このページのまとめ
- 履歴書に趣味を書くと、「◯◯が好きな人」と採用担当者の記憶に残りやすくなる
- 履歴書に趣味を書くときは単語だけでなく、簡単な説明文を添えると伝わりやすくなる
- ギャンブルやお酒、政治など悪い印象を与えやすい趣味は履歴書に書かないほうが良い
履歴書のなかで、意外と悩むのが趣味・特技欄です。「何を書いて良いかわからない…」という就活生は多いのではないでしょうか。このコラムでは、履歴書に趣味・特技欄がある理由や基本的な書き方、注意すべきポイントなどをまとめました。趣味が見つからないときの対処法や履歴書に趣味を書く際の例文も紹介しているので、これといって趣味がない、書くことが思い浮かばないという方はぜひ参考にしてください。
- 履歴書に「趣味・特技欄」がある理由とは?
- 採用担当者の記憶に残りやすくなる
- 履歴書の「趣味・特技欄」の書き方
- 何が趣味か一言で述べて説明文を添える
- 趣味が複数ある場合は箇条書きにする
- 正直に自分の趣味を書く
- 履歴書に趣味を書くときに気をつけたいこと
- 嘘を書かない
- マイナスイメージにつながる趣味は書かない
- 空欄にしない
- 趣味・特技が見つからないときの対処法
- 日常生活を振り返ってみる
- 経験したことを思い返してみる
- どうしても趣味が見つからない場合
- 趣味・特技欄のない履歴書を使う
- 履歴書に書くべき趣味とは
- 志望する企業の職種に関連するもの
- 人柄や長所をアピールできるもの
- 変わった趣味で採用担当者に印象づけるのもあり
- 履歴書に書かないほうが良い趣味
- ギャンブルに関する趣味
- お酒やタバコに関する趣味
- アニメやゲームに関する趣味
- 政治や宗教に関する趣味
- 犯罪を連想させる趣味
- 志望する企業の勤務条件と合わない趣味
- 人によって好みが分かれる趣味
- 履歴書に書く趣味の例文5選・ポイント解説
- 料理
- 映画鑑賞
- ドライブ
- 海外旅行
- 筋トレ
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履歴書に「趣味・特技欄」がある理由とは?
履歴書に「趣味・特技欄」があるのは、採用担当者が応募者の人物像を把握するためです。趣味嗜好はその人の個性や人となりが顕著に現れるもの。就活生一人ひとりの素の人物像を見極めるために、欠かせない項目なのです。
また、面接の場では採用担当者が就活生の緊張感を和らげるために、趣味を聞くこともあります。面接の冒頭からいきなり志望動機や自己PRといった本題に入るのではなく、趣味・特技欄の話題を振ることで、話しやすい雰囲気を作ろうとしているのです。コミュニケーションのきっかけを作るためにも、趣味・特技欄はしっかり記入しましょう。
採用担当者の記憶に残りやすくなる
趣味・特技欄をしっかり書くと、採用担当者の記憶に残りやすくなるというメリットも生じます。採用担当者は多くの履歴書に目をとおしているため、一人ひとりの印象が薄れがちですが、趣味がはっきり書かれていると、「音楽鑑賞が好きな人」や「スポーツが得意な人」というように覚えやすいようです。そして、採用担当者はより印象に残った就活生を選ぶ傾向にあるので、趣味・特技欄はしっかり記入しましょう。ただし、必ずしも華やかなイメージのある趣味や特別なスキルを書く必要はありません。
▼関連記事趣味欄はどうやって書く?就活がうまくいくESの書き方を例文つきで解説!
