就活に出遅れたらどうする?内定を掴むために今すぐできる対策を紹介

このページのまとめ

  • 就活に出遅れても、冷静な現状把握と適切な対策で挽回できる
  • 就活の遅れを取り戻すには、エージェントの活用や複数選考の同時進行がおすすめ
  • 自分のペースを保ちながら、周囲のサポートを受けて効率的に就活を進めよう

就活に出遅れたらどうする?内定を掴むために今すぐできる対策を紹介のイメージ

「就活に出遅れた」と感じて焦っている学生は少なくありません。しかし、実際に出遅れているかどうかは、冷静に判断する必要があります。自分の状況を客観的に見たうえで、できることを考えましょう。

この記事では、就活の出遅れを客観的に判断する方法や、出遅れを挽回するための7つの方法、状況に応じた具体的な対策をご紹介します。出遅れを効率的に巻き返すためのノウハウをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

就活に出遅れた?まずは現状を把握しよう

就活に出遅れたと感じることと、実際に遅れているかどうかは別問題です。そのため、「就活に出遅れた…」と思い込んで焦るのではなく、冷静に現状把握をする必要があるでしょう。

焦って的確な判断ができなくなると、かえって就活が上手くいかなくなる可能性があります。まずは落ち着いて、客観的な判断を下すことが大切です。現状を正確に理解することで、これからの対策も明確になるでしょう。

客観的に出遅れたかどうか判断する

就活の出遅れを判断する際は、一般的な就活状況を理解しておく必要があります。内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、令和6年度に卒業した新卒の就活の実態は以下のとおりです。

【企業説明会やセミナー等に最初に参加した時期】

【企業説明会やセミナー等に最初に参加した時期】のイメージ

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(58p)

【エントリーシートを最初に提出した時期】

【エントリーシートを最初に提出した時期】のイメージ

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(62p)

【最初に採用面接を受けた時期】

【最初に採用面接を受けた時期】のイメージ

引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(67p)

このデータを見ると、たとえば4年生の6月時点でまだエントリーシートを1枚も提出していない場合は、確かに出遅れていると判断できます。しかし、大学3年生の場合はまだエントリーシートを提出していない就活生も多く、出遅れていると焦る必要がないことが分かるでしょう。

自分の現在の活動状況と上記のデータを照らし合わせることで、客観的な立ち位置を把握することができます。

一般的な就活のスタート時期については、「就活はいつからスタートすれば良い?一般的なスケジュールや準備を解説」の記事でも解説しています。ぜひご覧ください。

参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(令和6年度)

出遅れの原因を明らかにする

就活に出遅れていると判断できたなら、その原因を特定することも重要です。原因によって、今後の対策も異なってくるでしょう。たとえば、以下のような原因が考えられます。

・そもそも就活の開始時期が遅かった
・効率的な選考対策ができていなかった
・就活に対する不安や迷いがあった

アルバイトやサークル活動などの活動を優先していて、就活のスタートダッシュが遅れてしまった就活生もいるでしょう。また、将来のキャリアに確信がもてないことで、就活に対するモチベーションを保てずに出遅れてしまった人もいるかもしれません。

まずは原因を明確にし、どうすれば改善できるかを考えてみましょう。

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就活の出遅れを取り戻すための7つの対策

就活の出遅れを取り戻すためには、効率的な行動計画が重要です。ここでは、出遅れを挽回するための具体的な対策を7つご紹介します。時間を有効活用し、スムーズに就活を進めていきましょう。

1.他己分析に取り組む

就活のスタートダッシュで出遅れた場合、自己分析に時間をかけ過ぎると、さらに就活の進捗が遅れてしまいがち。そこでおすすめなのが、他己分析です。周囲の人からフィードバックをもらうことで、短時間で自分の強みや特徴を把握できます。

