このページのまとめ
- 最終面接の時間が短かったり空気が重かったりすると、不合格フラグの可能性がある
- 面接官がメモを取っていたり笑顔が出たりする場合は、合格フラグが立っている
- 入社意欲が高く企業が求める人材とマッチしている人は、最終面接に通りやすい

最終面接を終えたあとは、結果が気になってしまうのは当然のことです。特に、面接官の反応や行動が気になり、「不合格かも…」と不安になる人は少なくありません。
この記事では、面接官の言動や面接の様子から推測される「合格フラグ」「不合格フラグ」をそれぞれ解説します。あくまで傾向であり、フラグが出ていたからといってそのとおりになるわけではありません。参考にしつつ、面接の状況を振り返ってみましょう。
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- 最終面接の合格・不合格フラグとは
- 最終面接の不合格フラグ7選
- 1.面接時間が短い
- 2.逆質問への回答が投げやり
- 3.回答に対して詳しく聞かれない
- 4.必要以上に丁寧な対応をされる
- 5.フィードバックが多い
- 6.入社後の話題が広がらない
- 7.面接の空気が重い
- 最終面接の合格フラグ6選
- 1.面接の時間が長い
- 2.回答に対して深掘りされる
- 3.面接官がメモを多くとる
- 4.合格を匂わせるような発言をする
- 5.ほかに選考を受けている企業を聞かれる
- 6.今の健康状態を確認される
- 7.和やかな空気で笑いが起きる
- フラグだけでの判断は禁物!最終面接で合格しやすい人
- 話が理路整然としていて分かりやすい人
- 入社意欲が高い人
- 企業が求める人材と一致している人
- フラグだけでの判断は禁物!最終面接で落ちやすい人
- 逆質問の準備を怠っている人
- これまでの面接内容と矛盾がある人
- マナーや言葉遣いが悪い人
- 最終面接で不合格フラグが立ったかもと不安なあなたへ
最終面接の合格・不合格フラグとは
合格・不合格フラグとは、就職面接での面接官の反応や態度、面接時間などの要素から分かる合否のサインを指す言葉です。
最終面接は採用選考における最終段階。役員や人事部長、責任者など企業において重要な役割を担う人が面接官を務めるのが一般的です。最終面接まで行けたからといって入社できるというわけではなく、そこで不合格になる可能性もあります。
公益社団法人全国求人情報協会の「『2025年卒学生の就職活動の実態に関する調査』」によると、アンケートに答えた2025年卒の大学生が最終面接まで進んだ企業の平均は4.4社、その内、内定(内々定)を受けた企業の平均数は2.4社です。そのため、最終面接まで行っても不合格になる可能性は十分あるといえるでしょう。

引用元:公益社団法人全国求人情報協会「『2025年卒学生の就職活動の実態に関する調査』(16p)」
最終面接の場で合格・不合格フラグに振り回されるのは得策ではありません。合格・不合格フラグはあくまで傾向や可能性の話であり、そのとおりにならないケースもあります。面接官の反応に左右され過ぎず、自信を持って面接に臨みましょう。
面接を通過するには事前の対策がカギを握ります。「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」では聞かれやすい質問をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
参照元
公益社団法人全国求人情報協会
2025年卒学生の就職活動の実態に関する調査
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最終面接の不合格フラグ7選
最終面接で「面接の時間が短かった…」「面接の場の空気が重かった…」と感じた場合、不合格フラグが立っている可能性があります。
ここでは、不合格フラグといわれている兆候を7つ紹介するので、自分の最終面接時の状況と照らし合わせて振り返ってみましょう。
1.面接時間が短い
最終面接の時間が短いと、不合格フラグが立ったと感じる人は多いようです。
確かに、面接官は多数の業務を抱えているため、「不合格」と判断した場合は面接を早めに切り上げたいと考えている可能性もあるでしょう。また、採用する気がない場合は、話を広げる必要がないと考えられてしまい、結果的に面接の時間が早く終わる場合もあります。
