自己PRは終わり方で印象が決まる!締めを書く際の4つの極意

このページのまとめ

  • 自己PRは終わり方がしっかりしていると、全体的にまとまりのある文章になる
  • 自己PRの終わり方は、入社後の活躍が期待できる内容を具体的に示すと良い
  • 根拠のない自信や定型文は、自己PRの終わり方としては避けるのがベター
  • 企業が求める人物像や能力を知ることこそが、自己PR作成の第一歩
  • 文字数や文字の大きさ、専門用語の多用は文章の読みやすさを大きく左右する

自己PRは終わり方で印象が決まる!締めを書く際の4つの極意のイメージ

自己PRの終わり方に悩む方に向けて、締めを書く際のポイントをご紹介します。自己PRは、具体性を持たせることが重要。限られた字数の中で、自身の人となりを伝えるところに自己PRの難しさがあります。
締めの言葉が読み手に与える印象は大きく、仕事への貢献でまとめると採用担当者にも好印象です。このコラムでは、より魅力的でインパクトのある自己PRの終わり方をお教えします!

 

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自己PRとは

自己PR欄は、その名の通り「自分を紹介する」ためのものです。自分が企業にとって有益な人材であるとアピールをすることができます。
限られた文字だけの情報で、採用担当者に「この学生に会ってみたい」と思ってもらうことが大前提。自己PRでは単に自分の魅力を伝えるのではなく、評価されるものをきちんとアピールすることが大切です。

自己PRの基本構成

自己PRは結論から書き出すことで、簡潔で伝わりやすい文章になります。
構成が整っていないと、具体性に欠けた抽象的な内容になってしまう可能性があるので注意が必要です。要点が分かりづらいなと感じたときには、基本的な構成手順に沿って書くと良いでしょう。
自己PRの構成手順は下記のとおりです。

・結論
・本文(具体的エピソード)
・締めの言葉

最初に結論を述べてから、根拠を肉付けするのがコツです。相手にわかりやすい文章構成で、魅力的な自己PRを作成していきましょう。

自己PR欄において「終わり方」は重要なポイント

自己PR全体の印象を大きく左右するのは、「締めの言葉」です。
充実した内容であるのはもちろんのこと、締めや終わりの言葉に気を配るだけで印象はぐんと良くなります。要は、終わりの部分がきちんと結ばれていれば、全体的にまとまった仕上がりになるということです。
自己PRを書く際は、最後のまとめ方に注意することを頭に入れておきましょう。

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自己PRの終わり方の4原則

締めの言葉が工夫された自己PRは、採用担当者の印象にも残りやすいものです。
文章が魅力的なものになるよう、終わり方の原則を押さえておきましょう。

1.会社への貢献度をアピールする

「貢献度」を強調して終わると、印象に残りやすい自己PRになります。
自分の長所や強みをただ羅列するのではなく、「実際にどう活かしていくか」という部分を
最後に伝えるようにするのが望ましいでしょう。
「入社後の活躍を期待させる」といった目的意識を持つことが、魅力的な自己PRを作成するための第一歩です。

2.具体的な根拠を示す

「具体的な根拠を示すこと」は、自己PRを締める際に重要なポイントです。
抽象的な内容では信憑性に欠け、採用担当者にインパクトを与えられません。
たとえば、「私の強みは、積極的に行動を起こせることです。」と結論を述べたあとに、「私は、◯◯(事柄)をしていました。◯◯(強み)によって、◯◯(成果)になりました。」などの順序で組み立てれば、どんな強みをアピールしているかが明確になり、全体としてまとまりのある文章になります。
自己PRの本質は、「具体性のあるエピソードを自分らしい言葉で語ること」です。長所・強みの根拠となるエピソードを詳しく書くようにしましょう。

3.入社意欲を伝える

自己PRの締めで入社意欲をアピールすることはとても重要です。
どれほど能力が優れていたとしても、意欲がなければ企業としては採用するメリットがありません。
締めに「入社意欲」という前向きな要素を加えることで、企業にどういったメリットがあるのかを明確に伝えることができます。

4.入社後のイメージを持たせる

「企業にどのような貢献ができるのか」を自己PRの最後に述べるのも効果的です。
自己PRで重要なのは、企業側に入社後の活躍を想起させること。結びの言葉が「新規事業に挑戦したいです。」「頑張っていきたいと思います。」だけでは、印象に残らないですし、読後の余韻も残りません。
たとえば、「ユーザーに喜んでもらえるサービスを開発し、御社に貢献していきたいと思っています。」「コミュニケーション能力を活かし、営業の面で業績アップに貢献したいです。」など、どのように活躍したいのかを具体的に伝えることで、読み手に納得感をもたらすことができますし、企業からの期待値も高くなります。
仕事への貢献という観点から文章を締めると、採用担当者に響く印象的な自己PRとなるでしょう。