効果的な他己分析の方法は、以下のとおりです。

・家族や友人、先輩に自分の印象を聞く
・アルバイト先の上司に仕事ぶりの評価をもらう
・就活エージェントのキャリアカウンセリングを受ける

周囲の人に自分の印象や強みを尋ねると、客観的に自分を分析しやすくなります。ただし、他己分析を一人の情報だけに頼ってしまうと、偏りが出てしまう可能性があるため注意が必要です。できるだけ多くの客観的な意見を集めることで、自分では気づかなかった長所や課題を明確にできます。

2.業界を絞り込む

就活の出遅れを挽回するには、志望業界を効率的に絞り込むことが重要です。以下のポイントに注目して、志望業界に優先順位をつけましょう。

・自分の強みが活かせる業界
・市場規模や成長性
・労働条件(給与や福利厚生、ワークライフバランスなど)

出遅れたぶん時間が限られているので、自分の希望や適性とのマッチ度が高い業界から業界分析を進めてみてください。業界を絞る際は、自分の興味関心だけで決めるのではなく、強みを活かせるかどうかを吟味するのがポイントです。

3.複数企業の選考に並行して応募する

就活の出遅れを取り戻すためには、複数の企業に同時に応募するのも効果的です。やみくもに数を増やすのではなく、以下の点に注意しましょう。

・志望度の高い企業を中心に5~10社程度を並行して進める
・選考スケジュールを管理表で整理する
・各企業の選考対策は共通化できる部分を活用する

特に書類作成や面接対策では、自己PRや志望動機に共通点を見出すことで、準備の効率化が図れます。ただし、あまりに多くの企業を並行して受けると、スケジュール管理が難しくなったり、一社ごとの対策時間が少なくなってしまったりする恐れもあります。応募する企業の量と選考対策の質のバランスを意識することが大切です。

4.すべきことの優先順位をつける

就活に出遅れているなら、限られた時間を有効活用するために、やるべきことに優先順位をつけましょう。以下のような整理の仕方がおすすめです。

【優先度A】すぐに着手すべきこと
・エントリーシートの提出
・面接の準備
・企業研究

【優先度B】時間を見つけて進めること
・業界研究の深堀り
・OB/OG訪問
・自己分析の補強

【優先度C】余裕があれば行うこと
・インターンシップへの参加
・資格取得
・スキルアップ

就活のタスクの優先順位を明確にすることで、限られた時間を効率的に使えます。また、毎日の行動予定を立てる際にも、この優先順位に従って時間配分をすることで、効果的な就活が可能になるでしょう。

5.ESを第三者に添削してもらう

エントリーシートは内定獲得の重要な関門です。しかし、出遅れている場合、じっくりと推敲している時間的余裕はありません。そこで、第三者に添削を依頼することで、短期間で質の高いESを作成できます。

添削を依頼する相手としては、就活エージェントや大学のキャリアセンター、就活を終えた先輩などが挙げられるでしょう。なかでも就活エージェントは、採用側の視点を熟知しているため、効果的なアドバイスを期待できます。

第三者に添削を受ける際は、自分の強みや志望動機が明確に伝わっているか、文章の構成は適切かなどの観点でチェックしてもらいましょう。

6.模擬面接で本番に慣れる

面接での対応は、何度も練習を重ねることで上達します。本番での失敗を減らすためにも、模擬面接の回数が重要です。特に出遅れている場合は、短期間で面接力を向上させる必要があります。

模擬面接は、就活エージェントや大学のキャリアセンターで実施しているものを積極的に活用しましょう。また、就活仲間と練習するのも効果的です。面接での質問内容や話し方、姿勢などについて、客観的で具体的なフィードバックをもらうことで、短期間で面接スキルの向上を目指せます。

7.就活エージェントの力を借りる

就活に出遅れてしまった場合、就活エージェントの支援を受けるのもおすすめです。就活エージェントのキャリアアドバイザーは豊富な知識と経験をもっており、的確なアドバイスを提供してくれます。