とはいえ、すでに内定を出すことが決定しているケースでも、面接時間が短くなる可能性は考えられます。面接が予定より短かったからといって不合格だと決めつけるのはまだ早いといえるでしょう。
2.逆質問への回答が投げやり
面接官に質問したときに、その回答が明らかに丁寧でない場合は、不合格フラグの可能性があるでしょう。
一般的には「採用したい」と判断した相手に対しては、好印象をもってもらうために質問に対して丁寧な対応をするものです。そこで、あまり話したくない素振りをするということは、入社させる意思がないという見方もできます。
なお、逆質問で福利厚生に関する質問や調べればすぐ分かる内容の質問をした場合も、面接官が親身に答えてくれない可能性があるでしょう。最終面接での逆質問の例は「最終面接で社長にする逆質問の例文27選!考え方のポイントと避けたい内容」の記事をご確認ください。
3.回答に対して詳しく聞かれない
回答に対して詳しく聞かれなかったり、反応が薄い場合は、不合格フラグが立っている可能性があります。
面接官によりますが、興味を持った相手には回答に対してさらに追求したいと思い、質問を重ねていくものです。
そのため、すぐに次の質問に移るなどの事務的な反応しかなかった場合は、採用に後ろ向きになっているとも考えられるでしょう。
4.必要以上に丁寧な対応をされる
丁寧な対応をされたり、過度に褒められたりすると「合格フラグ?」と思ってしまいがちです。
しかし、企業のイメージを守るため、不合格者に対して丁寧な対応をしている可能性があります。また、最終面接まで残った就活生を不合格にすることに後ろめたさを感じ、手厚い対応をする面接官もいるようです。
一次面接や二次面接のときとは異なる丁寧な対応をされたら、不合格フラグの可能性があるでしょう。
5.フィードバックが多い
最終面接の段階で、面接内容のフィードバックやアドバイスをされた場合、不合格フラグが立っている可能性があります。
最終面接では次の選考がないため、内定を出すならフィードバックをする必要はありません。そこでアドバイスをされるのは、「自社では内定を出さないので、他社の面接で頑張ってほしい」という面接官の気持ちの現れです。
一次面接や二次面接で丁寧なフィードバックを受けた場合は、合格のチャンスといえます。しかし、最終面接の段階で時間を割いて面接内容のアドバイスがあった場合は、合格の可能性は低いと考えても良いでしょう。
6.入社後の話題が広がらない
入社後の話題が広がらない場合は、不合格フラグを疑っても良いでしょう。
入社したあとの具体例な話が出てこないのは、応募者の採用が想定されていない証といえます。採用を予定している応募者とは、入社後の配属ややりたい仕事などの話に及ぶケースも少なくありません。
とはいえ、すでに採用が決まっており、あえて面接の場で話す必要がないと考えられているケースもあります。
7.面接の空気が重い
面接の空気が重く盛り上がらなかった場合、「これは不合格フラグだ…」と考える就活生も少なくないようです。
確かに、採用する気がないため面接官が話を盛り上げようとせず、空気が重くなることがあります。この場合は、不採用になる可能性があるでしょう。また、応募者の受け答えが的を得ておらず、面接官が呆れてしまい雰囲気が悪くなるケースもあります。
一方で、最終面接という企業にとっても大切な局面で、面接官も真剣になり空気が張りつめてしまうことも珍しくありません。また、面接官が淡々とした性格で、表情や感情が読みにくいだけというケースも考えられます。面接の空気に飲み込まれず、自分自身をアピールすることに集中しましょう。
面接の空気が重い場合、圧迫面接の可能性があります「就活で圧迫面接が行われるのはなぜ?特徴と8つの対処法・質問回答例も解説」の記事で対処方法を解説しているので、ぜひご確認ください。
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最終面接の合格フラグ6選
最終面接で、笑いが起きたり質問の深掘りをされたりすると、合格フラグが立っている可能性があるでしょう。
ここでは、合格フラグといわれている兆候を6つ紹介します。最終面接を通過したか不安な方は、振り返ってみてください。
1.面接の時間が長い
面接の時間が長くなるのは、企業が就活生に興味を持っている証といえます。
