このページのまとめ
- 面接結果の連絡が来るのは、面接が終わってから3~10日ほどが一般的
- 不合格者には面接結果が来ないケースもあるが、「連絡が遅い=不採用」とは限らない
- 2週間以上経っても面接結果が来ない場合は、メールまたは電話で問い合わせるとよい
就活生にとって、面接結果はできるだけ早く知りたいものです。実際に、面接結果がなかなか来ないと「不採用かも」と不安になる方も多いでしょう。結論からいうと、面接結果が来ないからといって、それだけで不採用とは限りません。
この記事では、面接結果が来るまでの日数や連絡が遅くなる理由を解説します。具体的な対処法もまとめているので、2週間以上経っても連絡が来ない場合は、メールや電話で問い合わせてみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
- 「面接結果が来ない=不採用」とは限らない
- 面接結果が来る目安は3日から10日ほど
- 不採用のときは連絡がない場合もある
- 面接結果がなかなか来ない4つの理由
- 1.応募者が多く選考に時間がかかっている
- 2.社内で調整している
- 3.合格者から順に連絡している
- 4.担当者が連絡を忘れている
- 面接結果が遅くなりがちな企業の特徴
- 採用人数が多い大手企業
- 応募者が多い人気企業
- 採用担当者が少ない企業
- 採用人数が少ない企業
- 面接結果が来ない場合の対処法
- 期日まで待ってみる
- 2週間以上連絡がなければ問い合わせてみる
- 面接結果を問い合わせるときの3つの注意点
- 1.期日の翌日以降に問い合わせる
- 2.始業時・昼休み・終業時を避けて連絡する
- 3.結果ではなく期日を問い合わせる
- 面接結果を問い合わせる具体的な方法
- 電話で問い合わせる場合
- メールで問い合わせる場合
- 面接結果が来ない間にできる3つのこと
- 1.面接を振り返る
- 2.ほかの企業の選考に向けて準備する
- 3.選考状況を整理して志望企業を明確にする
- 面接結果が来なくて不安なあなたへ
「面接結果が来ない=不採用」とは限らない
面接結果の連絡が来るタイミングは、企業によってさまざまです。そのため、一概に「面接結果が来ない=不採用」とはいえません。
しかし、多くの方にとって面接結果を待つ時間は長く感じられるものです。ここでは、面接後、一般的にどのくらいの日数で結果が来るのかを解説します。
面接結果が来る目安は3日から10日ほど
面接結果は、早い場合で面接の3日後、遅くても10日ほどで連絡が来るケースがほとんどです。基本的には、合格・不合格のいずれの場合であっても、電話やメール、または企業側が運営するポータルサイトを通じて連絡が来ます。
企業によっては、面接の終了時に「△日までに面接結果を通知します」と告知されるケースも。もし、採用担当者から何も説明がない場合は、面接時に以下について聞いておくと安心です。
・面接結果の連絡方法
・何日後くらいに面接結果が来るのか
・不採用の場合にも連絡があるのか
ただし、確認する際は、相手に失礼がないよう言葉遣いに気をつけて質問しましょう。事前に確認が取れないケースでは、面接日から3日から10日ほどは待つ認識でいてください。
不採用のときは連絡がない場合もある
企業によっては、不採用のときに連絡しないケースも珍しくありません。就活生の間では「サイレントお祈り」とも呼ばれ、不採用の人数が多い場合にできるだけ手間を省く狙いがあります。
面接の終わり際に、「合格の場合は連絡いたします」「不採用の場合は連絡いたしません」などと伝えられるケースが一般的です。もし、面接から1週間過ぎても連絡がない場合には、不採用の可能性が高いでしょう。
サイレントお祈りがどのようなものかについては、「就活生を悩ます「サイレントお祈り」の防止策や振り回されない極意とは?」の記事で解説しています。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
面接結果がなかなか来ない4つの理由
面接結果がなかなか来ない場合は、応募者が多かったり、調整中だったりするのが理由。どのような場合に面接結果が来ないかを解説するので参考にしてください。
1.応募者が多く選考に時間がかかっている
面接結果が来ないときに多いのが、応募者が多くて選考に時間がかかっているケースです。応募者が多いと確認するものが多くなるため、結果を伝えるまでに時間がかかってしまいます。