そのほかにも、以下のようなメリットがあるでしょう。

・自己分析をサポートしてもらえる
・業界や企業の最新情報を得られる
・企業の詳細な情報を入手できる
・非公開求人を紹介してもらえる
・ES添削や面接対策などの個別サポートが受けられる
・スケジュール管理のアドバイスがもらえる

このように、就活エージェントは出遅れてしまった就活生の心強い味方です。ただし、エージェントに依存し過ぎないよう注意する必要もあります。エージェントはあくまでサポート役であり、最終的な判断や行動は自分で行いましょう。また、複数のエージェントを利用する場合は、それぞれの特徴を理解し、自分に合ったサービスを選択することが大切です。

就活エージェントとは?選び方の5つのポイントと上手な活用法を解説」の記事では、就活エージェントを選ぶポイントをご紹介しています。エージェントを利用して遅れを挽回したい方は、ぜひご一読ください。

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【状況別】出遅れに合わせた対策

就活の出遅れには、「何もしていない」「書類選考に通らない」「面接に通らない」などの状況があります。ここでは、出遅れている状況別の具体的な対策をご紹介。自分の状況に合った対策を実践することで、効率的に遅れを挽回できるでしょう。

就活を何もしていない

まだ何も始めていないために就活に出遅れている状況の方もいるでしょう。周囲から遅れて就活をスタートさせる方は、まず全体の流れの把握が重要です。じっくり準備している時間はありませんが、以下の手順で効率的に進められます。

最初にするのは、就活の計画を立てることです。自己分析や企業研究から内定獲得までの大まかな時期を決めましょう。次に、すぐに応募できる企業を探しましょう。秋・冬採用を行っている企業や通年採用を行っている企業、選考プロセスが短い企業などを中心に検討することで、早期に内定獲得のチャンスを掴めます。

書類選考に通らない

書類選考で苦戦して就活に出遅れている場合は、ESの内容や構成を見直す必要があります。

まず、エントリーシートの書き方を基本から見直しましょう。「自分の強み」「志望動機」「入社後にやりたいこと」など、企業が知りたい情報が明確に伝わっているか確認します。具体的なエピソードを交えながら、自分の価値を分かりやすく表現することが重要です。

また、第三者の目を通すのも効果的です。特に、文章の論理性や説得力について意見を聞くことで、エントリーシートの改善を期待できます。

面接を通過できない

面接でつまずき就活が出遅れている場合、まずは何が原因で不合格になっているのかを分析することが重要です。面接官からフィードバックがもらえる場合は、それを真摯に受け止め、改善方法を考えましょう。

また、第三者との模擬面接を積極的に活用することも大切です。たとえば、話し方が一方的になっていないか、質問の意図を正しく理解できているか、非言語コミュニケーション(姿勢や表情など)は適切かなどをチェックしてもらいましょう。

さらに、面接準備の質も重要です。企業研究を深め、志望動機や自己PRをより説得力のあるものに練り直します。特に、「なぜその企業で働きたいのか」「自分がどのように貢献できるのか」について、具体的に説明できるよう準備することが大切です。

このように、状況によって対処方法は異なります。就活に出遅れている方は、これまでの就活を振り返り、どこを改善できるかを冷静に分析してみましょう。

出遅れ以外にも、多くの学生が就活に悩みを抱えています。就活に関する悩みを解消したい方は、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事を参考にしてみてください。

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出遅れた就活をポジティブに乗り越える3つの考え方

出遅れた就活は精神的に負担を感じやすいものですが、考え方を変えることで前向きに取り組めます。以下では、出遅れた就活をポジティブに乗り越えるためのマインドセットをご紹介。就活に焦りやストレスを感じている方は、以下を参考にしてみてください。

最後まで就職を諦めない

就活で出遅れたとしても、最後まで就職を諦めないようにしましょう。就活では、早く内定を獲得することよりも自分に合った企業に就職することのほうが重要です。たとえ周りの就活生が内定を獲得していても、焦らず自分のペースで進めましょう。