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履歴書の「趣味・特技欄」の書き方
履歴書の趣味・特技欄に趣味を書く際、読みやすく分かりやすい表現を意識することが大切です。こちらでは趣味の書き方をご紹介します。
何が趣味か一言で述べて説明文を添える
履歴書に趣味を書くときは、一言で何が趣味か明記し、下の段に簡単な説明文を添えるのがポイントです。
趣味:映画鑑賞
特に洋画が好きです。DVDをレンタルして、週に2~3本は見ています。英語力を鍛えるために字幕をオフにして視聴するようにしています。
このように、趣味を簡潔に述べた段の下に、具体的な内容や好きなところ、心掛けていることなどを書きましょう。そうすることで説得力が増し、採用担当者に伝わりやすくなります。
趣味が複数ある場合は箇条書きにする
趣味が複数あり、アピールしたいものが2つ以上ある場合は、読みやすいように箇条書きにしましょう。そのうえで、上記のように具体的な内容や好きなところ、いつからやっているのかなどを簡潔にまとめるのがポイントです。なお、長ったらしい内容だと「文章力がない」と思われてしまう可能性があるので注意してください。
正直に自分の趣味を書く
趣味の内容自体が採用にマイナスな影響を与える可能性は低いので、正直に自分の趣味について書きましょう。ありきたりでも、ほかの就活生と趣味が同じでも、就活生の内面が分かれば問題ありません。ただし、マイナスイメージにつながる趣味も一定数存在するので注意が必要です。詳しくは次の項をご覧ください。
▼関連記事趣味・特技を履歴書に書くときのポイント!例文付き
趣味・特技欄は自己PRのチャンス!書き方のポイントを例文つきで解説
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履歴書に趣味を書くときに気をつけたいこと
履歴書に趣味を書く際は、嘘を書いたり、マイナスイメージにつながる趣味を書いたりしないようにしましょう。趣味が特に思い浮かばないときも、空欄にするのは避けてください。こちらでは、趣味を書く際に気をつけるべきことを紹介します。
嘘を書かない
趣味・特技欄に限ったことではありませんが、履歴書に嘘の内容を書くのは避けましょう。面接では履歴書の内容に関する質問をされる可能性があります。趣味の内容が選考の決定打になることは少ないですが、嘘がバレたり明確に回答できなかったりすれば評価が下がることも。「格好良い趣味」「頭が良いと思われる趣味」で自分を良く見せようとするのではなく、質問に対してきちんと回答できる内容を書くのが基本です。
マイナスイメージにつながる趣味は書かない
採用担当者にマイナスイメージを与えてしまう趣味は、履歴書に書かないほうが良いでしょう。たとえば、ギャンブルや政治、宗教に関するもの、犯罪を連想させてしまう趣味などが挙げられます。
履歴書の趣味欄に「ギャンブル」と書かれていると、「金遣いが荒いのでは」「ギャンブル依存なのでは」と思われてしまうことも。また、自分が支持する政治や宗教によって不採用になることはありませんが、企業によってはマイナスイメージを抱く場合があるので、避けるのが無難です。詳細は、このコラムの「履歴書に書かないほうが良い趣味」で解説しています。
空欄にしない
趣味・特技欄に限らず、履歴書は空白を作らないのがベターです。空欄があると、自分の人となりを伝えられずアピール不足になる恐れがあります。また、空欄や空白が目立つ履歴書では、採用担当者に「志望度が低い」という印象を持たれてしまうことも。せっかくのアピールチャンスを無駄にしないためにも、履歴書の趣味・特技欄は必ず埋めるようにしましょう。
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趣味・特技が見つからないときの対処法
就活生のなかには、「ぱっと思いつくような趣味がない」「趣味と呼べるものがない」という方もいるでしょう。しかし、日頃行っていることや過去に取り組んだ物事から趣味を見つけられる可能性があります。こちらでは、趣味が見つけられないときの対処法をご紹介。悩んでいる方は以下の方法を試してみてください。
日常生活を振り返ってみる
履歴書に書く趣味・特技がない場合は、日頃行っていることを振り返ってみましょう。日常的に行っている料理や掃除も、書き方次第で趣味・特技としてアピールできます。たとえば、料理や掃除は生活を送るうえで当たり前のことですが、客観的に見れば栄養バランスを考え毎日料理を作っていたり、すみずみまで掃除が行き届いていたりするのは凄いことです。十分、趣味としてアピールできるでしょう。また、ベランダで園芸や家庭菜園をやっている、歩くことが好きで毎日ウォーキングをしている、ペットの散歩を毎日欠かさずやっているなど、日常生活を振り返ってみれば何かしら趣味としてアピールできるものが見つけられるはずです。
