得意な学科の書き方を例文つきで紹介!注意点も押さえておこう

このページのまとめ

  • 企業が得意な学科を聞くのは、「就活生の個性」や「専門性」を知るため
  • 履歴書に得意な学科を書く際は、志望する企業に関連したものが好ましい
  • 得意な学科の書き方のコツは、「結論から伝える」「企業で活かせる部分を語る」こと
  • 得意な学科を書く際は、専門用語を多用しないように注意しよう
  • 得意な科目欄を空欄にしたり、「特になし」と書いたりするのは避けよう

得意な学科を例文付きで紹介!履歴書への書き方も解説の画像

履歴書の「得意な学科」欄を書く際、「どうやって書けば良いのか分からない」「得意な学科なんてない」「本当にただ得意な学科を書くだけで良いの?」など、迷ってしまう人も多いでしょう。単純に好きな学科を書くだけではなく、自分をアピールするチャンスだと捉え、自己PRに繋げる内容に仕上げるのが理想です。このコラムでは、履歴書に得意な学科を書く際のコツを例文つきでご紹介するので、ぜひご一読ください。
 

 

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企業が「得意な学科」から知りたいことは?

履歴書の「得意な学科」欄に書かれている答えから、企業は応募者の専門性や個性をチェックしています。下記で詳しく説明するので、ご覧ください。

就活生の学問の専門性を知るため

「得意な学科」欄を通して、応募者が大学でどのような能力や知識を身につけたのかを確かめています。応募者の専門性を知るためには、得意科目を聞くのが有効な手段といえるでしょう。
もちろん、得意な学科だけですべてを判断するわけではありませんが、応募者の能力や価値観を知ることで、仕事への姿勢や意欲を見極める材料の1つになります。

就活生の個性を知るため

企業は得意な学科の欄に書かれている内容から、就活生の個性も知りたいと考えています。「得意な学科」として挙げられる分野ということは、自身でそのように思えるほど努力を重ねてきているはず。一般的に、自ら進んで努力ができることは「興味があるもの」や「好きなもの」であると考えられるでしょう。
そのため、採用担当者は得意な学科から就活生の個性を知り、実際に入社したらどのように仕事に打ち込むかを予想しています。

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履歴書に書いておきたい得意な学科の3分野

先述したように、「得意な学科」欄から自分の専門性や個性を企業にアピールできます。自己PRに繋げられるような内容を選択し、採用担当者に好印象を与えましょう。

1.専門性をアピールできる学科

専門性が高く、強調してアピールできるような分野を学んでいるなら、積極的に伝えるることをおすすめします。
採用担当者は多くの就活生の履歴書を読んで面接を行うため、ほかの就活生と差別化された、目を引くような内容が好ましいです。専門性の高い分野は、その人の個性や能力を示す武器になるため、採用担当者にインパクトを与えられる可能性があります。

2.大学の専攻科目

もう1つは、大学で専攻した科目もおすすめです。大学で学んできた科目であれば詳しい内容を語りやすく、選んだ理由も説明しやすいでしょう。記入の際は、「どのような論文を書いたか」「どのように取り組んできたか」など、具体的に書くと採用担当者に伝わりやすくなります。
また、専攻科目について深く語れば、それだけ大学で真面目に勉強してきたというアピールにもなるでしょう。

3.志望する企業の業務と関連している学科

志望する企業の業務に関連した学科を書けば、採用担当者は就活生がその会社で働く姿をイメージしやすくなるでしょう。
ただし、あくまで「得意な学科」なので、詳しくない学科を無理に企業と関連づけようとする必要はありません。面接で深く聞かれたときに上手く答えられず、かえってマイナスの印象を与えてしまう恐れがあるため、本当に得意な学科の範囲で考えてください。

好きな学科を履歴書に記入する際は、ただ好きな理由や内容を書くだけではなく、「自分をアピールする」という気持ちで取り組みましょう。

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履歴書の得意な学科の書き方3ステップ

履歴書に書く得意な学科が決まったら、次は書き方について学びましょう。ポイントは、採用担当者が読みやすく、理解しやすい文章を心がけること。得意な学科の書き方について下記にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

1.結論から伝える

「私は◯◯が得意です」というように、先に結論から伝えましょう。
最初に「得意な科目は何か」を明確にすることで、その後の内容も頭に入りやすくなり、分かりやすい文章になります。
結論を最初に伝えることは、就活中だけでなく人に何かを伝えるときに重要な手法なので、今のうちに身につけておきましょう。

2.具体的なエピソードを交える

「なぜその学科に興味を持ったか」「どのように学んできたか」など、具体的なエピソードを交えて記入してください。そのエピソードを通して、採用担当者は就活生の人となりを知ることができます。

3.企業で活かせる部分を説明する

得意な学科を書く際に、応募先の企業で活かせる部分が説明できると、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
例としては、商社であれば「マクロ・ミクロ経済学」、広告業界であれば「広告論」や「マーケティング」などです。
入社後に活躍できる人材だとアピールできれば、選考に有利になる可能性も。学科で学んだことを、入社後どのように活かせるかを考えて書きましょう。
 

 

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履歴書に得意な学科を書くときの3つの注意点

履歴書に得意な学科を書く際は、下記の点に注意しましょう。

1.得意な科目は1つに絞って簡潔に

得意な科目は1つに絞り、簡潔に書きましょう。複数の科目を詰め込みすぎてしまうと焦点がぼやけてしまい、アピールしたいことが伝わらなくなる恐れがあります。
「これだ」と思える科目を1つピックアップし、深く語れるようにしておきましょう。

2.専門用語の使用は避ける

得意な学科を説明する際に、専門用語を多用しないよう注意しましょう。
採用担当者が必ずしも得意な学科の知識を持っているとは限りません。そのため、専門用語を多用してしまうと、自分の能力や価値観が相手に正しく伝わらない可能性があります。
専門知識がない人も理解できるような表現や言葉を用い、誰が読んでも分かりやすい文章に仕上げることを心がけましょう。

3.空欄や「特になし」は避ける

得意な学科欄を空欄にすることや、「特になし」と表記するのは避けましょう。得意な学科欄をきちんと書けていないと、「入社意欲がない」「大学の勉強を真面目にしていない」など、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
得意な学科欄に記入できるよう、「努力して身につけることができた」と思えることを洗い出しておきましょう。
 

 

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履歴書の得意な学科欄の記入例

ここでは、履歴書に得意な学科欄を書く際の例文をまとめています。書き方に悩んでいる方は、参考にしてください。

英語

私の得意な科目は英語です。幼少期から海外に興味があり、大学では英語を専攻しました。
高校時代には半年間のイギリス留学の経験があり、海外の生活や文化に触れることで、グローバルな考え方を身につけられました。
大学の講義以外でも語学学習を続けたので、日常会話レベルの英語が話せます。

体育

私の得意な科目は体育です。体を動かすことが好きで、大学では陸上競技を専攻していました。
陸上競技は自身の記録との戦いであり、常に自己ベストを更新するために練習メニューを練り、努力してきました。このような練習を重ねる過程で、目標達成力や忍耐力が身についたと考えています。
また、今でも運動を続けているので、体力にも自信があります。

プログラミング

私の得意な学科はプログラミングです。
Java・HTML・C言語については一通り学び、理解しています。また、プログラミングを学ぶ過程で、集中力を養えたと思います。
プログラムを作成するなかで、動作確認時に、正常に動作しないこともあります。そのようなときは、エラーから考えられる原因を階層でとらえ、原因を分析して効率的にバグの修正を行ってまいりました。このような経験から、問題解決や冷静な分析力が身についたと思います。
 

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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