また、諦めずに就活を続けるためには、目標な目標が重要です。「〇月までに内定を獲得する」「〇社に応募する」などの具体的な目標を設定し、達成に向けて努力することで、モチベーションを維持できます。

他人と比べない

就活中は周囲の状況が気になりがちですが、他人と自分を比べるのは避けましょう。就活の進捗は人それぞれであり、早いから良い、遅いから悪いというわけではありません。

他人と比べるのではなく、自分の成長に目を向けることが大切です。「ESの作成スキルが向上した」「面接でうまく話せるようになった」などの小さな成長を積み重ねると、自信をもつことができます。

周囲に頼ることをためらわない

就活は一人で抱え込まず、周囲に頼るのも大切です。家族や友人、大学のキャリアセンター、就活エージェントなど、さまざまな人に相談することで、新たな視点やアドバイスを得られます。

特に、大学のキャリアセンターや就活エージェントは、企業の採用情報や選考対策に関するノウハウを豊富にもっています。積極的に活用することで、効率的に就活を進められるでしょう。

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就活に出遅れた…とお悩みのあなたへ

「就活に出遅れてしまった…」と感じている方も、就職を目指すのは十分可能です。大切なのは、現状を冷静に把握し、戦略的に行動すること。他人と比較せず、自分のペースで就活を進めましょう。また、一人で抱え込まず、頼れる存在を見つけるのも重要です。就活エージェントや大学のキャリアセンター、OB・OGなどに頼り、就活に関する情報を手に入れましょう。

就活エージェントのキャリアチケットは、就活生の状況を丁寧にヒアリングし、一人ひとりに寄り添ったサポートを提供しています。プロのキャリアアドバイザーが、希望と適性にマッチする企業の紹介や自己分析・企業研究のサポート、書類添削、面接対策、スケジュール管理、内定後のフォローまで徹底的にサポートします。

キャリアチケットは、あなたの可能性を引き出す心強いパートナーです。すべてのサービスを無料で受けられるので、「今からじゃ、もう遅いかも…」と諦める前に、ぜひ一度お問い合わせください。

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就活に出遅れた方によくあるFAQ

ここでは、出遅れを感じている就活生が抱えがちな不安や疑問にQ&A形式でお答えします。

Q.就活に出遅れた26卒はヤバい?

A.就活に出遅れたからといって、諦める必要はありません。秋冬採用や通年採用を実施している企業も多くあります。むしろ重要なのは、これからの行動です。内定獲得までの計画を立て、効率的に企業研究や選考対策を進めることで、十分に挽回のチャンスがあります。焦らず、着実に就活を進めていきましょう。

26卒の今からでも間に合う!逆転就活成功ガイド」の記事でも26卒の就活について解説しています。ぜひチェックしてみてください。

Q.就活に出遅れたらキャリアセンターは利用できない?

A.いいえ。就活に出遅れた場合でも、キャリアセンターは利用できます。多くの大学では、卒業までキャリアセンターのサービスを利用可能でしょう。大学によっては、卒業後もしばらくはキャリアセンターを利用できる場合もあります。

キャリアセンターでは、ES添削や面接対策、企業紹介など、さまざまなサービスを提供しています。特に、大学特有の求人情報を得られるのはメリットです。ただし、利用時間や方法に制限がある場合もあるので、事前に確認することをおすすめします。

Q.就活に出遅れたら誰に相談すべき?

A.就活の相談相手として、就活エージェントの活用をおすすめします。エージェントでは、豊富な経験と専門知識をもつキャリアアドバイザーが、あなたの状況に合わせた具体的なアドバイスを提供してくれるでしょう。

また、大学のキャリアセンターや就活を終えた先輩、同じ状況の就活仲間など、複数の相談相手をもつことで、多角的な視点やアドバイスを得られます。一人で抱え込まず、積極的にサポートを受けることが、効率的な就活につながるでしょう。

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