就活で行うプレゼン面接とは?評価のポイントや必要な準備を解説!

このページのまとめ

  • プレゼン面接とは、企業が出したお題に対して発表を行う面接
  • プレゼン面接では「表現力」「論理的思考力」などがチェックされる
  • プレゼン面接で高評価を受けるためには構成を作り練習を繰り返すのが大切

「就活で行われるプレゼン面接ってどんな内容?」「選考を突破するためにはどんな準備が必要?」と思う就活生もいるでしょう。プレゼン面接は一般的な面接とは異なり、お題に対して発表を行う形式です。準備期間があるため、事前に対策をするのが大切になります。

この記事では、プレゼン面接で会社が評価しているポイントや、高評価に向けて必要な準備を解説。資料作りのポイントも紹介しているので、参考にしてください。

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目 次

就活で行われるプレゼン面接とは?会社側の意図も解説

就活で行われるプレゼン面接とは、会社が出したお題に対して学生が発表を行う面接です。課題は事前に発表され、準備をして臨むケースが一般的になります。

発表形式については、スライドを使用して行う場合や、資料もなくスピーチのみで行う場合など、会社ごとに変わるので確認しておきましょう。また、お題については「自己PR」や「学生時代に力を入れたこと」などの学生自身について発表するものや、会社の商品やサービスについて発表するものなどが一般的です。

会社がプレゼン面接を行う理由

会社がプレゼン面接を行うのは、就活生の個性を見るためです。通常の面接ではチェックできない部分を確かめています。

通常の面接は質問内容や形式がある程度決まっており、学生も十分な対策を行っています。マニュアルのような答えになる場合も多く、学生自身の特徴がわかりにくくなる点がネックです。

一方で、プレゼン面接は自由度が高く、マニュアル通りの回答は難しい形式になります。スライドや資料がほかの就活生と同じになるケースはほぼなく、就活生それぞれの個性がよくわかるでしょう。

自分なりのプレゼンを行うには、自己分析を行い、自分の特徴を知っておくのが大切です。「自己分析のやり方は?具体的な方法やメリットについて解説」を参考に、自分の個性を活かしてアピールしてください。

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就活のプレゼン面接でチェックされるポイント

プレゼン面接では、「表現力」「時間管理能力」などが確認されています。選考を受ける前にチェックされるポイントを把握して、アピールできるように意識しましょう。

プレゼンスキル

プレゼンスキルとは、自分の考えを相手に伝える能力です。

たとえば、内容をわかりやすくするために資料を用意するのもプレゼンスキルに含まれます。また、説得力のある話し方や、わかりやすい話し方もプレゼンスキルです。

仕事を始めると、同僚や取引先の前で自分の考えや商品、サービスなどについてアピールする機会も生まれます。相手に自分の考えを理解してもらうためのスキルがあるかどうかが、プレゼン面接では見られているのです。

時間管理能力

与えられた制限時間内で発表を終えられるか、内容を伝えられるかなどの時間管理能力も見られています。ビジネスの場面は時間厳守であり、発表の場面でも同様です。

時間を守れない場合、「自己管理能力が低い」と判断される場合もあるので気を付けましょう。

論理的思考力

論理的思考力とは、順序立ててわかりやすく説明する能力です。発言内容に説得力をもたせるためにも欠かせません。

論理的思考力は、「社内会議」「コンペ」「営業活動」など、ビジネスのあらゆる場面で必要です。入社後に活躍できそうかを確認するためにも、論理的思考力がプレゼン面接で確認されています。

論理的思考力を育てるには、ロジカルシンキングの考え方が大切です。詳しくは「ビジネスシーンに役立つ!ロジカルシンキングの考え方とは?」の記事で解説しているので参考にしてください。

表現力

自分の考えをどのように伝えるか、表現力もチェックされています。優秀な考えを持っていても、相手に伝わらなければ評価してもらえないからです。

プレゼン面接の場合、資料やスライドを作成し、自由なアピールができます。自分らしいオリジナルな表現ができる人ほど、プレゼン面接での評価が高まるでしょう。

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就活のプレゼン面接で評価されるために必要な準備

プレゼン面接で高評価を受けるためには、事前の準備が大切です。実力を発揮できるように、準備は入念に行いましょう。

プレゼンの構成を作る

わかりやすいプレゼンにするため、構成を考えましょう。基本的には、「主張」「根拠」「結論」の流れがおすすめです。

まず、話の結論となる「主張」を伝えましょう。結論から伝えるのは、話の内容をわかりやすくするためです。結論がわかっていると、そのあとの説明も伝わりやすくなるので覚えておきましょう。

次に、主張を裏付ける「根拠」を説明します。根拠があると説得力が増すので、忘れずに伝えるようにしてください。数字を用いて具体的に示すと、より説得力が増します。

最後に、全体をまとめて「結論」を伝えましょう。最初の主張とかぶる部分もありますが、問題ありません。繰り返し伝えることで、重要な内容であると示せます。

「主張」「根拠」「結論」の構成は話を分かりやすくする構成です。プレゼン面接だけではなく、面接での受け答えにも活用してみるといいでしょう。

資料を作る

発表に向けて、資料の作成も行いましょう。資料はスライドは視覚的に物事を伝えられるメリットがあります。複雑な内容をわかりやすくしたり、情報にインパクトを与えたりできるでしょう。

ただし、資料にこだわりすぎないように気を付けてください。資料に時間をかけ、発表を練習する時間をなくしてしまっては問題です。就活の時期は忙しくなるので、どれに時間をかけるべきか意識して動きましょう。