経験したことを思い返してみる
現在取り組んでいる物事がない場合は、過去に経験したことを思い返してみましょう。過去に経験した物事のなかで興味や好奇心を持って取り組めたことや、長く続けられたものがあれば、アピールにつながる可能性があります。たとえば、音楽が好きで歌のレッスンを受けていた、自動車免許を取得して慣れるまでドライブを繰り返して運転に自信がついた、など趣味としてアピールできそうなことが見つかるでしょう。それらを履歴書に記入してみるのも一つの方法です。
どうしても趣味が見つからない場合
どうしても履歴書にかけるような趣味が見つからない場合は、「特になし」と書いても問題ありません。採用担当者に自分をアピールできるチャンスを逃さないためにも、何かしら書ける内容を探すのがベターですが、趣味が見つからないからといって、嘘の趣味をでっち上げるのは避けてください。本当は趣味ではないことを書いてしまうと、面接の場で上手く受け答えできなかったり、話の内容が矛盾してしまったりして、マイナス評価につながってしまう可能性があります。
趣味・特技欄のない履歴書を使う
趣味・特技欄が設けられていない履歴書を使うのも一つの方法です。履歴書は種類が豊富なので、趣味・特技欄がないものや、特技が志望動機もしくは自己PRと一緒になっているものもあります。そういった履歴書なら趣味に触れず、志望動機や自己PRで埋めてしまえば問題ありません。自分に合った履歴書を選びましょう。
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履歴書に書くべき趣味とは
履歴書に書くのなら、採用担当者に好印象を与える趣味を記載したいと思うのは当然のことです。こちらでは、面接で好印象を与えられる趣味についてご紹介。どんな趣味を書けば良いか悩んでいる方は参考にしてみてください。
志望する企業の職種に関連するもの
履歴書に趣味を書くのなら、志望する企業や職種に関連するものを記入しましょう。趣味が志望職種に活かせるものなら、「適性がある」と判断してもらえる可能性があります。たとえば、食べ歩きが趣味の場合、食に対する興味や知識があることをアピールできるので、食品関連の企業には好印象を与えられるでしょう。ただし、趣味と職種に関連性がある場合、面接の際に採用担当者から詳しく聞かれることになります。そのため、選考を突破するために嘘をついたり、あまり詳しくないことを書いたりするのは避けてください。
人柄や長所をアピールできるもの
履歴書には、自分の人柄や強みをアピールできる趣味を記入しましょう。趣味・特技欄は履歴書のなかでも自分の人となりをアピールできるスペースです。自分の内面的な部分を採用担当者に伝えられます。たとえば趣味が掃除の場合、「整理整頓ができる」「常に身の回りを綺麗にできる」というように几帳面さをアピールできるでしょう。内容によっては、自己PRにもつなげられ、採用担当者に親近感を抱かせることができ、話が盛り上がることもあります。
変わった趣味で採用担当者に印象づけるのもあり
履歴書に趣味を書くのなら、少し変わった趣味で印象づけるのもありでしょう。たとえばダンスやマジック、モノマネ、漫才など一風変わった趣味があるなら、間違いなく大きなアピールポイントとなります。採用担当者の目を引きたいのなら、少し変わった趣味を書いてみるのも良いでしょう。ただし、そういった趣味は面接の場で「やってみてください」と求められる可能性が高いので、準備や覚悟をして履歴書に記載してください。
▼関連記事面接で趣味について質問されたら?好印象を与える回答を例文付きで紹介
就活でよく聞かれる質問とは?厳選20項目と回答のポイントを解説
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履歴書に書かないほうが良い趣味
先述のとおり、履歴書の趣味・特技欄には、何を書いても良いわけではありません。書かないほうが良い、避けるべき内容もあります。どんな趣味を持つかは個人の自由ですが、以下のような内容を書くのは避けましょう。
ギャンブルに関する趣味
競馬や競輪、パチンコなどのギャンブルや賭けごとは、金銭面や計画性といった点でマイナスイメージを抱かれやすいといえます。志望する企業や業界に関連性がない限り、趣味や特技として書くのは避けましょう。どうしても記載する場合は、相手が納得する理由を付け加えてください。
お酒やタバコに関する趣味
