ガクチカの例文18選!書き方の3ステップや企業の評価基準を解説

このページのまとめ

  • ガクチカとは、学生時代頑張ったことを意味する就活用語
  • ガクチカの書き方・基本構成は「結論→エピソード→学び」の3要素
  • ガクチカと自己PRのエピソードは同じでもよいが、アピールポイントは変えるべき

ガクチカの例文18選!書き方の3ステップや企業の評価基準を解説のイメージ

就活生のなかには、企業から評価されるガクチカとはどのようなものなのか迷っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ガクチカを書く際の参考になる15個の例文と、セルフチェックに役立つ3つのNG例文を紹介します。また、ガクチカの書き方やエピソードが浮かばないときの対処法などもお伝えします。

エントリーシート対策としてだけでなく、面接前の準備としても役立つので、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

ガクチカの定義

ガクチカとは、学生時代に力を入れたことを意味する就活用語です。「志望動機」や「自己PR」と同じく、エントリーシートや履歴書、面接のなかで頻出する質問事項の一つとして知られています。

なお、ガクチカは「あなたが学生時代、最も力を入れたことは何ですか」とストレートに質問されるケースもあれば、以下のような言い回しで尋ねられる場合もあります。

・あなたが学生時代に最も打ち込んだことは何ですか
・あなたが学生時代に挑戦してきたことは何ですか
・あなたが学生時代に熱中した取り組みは何ですか

 

質問の仕方は違っても質問の意図は同じなので、自分が学生時代に力を入れたことを具体的にアピールしましょう。

ガクチカというと学業やサークル活動などを連想する人も多いですが、アルバイトや趣味などを取り上げても問題ありません。ガクチカの概要や作成方法を知りたい人は「ガクチカとは?作成方法や例文を徹底解説」もあわせてご確認ください。

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ガクチカの評価基準

就活において頻出の質問項目であるガクチカですが、なぜ企業はガクチカを聞きたいのでしょうか。ガクチカを通して企業側が評価している3つのポイントを解説します。

採用担当者への効果的なアピールにつながるガクチカを完成させるために、企業側の評価基準を把握しておきましょう。

どのような人柄・考え方をしているか

企業側はガクチカのなかで、過去の成功体験だけを聞きたいのではなく、それに付随する就活生の人柄を知りたいと思っています。取り組みのなかで感じたやりがいや思考回路を知ることで、学生が重視する価値観・人柄を把握したいわけです。

そのため、単純にインパクトだけを重視してガクチカのエピソードを選ぶのはおすすめしません。

見栄えだけでエピソードを選んでしまうと、選考のなかで繰り返される深掘りの質問に上手く答えられず、かえって安っぽくなってしまう可能性があります。経験自体のレベルが高いに越したことはありませんが、あくまでも評価基準の1つに過ぎないと考えましょう。

また、面接でガクチカを深掘りされる際は、「深く物事を考える力があるか」も見られています。面接では受け答えの瞬発力も重視されますが「普段から物事を深く考えているか」という点も同じくらい重要です。

経験に対して当事者意識を持ち、自身の考えの深さやモチベーションの源泉が伝わるようなアピールを心がけましょう。

自社にマッチした人材か

企業はガクチカを通して「一緒に働きたい人材か」「自社に合う人材か」というポイントも見極めています。解雇規制が強く、長期間勤める人も多い日系企業では、この評価基準が重要視される傾向にあります。

したがって、現場社員は面接のなかで「部下として面倒を見たいか」も評価基準にしていると考えてよいでしょう。部長クラスになると「将来の幹部候補として活躍できる素養を備えているか」という視点から評価する傾向が高まります。

つまり、企業側はガクチカの質問で経験の希少性や学生の人柄・考え方の大枠を把握し、現場社員と経営陣の目線から自社とのマッチングを評価しているのです。

経験から学んだことを次へ活かす力があるか

ガクチカでは「経験から得られた学びを仕事のなかで活かす力があるか」という点も評価の対象になります。

経験から学んだことを次に活かす力は、社会に出てから重視される能力です。「△△大会で優勝しました」など、具体的な実績を仕事で活かせる力と捉えている人もいるかもしれませんが、新卒採用ではスキルだけではなく、将来性が重視される傾向にあります。

