このページのまとめ
- インターンシップの志望動機は、「インターンシップに参加したい理由」と「企業が求める人物像」を合わせて作成する
- インターンシップへの参加理由には「将来やりたいことのため」か「やりたいことを探すため」かの2つがある
- 「将来やりたいことのため」なら興味を持ったきっかけや具体的なエピソードをピックアップし、「やりたいことを探すため」ならなぜそれがしたいのかを深掘りして理由を見つける
- 企業が求める人物像を調べるには、公式サイトや求人票を見るほか、説明会への参加という方法もある
- 志望動機は、「結論(志望した理由)」「具体的なエピソード」「インターンシップで身につけたいこと」の順で書く
インターンシップに参加する理由には何があるでしょうか。志望動機には参加したい理由をそのまま書いてしまいそうになりますが、自分の希望だけを書いても選考通過には繋がりません。
このコラムでは、自分がインターンシップに参加したい理由を元にして、企業に響く志望動機を書く方法を解説しました。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
インターンシップの志望動機のための2つのポイント
インターンに参加するためには、志望動機を作成することが多くなっています。インターンには就活と同じように書類選考や面接があり、企業によっては競争率の高いものも。志望動機を固めることは、選考を突破するために重要だと言えるでしょう。
志望動機には、ただ漠然と「やってみたい」「気になっていた企業だから」と書くだけでは不十分です。明確な志望動機を作るためには、以下の2つのポイントを意識してみましょう。
・自分がそのインターンシップに参加したい理由は何か
・企業はどんな人物を求めているか
まずはなぜそのインターンに参加したいのかという理由をはっきりさせます。そして、自分の思う参加理由に企業目線を加えることがコツ。
それでは、ここからはこの2つのポイントを考える方法について説明していきましょう。
志望動機の書き方については「志望動機の構成はどう作る?必要な準備や業界別の例文を解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
「インターンシップに参加したい理由」を明確にする方法
インターンに参加する理由は、「将来やりたいことのため」と「やりたいことを探すため」に大きく分けることができます。
「将来やりたいことのため」が理由なら…
やりたいことが決まっている上でインターン先を選択しているなら、その仕事をしたい理由を追求してみましょう。
・エネルギー関連の現場で活躍したい
・保険、金融業界で営業をしたい
・広告業界に入りたい
上記のような希望があれば、なぜその業界や仕事に関わってみたいと思ったのかが志望動機になるでしょう。そこに、興味を持ったきっかけとなった出来事や具体的なエピソードがあればさらに説得力が増します。例えば「サークルで広報にSNSやポスターを使用したもののなかなか広まらず苦心したため、多くの人に物事を伝える広告に興味を持った」というような経験談を盛り込むのがおすすめです。
「やりたいことを探すため」が理由なら…
まだやりたいことが決まっていないためインターンを通して見つけたい、という人もいるでしょう。その場合は、今考えている理由に対して「それはなぜ?」という問いかけを繰り返すと答えが見えてきます。
・社会経験を積みたい
・志望業界が複数あるので絞り込みたい
・周りより早く就活を進めたい
企業が納得できる志望動機を書くためには、このような希望に対して一つひとつ「なぜ○○したいのか?」という理由を深掘りしていきます。
「なぜ社会経験を積みたいのか?」には「社会経験をすることで実際どうやって仕事をしているかを知りたい」という理由があるとしましょう。そこからさらに「なぜ、どうやって仕事をしているか知りたいのか?」という問いを導き、「自分が社会に出たときに即戦力として活躍したいから」というように答えを出していきます。こうして何度も質問を繰り返していくと、より具体的な理由が確立できるのではないでしょうか。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
「企業が求めている人物」を調べる方法
自分の中にある理由を明確にするのと同時に、企業がどんな人に来てほしいと考えているかも調べておきましょう。
企業の情報を調べるには以下のような方法があります。
・企業の公式サイトを見る
・求人票を見る
・説明会に参加する