 

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自己PRの終わり方の注意点

自己PRの締めの部分で、次のような表現はできるだけ避けましょう。

1.「根拠のない自信」は避けるべき

自己PRや面接の場では、「根拠のない自信」がマイナスに作用することがあります。
大きな夢を掲げ、意欲をアピールするのは好印象ですが大風呂敷を広げるのは考え物。「営業成績でトップになります」「グローバルに活躍します」などのような誇大表現をしてしまうと、自信過剰なイメージを持たれてしまうことがあります。
もし、成長意欲や自信を締めに盛り込みたいのであれば、採用担当者を納得させることができる根拠を述べるようにすると好印象です。

2.ネガティブな表現は使わない

自己PRだからといって、謙遜したりへりくだった表現にしたりする必要はありません。
「お役にたてるかどうかわかりませんが」などといった控えめな表現は、自信や覇気がない印象を与えてしまうことも。自己PRに限らず、面接の際にも前向きな気持ちをポジティブなフレーズで伝えるように意識しましょう。

3.平凡な定型文は控えるのがベター

「一生懸命がんばります」「よろしくお願いします」などの平凡な定型文で締めくくられた自己PRでは、採用担当者に魅力を感じてもらうことは難しいでしょう。
他人と同じ言い回しや表現は、読み手の印象には残りにくいもの。数ある自己PRの中で採用担当者の目をひくためにも、オリジナリティを持たせて伝えることを心がけましょう。

 

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企業は履歴書の自己PR欄を通して何を見ている?

より評価される自己PRを作成するには、「企業が自己PRで評価するポイントを知ること」が肝心です。いくら能力があっても、それが評価されなければ意味がありません。
自己PRの評価ポイントには、以下のようなものがあります。

求めている人物像とマッチしているか

企業は自己PRから、求める人物像と応募者がマッチしているかをチェックしています。
自分がアピールしたい能力や強みを伝えても、志望企業の理念や求める資質にマッチしていなければ意味がありません。
まずは企業のニーズをきちんと把握するところから始め、自己PR作成の際には求められる人物像に沿った自分の魅力を伝えるように意識しましょう。

活かせる能力を持っているかどうか

「企業に貢献できる能力があるか」という点も、自己PRから評価されるポイントの1つです。
高い能力を持っていることよりも、企業で活かせる能力を持っているかが重要。せっかく能力があっても、「企業の求める能力」とマッチしていなければ評価されない可能性があります。
自己PRでは自分の持っているスキルや強みが、企業の仕事でどのように貢献できるのかを具体的に伝えるようにしましょう。

 自己分析ができているか

採用担当者は、自己PRを通して自己分析能力を見極めています。
企業側から見ても、自分自身の強み・弱みや価値観などを理解できている就活生は好印象を受けるようです。
また、自己分析がしっかりできていれば、自ずと向いている職種を見つけられるため、説得力のあるアピールができるでしょう。

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読みやすい自己PRに仕上げるためのポイント

文字数や文字の大きさは、文章の読みやすさを大きく左右します。自己PR作成時には、以下のような点にも気をつけましょう。

適切な文字数を知っておこう

文字数の指定がない場合は、300~400字程度に収めるのが理想的です。
もし、企業から文字数を決められているのであれば、指定文字数の8割以上は記入するようにしましょう。
いずれにせよ、文字数に合わせた表現の工夫が求められます。自己PRではアピールする題材を絞り、要点をおさえて簡潔に伝えることを意識しましょう。

文字の大きさは均一にする

文字の大きさのバラつきは、読みにくくしてしまう要因の1つです。
採用担当者が読みづらいと感じる文章や、最低限のマナーを守れていないものは魅力アピールしきれないことも。
文字の大きさに関しては決まりがない分、読みやすさと全体のバランスを意識することが大切です。強調したい項目を除いては、できるだけ揃えるようにしましょう。

専門用語の多用は避けたほうがベター

採用担当者が必ずしも専門知識に詳しいとは限らないので、業界用語や普段使わない言葉を多用するのは避けたほうが無難です。
あまりに多用してしまうと文章がくどい印象になってしまうデメリットも。読み手への配慮として、簡潔にイメージしやすい表現を心がけましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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