お酒やタバコといった健康への不安を感じさせるような趣味は書かないほうが良いでしょう。たとえば、お酒やタバコを扱う企業や飲み会の多い企業であれば、書き方次第で好印象を与えることも可能ですが、採用担当者の多くは「お酒が好き」「タバコが好き」と聞くと健康面での不安を感じるようです。こういった趣味について書くときは、酒や煙草の味や銘柄について調べていたり、飲み会を通じてコミュニケーションに力を入れていたりすることをアピールするのがポイントです。
アニメやゲームに関する趣味
アニメやゲームに関する趣味を履歴書に書くのは、企業や業界によっては避けたほうが良い場合があります。応募先がアニメやゲームに関連がある場合は記載しても問題ありませんが、保守的な企業や社員の年齢層が高い会社などは、アニメやゲームに対して否定的であることも。履歴書に記載する場合は、「ゲームを通じて分析力が鍛えられた」というように、その趣味をとおして得たメリットを伝えるのがポイントです。
政治や宗教に関する趣味
宗教や政治に関する考え方は個人の価値観によるところが大きく、人それぞれ捉え方が異なるため、履歴書の趣味欄に書くのは避けるのが無難でしょう。採用担当者によっては「考え方が違う」「自社に合わない」と判断されてしまう可能性もあります。
犯罪を連想させる趣味
ハッキングや動物の解剖など、犯罪を連想させる趣味はマイナスイメージを抱かれる可能性が高いです。コンプライアンスの面からも、このような趣味を持つ社員を「リスク」と捉える企業もあるので、履歴書の趣味・特技欄への記載は避けましょう。
志望する企業の勤務条件と合わない趣味
志望する職種の働き方と合わない趣味は履歴書に書かないほうが良いでしょう。たとえば、土日出勤のある企業へ提出する履歴書に「フットサルが趣味で、土日もしくは平日夜にチームメンバーと一緒に練習をしています」と書いてしまうと、「土日に出勤できない人材」だと選考からふるい落とされてしまったり、「きちんと朝起きて出勤できるのだろうか」と不安に思われてしまいます。
人によって好みが分かれる趣味
履歴書の趣味欄には、採用担当者が不快に感じたり、心証が悪くなったりする可能性のある趣味は書かないほうが無難でしょう。趣味だけで内定を決める採用担当者はいませんが、わざわざマイナス評価につながる可能性のある趣味を書く必要はありません。志望する企業の社風や年齢層を調べたうえで、最適な趣味を履歴書に記載しましょう。
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履歴書に書く趣味の例文5選・ポイント解説
ここでは、履歴書に書く趣味の例文を10選、ポイントとともに紹介します。
料理
趣味:料理
話題のお店があれば足を運び、お店の料理を真似て作ってみて、味を再現できるように研究しています。作った料理は家族や友人にふるまい、高評価を得ています。
ポイント:料理は日常的に行う場面も多いため、趣味・特技欄に書きやすい内容といえるでしょう。しかしありきたりな趣味なので、履歴書に記載する際は少し工夫を凝らすことをおすすめします。
映画鑑賞
趣味:映画鑑賞
週に5~6本くらい映画を観ています。特に好きな作品は『◯◯◯◯』で、主人公と同じ体験をしたような気持ちになれるのが好きです。
ポイント:映画鑑賞を記載する場合は、好きな作品名についても書くことをおすすめします。映画を観るときにどのような気持ちで観ているかも伝えると良いでしょう。
ドライブ
趣味:ドライブ
月に5回くらいドライブに行きます。県外まで出向くことも多く、長距離の運転にも慣れています。初めて通る道をドライブするのは楽しく、ストレス解消にもなっています。
r /> ポイント:趣味がドライブの場合、「運転に慣れている」といった印象を与えられます。車を運転する業種を志望している場合は、趣味・特技欄にドライブを記載するのがおすすめです。
海外旅行
趣味:海外旅行
これまで18カ国海外旅行したことがあります。異なる文化や価値観をもつ人と関わるのが好きです。
ポイント:趣味が海外旅行の場合、「多様性・グローバル」な印象を与えます。海外旅行という趣味からどんな自分であると伝えられたらいいか自己PRと一貫して整理しておくと良いでしょう。
筋トレ
趣味:筋トレ
モテたいという思いから、大学1年生のときからジムに通い毎日1時間は筋トレしています。日々目標を立てて達成に向けて頑張っています。
ポイント:趣味が筋トレの場合、「体力がある、ストイック」な印象を与えます。特に男性に多いですが、積極的に記入すると良いでしょう。
本記事の執筆者
梶川沙綺(かじかわさき)
就職活動の軸は「20代の若いうちに圧倒的成長」を掲げ、新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。
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