就活生の疑問を解決!エントリーは何社すればいいの?

このページのまとめ

  • 就活生の疑問を解決!エントリーは何社すればいいの?
  • エントリー数が多いと、視野が広がる、経験値を積めるなどのメリットがある一方で、1社にかけられる準備時間が減る、スケジュール管理が難しいといったデメリットもある
  • エントリー数が少ないと、企業研究を念入りにできる、志望度が高まるといったメリットがあるが、一方で全てに落ちたりミスマッチに気づいたときにリカバリーが難しいといったデメリットがある
  • 多くの企業にエントリーしたからといって内定が増えるわけではない
  • 就活の軸をはっきりさせ、自分とマッチする企業を、スケジュール管理できる範囲で選定することが大切

就活で選考に進むためのエントリー。いったい何社くらい応募すればいいのか決めかねている就活生も少なくないのではないでしょうか。
エントリー数が多ければ多いほど内定が増えるのではないか。少ないほど1社1社に集中できるのではないか。他の人達はどれくらいエントリーしているのか。これらについて悩んでいる人は多いでしょう。
このコラムでは、平均のエントリー数や、エントリーが多い場合と少ない場合のメリット・デメリットなどをご紹介しています。
これから就活が本格化するという就活生の方、ぜひ参考にしてください。

 

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就活のエントリーは何社が目安?

ご存知の方が多いと思いますが、就活の「エントリー」とは、「その企業の選考に応募する」という意思表示のことを指します。
説明会やインターンシップへの参加は、まだ選考に進んでいるわけではなく、「その業界・企業に興味があります」という段階です。
エントリーをしてES(エントリーシート)や履歴書といった応募書類を送ると、その企業からの選考が始まります。

つまり、何社にエントリーするかは、その後の就活スケジュールに関わってくる重要なポイントとなるのです。

数年前は、就活生のエントリー数が80~100社にまで上ることもありましたが、近年では就活生がエントリーする平均は20社ほどといわれています。
エントリー開始時期に志望企業や業界が定まっていない場合には、30~50社ほどエントリーするといった学生もいるようです。しかし、応募する企業が増えれば増えるほど多忙になるため、就活終了時の合計が10~30社ほどになるようにエントリーするのが無理なく就活を進められる数字ではないでしょうか。

1社に対する研究の進め方や選考への準備時間などは、人によって異なります。そのため、平均や他の人のエントリー数にとらわれないことも大切です。
面接のスケジュール管理等を考慮すれば、同時進行で選考を受けられる企業の数は5社ほどと考えておくと良いでしょう。

 

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エントリー数が多いメリット・デメリット

前項では、エントリー数の平均は20社ほどとお伝えしました。しかし、なかには多くの企業にエントリーして就職の可能性を広げたいと考える学生もいるのではないでしょうか。
この項では、エントリー数を増やした場合のメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

エントリー数を増やすメリットとしては、視野が広がるという点がまずはあげられるのではないでしょうか。
興味のある業界や企業に複数応募することで、将来の可能性はもちろん広がりますし、実際に選考を受けてみることで分かることもあるはず。そういった点で自分の可能性を狭めたくないと考える人にとっては20社という平均は少ないのかもしれません。

また、エントリーが多ければ多いほど、書類選考や面接の機会は増えるため、経験値を積むことができます。
面接は緊張してうまく話せないという人でも、数をこなすことで受け答えのコツをつかめるでしょうし、面接というシチュエーションにも慣れることができるでしょう。
実際にエントリー数を増やす人の中には、第一志望の企業を受ける前に、多くの企業で面接を経験しておきたいと考える人もいるようです。

そして、多くの企業にエントリーすることで、滑り止め企業が増えるという点もメリットとして数えられるでしょう。
エントリー数が少ないと、この企業に落ちたらどうしようと不安になることもありますが、企業を増やすことで心に余裕を持って就活に臨むことができます。

デメリット

1社だけでも大変な就活準備。エントリー数を増やせばその分、業界・企業研究に時間がかかりますし、企業の数だけ応募書類の準備も必要です。
エントリー数の少ない人よりも1社にかけられる時間が減ることになるため、準備不足になってしまうことも考えられるでしょう。
また、選考スケジュールもタイトになってくるため、管理に工夫が必要です。

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エントリー数が少ないメリット・デメリット

多くの企業にエントリーした場合のメリット・デメリットをご紹介しましたが、逆に少ない場合はどうなのでしょうか。

メリット

応募する企業が少なければ、1社あたりの準備時間を多く取れるようになります。
競合他社との比較や、その業界における応募企業の立ち位置など、多くの情報を集めることができるはず。
念入りに企業研究をすることで、自己PRや志望動機にも深みを持たせることができるでしょう。

また、エントリー数を減らすということは、応募段階で目指す業界や企業がきちんと絞られているということ。
選考に参加する企業を厳選しているため、自ずと志望度の高い企業が残ることになります。企業からしても、志望度の高い学生、熱意を感じられる学生は魅力的に見えるのではないでしょうか。

デメリット

デメリットとして考えられることは、応募企業に全て落ちてしまった場合、持ち駒がなくなってしまうということ。
また、志望業界や企業を絞りすぎてしまった場合、途中でミスマッチに気づいてもリカバリーが難しくなってしまいます。
エントリーできる企業が残っていれば良いですが、時期によっては応募したいと思える企業がすでに採用を終了しているといった場合もあるでしょう。

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エントリー数を決めるときには

ご紹介したように、エントリー数は多くても少なくても、それぞれにメリット・デメリットが発生します。
ただ、志望する業界や企業が定まっていないためにエントリー数を増やすのであれば、「多くの企業にエントリーしたからといって、内定自体が増えるわけではない」という点も考慮すべきでしょう。
自分の就活目標が定まらないまま多くの企業にエントリーしてしまうと、なんとなく受かった企業で入社後にミスマッチが発覚し早期退職に繋がるという可能性も考えられるため、企業選びは慎重にしたいところです。

エントリー前に説明会やインターンシップなどに参加し、自分とマッチしそうな業界や企業はある程度絞っておき、実際にエントリーする際には、自分がスケジュール管理できる範囲内に収めるようにすると良いでしょう。
大切なことは、自己分析をきちんと行い、就活の軸をはっきりさせること。
この就活の軸と照らし合わせ、自分とマッチした企業を選定する作業が、就活を成功させるための重要なポイントです。


このコラムでは、就活では何社エントリーするかという点が、その後の活動に大きく関わってくるということをお伝えしました。
効率よくまとめたり準備をできる人にとっては、平均20社は少ないかもしれませんし、時間をかけて対策をしたいという人には多いと感じるかもしれません。まずは、自分にはどんな就活スタイルが合っているのかを考える必要があるでしょう。

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