特別な経験は不要!「学生時代に力を注いだこと」の書き方

このページのまとめ

  • 企業が「学生時代に力を注いだこと」を聞く理由は「学生の人柄」と「自社との相性」を見極めるため
  • 規模の大小は関係なく、自分が頑張ったと思えるものであれば内容はなんでもOK
  • 構成は「結論→動機→課題→取った行動→結果→学び」という順序で組み立てる

エントリーシートや面接で聞かれる「学生時代に力を注いだこと」を書くに当たり、「自分には特別に頑張ったエピソードがない」と躓きを感じてしまう就活生も多いでしょう。

けれども実は、「学生時代に力を注いだこと」は「誇れる経験」や「たしかな実績」がなくとも効果的に仕上げることが可能です。以下より紹介する「学生時代に力を注いだこと」の書き方を参考に、苦手意識を克服してみませんか。

企業が「学生時代に力を注いだこと」を質問する理由

企業が「学生時代に力を注いだこと」について聞く理由は、「学生の人柄」と「企業とのマッチング」を見極めるためです。

企業はこの質問によって、応募者が出来事に対して「どんな感情を抱くのか、どんな向き合い方をするのか、どんな行動を取るのか、どう成長するのか」といった部分を見定めます。

課題に対するアプローチから応募者のパーソナリティを浮き彫りにし、自社の価値観、方針、業務内容などとの相性や適正を判断するのです。

つまり、活動や経験そのもののインパクトや規模の大きさはあまり関係ないということ。華々しい経歴や、社会的な慈善活動をアピールすれば必ず高評価に繋がる訳ではありません。逆を言えば、平凡なエピソードでもポイントを押さえることで好印象を残すことが可能です。

「学生時代に力を注いだこと」の内容のポイント

学生時代に力を注いだことの内容は、規模の大小は気にせず、自分が頑張ったと思えるものであればなんでもOKです。

ただし、採用担当は数百という就活生の「学生時代に力を注いだこと」を目にしてきています。数多くの応募者の一人に埋もれてしまわないために、下記ポイントに気をつけてみてください。

差別化するために情報の段階を上げる

ほとんどの就活生はアルバイト、ゼミ、部活動、サークル、ボランティア活動などからエピソードを掘り起こします。このとき大切なのは、「情報の段階を上げる」こと。

例えば「飲食店でのアルバイト」という前提でエピソードを考えたとします。このまま話を構成してしまうと、前提の時点で採用担当に「ありきたり」と感じさせてしまうでしょう。

ここで、「全国展開しているチェーン飲食店」「県内の第1号店」「売上が全国トップ10に入っている」などのように、「どんなお店なのか」という情報を一段階上げて具体的にします。

このように具体化することで内容への印象が変わり、周囲との差別化にも繋げることが可能です。前提に留まらず、動機、取った行動、結果、得た学びなど、エピソードを作る要素を一つひとつを深く掘り下げることを意識しましょう。

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「学生時代に力を注いだこと」の効果的な構成

エピソードが決まったら、実際に話を構築していきます。効果的に伝えるための構成として、下記の順序を意識しましょう。

(1)「何を頑張ったのか」という結論
(2)動機
(3)取り組んだ課題
(4)取った行動
(5)結果
(6)学びや気付き

このように論理的に組み立てることで分かりやすく伝えることができます。以下から、それぞれのポイントについて項目ごとに見ていきましょう。

結論は簡潔にまとめる

まず最初に「私が学生時代に力を注いだことは○○です」と簡潔に結論を述べます。「これから何について述べるのか」を冒頭で相手に理解してもらうことで、後述する内容が分かりやすくなるでしょう。

このとき、目を引く結果を残せていたのであれば付け加えておくこともおすすめです。例えば、下記2つを比べてみてください。

(A)私が学生時代に力を注いだことは、ボランティア活動です
(B)私は学生時代、ボランティア活動に力を注ぎ、すべての都道府県を回りました

同じ「ボランティア活動」でも、(B)の方がインパクトが強いことが分かります。差別化となる特徴は盛り込んでおくと効果的です。

ただし、冒頭の結論はコンパクトにまとめることが基本なので、長々と概要を記載しないように注意しましょう。

動機は「モチベーションの源泉」を掘り下げる

次に、「○○をしたのは、△△と考えたためです」などのように、力を注いだことへの動機を述べます。動機を考える際には、何に対して熱意を持つのかといった、自分の「モチベーションの源泉」を明確にしましょう。

他人の勧めなどによる「受動的な動機」はあまり歓迎されません。幼少期の経験や価値観に根ざした「主体的な動機」を見つけ出すことが大切です。

課題は「特別」なものでなくてOK

動機のあとは「実際に取り組んだ課題」について書きます。「売上が前月より下がった」「リピート客が少なかった」などのように、分かりやすくシンプルに述べましょう。

課題解決のために取った行動を具体的に伝える

次に、課題解決に向けて取った行動、努力の方法など、具体的な経緯を書きましょう。ここは仕事に対する取り組み方が見える箇所であり、重要な評価ポイントです。

このとき、「さまざまな工夫をした」「必死に努力した」「話し合いを重ねた」など、抽象的な表現で終わらせないように注意してください。工夫や努力、話し合いの「中身」について伝えることを意識しましょう。

「売上が下がった原因は店内の動線に問題があると考え、テーブルを大きさごとにまとめて配置することで、通路を通りやすくした」などのように、具体的な詳細を述べることが大切です。

結果は「数字」「比較」「他人からの言葉」を使うと効果的

次に、行動の結果どうなったのかを伝えます。結果をアピールするコツは下記の2点です。

・数字を使う→「前月に比べて売上が20万増えた」など
・行動の前後で比較する→「施策前は△△だったが、施策後は○○となった」など

数字や比較は客観的な説得力があるのでおすすめです。また、下記のように「他人からの言葉」を引用することも効果があります。

・「社員にならないか」とマネージャーに誘われた
・客から「今までで一番の接客だ」と褒められた

「人の心を動かす力」をアピールすることで、好印象を残せるでしょう。

学びは「仕事に通じる」気づきにする

最後に「この経験から学んだこと」をまとめます。ここで大切なのは「チームワークの重要性」「計画性のある戦略」などのように、「仕事に通じる気づき」であること。学びをまとめる際には、仕事に活かせるかどうかを基準に考えるようにしましょう。

「学生時代に力を注いだこと」について、要点はつかめたでしょうか。「まだ自信が持てない」と不安な方は、この機会にキャリアチケットを利用してみませんか。

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