ガクチカがない人はなにを書けば良い?伝え方のポイントとは

このページのまとめ

  • ガクチカは、ESや面接でよくある質問の1つで、「学生時代に頑張ったことはなんですか」の略
  • 就活生の人柄や行動力、価値観などを知るために、実績よりも過程が重視されている
  • ガクチカがない人は、1年間で頑張ったことを書き出す、日記やブログを読み返す、他者に質問してみるなどをすると良い
  • ガクチカで使うエピソードは、娯楽や政治、宗教などの話題は避け、自己PRとの違いを考えながら選ぶ
  • 頑張ったこと→頑張った理由→課題→課題への対応→成果→得たもの→今後の活かし方の流れで伝えると印象が良い

エントリーシートや面接で定番の質問「学生時代に頑張ったことを教えてください」。就活が本格化して初めて学生時代を振り返り、「ガクチカがない」と焦る人は少なくないようです。
ガクチカが思いつかないときは、どうすれば良いのでしょうか?今回はガクチカの作り方について解説。伝え方のポイントや例もまとめているので、すでに内容が決まっている方もぜひご一読ください。

 

ガクチカとは?

ガクチカとは、「学生時代に力をいれたこと」の略。
エントリーシートや面接では「学生時代に頑張ったことはなんですか」という質問が定番となっています。

就活は、一見すると「能力の高い人が有利」な場。
リーダー経験や大会出場など華やかな内容を求められていると誤解し、「ガクチカがない」と悩む就活生が後を絶ちません。
しかし実は、就活は「能力や人柄が、企業の求めるものとマッチする人物」を選定する場です。
ガクチカも能力の高さを問うものではなく、「能力や人柄がマッチしているか」を確認するための質問と言えるでしょう。
つまり、この質問で見られているのは「実績」ではなく「過程」。
たとえば、「テニス部の部長としてチームを牽引し、全国大会3位に入賞した」という内容でも、その過程・詳細が分からなければ評価されづらいということです。

物事に対してどんな興味を持っていて、それにどう取り組める人物なのか?トラブルなどが発生した際、どのように対処するのか?経験をどう自分の糧にできるのか?
このような、自分の人柄や価値観、行動力、将来性などを示せるような内容が、ガクチカで求められる回答と言えるでしょう。

 

ガクチカがないときは

華やかさが要らないとはいえ、それでも「そもそも学生時代になにかに打ち込んだことがない」「ほとんど遊んでいた」とガクチカが思いつかない人もいるでしょう。
ガクチカがないときの対処法をご紹介します。

この一年間で頑張ったことを書き出す

直近1年間を目安にして、自分が「頑張ったな」と思える内容を書き出しましょう。
詳細をすべて書く必要はありません。キーワードや箇条書きで書き出すなど、まずは頑張ったことの洗い出しをしてください。
その中でも、特に頑張ったと思うことや、大変だったこと、身についたものがある内容をピックアップし、ガクチカを作れそうか精査していくと良いでしょう。

日記やブログを読み返す

印象的な出来事があっても、月日が経てば思い出す頻度は下がるもの。過去に頑張ったことがあっても、忘れてしまうこともあるでしょう。
日記やブログに、役立てられる内容が書かれていることもあるので、チェックしてみてください。
直接的な内容が書かれていなくても、そのときの状況を思い出してガクチカのヒントになる出来事を思い出せるかもしれません。

家族や友人に聞いてみる

自分では特に頑張っていたつもりはないものの、他者から見ると「なかなかできない」と思われるような内容を実行していることも。
たとえば、「5年間、毎朝10キロのランニングを続けている」という内容なら、他者に継続的に物事に取り組める人という印象を与えられます。
自分では無自覚なこともあるので、家族や友人などから自分に特筆すべき点があるか聞いてみると良いでしょう。

バイトを始める

バイトをしていなければ、これを機に始めてみましょう。
現在バイトをしているのにガクチカがないのであれば、改めて仕事に対して向き合ってみてください。
仕事に真摯に向き合って毎日を過ごせば、得られるものは必ずあるはずです。