時間配分を決めておく

あらかじめ、どのような時間配分で話すかを決めるのが重要です。プレゼン面接では基本的に、制限時間が決められています。

また、制限時間より長すぎても短すぎてもよくないので、注意してください。資料にそって話をしながら、どれくらいの時間がかかるかチェックするようにしましょう。

練習を繰り返す

資料や時間配分などの準備ができたら、ひたすら練習を行います。本番で力を発揮するためには、練習が欠かせません。

練習せずに本番を迎えてしまうと、自信がなくなったり、何を話したらいいかわからなくなったりしてしまいます。練習すればするほど自信につながるので、繰り返し練習するようにしてください。

就活場面で話すのが苦手な方に向けては、「就活でうまく話せない人の対処法!面接の苦手意識を克服しよう」の記事がおすすめです。家族や友人に見てもらうのも練習になるので、依頼してみるといいでしょう。

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就活のプレゼン面接で資料を作るコツ

プレゼン面接の資料では「1つのスライドに載せる情報は絞る」「図や表を効果的に使う」などのコツがあります。ここでは、資料をわかりやすくするためのポイントを解説するので参考にしてください。

1つのスライドで伝える情報を絞る

1枚のスライドに、メッセージを詰め込まないようにしましょう。情報を詰め込み過ぎると、何を伝えたいのかがわからなくなるからです。

また、情報量が多い場合、説明する量も多くなります。1つのスライドにかける時間が長くなってしまう点もネックになるため、情報量は絞るようにしてください。

図や表を使ってわかりやすくする

資料には図や表も使い、視覚的に伝わるようにしましょう。文字だけのスライドよりも見やすくなるのでおすすめです。

文字のフォントや大きさも意識する

文字のフォントや大きさも考えてスライドを作りましょう。

たとえば、文字のフォントを統一すると、見やすいスライドになります。デザイン性よりも、シンプルさを重視するのがおすすめです。

文字の大きさについては、重要な部分は大きくするのがおすすめ。すべて同じ大きさにしてしまうと、どの情報も同じくらいの重要度と思われてしまいます。

注意点は、フォントや大きさをバラバラにしすぎない点です。やりすぎると統一感がなくなってしまい見にくくなるので、注意しましょう。

アニメーションは控える

スライドを使用する場合、アニメーションはあまり使わないのがおすすめです。動きに注目されてしまい、内容が頭に入らない可能性があります。

また、使い過ぎると見にくくなってしまうので気を付けましょう。

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就活のプレゼン面接を行う際のポイント

プレゼン面接でアピールするためには、「聞き手を見て話す」「身振り手振りを交える」などが大切です。プレゼン面接を行う際の、4つのポイントを解説します。

聞き手の目を見て話す

プレゼンの最中は、聞き手の目を見て話すように心がけましょう。相手の目を見て話すほうが、コミュニケーションをとりやすくなります。

プレゼン面接はスライドや資料の方に目が行ってしまいがちです。資料を見て話し続けるのではなく、聞き手と話すように心がけましょう。

胸を張り姿勢よく立つ

立ってプレゼン面接を行う場合、姿勢を意識しましょう。胸を張り、背筋を伸ばして立つのがおすすめです。

姿勢が悪い場合、自信がなさそうな印象を与えてしまう場合もあります。姿勢をよくしていれば、声も出やすくなり、明るい印象を与えやすいのでおすすめです。

抑揚をつけて話す

話す際には、抑揚をつけてメリハリのある話し方にしましょう。同じ調子で話していると、退屈な印象を与えてしまいます。

また、情報の重要度にあわせて声の大きさを変えるのもおすすめです。大事な情報を強調して話すと、内容が伝わりやすくなります。

面接での話し方を意識するために、「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」もチェックしておきましょう。

身振り手振りを交える

手の動きや表情など、身振り手振りも交えてプレゼンを行ってください。棒立ちで話すよりもいい印象を与えられます。

ただし、動きすぎると落ち着きがない印象を与えるので気を付けてください。要所要所で身振り手振りを交えて、アピールにつなげましょう。

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就活のプレゼン面接を行う際の注意点

プレゼン面接では、台本やカンペは見ずに、自分の言葉で話すのが大切です。ここでは、プレゼン面接での注意点を2つ解説します。

台本はできるだけ見ないようにする

プレゼン面接で話す際に、台本を見ずに話せるようにしておきましょう。台本を見て話してしまうと、棒読みになってしまうケースが多いからです。

プレゼン面接ではある程度の内容は覚え、資料を見ただけで話せるように練習しておきましょう。台本を見ずに話せるようになると、自信もうまれて説得力のある話し方になります。

口癖や手癖が出ないようにする

「えーと」のような口癖や、手癖が出ないように気を付けましょう。集中していないような印象を受けるので、評価が下がってしまいます。

プレゼンで緊張したり言葉に詰まったりすると、「えー」「あのー」のような言葉が出がちです。使いすぎると「自信がない」「準備が不十分」などと思われてしまうので注意してください。

発表内容以外でも評価してもらうために、振る舞いや身だしなみもチェックしておきましょう。「言動や身だしなみをセルフチェック!面接時の必須マナー」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

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就活のプレゼン面接で評価されて選考を突破したいあなたへ

就活のプレゼン面接で評価を受けるためには、入念な準備が大切です。資料の作成はもちろん、話し方や伝え方なども意識して準備しましょう。

よりよい評価を受けるためには、第三者に見てもらうのも大切です。就活のプロである就活エージェントにチェックしてもらえれば、いいフィードバックを受けられるでしょう。

キャリアチケットでも、プレゼン面接の対策やフィードバックを実施しています。自分ではわからない改善点を学び、高評価につなげましょう。

また、キャリアチケットではプレゼン面接だけではなく、自己分析やエントリーシートの添削、志望動機の作成などもサポート。内定獲得に向けて就活全般のアドバイスを実施しているので、ぜひ活用してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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