面接官もほかにやらなければならない業務があり、ほかの面接のスケジュールもあります。それでも一人の面接に時間をかけている場合は、合格フラグが立っている可能性があるでしょう。
ただし、最終面接の段階ではどの企業も時間を掛ける傾向にあります。また、企業によって面接時間は異なるので、あくまで参考程度に捉えておきましょう。
面接時間と合否の関係については、「面接の時間が長いと採用確定?!」の記事で詳しく解説しています。自分の面接時間が短くて不安になっている方は、ぜひ目を通してみてください。
2.回答に対して深掘りされる
回答に対して深く追求するような質問を多くされる場合は、合格フラグだといわれています。
質問責めされると困惑してしまうかもしれませんが、面接官が相手に興味を示しているからこそ、最終面接でいろいろなことを聞きたいという可能性が高いでしょう。
3.面接官がメモを多くとる
面接官がメモをしっかりとっている場合、合格フラグが立っている可能性があります。
メモをとるのは、応募者の採用を前向きに考えている証です。採用しないと決めている人物の情報を書き留める面接官は、そう多くはないでしょう。メモにとった内容を判断材料にし、最終面接の結果を決める可能性があります。
とはいえ、面接官が全くメモをとっていないからといって不合格とは限りません。メモを一切とらなくても、面接の内容を記憶できている面接官もいるためです。メモをとっている様子がなくても、不安にならず切り替えて面接を進めましょう。
4.合格を匂わせるような発言をする
最終面接で合格を匂わせる発言があった場合、内定を得られている可能性が非常に高いでしょう。
「うちと相性が良い」など、採用の意思を示すような発言がある場合は、ほとんど合格フラグが立っている状態です。
このような発言は、面接官が相手の回答を踏まえたうえで、一緒に働くイメージをはっきりもっている可能性があります。ただし、内定が出るまで確定ではないので、それを心に留めたうえで結果を待ちましょう。
5.ほかに選考を受けている企業を聞かれる
ほかに選考を受けている企業の有無を聞かれた場合、合格フラグが立っている状態です。
企業は、最終面接で他社の選考状況を聞くことで、内定を出したあとに入社してくれるかどうかを確認しています。
「ほかに受けている企業はありますか?」の質問に対し、特に志望度が高いことを面接官に伝えられれば、さらに内定を得られる可能性が高くなるでしょう。
6.今の健康状態を確認される
最終面接で健康状態を聞くのは、能力や人柄、企業との相性に問題がないと考えられているためです。健康で業務に支障がなければ、内定を出しても良い人材だと思われている可能性があります。
健康状況に問題がなければ「良好です」と答えましょう。また、既往歴を聞かれた際も、業務に支障がなければ「現在は完治しており、良好です」と答えれば問題ありません。
最終面接で健康状態を聞かれたら、合格フラグが立っていると考えて良いでしょう。
7.和やかな空気で笑いが起きる
最終面接で雰囲気が良く、笑いが起きるようであれば、合格フラグが立っている可能性があります。
笑いが起きるということは、面接官に好感を持たれている証拠です。不合格にする気だったり興味がなかったりする応募者の場合、事務的に終わるケースが多くなります。
ただし、面接官の人当たりが良く、場の空気を盛り上げるのが上手な場合は、不合格でも面接が盛り上がる可能性があるでしょう。また、面接官が笑ったら合格というわけではないので、「ウケ」を狙わないよう注意が必要です。
最終面接を通過するコツは、「最終面接、受かる人と落ちる人の差って何?合否を分けるポイントとは」の記事で詳しくまとめています。
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フラグだけでの判断は禁物!最終面接で合格しやすい人
最終面接のフラグだけで合否を判断するのは危険です。ここでは、最終面接に合格できる人の特徴を紹介します。
話が理路整然としていて分かりやすい人
話す内容が整理されており分かりやすい人は、さまざまな企業で重宝されます。
人に物事を分かりやすく伝える力は、どの業務を行ううえでも必要とされるスキルだからです。最終面接を行うのは役員や人事部長など、重要なポジションに就いている人たちだと考えられます。「結論から話せているか」「話が脱線していないか」といった部分は、厳しく見られているでしょう。