そのため、ガクチカでは課題の改善意識や失敗を次につなげる姿勢など、伸びしろのアピールも重要です。

なお、選考でガクチカを聞かれる理由を詳しく知りたい人は「「学生時代に力を入れたこと」はなぜ聞かれる?アピールできる書き方を解説!」もあわせてご確認ください。

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ガクチカの書き方3ステップ!基本構成を紹介

「ガクチカがなかなか完成しない」と悩む学生に向けて、3ステップで書き方を解説します。ガクチカを書くうえで意識すべき基本構成もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ステップ1.結論を簡潔に述べる

ガクチカを書く際は、文頭で結論を提示しましょう。具体的な例として「私が学生時代、力を入れたことは△△です。」というように簡潔に伝えるのがポイントです。

結論から伝えることで話の着地点が明確になるため、その後のエピソードも伝わりやすくなります。

なお、結論ファーストはガクチカだけでなく、志望動機や自己PRを書く際も意識すべきポイントです。社会人に求められる情報伝達の基本テクニックでもあるので、この機会にしっかり身につけておきましょう。

ステップ2.エピソードで結論までの過程を具体的に伝える

続いて、具体的なエピソードを提示し、冒頭の結論を補足します。具体的には、エピソードを通して以下のような項目を伝えましょう。

・取り組みを始めた動機
・取り組みに対する目標や課題
・目標達成や課題解決に向けた具体的な取り組み内容
・取り組みの結果

取り組みを始めるきっかけから具体的な活動内容、結果まで一連の流れを詳細に伝えることで、結論に説得力が生まれます。その際、取り組みの前提となる目標や課題をあわせて伝えると、モチベーションの源泉や人柄をアピールできます。

ステップ3.経験から得た学びを伝える

最後の締めくくりとして、ガクチカの活動から得た学びを伝えましょう。結果を分析し、獲得したスキルや価値観の変化などをわかりやすく伝えられれば、経験から得た学びを次につなげられる人材であることをアピールできます。

その際、入社後の業務と関連づけて伝えるのがベスト。採用担当者に「自社で活躍してくれそうな人材」と印象付けるためにも、説得力のある理論展開を意識してください。

なお、ガクチカの書き方についてより詳しく知りたい方は「ガクチカの書き方って?面接官の印象に残る方法を就活アドバイザーが伝授」の記事も参照ください。

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ガクチカを考える際に意識するべき5つのポイント

ガクチカを作成する際「どんなエピソードが企業から高い評価が得られるのか」と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。ここからは、エピソードの選び方やまとめ方について5つのポイントを紹介します。

アピールにつながるエピソードを選定する

ガクチカのエピソードは自分の強みが伝わるようなものを選びましょう。「強みが伝わるエピソード」とは、「自己PRで語る強み」と同じ強みを含んだエピソードのこと。ガクチカと自己PRの内容に共通点があると相乗効果が発揮されて、高評価につながる可能性もあります。

ただし、ガクチカと自己PRで完全に同じ内容のエピソードを紹介してしまうと、手抜きと思われる可能性もあります。ガクチカと自己PRでは、質問の意図が異なるため、同じエピソードでもアピールポイントを変えるなど、異なる切り口で紹介するとよいでしょう。

なお、ガクチカと自己PRの書き分けについては「これでもう悩まない! 自己PRとガクチカの書き分け方」もあわせてご確認ください。

エピソードは複数用意する

ガクチカのエピソードは、複数用意しておくのがよいでしょう。

エピソードの受け取り方や印象は、面接官によって異なります。自分のなかではサブエピソードと考えていた経験が、メインエピソードとして用意していたものよりも上手く話せて、面接官の感触もよかったというケースも起こるため、幅広いパターンを想定しておきましょう。

なお、企業によっては、「アルバイト・サークル以外で」といったようにテーマを指定されるケースもあるため、最初は自分自身でエピソードの優劣をつけずにまとめてみてください。