企業によっては書類選考の段階で数千人規模の応募が来ることも。数百人面接すると考えると、なかなか面接結果が来ないこともあるでしょう。
大手企業や有名企業の場合、想定よりも応募者が多く時間がかかるケースはよくあります。選考中であることを理解し、焦らずに結果を待つとよいでしょう。
2.社内で調整している
採用結果をどうするか、社内で調整しているケースもあります。企業によっては採用担当者が複数いたり、部署間ですり合わせを行ったりするからです。
たとえば、採用担当者が採用しようと考えても、実際に配属する部署の意見で判断が変わる場合もあります。また、採用担当者が複数在籍しており、合わせて何人の合格者を出すかで意見交換する場合もあるでしょう。
企業によっては全員の面接が終わってから合格・不合格を検討する場合もあります。社内調整で時間がかかった結果、面接結果が来ないこともあると覚えておきましょう。
3.合格者から順に連絡している
合格者から先に連絡をし、不合格者はあとから連絡が来るケースもあります。採用者に連絡するほうが、優先度の高い仕事です。そのため、不合格の場合はどうしても連絡が遅くなってしまいます。
ただし、連絡が遅いからといって、必ずしも不採用とは限りません。最終面接で結果が遅い場合には、補欠者としてキープされている可能性もあります。この場合、面接結果が遅かったとしても、合格者のなかに内定辞退者がいれば内定を得られるでしょう。
4.担当者が連絡を忘れている
採用担当者が忙しいと、連絡を忘れてしまうこともあります。採用担当者の業務は新卒採用だけでなく、多岐にわたるケースが多いからです。そのため、人的エラーが発生する可能性もゼロではありません。
しばらく待っても面接結果が来ない場合には、自分から問い合わせるとよいでしょう。採用担当者へ連絡を取る際は、礼儀正しいコミュニケーションを意識してください。
面接結果をいつまで待てばよいかについては、「面接の結果はいつまで待つ?選考結果のベストな問合せ方」の記事でも解説しています。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
面接結果が遅くなりがちな企業の特徴
面接結果に時間がかかるのは、企業の採用プロセスや応募状況によるケースがほとんどです。ここでは、面接結果の連絡が遅くなりがちな企業の特徴を解説します。
採用人数が多い大手企業
採用人数が多い大手企業は面接する人数も多く、面接結果が出るまで時間がかかります。また、担当者が複数いることも珍しくないため、社内で調整の時間が必要です。
特に、人事部が決裁権を持っていない企業では、人事部が選定した就活生を、決定権のある人が再度確認するため時間がかかる傾向にあります。大手企業から面接結果が来るのは、時間がかかるという認識でいるとよいでしょう。
応募者が多い人気企業
人気のある企業には、非常に多くの応募者が殺到します。そのため、そもそも選考に時間がかかりがちです。
また、人気企業で面接に進む学生は総じてレベルが高い傾向にあるため、応募者の間でわかりやすい優劣の差がなかったり、それぞれの個性に魅力を感じられたりすることも。人気企業では、数多くの応募者を限られた人数に絞るために、時間がかかるといえます。
採用担当者が少ない企業
採用担当者が少ないことも、面接結果が遅くなりがちな企業の特徴です。特に、中小企業やベンチャー企業では、ほかの業務を担う社員が採用担当を兼任しているケースも珍しくありません。
採用担当者が少ない企業では、社員一人ひとりの採用に関連する業務負担が大きくなります。面接結果の連絡まで手が回らず、連絡が遅くなってしまうこともあるでしょう。
採用人数が少ない企業
採用人数が少ない企業では、応募者の数に限らず、慎重に採用活動を進める傾向にあります。採用人数が少ない企業は、余剰人員の採用が難しく、合格者が内定を辞退したり入社後すぐに退職したりすると、採用コストの無駄に直結するからです。
採用人数が少ないと、企業によっては選考プロセスを簡素化するケースもありますが、限られたポジションに対して応募者が多い場合には、その分、選考に時間がかかります。
面接結果の連絡がきたときに備えて、対応方法を学んでおきましょう。電話で面接結果が来た場合の対応については、「面接結果の電話への適切な対応方法と例文を紹介!連絡がくる時間の目安は?」の記事を参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
面接結果が来ない場合の対処法