最終面接の合格・不合格フラグをチェックする前に、分かりやすい話し方を意識できているか確認してみてください。
入社意欲が高い人
志望動機で入社意欲をしっかり伝えられている人は、最終面接で合格フラグが立つ可能性が高くなるでしょう。
スキルや人柄などの要素は、一次面接や二次面接ですでに確認されています。最終面接の段階では、「どれだけこの企業に入りたいのか」といった熱意がチェックされているのです。
志望動機で、なぜほかの企業ではなくこの会社に入りたいのかといった部分を、分かりやすく端的に伝えましょう。
企業が求める人材と一致している人
最終面接に通過して内定を獲得できるのは、企業と相性が良いと判断された人です。
最終面接の段階では、「企業の価値観に共感できているか」「求める人材像に近いか」といった部分が見られています。企業の社風に合ってない人は、入社後にミスマッチを起こし、早期離職に繋がる可能性があるためです。
合格フラグの有無を確認する前に、企業とマッチしている部分を最終面接でしっかりアピールできているか確認してみましょう。
最終面接を通過するには事前準備が重要です。「最終面接の対策は何をすればよい?頻出質問10選の回答例を解説」の記事を確認して、質問の回答例を考えてみましょう。
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フラグだけでの判断は禁物!最終面接で落ちやすい人
以下の特徴に当てはまる人は、最終面接で不合格フラグが立ってしまう可能性があります。
逆質問の準備を怠っている人
最終面接で行う逆質問を重視していない場合、不合格フラグが立ちやすくなります。
最終面接での逆質問は、事業への理解度や入社意欲を自ら伝えられる最後のチャンスです。そこで、質問内容を用意しておらず、意義のある質問が出来なかった場合、面接官からの印象が悪くなるでしょう。
一次面接や二次面接とは異なる内容の逆質問を準備して最終面接に臨むことが大切です。
これまでの面接内容と矛盾がある人
最終面接で、一次面接や二次面接と整合性の取れていない回答をしてしまうのはNGです。
たとえば、「自分の強みは?」の質問にこれまでの面接で「行動力や瞬発力があるところ」と答えたのにも関わらず、最終面接で「慎重で用心深いところ」と答えた場合、矛盾が生じるでしょう。
その場限りの回答をしてしまう人は、自分がほかの面接で何を答えたか覚えていない可能性があるので要注意です。
最終面接で不合格フラグを立てたくない方は、整合性のとれた回答を意識しましょう。
マナーや言葉遣いが悪い人
最終面接でのマナーや言葉遣いが悪い人は、不合格フラグを確認するまでもなく、内定を得るのが難しくなります。
最終面接まで辿り着いたことで、「内定は確実だ」という気持ちになり、油断してしまう人もいるようです。
一次面接や二次面接で良い評価を得ていたとしても、最終面接でマナーが守れていなかったり言葉遣いが乱れていたりすると、不合格になる可能性も十分あります。
最後まで気を抜かず、最終面接に臨みましょう。
就活を成功させるためには、流れを把握しておく必要があります。スケジュールを確認したい方は、
「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事を参考にしてください。
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最終面接で不合格フラグが立ったかもと不安なあなたへ
これまで紹介したフラグはあくまで参考程度の目安です。企業や面接官によって合格・不合格のサインは違うため、一括りにはできません。フラグに一喜一憂せず、冷静に結果を待ちましょう。
フラグばかりに執着するよりも、事前の面接対策や、終わった面接での反省を次に活かす姿勢が大切です。
面接対策は、一人だけでは充分にできない可能性があります。エージェントを活用し、模擬面接などでプロの指導を受けるのも良いでしょう。キャリアチケットでは、経験豊富なアドバイザーが面接対策を実施しています。模擬面接後に丁寧なフィードバックがあるため、自分の課題や反省点を踏まえた内容を本番に反映しやすくなるのがメリットです。
最終面接に確実に受かりたい方は、ぜひキャリアチケットにご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。