選考経験を積んでいくなかで、深掘りのパターンや受け答えに対する相手の反応がわかってきたら、傾向にあわせて適切なエピソードを選定しましょう。

集団のなかでのエピソードが望ましい

ガクチカには、集団のなかでのエピソードを掲載するのが望ましいです。個人としての成果は、学歴や取得資格、学業成績といった履歴書の項目である程度判断できます。

また、基本的に仕事は他者と関わりを持って進めていくため「組織のなかでどのような役割を担ってどう貢献しているか」を知りたい企業も少なくありません。

アピールポイントの重複を避け、企業側のニーズに応えるためにも、コミュニケーション能力や協調性が伝わるエピソードがないか考えてみてください。

大学時代のエピソードを用意する

原則として、ガクチカでは大学時代のエピソードを紹介しましょう。自分の原点となる経験が大学入学以前の場合は、そのエピソードを掲載しても構いません。ただし、大学時代の経験に限定して聞く企業もあるため、最低1つはエピソードを準備しておくべきです。

「大学生時代に何も頑張ったエピソードがない」という人は、今からでも経験を作ってください。短期インターンや短期留学、ボランティアといった、本気で取り組める何かを探してみるとよいでしょう。伝え方によっては、短期間で大きな成果をあげられる人材というアピールもできます。

また、自分では使えないと思っていたエピソードが評価につながるケースもあります。今ある経験を上手く活用するためにも、内定者やOBなどの第三者に相談してみるのもおすすめです。

深掘りされることを想定して作る

ガクチカは面接で深掘りされることを想定して作りましょう。

エントリーシートは、面接時に話すネタの「頭出し」といえます。面接においては、コミュニケーションのなかでの論理性を見られるため、あらかじめ思考を整理し、話す内容を準備しておきましょう。

その際、エントリーシートの段階から、面接での深掘りを想定して論理を組み立てることが大切です。自分のアピールしたいポイントを相手が取り上げてくれるように上手く誘導して書くと、面接もスムーズに進められます。

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高評価につながるガクチカの例文15選

高評価につながるガクチカの書き方を例文とともに紹介します。「納得のいくガクチカがなかなか完成しない」と悩んでいる学生は、ぜひ参考にしてみてください。

ガクチカ例文1.部活動

私が学生時代に力を入れたことは、大学のバレー部での活動です。

私が所属しているチームは決して強くはなく、地域リーグでは毎年1回戦敗退という結果でした。私はこの状況を打開したいと考え、練習メニューを変更しました。

当初はチーム全員が同じ練習メニューに取り組んでいましたが、ポジションごとに違う練習メニューに変更しました。強豪チームを分析し、ポジションごとに足りていない点を正しく認識することで、弱点を強化するメニューを考案しました。

その結果、長年実現できなかったリーグ優勝を達成したのです。この経験から、現状を冷静に分析し、課題に合った対策を立てる大切さを学びました。

ガクチカ例文2.アルバイト(塾講師)

私が学生時代に力を入れていたことは、塾講師のアルバイトです。

アルバイトを始めた当初は生徒たちの学習状況を講師間であまり共有できておらず、生徒の個性を把握できておりませんでした。

そこで私は、授業後に講師同士で10分間のミーティングの機会を設けるよう提案しました。ミーティングでは授業の内容に加え、生徒の理解度や授業中の様子についても共有しました。

科目毎に得意不得意を把握し、個性を伸ばした教育ができるようになった結果、苦手科目の成績が20点以上アップした学生が急増しました。

私は塾講師のアルバイト経験により、情報共有とコミュニケーションの大切さを学びました。ここでの経験を活かして、貴社でも成果に貢献していきたいと考えております。

ガクチカ例文3.アルバイト(カフェ)

私が学生時代に力を入れていたことは、カフェのアルバイトです。

私が働いていた店舗はチェーン店であったため、しっかりとしたマニュアルが完備されていました。原則、マニュアル通りの接客が求められていましたが、お客様を相手にするお仕事なので、お客様毎に合わせたサービスを提供することで、差別化を図ろうと考えました。

具体的には、高齢のお客様がいらっしゃったときには、お客様を席まで誘導して商品を届けたり、お客様の入店時や退店時にはしっかりとお客様と目を合わせて挨拶したりなどを行いました。

その結果、マニュアル通りの業務に付加価値を加えたサービスを提供することで、お客様の満足度を高められると学びました。この経験を活かし、貴社でも与えられた業務を遂行するだけではなく、付加価値が加わるサービスを提供していきたいと考えております。

ガクチカ例文4.アルバイト(レストラン)

