってしまうと、志望意欲を疑われてしまうでしょう。
「インターンまでに何か勉強しておくべきことはありますか」と聞いたり、Webサイトを見てもわからなかった詳しい事業内容を質問したりして熱意をアピールすることが重要です。インターンシップ面接での逆質問については「インターンの面接…逆質問にはどう答える?」の記事も参考にしてください。
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インターンに落ちたあとの対策
インターン選考に落ちてしまうと、ほかの企業のインターンシップを探すモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。ここでは、「立て続けにインターンに落ちてしまい、どうすればいいかわからない」と悩んでいる学生に向けて、インターン選考に通るためにするべき対策をご紹介します。
自己分析をやり直す
インターン選考に受かるには、事前準備のひとつである自己分析を入念に行うことが重要です。自己分析が不十分だと、自分の長所や短所、向いている職種などを正確に把握できません。自分に合わない会社や職種を選んでしまうと、企業側も適性がないと判断するので結果的に選考に通りづらくなるでしょう。
自己分析は客観的な視点で行うことが大切なため、自分の強みや弱みがわからないときは家族や友人に聞いてみるのも1つの方法です。自己分析のやり方については「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事も参考にしてください。
企業研究をやり直す
自己分析と並行して、業界・企業分析も重要なインターン選考事前対策です。経営理念や事業内容、業界の動向など、その企業のことを深く理解したうえで、得た情報を志望動機や自己PRに活かす必要があります。
応募先企業のニーズに合わないアピールは高評価につながらないため、求める人物像をしっかり確認して内容を考えましょう。企業研究について詳しく知りたい方は「企業研究のやり方と就活に活かすコツを解説!効率的な進め方とは?」の記事も参考にしてください。
大手以外のインターンにも応募する
インターンシッププログラムを探す際、「大手企業しか応募したくない」「ほかの業界は候補として考えられない」という方もいるでしょう。
しかし、志望者数が多い大手や有名企業ばかり応募していると、インターン選考に受かる可能性が狭まってしまいます。
大手だけでなく、自分の興味のある業界の中小企業やベンチャー企業にも目を向け、広い視野でなるべく多くのインターンシッププログラムを候補に入れることが大切です。
自分に合ったインターン先企業の選び方については「インターンの探し方を解説!自分に合う企業を選ぶには」の記事も参考にしてください。
先輩や友人に相談する
インターン選考通過のためには、第三者からアドバイスをもらうのも1つの方法です。家族や友人に面接官役をお願いすると、受け答えをしているときの姿勢や口癖、敬語などについて改善点を見つけられるかもしれません。
また、先輩に相談してみるのもよいでしょう。就活を乗り越えた先輩ですから、面接での具体的なアドバイスとしてインターンシップでの注意点や何をしたかなど、さまざまな話をしてくれるはずです。
不安を打ち明けることで気持ちが楽になるというメリットもあるので、悩みがあるときは一人で抱え込まずに相談しましょう。
選考なしのインターンシップに参加してみる
インターンシップには、申し込みだけ・選考なしで参加できるものもあります。定員に達すれば参加できないこともありますが、基本的には誰でも参加できるのがメリットです。
そのため、自分の興味がある業界やその業界に近い分野の企業に申し込んでみましょう。選考なしのインターンシップも、さまざまな経験を積むことができ、その後の就職活動に役立つはずです。
インターン選考に落ちた理由を企業に問い合わせてみる
インターン選考に落ちてしまった場合、企業に不採用理由を聞くことは問題ありません。ただし、不採用の連絡が来てから、できるだけ早いタイミングで聞くようにします。聞き方も、ビジネスマナーを守って失礼がないようにしましょう。
ただし、不採用の理由を開示する義務は企業側にはありません。そのため、全ての企業が理由を教えてくれる訳ではないということを念頭においておきましょう。
ここでは、問い合わせメールの例文をご紹介します。
件名:採用結果に関する質問(△△大学 氏名)
本文:△△株式会社 △△部 △△様
お世話になっております。△月△日△時に面接していただいた△△大学の氏名と申します。
面接では、お忙しい中貴重な時間を割いていただきまして、誠にありがとうございました。私の力不足で不採用という通知を受け取る結果となってしまいました。
選考結果について、差し支えなければ理由をお聞かせいただけませんでしょうか。ぜひ理由を聞かせていただき、今後の就職活動に活かしたいと思っております。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご返信くださいますと幸いです。重ねて、選考結果のご連絡誠にありがとうございました。
△△大学△△学部△△学科
(名前)
(メールアドレス)
(電話番号)
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インターンに落ちたときの気持ちの切り替え方
インターン選考に落ち続けてしまうと、自分を否定された気がしたり、ネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。しかし、インターン選考に落ちた経験は決して無駄にはなりません。ここでは、インターン選考に落ちてメンタル面で落ち込んでしまったときの考え方をご紹介します。
インターン選考だけがすべてではないことを知る
何社ものインターン選考に落ちてしまうと、「もう人生終わりかもしれない」と思ってしまう学生もいるかもしれませんが、インターン選考に落ちたからといって就活が終わるわけではありません。
インターンは、これから始まる本格的な就活をスムーズに進めるための手段のひとつとして考え、前向きに取り組んでいくことが大切です。
経験を積むためと考える
インターン選考になかなか受からないと、「自分はインターンどころか、就活もうまくいくか分からない」と不安になってしまうこともあるでしょう。しかし、インターン選考に落ちた経験を学びの場として捉えれば、それを就活に活かすことができます。
選考に落ちたあともあきらめずにチャレンジすれば、それは場数を踏むことになり、面接にも慣れてくるでしょう。また、応募書類を何度も見直し修正することによって、本番の就活のときには、ほかの学生よりも質の高いエントリーシートやガクチカなどを完成することも可能です。
インターン選考以外のことをする
インターン選考のことだけを考えているとネガティブ思考になりがちなため、ときにはリフレッシュすることも大切です。友人に会う、趣味の時間を作るなどして気分転換を図ってください。適度にリフレッシュすれば、モチベーションを維持して選考にチャレンジできるでしょう。
インターンシップ選考の対策について知りたい学生は「インターン全落ちの理由とは?次の選考で合格を手に入れるためのポイント」の記事も参考にしてください。
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インターンに落ちて落ち込んでいるあなたへ
「何社ものインターン選考に落ちてしまった」「今後の就活が不安」という学生の方は、就活支援を行うエージェントのキャリアチケットに相談することをおすすめします。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。