このほか、学部や学科の内容を掘り下げたり、趣味や特技の話を広げたりしてみるのもOKです。
その際は、「得意分野なら誰でもそうできる」と思われない内容にすることが大切。たとえば、数学が好きな人がどれだけ数学的な内容を掘り下げたとしても、「好きだから没頭できた」と思われます。
「数学が好きだけど、○○という問題に直面し、苦手分野にも向き合わなければならなくなった」というように、困難との向き合い方を示せると良いでしょう。

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ガクチカを選ぶときの注意点

ガクチカとなり得ることを探す際、注意すべきポイントがあります。
まず、アルバイトや大学受験など誰でもやっている内容は差別化が難しいということ。先にお伝えした勉学や趣味などのこと同様、トラブルなどの際どう対処したのかを示せるかどうかが命運を分けるでしょう。
また、趣味といってもゲームやギャンブルといった娯楽については避けてください。仕事とかけ離れているため、遊びの域を超えないと捉えられてしまいます。
宗教や政治も、人によって対立しやすい話題ですから避けた方が無難です。
加えて、誰かの批判になってしまわないよう注意してください。仕事はチームプレーが重視されますから、人と良好な関係を築けないと思われる表現は、印象を悪くしてしまいます。

自己PRとの違いについても改めて確認を。
自己PRとガクチカの内容が似通ってしまう人が多いようですが、採用担当者からすると「同じ内容を伝えてくる」「意図を理解していない」と受け取られてしまいます。
簡単にまとめると、自己PRは自分のアピールポイントを明確に示すもの。
一方、ガクチカは物事に対する向き合い方を伝えるものと言えるでしょう。

 

伝えるときのコツと構成

ガクチカは、伝え方次第で印象や評価が変わります。せっかく魅力的なエピソードでも、伝え方によっては評価されない可能性があるということです。
自分の魅力を効果的にアピールするためにも、ガクチカの伝え方のポイントを学んでおきましょう。

ガクチカの伝え方

1.「なにを頑張ったのか」という結論から述べる
2.頑張った理由を、具体的なエピソードを添えて説明する
3.そのとき、どんな課題や目標があったのかを述べる
4.課題や目標に対して、自分がどう考えどのように行動したのかを添える
5.取り組みの成果と、なにを学んだのか、入社後にどう活かせるかを伝える

ガクチカはこのような流れで、具体的なエピソード、学んだことの活かし方を盛り込んで伝えるのがコツ。
このような伝え方をすることで、「物事を整理して正確に相手に伝えることができる」「裏付けとなる根拠があり信頼性が高い」「成長性が見込める」と高い評価を得られるでしょう。

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例文

ここでは、ガクチカの伝え方を押さえた例文をご紹介。参考にしてみてください。

例文

私は塾講師のアルバイトとして、生徒の合格とともに「一人ひとりの気持ちや状況に寄り添うこと」も目指した指導を行いました。
生徒の一人が「こんなに辛い勉強ならランクを下げた学校に行く」と塾へ通うのを嫌がるようになったことがきっかけです。
その生徒は最初の志望大学に届くレベルだったので、彼に詳しい事情を聞きました。すると「どうしても数学の○○について理解ができず、この分野での知識が必要な大学への進学は不安になった」と悩みを打ち明けてくれました。
彼はこの分野のテストも十分な点を取っていたのですが、「ただ公式を当てはめただけで理解していないから、テストの点が取れても嬉しくないし不安が募る」ということでした。
それまで私はテストの点数ばかりを気にして、生徒が本当に理解してテストに臨めているのか、知識を得たり点数が上がったりすることに喜びを感じているのかを見てこなかったのだと気づいたのです。
それからは、ただ勉強を教えるだけでなく、「本当の意味で学んだことを理解できているか?」「勉強中やテスト中、テストの返却時にどのような表情をしているのか?」などを知るために、会話の頻度を増やしました。交流が増えたことで、それまで知らなかった生徒たちの悩みを深く知ることができ、より的確な指導ができました。その年の志望大学合格率は、前年までと比べて○%アップ。その後も、合格率○%、○%と増え続けました。
志望大学を変えるか悩んでいた彼も、苦手分野を克服し、無事最初の志望大学に合格することができました。
入社後はこの経験を活かして、チームメンバーとのコミュニケーションを欠かさず、本質的な課題解決に臨んでいきたいと思います。


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