私が学生時代に力を入れていたことは、レストランでのアルバイトです。

レストランでは調理を担当していましたが、夕方にはとても多くのお客様が来店される店舗であったため、注文が殺到する慌ただしい状況があたり前でした。

多くの注文が立て続けに入ってくると 調理にも時間を要してしまい、お客様への料理の提供に時間がかかってしまいます。そのため、効率のよい作業が求められました。

そこで、最も忙しくなる前の時間帯に事前準備をしっかりと行い、忙しい時間帯は調理に集中できる環境を整えました。また、ほかのメンバーの状況も把握することを心がけ、少しでも落ち着いた時はヘルプに行くことで店舗全体が円滑に業務を進めるように取り組みました。

ここでの経験により、事前準備や周囲への気配りの大切さを学びました。この経験を活かし、貴社でもお客様を第一に考えたサービスを提供し、成果に貢献したいと考えております。

ガクチカ例文5.語学学習

私が学生時代に力を入れていたことは、語学学習です。

大学1年生の時の夏休みを利用して旅行でオーストラリアに行ったのですが、道に迷ってしまい目的地に辿り着けないことがありました。その時、親切な現地の人がいて助けてもらったのですが、上手く言葉が通じなかったために感謝の気持ちを伝えられませんでした。

そこで、海外の人にも自分の意思を上手く伝えられるように、語学学習にも力を入れることにしました。

語学力の習得には時間がかかり、なかなか上達しませんでしたが、少しずつ会話にも慣れ、今ではスムーズにコミュニケーションを取れるようになりました。ここでの経験により、継続した学習の大変さとそれを乗り越えた時の喜びを知りました。

今後も壁にぶつかることもあると思われますが、これまでの経験を活かし、継続的な努力によって、貴社の成果に貢献していきたいと考えております。

ガクチカ例文6.海外留学

私が学生時代に力を入れていたことは、海外留学プログラムへの参加です。

同じ学部にオーストラリアからの留学生がおり、会話を重ねていくうちに海外の文化にとても興味を持つようになりました。また、実践的な語学力を磨きたいというのも留学に興味を持ったきっかけです。

海外に留学して初めて感じたのは、日常のあらゆることが日本とは違うという点でした。実際、食生活やマナーなど、現地の生活に馴染めず苦労した時期もありました。

また、学校での授業においても日本とは異なり、グループで行う課題は参加している生徒が自分の主張をはっきりと伝えているなか、なかなか自分の意見を発言できませんでした。

そこで、私は日頃からグループメンバーと積極的にコミュニケーションをとりました。彼らのマインドを吸収することで、自分の意見を主張できるようになり、グループ内での存在感を示せるようになったのです。

ここでの経験により、自分の意見をしっかりと主張することの大切さを学びました。この経験を活かし、積極的な行動と自分の意思をはっきりと伝えることで周囲とのコミュニケーションを円滑に行い、貴社の業務に貢献したいと考えております。

ガクチカ例文7.インターン

私が学生時代に力を入れていたことは、インターンシップへの参加です。少しでも早くビジネスを知り、スキルや社会人としてのマナーを高めた状態で就職したいと考え、営業職の長期インターンシップに参加しました。

インターンに参加する前は、自分で思い描いていた営業職のイメージがありましたが、実際に働いてみるとお客様に会うことすらできずに門前払いの日々が続きました。そこで私は、行動量をそれまでの倍に増やしてお客様との接触数を増やしました。

行動量を増やした結果、お客様との接触数や商談への移行数が多くなり、成約に至る機会も増えました。その結果、インターンに参加していた10名のなかでトップの成績を達成したのです。

ここでの経験により、行動することの大切さを学びました。この経験を活かし、誰よりも多くの行動を起こし、結果を出すことで貴社の成果に貢献していきたいと考えております。

ガクチカ例文8.サークル活動

私が学生時代に力を入れていたことはサークル活動です。

初めは新しい挑戦によって、自分自身を成長させたいと考え、サークル活動に参加しました。その後、サークルの幹部として任命された際には、イベントの運営やメンバーのサポートに携わりました。

