正しい言葉遣いをチェック!就活で注意したい話し方も解説

このページのまとめ

  • 正しい言葉遣いを知ることは、就活において重要である
  • 正しい言葉遣いの基本は敬語にある
  • 敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語がある
  • 正しい言葉遣いを上手く使うには、普段から意識することが大事

正しい言葉遣いは、企業に好印象を与えるための重要なポイント。このコラムで、正しい敬語や注意したい言葉をチェックしましょう。就活中は面接やセミナーの受付など、人と話す機会が多くありますが、採用担当者は応募者の話す言葉も細かくチェックしています。ここでは、入社後にも活かせる正しい言葉遣いにも触れているので、ぜひご一読ください。

 

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「正しい言葉遣い」は基本の敬語から

正しい言葉遣いを知るには、敬語の使い方を理解することが重要です。敬語は、人との信頼関係を築くための役割を担っています。上手く使うことができれば、相手に好印象を与えられるでしょう。ビジネスシーンにおいて、正しい敬語は円滑なコミュニケーションをとるために必要不可欠なものです。
敬語には、目上の方に対して使う「尊敬語」、自分をへりくだう時に使う「謙譲語」、相手を問わず丁寧な表現をする時に使う「丁寧語」があります。下記に敬語の使い方の例を挙げているので、チェックしてみてください。

・言う、話す→尊敬語:おっしゃる、言われる 謙譲語:申す 丁寧語:言います、話します
・見る→尊敬語:ご覧になる 謙譲語:拝見する 丁寧語:見ます
・聞く→尊敬語:お聞きになる 謙譲語:伺う、拝聴する 丁寧語:聞きます
・行く→尊敬語:いらっしゃる、お見えになる 謙譲語:伺う、参る 丁寧語:行きます
・会う→尊敬語:会われる、お会いになる 謙譲語:お目にかかる 丁寧語:会います
・考える→尊敬語:お考えになる 謙譲語:検討いたします、拝察する 丁寧語:考えます

上記以外にも、「すごく」を「大変、とても」、「このあいだ」を「先日、以前」など、1つ1つの単語を言い換えるだけで、全体的に丁寧な言葉遣いになります。敬語は就職した後も使い続けるものなので、学生のうちに身につけておくことが重要です。意識して話すことで自然と身についていくので、諦めずコツコツと続けることがポイント。また、言葉を整理するため、事前にメモ帳に書き起こしておく方法もあります。

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注意したい3つの言葉遣い

就活中は正しい敬語を理解するだけではなく、避けるべき言葉遣いを知ることも重要です。「マジ」「ありえない」など、友人と話すような学生言葉や若者言葉、略語など避けるべき言葉を知る必要があります。また、自身がアルバイト先や学校などで敬語だと思って使っている言葉も、実際は正確な表現ではない場合も。普段の生活で頻繁に使用している言葉だからこそ、改めて正しい言葉遣いを理解することが必要です。
下記では、間違えやすい言葉遣いを挙げています。ビジネスシーンでもよく使う言葉なので、チェックしましょう。

1.同意を示すとき

同意を示すときに適切な言葉は、「かしこまりました」もしくは「承知いたしました」のいずれかです。「分かりました」「了解しました」「オッケーです」といった言葉はフランクな話し方になってしまい、正しい敬意表現になりません。

2.謝罪するとき

ビジネスシーンでは「申し訳ございません」と述べるが適切です。日常生活で使用することの多い「ごめんなさい」「すみません」「すいません」といった言葉はふさわしくないため、注意が必要です。

 

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就活中に押さえておきたい4つの言葉遣い

この項目では、就活中に使う機会が多く、押さえておきたい言葉について説明します。

1.自分のことは「わたし」か「わたくし」

ビジネスの場や目上の人に対しては、「わたし」「わたくし」というのがマナー。面接やセミナーなど、就活においても同様です。日常的に使い慣れている「僕」「自分」「俺」といった表現は、オフィシャルな場では避けましょう。

2.相手の会社のことは「御社」か「貴社」

企業に対しては、面接や電話など話し言葉では「御社(おんしゃ)」、履歴書やメールなど書き言葉では「貴社(きしゃ)」と表現します。「そちらの会社」「◯◯(会社名)さん」などと呼ぶのも失礼な言い方になるため、気をつけてください。

3.二重敬語に気をつける

二重敬語とは、1つの言葉に対して敬語を重ねるという誤った表現です。「丁寧な言葉で話そう」と思うと二重敬語になりやすいため、気をつけましょう。以下は、よくある二重敬語の例です。

・来る→×お見えになられる ◯お見えになる
・言う、話す→×おっしゃられる ◯おっしゃる
・見る→×ご覧になられる ◯ご覧になる

尊敬の敬語である「お(ご)〜になる」と、尊敬の助動詞の「れる」、丁寧語の「ます」が繋がった「お(ご)〜になられます」が、よく使われる二重敬語のパターンです。

4.クッション言葉を使うと好印象

クッション言葉とは、伝えたいことを話す前に、一言加えて配慮を示す言葉のこと。そのまま話すときつく感じる言葉も、クッション言葉があることで、相手に対して思いやりを表しながら、自分の気持ちを述べられます。クッション言葉は、「頼みごとをしたい」「断りたい」など、言いにくいことを伝えるシーンに便利なものです。
下記に、代表的なクッション言葉をまとめました。

・依頼する→「お手数おかけしますが」「恐れ入りますが」
・断る→「申し訳ございませんが」「せっかくですが」「ご意向に添えず」
・尋ねる→「ご迷惑でなければ」「差し支えなければ」「失礼ですが」

以上のようなクッション言葉を使うと、会話の雰囲気が柔らかくなります。また、クッション言葉から話し始めることで、自然と相手を尊重する口調になり、本題を話しやすくする効果もあるでしょう。対面だけではなく、ニュアンスが伝わりにくいメールで使うのもおすすめです。

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