これで完璧!協調性を効果的に自己PRするコツ

このページのまとめ

  • ビジネスにおける協調性は「対立する意見の調整」という役割
  • 個人ではなく組織での利益を考えた言動が評価される
  • 自己PRでは自分の「立場」を明確にする
  • 「協調性」という言葉を具体的に言い換える
  • 結論→根拠→結果→展望、という構成がベスト

就活生によっては、協調性を「多数派の意見に同調する」「人々と足並みを揃えることが得意」と解釈をしているかもしれません。

協調性と聞くと、一般的には「和を持って尊しとなす」というイメージが強いので、それも間違いではないでしょう。けれど、ビジネスで求められる協調性は「集団に迎合すること」ではありません。

「調和を乱さない」ビジネスにおける協調性とは一体何かを理解して、自己PRに役立てていきましょう。

ビジネスにおける協調性を把握しておこう

まず最初に、ビジネスで重宝される協調性はどういったものかを紹介しましょう。ここを理解しておくと、自己PRを作成しやすくなります。

「協調性」とは調整役の意味を持つ

ビジネスにおける協調性は、「調整」の役割が大きいです。仕事では関わる人が多ければ多いほど、立場によって重視するポイントが変わります。
そのため、こだわりや方向性などにおいて、意見が多様化していきます。ただ、意見は違っていても企業として「利益を上げる」という目的は同じです。
そしてここが「協調性」を発揮するところとなります。立場の異なる人と協力しながら、様々な意見を調整し、良い落とし所に持ち込み、最終的に利潤へと繋げます。
つまり、ビジネスで求められる協調性とは、「異なる意見・立場の中で、他者と協力して成果を挙げられること」なのです。

個人ではなく組織としての判断が大切

上記で分かるように、「個人」ではなく「組織」としての利潤を優先させることが大切になります。協力関係を築いた上で、全体の生産性を上げられる人は評価が高くなるでしょう。
 

 

有効な自己PRにするためのコツ

協調性の意味が分かったところで、自己PRに上手に落とし込む際のコツを説明します。

協調性という言葉を別の言葉に置き換えよう

「協調性」という言葉には一般的なイメージからビジネス的な意味まで、たくさんの解釈が含まれています。「私には協調性があります」と言うと、人によって受け取り方が異なり、「ただ多数派の意見に同調する人」「自分の意見がない人」という印象を与えかねません。
余計な誤解を招いてしまわないように、「私は、全体を見ながらそれぞれの立場に寄り添うことを得意としています」など、「協調性」を具体的な言葉に変えて伝えましょう。

自己PRでは自分の「立場」を明確にしておく

先に述べたように、仕事においては「仕上がりを大切にする」「コストを抑えなければいけない」「スケジュールを優先したい」と多くの立場があります。
当然、自分がどの立場にいるかで、調整のポイントは変わります。協調性を自己PRで使うときは、集団の中での自分のポジションを明確にした上で、どんな行動を取り、全体にどんな影響を与えたのか、を内容に盛り込みましょう。

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自己PRの構成について

協調性を使った効果的な自己PRに仕上げるために、基本的な構成方法を覚えておきましょう。

簡潔かつ分かりやすい構成の基本

自己PRは簡潔にまとめて伝えることが大切です。もっとも分かりやすい構成は「結論→根拠(具体的な行動)→結果→今後の活かし方」という流れです。

まず最初に「私は◯◯が強みです」と結論を伝えます。次にその根拠となる具体的な行動を述べます。
根拠は「△△において、□□をしました」などのように、結論を裏付けする出来事にしましょう。「自分でそう感じる」「人からよく言われる」などの思い込みや、証明できないものでは説得力に欠けてしまいます。
さらに、その行動によってどうなったのか、結果を伝えます。最後に、その結論を企業でどう活かすかという展望を述べましょう。

根拠には状況や行動の理由を盛り込む

結論の根拠となるエピソードが、強みである「協調性」を具体的に説明する部分になります。

先に述べた自分の「立場」を明確にした上で、そのときの「状況」と解消したい「問題」、どうしてその行動を取ったのかという「理由」を入れましょう。
状況と問題については、客観的な視点を意識してください。続く「理由」は動機にあたりますので、ここで自分の性格・個性を盛り込むことをおすすめします。

結果には数字を使う

結果を伝えるときには、数字を使って表現すると採用担当にイメージが伝わりやすいです。
「その結果、前回に比べて◯%ほど動員数を増やすことができました」「□位ほど順位をあげ、◯人の成績が向上しました」など、具体的な数字で表すように意識しましょう。

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協調性を使った自己PR例

上記を踏まえた上で、協調性を使った自己PRの例文を紹介します。

例文

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私は関わる人々と協力関係を築き、最適な落とし所を見つけることが得意です。

大学時の文化祭にて経理を務めたときにも、この強みを発揮することができました。
その年の文化祭では前年よりも動員数の5%アップを目標としていました。
そのためにも、当時人気のタレントを呼ぶことを企画担当から提案されました。

一方で、責任者だった実行委員長はその提案に難色を示しました。
前年、他大学にて芸能人を招いた際に、混雑によるトラブルでイベントが中止になるという事件があったためです。
企画は十分に成功する見込みがあり魅力的でした。リスクの回避を優先したい実行委員長の考えも理解できます。

そこで私は、当日のイベント運営に関しては、イベント会社に一部業務を委託するというリスクヘッジ方法を提案しました。
芸能人のネームバリューを鑑みれば、余計な宣伝費をかけなくても十分な集客を見込めると予想したからです。

広報にはこれまで宣伝の手法のひとつであったビラ配りをやめ、ネットやSNSを宣伝の主体にするようにお願いしました。
紙媒体を減らすことで人件費と印刷代を削減でき、浮いたコストをイベント会社への依頼に回しました。

結果的に、コストを予算内に収めながら、前年比を15%上回る動員数に結びつけることができました。

入社後もこの強みを活かし、社内外の人々の多様な意見に寄り添いながら、会社にとって最も利益的な行動を取り、生産性を高めていきたいと考えています。

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先で説明したとおり、冒頭には結論を持ってきましょう。結論はあまり長くならないよう、簡潔にまとめて言い切り型にすることがポイントです。「~だと思います」「~と自分では感じております」などの不透明な表現では説得力に欠けます。

続いて根拠を述べます。このとき、「どんな状況で、どんな問題があったのか。それを自分はどう思ったか」という部分に重きをおくと、シチュエーションが分かりやすくなります。

その後、「協調性」を発揮したエピソードを語ります。ここが説得力の要になるので、どのような考えに基づいて、どういった行動を取ったのかを具体的に明かしましょう。その結果どうなったかを伝え、最後に入社後の展望を語ります。

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