しかし、リーダー就任後、一部のメンバーとの意見の相違や衝突が頻発し、チームの一体感を築くのが難しい時期もありました。

私は協力関係を構築するために、定期的なミーティングの実施や個別の面談を通してメンバー一人ひとりの意見や要望を聞き、共通の目標に向けて意識の統一を心がけました。また、コミュニケーションツールの活用や情報共有を徹底することで、円滑な意思疎通を図りました。

この困難を乗り越える過程で、私はコミュニケーションやリーダーシップの重要性を学びました。メンバーの思いや意見を尊重し、柔軟な発想や対応力を持つことが重要だと実感した結果、チーム全体が一丸となり、私たちの活動は大成功を収めました。

入社後もリーダーシップを発揮し、チームを成功に導くキーパーソンとして活躍したいと考えています。

ガクチカ例文9.学業

私が学生時代に力を入れていたことは学業です。

大学での学業に力を入れるために、私は計画的な学習方法を取り入れました。例えば、ある難しい科目では、週ごとに目標を立てて学習計画を作成し、毎日の学習時間を確保しました。また、理解が浅い部分は質問を積極的にするために、授業やオフィスアワーへ率先して参加しました。

しかし、ある時期から学業に対してやる気が低下しました。予定通りの進捗ができず、焦りを感じました。

そこで私は自身のモチベーションを回復するため、一人で勉強するのではなく、同じ目標を持つ友人との勉強グループを作りました。そのグループではお互いに励まし合い、教え合うことでモチベーションが高まったと実感しています。

さらに、自分が苦手な分野を克服するために、教授に相談し補習授業を受けるなど、積極的な努力を継続しました。

学業に力を入れることで、私は自己管理能力や集中力を向上させるだけでなく、計画的な学習方法や問題解決能力も養えたと感じています。これらの経験と成果は、貴社で業務を遂行する際にも役立つと考えています。

ガクチカ例文10.研究活動

私が学生時代に力を入れていたことは研究活動です。

大学での研究活動では、私は自分の興味があるテーマを見つけ、学術的なアプローチで解明することに情熱を注ぎました。例えば、ある研究では実地調査によって、データを収集しました。現地の専門家と協力しながら調査手法を改善し、より正確な結果を得るために努力しました。

さらに、研究結果を学会で発表し、ほかの研究者とのディスカッションにも積極的に参加しました。

研究過程では困難が待ち受けていることも多く、データの解析に時間がかかったり、正確な結果を得るのに苦労したりするケースもありました。そのような状況でも私は粘り強く取り組み、メンターの助言を仰ぎながら問題を解決できました。

また、研究の限界や課題を認識しながら、新たなアプローチや方法を模索しました。

このような経験を通じて、研究には忍耐力と柔軟性が求められることを学びました。そして、困難を乗り越えるための精神力とチームワークの重要性も実感しました。私はこれらの経験を活かし、貴社の研究開発チームでの仕事に貢献したいと考えています。

ガクチカ例文11.ゼミ活動

私が学生時代に力を入れていたことは、ゼミ活動です。ゼミには大学1年生から所属し、4年間続けました。おもに研究テーマに基づいたグループ活動として、学会発表や論文執筆を行いました。

私はリーダーとしてメンバーの意見をまとめ、円滑な進行に努めました。また、自らも積極的に発言し、ディスカッションに参加した結果、私たちの研究成果は学内で評価され、他大学からも注目を浴びました。

このゼミ活動を通じて、協調性や責任感を養い、自らの考えを深める機会となりました。将来もチームでの仕事に携わりたいと考えており、ゼミ活動を通じて培った経験とスキルを活かして貢献したいと思っています。

ガクチカ例文12.趣味

私が学生時代に力を入れていたことは、趣味の写真撮影です。私は幼い頃から美しい風景や個性的な人々の表情に魅了され、自分も写真を通じて物語を伝えたいという思いがありました。

大学では写真部に所属し、日々練習に励みました。撮影技術や構図の考え方を学ぶなかで、自分独自の視点を形成できました。

さらに、写真展への出展やほかの写真愛好家との交流を通して、自身のスキルを磨くだけでなく、自己表現力やコミュニケーション能力も向上できました。

写真撮影は私の創造性を引き出す場であり、自己成長の機会でもありました。これからも写真を通じて新たな発見と成長を追求していくとともに、培った経験を貴社の業務で活かしたいと考えています。