公式サイトの中で企業の求める人物像を探すには、企業理念や採用ページなどを見ると良いでしょう。企業理念が「ひらめきを世界に」なら柔軟な考え方ができる人物、「サービスで豊かな社会を創造する」なら社会貢献度の高い人物を理想としていることが読み取れます。また採用ページには社風や福利厚生、どんな社員が活躍しているか、などが書かれているほか、求める人物像そのものについて触れられていることも。インターンの詳しいプログラムや参加者の感想を掲載している企業もあるので、すみずみまで読んでおくのがおすすめです。
求人票からも、採用ページに近い情報が得られます。また説明会に参加すれば、社員から直接話を聞くことができるためよりリアルな情報が手に入るでしょう。
企業がどんな人物を欲しがっているかがわかったら、自分の意気込みにプラスしてその情報を志望動機に入れ込んでみてください。企業が考えるインターンの開催意図に沿った志望動機が完成するはずです。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
インターンシップの志望動機の書き方
では、志望動機を考える方向性がわかったところで、具体的にどんな構成で書けば良いかを見ていきましょう。
志望動機は以下のような順で作成します。
1.結論(志望した理由)
2.それに紐づく具体的なエピソード
3.インターンシップで身につけたいこと
「結論(志望した理由)」では、前項までに提示した方法でまとめた参加理由を簡潔に述べます。「具体的なエピソード」では数字を含めて説明すると効果的。「身につけたいこと」には、インターンで学びたいことのほかに、今後その学びを活かしてどのような活動をしたいかというビジョンも添えましょう。
そして、文字数規定があればきちんと守ることも大切です。「○文字以下」「○文字程度」という提示なら8割までは埋めること。「○字以上」という場合は規定の文字数を超え、1.2倍程度までが目安です。文字数の規定がない場合は、欄が最後まで埋まっているような形が理想。ただし、あまり長すぎても「企業の意図を読み取れない人物」と思われてしまう可能性があるので気をつけましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
志望動機の例
最後に、志望動機の例文を記載します。「インターンシップに参加したい理由」から2つ抜粋して例示しました。
エネルギー関連の現場で活躍したい
私は、将来エネルギー関連の現場で活躍したいと考えています。
昨年の台風被害で、私の実家では電気と水道が3日間止まってしまいましたが、交通網が復旧しておらず私は現地に向かえませんでした。そのとき何もできなかったという思いから、人々の生活を支える仕事がしたいという気持ちを強く持っています。今回のインターンでは情報システムの企画という安定供給に関わる業務を体験し、どんな働きによって自分たちのライフラインが保たれているのかを学びたいと思い応募しました。貴社のような地域密着を重視した企業で人の暮らしを守ることを実感し、使命感をより強めたいと思っています。
周りより早く就活を進めたい
私は、現在学んでいるグローバルマネジメントを最大限に仕事に活かすためにインターンを希望します。
私の身上は、何事にも先手を打って行動することです。今まで大学で学んできたことを全て仕事に活かすためには、インターンを経験し企業で働くことについていち早く理解するのが近道だと考えています。その点で、アジア市場に早くから着目し、業界でもトップクラスである120以上の海外拠点を持つ貴社の姿勢を学んでみたいと強く感じました。貴社のインターンのマネジメントコースでアジア進出に必要なグローバルな視点を得て、国際人として活躍できる道を切り開きたいと思っています。
インターンの志望動機には立派な文章を書かなければいけないと思っている人もいるでしょう。しかし、どれほど立派な志望動機を書いても、インターンに参加する自分自身の気持ちが込められなければ意味がありません。参加したいと思った理由を掘り下げ、企業の求める人物像と組み合わせれば、自分らしい志望動機を作成することができます。
新卒の就職支援サービスなら、キャリアチケット。「インターンに参加できなかったけど、就活はうまく行くかな…」「書類作成が苦手でどうまとめたらいいかわからない」というような悩みにも、プロの目線でアドバイスします。キャリアチケットは、あなたの就活を強力にバックアップする就職エージェントです。
志望動機のポイントや例文については「志望動機の組み立て方は順番が大事!好印象を与えるポイントや例文をご紹介」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。