就活中に押さえておこう!満何歳とはどのように数える?

このページのまとめ

  • 満年齢とは現時点での年齢で、生まれた年を0歳として、以後誕生日ごとに1歳ずつ年を加算するもの
  • 早生まれの定義は誕生日が1月1日から4月1日の間にあることで、数え方は満年齢と同じ
  • 戦前までは、生まれた日が1歳でその後は元旦に年をとる「数え年」が一般的だった
  • 履歴書は企業に提出する正式な書類なので、書き間違えた場合は修正せずに書き直すのが基本

就職活動中は履歴書を作成する機会は多いもの。その項目の中でも、氏名や住所と同様によく記入するのが、「年齢」でしょう。しかし、「満年齢」という言葉は、就活をして初めて目にする人もいるのではないでしょうか。そのため、履歴書ではどのように表記したら良いのか悩むところです。
こちらのコラムでは、満年齢の数え方や西暦の書き方などのコツを解説しています。年齢の書き方で不安な方は、参考にしてみてください。

 

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満何歳とは?

就職活動中は書く機会が多い履歴書ですが、プロフィール欄では満年齢の記入を求められることがあります。
普段は自分の年齢を「満何歳」と答えることは少なく、戸惑う人も多いでしょう。

満年齢とは、「現時点の年齢」のこと。日常生活で、「今何歳ですか?」と聞かれた時に答える年と同じです。
数え方は、「生まれた年を0歳として、その後は誕生日を迎えるごとに1歳ずつ年を加えていく」もの。
しかし、ここで注意したいのは、現在の法律上では年齢がひとつ上がるのは「誕生日当日ではない」という点です。実際は、誕生日の前日に年齢がひとつ加算されます。たとえば、4月5日が誕生日であれば、4月4日に満年齢を迎えるという意味です。
満年齢の求め方は、元号だと切り替わる可能性があり難しいので、西暦で計算しましょう。やり方は、現在の西暦から生まれた西暦を引きます。さらに、その年の誕生日を迎えていなければ1歳引いたものが満年齢です。

また、年齢の表記で悩むのが、履歴書の記入日と提出日の間に誕生日を迎える場合。そのようなケースでは、履歴書を作成した日ではなく、提出する日の満年齢を書くのが正しい記入方法です。
履歴書を正しく書くことは、就活成功への第一歩。マナーに沿った書き方で、企業に好印象を与える履歴書を作りましょう。

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早生まれでも数え方は同じ!

一般的に「早生まれ」とは、「1月から3月生まれ」という印象を持つ人が多いでしょう。実際は、どのような年齢の数え方をするのでしょうか。
まず、早生まれの定義は「誕生日が1月1日から4月1日の間にあること」です。3月31日まで、と認識している人も多いので気をつけましょう。
満年齢の数え方は、誕生月が何月でも変わりません。
また、年齢を表すときに「数え年」という言葉もあります。これは、「生まれた日が1歳となり、その後は1月1日の元日に年齢を重ねる」という概念のもの。現代のイメージでは「今の年齢に1歳足す」と捉えられがちですが、正しくは何月生まれでも新年に皆一斉に年を重ねるのが、数え年です。
普段は使う機会が少なく馴染みがないですが、履歴書で間違えないよう、満年齢との違いを理解しておきましょう。

 

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満年齢は戦後に普及した

年齢の数え方は、第二次世界大戦までは「数え年」が一般的でした。
昔の日本は大家族の世帯が多く、家族一人ひとりの年齢基準がバラバラだと、事務処理に手間がかかったようです。また、当時の役所はアナログ作業がメインだったので、年齢基準の統一が求められ、自然と「元旦に年をとる」という数え年が採用された、という理由があります。
しかし、戦後の「年齢のとなえ方に関する法律」やGHQの指導により、日本に「満年齢」が普及。その目的には、国際性の向上や正確な出生届の推進などがあったようです。そのような背景のもと、現在に至るまで日本国内で「満年齢」が定着しました。
現在でも長寿祝いや厄年の数え方など、風習的に数え年が使われることもありますが、ビジネスの世界では「満何歳」の考え方が一般的です。

 

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履歴書は和暦・西暦のどちらで書いても良い

履歴書には生年月日だけではなく、学校の入学や卒業、資格を取得した年月日などを書く項目があります。
表記は和暦と西暦のどちらでもかまいませんが、履歴書内で統一するのが基本的なマナー。これは、エントリーシートについても同様です。
また、平成を「H」、昭和を「S」のようにアルファベットの頭文字で省略するのは印象が良くないのでやめましょう。西暦の場合、「1996/10/13」のような表記も好ましくありません。
履歴書は、企業にとって応募者の第一印象となる、正式な書類です。年月日の元号に限らず、住所や学校名、資格名なども全て略さずに正式名称を書きましょう。たとえば、「高校」は「高等学校」と記入するのが正しく、住所の番地は「-」などではなく、「○丁目○番地○号」と書くのがマナーです。
「記憶してる内容が正式なものなのか不安」という場合は、戸籍謄本や卒業証明書、資格証明書などで確認しましょう。
また、最近の履歴書には「入学・卒業早見表」といったものが付いている場合もあり、自分の年齢と照らし合わせて確認することもできます。

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書き間違えた時の対応方法

履歴書は正確で丁寧に作成することが重要ですが、注意していても書き間違えることもあるでしょう。
その場合、内容を修正するのではなく「書き直す」のが基本です。
履歴書は、自分の情報を伝える公式な書類。なので、他人が改ざんできるような消えるボールペンや、簡単に文字を直せる修正ペンや修正テープの使用はタブーです。
どうしても提出期日までに時間がない時は、訂正印を使いましょう。やり方は、間違えた箇所に赤字で二重線を引き、その上から印鑑を捺印し、正しい内容を記入するというものです。しかし、間違えた箇所が多いと採用担当者に「丁寧さに欠ける人」というマイナスなイメージがついてしまうでしょう。

間違いを防ぐために、先に鉛筆で下書きをしておくという手段もありますが、二度書く手間や、あとでしっかり綺麗に消さなければ見映えが悪い、といったデメリットもあります。
なるべく余裕を持って履歴書の記入や提出ができるよう、あらかじめ住所や学校名などのプロフィール部分を下書きしておくと便利です。
下書きしたものを数枚用意しておけば、企業ごとに志望動機や自己PRなどを記入するだけなのでスムーズに作成できるでしょう。
履歴書を全て記入したら、最後に誤字・脱字や、入学・卒業年月日などに間違いがないか見直します。
書類選考や面接前に焦らないよう、しっかり準備をして就職活動にのぞみましょう。


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