ガクチカ例文13.習い事

私が学生時代に力を入れていたことは、習い事での英会話レッスンです。大学2年生から通い始め、4年間続けました。英会話レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師とのコミュニケーションを通じて、自信を持って英語を話す力を身につけました。

例えば、リーディングやリスニングの練習を通じて英語の理解力を高め、ディスカッションやプレゼンテーションの機会を得ました。英会話の上達によって、留学の際にも自分の意見を自然に表現できました。

この経験は私のコミュニケーション能力の向上に大きな影響を与えました。異文化に触れる機会もあり、柔軟な思考や異なる視点で物事を考える力も養われました。習い事を通じて培った語学力やコミュニケーションスキルは、国際的なビジネスを展開する貴社においても活かせると自負しています。

ガクチカ例文14.ボランティア活動

私が学生時代に力を入れていたことは、ボランティア活動です。

大学1年生の時に地域の福祉施設でのボランティア活動に参加し、3年間続けました。活動内容は、高齢者との日常会話やレクリエーションの企画・運営です。ボランティア活動を通じて、コミュニケーション力や思いやりの心を身につけました。

例えば、高齢者との会話のなかで、私は彼らの話をじっくり聞き、共感したり励ましたりすることで、信頼関係を築けました。また、レクリエーションの企画・運営では、リーダーシップを発揮し、チームメンバーの協力を引き出す役割を果たしました。

ボランティア活動を通じて、私は主体的に考え、行動する力を身につけると同時に、社会貢献の重要性にも気づきました。これらの経験と学びは、貴社で業務を遂行する際にも役立つと考えています。

ガクチカ例文15.資格取得

私が学生時代に力を入れていたことは、資格取得です。

大学2年生から始めたTOEICの勉強に取り組み、最終的に900点を突破しました。この経験は私の自己成長に大きな影響を与えました。例えば、TOEICの勉強を通じて英語力が向上し、海外留学にも積極的にチャレンジできました。

また、時間管理や計画性を身につけるために、勉強の合間にほかの課外活動やアルバイトにも励みました。このような経験が私のマルチタスク能力や柔軟性を高め、大学生活全体をより充実した時間にしてくれたのだと実感しています。

資格取得は私の努力と成果を具体的に示すだけでなく、自己啓発の一環としても重要な役割を果たしたと考えています。入社後も積極的に学び続ける姿勢を持ち続けていきます。

なお、ガクチカの書き方や探し方、ほかの例文をチェックしたい人は「高評価につながる就活でのガクチカの書き方|コツや探し方の解説・例文も!」もあわせてご確認ください。

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あなたは大丈夫?ガクチカのNG例文3選

ガクチカ作成時の反面教師となる3つのNG例文を紹介します。完成したガクチカにあてはまる部分がないかセルフチェックしてみてください。

一般的に悪いイメージのエピソード

学生時代はパチンコに力を入れていました。友達とよく学校をサボってギャンブルに興じていましたが、自分の運を信じていました。

お金を大量に使ってしまったり、授業に出席しなかったりと後悔はしていますが、友人との絆は深まりました。幸運にも大学受験には合格し、一つの経験として大切にしています。

嘘や誇張しすぎた表現

私が学生時代に力を入れていたことは、ボランティア活動です。

グローバルリーダーシッププログラムに参加し、世界各国でボランティア活動を行っていました。また、学内で行われる競技大会で数々の優勝を果たし、学業面でも常にトップの成績を収めていました。

さらに、実績を積むために毎日20時間以上の勉強に取り組んでいました。このような充実した学生生活を送ることで、常に成長し続けることができました。

実績のない趣味のエピソード

私が学生時代に力を入れていたことは、アニメやゲームに没頭することです。

毎日のようにアニメを観て、ゲームをプレイしていました。特に特定のタイトルのプレイにこだわり、攻略情報やキャラクターのトリビアを隅々まで調べ尽くしました。

周りの友人たちとも積極的に話し合い、情報交換をしていました。この趣味が私の特技に直結するかどうかはわかりませんが、私にとっては非常に楽しく有意義な時間でした。

なお、NG表現のチェック以前に、ガクチカがないと悩んでいる人は「ガクチカがないときはどうする?見つけ方や伝え方の例文を紹介!」の記事も参考にしてみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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