面接結果がなかなか来ないときは、思い切って問い合わせるのも一つの方法です。以下で、具体的な対処法を解説します。
期日まで待ってみる
面接結果がなかなか来なくても、まず期日までは焦らず待ちましょう。前述のとおり、企業にはさまざまな理由があって面接結果の連絡が遅れてしまうことがあります。
問い合わせは「採用担当者に催促する」「採用担当者を急かす」ことになるため、早い段階での連絡は避けたほうがよいでしょう。
問い合わせる前に、まずは留守電やメールの確認をしてください。特に、メールは設定によって自動で振り分けられたり、迷惑メールとして扱われてしまったりするので注意が必要です。
なお、面接結果が郵送される場合、通知が送られてから自分の手元に届くまで時間がかかることも。あらかじめ伝えられた期日までに結果が来なくても、1〜2日は待ってみましょう。
1週間結果が来ないことはよくある
面接結果が1週間来ないことは、就活ではよくあるケース。最初に面接した就活生と最後に面接した就活生の面接日時が1週間以上空くことも珍しくないからです。
企業によっては面接をすべて終えてから結果を連絡する場合もあるため、結果の連絡まで時間がかかることも。1週間程度であれば、まだ選考途中と考えたほうがよいでしょう。
2週間以上連絡がなければ問い合わせてみる
面接時に「△月△日までに連絡します」と説明があったにもかかわらず、その日から数日間待っても結果が来なければ、問い合わせても失礼にはあたりません。
また、期日などをあらかじめ伝えられていないケースでも、面接を受けてから2週間以上経っていれば問い合わせてみてもよいでしょう。面接結果が来るのは、面接後3日から10日が目安になるため、2週間以上経ってからの問い合わせであれば、催促とは受け取られにくいはずです。
ただし、「結果の通知には2週間以上かかる場合がある」と伝えられている場合は、すぐには催促せず待つ必要があります。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
面接結果を問い合わせるときの3つの注意点
面接結果を問い合わせるときは、失礼な印象を与えないように基本のマナーを守って連絡するのがポイントです。ここでは、採用担当者へ面接結果を問い合わせる際の注意点を3つ解説します。
1.期日の翌日以降に問い合わせる
面接結果を問い合わせるときは、期日が設定されている場合であっても、数日待ってから連絡するのがおすすめです。期日が来てすぐに問い合わせてしまうと、企業に対して攻撃的な印象を与えてしまいます。
選考プロセスには一定の時間がかかるほか、結果をまとめるまでの過程は応募者には想像できないものです。問い合わせるときも、「面接結果が来ないのには何らかの事情がある」と考え、企業にプレッシャーをかけないように配慮しましょう。
2.始業時・昼休み・終業時を避けて連絡する
電話やメールで面接結果を問い合わせるときは、連絡する時間帯に注意してください。具体的には、始業前や始業開始後30分程度、昼休み、終業時に連絡するのは避けましょう。
始業時は定例ミーティングがあったり終業時には当日中に対応が必要な緊急度の高い業務をしていたりと、担当者が忙しいケースも珍しくありません。
忙しい時間帯や休み時間を避けて連絡すれば、採用担当者の煩わしさも減るはずです。また、連絡がつきやすいタイミングに電話やメールをすることで、迅速に対応してもらえる可能性も高まります。
3.結果ではなく期日を問い合わせる
面接結果を問い合わせるときは、合否ではなく期日を確認しましょう。面接の合否を尋ねても、企業によっては口頭で伝えられないといった規則があるなどして、採用担当者を困らせてしまう可能性もあります。
面接結果の問い合わせにおいては、「面接の結果は、いつ頃お知らせいただける予定ですか」と期日を尋ねるのがポイントです。期日を知るだけでも、面接結果を待つ不安や焦る気持ちを軽減できるでしょう。
企業に問い合わせメールを送るときの注意点については、「就活における問い合わせメールの書き方とは?例文付きでご紹介!」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
面接結果を問い合わせる具体的な方法
以下で、面接結果を問い合わせるときの具体的な伝え方を紹介します。
電話で問い合わせる場合
「お世話になっております。
△月△日に面接を受けました、△△大学△△学部△△学科の△△と申します。先日は、お忙しい中面接の機会をいただきありがとうございました。
