就活成功のポイント?志望業界の絞り方を知ろう

このページのまとめ

  • 志望業界を絞るメリットは、他の業界を見る時間を省くことができ、効率良く特定の業界研究ができるという点がある
  • 絞ることのデメリットは、企業選びの幅を狭くしてしまい、本当に合った企業に出会えなくなる可能性もあるという点
  • 業界を絞るコツは、まずは幅広く情報を集め、そこから自分の興味がある業界を見つけていくこと
  • 業界の情報を集める方法には、業界地図や合同説明会、インターンなどがある

メーカーや小売。サービス、金融など新卒の就活では多くの業界が存在します。そのため企業選びの選択肢は多く、業界を絞るだけでも一苦労でしょう。また、「やりたい仕事がたくさんある」など志望先が多数ある場合、「何から手をつければ良いのか」と混乱してしまうことも。
こちらのコラムでは、就職活動を効率的に進めるための業界の絞り方や、絞ることのメリット・デメリットなどについて解説しています。

 

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業界を絞るメリット・デメリット

就活を成功させるには、コツを押さえた方法で業界を絞り込むことが重要です。この項目では、業界を絞ることのメリットとデメリットを説明しています。

メリット

絞り込むことで、企業説明会や合同説明会などに効率良く参加でき、その後の選考への対策がしやすくなるでしょう。他の業界を見る時間を省くことができ、特定の業界研究の時間に使うことができます。
自分に合った業界を見つけるには、だいたいのイメージで決めるのではなく、その企業や業界について念入りに調べる必要があります。
選択肢が多すぎると、「本当に自分がやりたい仕事が分からない」という事態になる可能性も。そのため、ある程度限定して業界研究をすると、自分の適性に合った業界や仕事を探しやすいでしょう。
面接に進んだ場合、その業界に特化した質問を受けても、スムーズに答えることができるというメリットもあります。

デメリット

就活の早い段階で業界を絞り込んでしまうと、自動的に選択肢を減らすことになります。企業選びの幅を狭くしてしまい、本当に自分自身に合った企業と出会えなくなる可能性も。内定を得るためには、ある程度の選考を受けることが求められるでしょう。
いくつかの業界に絞り込むことは必要ですが、就活の初期は自分の可能性を狭めず、広く業界を知ることも大切です。
会社の説明会や合同就活イベントに参加するなど、企業について理解を深める機会は多くあるため、それらを参考にしながら余裕を持って絞りましょう。

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業界を絞る時のポイント

ただ単に志望業界を減らしていくだけでは、自分の選択肢を狭くしてしまうでしょう。
就職活動をスムーズに進めるには、コツを押さえて自身の軸に合った業界を絞る必要があります。

最初は幅広く業界を調べ、その後に自分が興味を持つ業界に絞り込むことがポイントです。
まずは、どのような業界や仕事があるのかをしっかり把握しましょう。業界の種類を理解していないと、上手く絞ることも難しいでしょう。
また、1つの事業を手がけている企業も多くありますが、大きな企業では複数の事業を展開している場合もあります。その場合、同じ企業でもいくつかの業界に分かれていることもあるでしょう。
その他に注意したい点は、「思い込み」で業界を絞らないこと。業種や企業の情報を深く理解せずに自身のイメージで判断してしまうと、実際の業界の姿が見えなくなってしまいます。
もともとは関心がなかった業種でも、業界研究によって印象が変わり、「自分に合う仕事かもしれない」「やりたいことに繋がっている」と気づく可能性もあるでしょう。
一通りの業界をチェックし、エントリー開始までにある程度絞込みが終わっているのがベストです。
志望業界の数は2つから4つ程度に絞ると良いですが、これには個人差があります。人によって就活の進め方や感じ方は異なるので、無理のないペースで選考をこなしていける範囲で絞りましょう。

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業界の絞り方

まずは業界全体の種類を知ることが重要です。就活イベントや就活本、先輩のアドバイスなどから情報を集め、幅広く知った上で自分に合う業界を絞り込みましょう。
憧れの職種や企業に関連する業界に着目し、それを選択肢に入れます。業界を絞る時期であれば、思いつく限り自分が興味を持つ業種をリストアップしてもかまいません。
「好きなことや関心のあることがない」という場合は、興味のないことを挙げて消去していく方法がおすすめです。自分が「魅力に感じない仕事」「苦手なこと」を洗い出し、それらを候補から外せば自然に志望する業界が見えてくるでしょう。
たとえば、「お金を扱うのは避けたい」「計算が苦手」と感じるのであれば、銀行や信用金庫などをはじめとする金融業界の選択肢が消え、ここで大きな絞り込みができます。
「やりたくないことを考えるのは気が引ける」という人も多いかもしれませんが、入社後のミスマッチを防ぐためにも大切なことです。
社会生活を送る上で譲れない点や重視していることを書き出し、自身が仕事に求める条件を深掘りしましょう。

 

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業界の情報を集める具体的な方法

就活を成功させるには、可能な限り有効な情報を多く集めたいもの。ここでは業界を探す方法をいくつか紹介しているので、参考にしてみてください。

業界地図

業界ごとに主要企業の規模や業績、動向、ビジネスモデルなどを掲載しているものです。各企業の主力商品や利益構造も知ることができます。
また、「○社は△社の子会社であり出資率は□%」といった情報もあり、その業界内における企業間の関係性をひと目で把握できるのがポイントです。「多数の業界を詳しく調べたい」「まずは業界の情報を集め、そこから気になる企業を探す」などの作業に役立つ手段と言えるでしょう。

合同説明会

多くの企業が1つの会場に集まり自社の説明をする、「合同説明会」。就活生は複数の企業を自由に回れるため、効率良く多くの業界を知ることがでしょう。
参加するメリットには、「漠然としたイメージだった業界を深く理解できる」「興味がなかった仕事に関心を持つきっかけになる」なども挙げられます。就活の初期段階で参加して多数の業界知識を持っておくと、業界や企業選びの際にスムーズでしょう。

インターン

実際に企業内で業務経験を積むことができ、その業界ならではの仕事の進み方や、企業独自の組織風土を知ることができます。
興味がある業界がいくつかある場合、インターンに参加することで、より業界ごとの特徴や強みなどを理解できるでしょう。

OB訪問

卒業した先輩の職場を訪問するOB訪問では、企業の雰囲気や仕事の流れなどリアルな情報を得られるでしょう。
実際に勤めている人から話を聞くことで、自分も社会人として働く姿をイメージできるかもしれません。
活用するには、一般的には大学の就職課などに相談し、連絡をとって依頼する方法や、知り合いの先輩などから紹介してもらうという手段もあります。

業界情報の集め方をいくつか挙げましたが、タイミングや就活状況を考慮し、自分に合ったものを選びましょう。

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