面接結果について、まだお返事をいただいていませんでしたので、ご連絡いたしました。
恐れ入りますが、面接の結果はいつ頃お知らせいただけるか、ご予定を教えていただけますか。」
メールで問い合わせる場合
件名:選考結果の問い合わせ △△大学△△△△(氏名)
本文:
△△株式会社△△課
△△△△様
お世話になっております。
△△大学△△学部△△学科の△△と申します。
先日はご多忙の中、面接の機会をいただき誠にありがとうございました。
大変恐縮ですが、△月△日に受けた面接の件でご連絡いたしました。
面接の結果について、いつ頃ご連絡をいただけるか教えていただくことは可能でしょうか。
お忙しいなか恐れ入りますが、ご返信をいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
△△大学△△学部△△学科4年
△△△△(氏名)
TEL:090-1234-5678
Email:△△△△@△△△△.jp
問い合わせメールを送る際は、言葉遣いなどマナーを守ることが大切です。就活で覚えておきたいメールマナーを「就活メールの正しい書き方は?基本のマナーと構成のポイント」の記事で解説しているので参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
面接結果が来ない間にできる3つのこと
面接を終えるとつい合否が気になりますが、結果を待つ間にも、自己成長や次のステップに備えて準備をするのがおすすめです。ここでは、面接結果が来ない間にできる3つのことを解説します。
1.面接を振り返る
面接結果を待つ間に、自分の面接がどうだったか振り返ってみましょう。次回の面接に向けて、よかった点や改善点を考えておくのは大切です。
よかった点を整理しておけば、次回に向けて自信になり、選考に向けてポジティブに考えられます。改善点を整理しておくと、次回の面接で同じ失敗をせずにすむでしょう。
また、面接内容を振り返ることにより、面接結果と自己評価のギャップに気づくこともできます。手ごたえがあったのに選考に落ちていた場合、自分では気づいていない改善点があるかもしれません。
自己評価と結果のずれがある場合は、第三者に客観的な意見をもらうことも大切です。就活での相談先のおすすめは、「就活相談先のおすすめ15選!適切な相手選びのポイントや注意点も解説」の記事を参考にしてください。
2.ほかの企業の選考に向けて準備する
面接結果を待つと同時に、ほかの企業の選考に向けた準備も進めましょう履歴書やエントリーシートの更新、自己分析のやり直し、面接練習など、次の選考に向けてブラッシュアップを続けることが自己成長につながります。
また、新しくエントリーできる企業を調べて、選考を受ける企業を増やしておくのも大切です。もし、不合格になってしまった場合に、選考を受ける企業がなくて困ってしまう事態を防げます。面接結果をただ待つのではなく、次の行動につなげる時間にしてください。
3.選考状況を整理して志望企業を明確にする
面接結果を待っている間に、選考状況を整理しておくのもおすすめです。就活は複数企業の選考が同時に進むため、選考状況やスケジュールの管理が大切になります。
複数企業の選考に通過している場合は、志望企業を明確にしておきましょう。志望度の高い企業ほど、時間をかけて選考対策を行うのが大切です。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
面接結果が来なくて不安なあなたへ
面接結果がなかなか来ないと、「不採用なのでは」と不安になってしまう就活生も多いのではないでしょうか。実際には、企業の選考プロセスに時間がかかっていて、面接結果の連絡が遅れているだけのケースも珍しくありません。
期日を過ぎても連絡がなければ、メールや電話で問い合わせるのも一つの方法です。「面接結果に自信がない」「どのように問い合わせればよいかわからない」など、一人で就活を進めるのが不安な場合は、就職エージェントへの相談も検討してください。
就職エージェントであるキャリアチケットでは、キャリアアドバイザーが就活のあらゆる悩みにお答えします。マンツーマンのカウンセリングや選考対策のセミナーを通して、疑問や不安をその都度解消できるため、効率よく就活を進められるはずです。
すべてのサービスを無料で利用できるほか、登録料も一切かかりません。面接結果が来なくて不安な方は、ぜひ気軽に相談してみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。