このページのまとめ
- 履歴書は自己PR欄が大きい新卒用を選ぼう
- 学歴は中学卒業から書き始め、職歴は「なし」とする
- 資格欄には勉強中の資格を書いてもOK
- 自己PRには、強みを裏付けるエピソードと入社後の展望を入れる
- 郵送時は書類を入れる順番や宛名の敬称、料金不足に注意
履歴書は、面接に進めるか否かを決める大切な書類。面接では履歴書をもとに質問されるので、書類を充実させる重要性は高いといえます。
人気企業には大量の履歴書が届くので、内定が欲しければ履歴書で他の学生と差をつけなければなりません。
まずはコラムを読んで、項目別のポイントと基本のマナーを学びましょう!
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
履歴書と筆記具の選び方
履歴書には色々な種類があり、「どれを使えば良いかわからない」と悩む就活生が多くいます。各項目を解説する前に、履歴書と筆記具の選び方を確認しましょう。
履歴書の選び方
コンビニや文具店で売られている最も一般的な履歴書は、JIS規格(日本工業規格)と呼ばれるもの。これは国が認める規格を満たす履歴書ですが、学歴・職歴欄が大きく自己PR欄が小さいため、新卒向けとはいえません。
職歴がない新卒は、自己PR欄が大きい履歴書を選ぶのがおすすめです。新卒用として売られている履歴書には、サークル活動や学業に関する項目が設けられているものがあり、自分をアピールしやすいでしょう。
また、大学指定の履歴書があれば、そちらを使うのがベストです。市販の履歴書では、学生時代の経験について「文化活動・スポーツなど」と題材が限定されているのに対し、大学指定の履歴書は「学生時代に頑張ったこと」という風に広い範囲で書けるものが多く、より自由なアピールができます。
▼関連記事
履歴書にも種類がある!就活向きフォーマットの選び方とは
筆記具の選び方
履歴書は黒いボールペンで記入するのが基本。太さは0.5~0.7㎜が誰の目にも見やすいようです。
油性・水性は自分の好みで決めればOKですが、油性はかすれやすいがインクがにじみにくい、水性はかすれず書けるがインクがにじみやすい特性があります。ペンの書き味は紙との相性もあるので、迷ったら一度履歴書に試し書きをしてみましょう。
なお、履歴書などの応募書類では、消えるタイプのボールペンは使いません。消えるボールペンは摩擦や高温で文字がかすれる可能性があるので、必ず消えないボールペンで書きましょう。最初に鉛筆で薄く下書きし、その上をボールペンでなぞれば書き間違いを防げます。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
基本情報は正確に書こう
履歴書の基本情報は、一番はじめに目に留まる部分です。丁寧な字で間違いなく記載しましょう。
日付
持参する時はその日の日付けを、郵送する時は投函日を書きます。
氏名
「ふりがな」とあれば平仮名、「フリガナ」とあればカタカナで書きます。
印鑑
押印箇所がある履歴書では印鑑を押します。全項目を書き終わった後で失敗すると大変なので、押印は最初に済ませましょう。
住所
住所は略さず都道府県名から書き出します。マンション名も正式名称で書いてください。
連絡先
連絡先は現住所と異なる場合のみ記入します。現住所と同じであれば、「同上」と書くだけで構いません。
メールアドレス
日常的にチェックするメールアドレスを記載します。企業から送られるファイルを受信できるように、携帯ではなくPCアドレスを記入しましょう。
自分のあだ名やペットの名前が入ったアドレスは、社会人としてふさわしくありません。就活用のアドレスは、自分の名前と数字の組み合わせが無難です。
電話番号
固定電話がない場合は、携帯電話の番号だけで問題ありません。
写真
履歴書に印刷された枠に合わせて、適切なサイズの写真を貼り付けます(一般的な写真のサイズは4×3cm)。貼り方が雑だと印象が悪いので、斜めになったりのりがはみ出たりしないように気をつけましょう。裏面には、写真がはがれた時に誰のものかわかるように、大学名と氏名を記入します。
履歴書を書き損じる可能性を考え、写真は最後に貼るのが良いでしょう。
▼関連記事
履歴書に貼る証明写真、サイズが合わない時はどうする?
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
学歴はどこから書き始める?
新卒の学歴は中学卒業から書き始めるのが一般的です。1行名の中央に「学歴」と記載し、その下から書き始めます。学校名は以下のように、省略せずに正式名称を書きましょう。大学は学部、学科名まで記載します。
「○○市立○○中学校」
「○○市立○○高等学校」
「○○大学○○学部○○学科」
大学は最後に忘れず「卒業見込み」と書き込みましょう。
学歴を書き終わったら、1行あけて職歴を書き始めます。といっても、正社員経験のない新卒に職歴はありません。中央部分に「職歴」と記載し、その下に「なし」と書けばOKです。そこから一行下げて右寄せで「以上」と記載し、学歴・職歴欄は完了となります。
▼関連記事
ケース別に確認!履歴書の学歴欄の正しい書き方とは
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
趣味・特技・資格の書き方
趣味・特技は「あまり重要ではないのでは?」と考える人がいますが、面接で話のきっかけになりますし、内容によっては能力のアピールになるので、ぜひ記入してください。
資格欄には、仕事に全く関連しない資格、学力のアピールにならない資格は書かない方が良いでしょう。「英検5級」といったレベルの低い資格は、かえってマイナス評価になるので、あえて書く必要はありません。
資格は通称が一般的なものであっても、正式名称で記載するのがルールです。
・漢検→日本漢字能力検定
・英検→実用英語技能検定
・自動車免許→普通自動車第一種運転免許
・宅建→宅地建物取引士
・日商簿記→日商簿記検定試験
・FP→ファイナンシャル・プランニング技能士
資格が複数ある時は、取得年月が古い順に記載していきます。勉強中の資格があれば、「○○取得に向けて勉強中」と書いてアピールしましょう。
▼関連記事
どう書く?履歴書の資格欄!効果的に資格をアピールする方法
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
自己PR・学業以外の取り組み・ゼミ
履歴書によって、「自己PR」や「学業以外の取り組み」「ゼミでの研究・得意科目」といった項目があります。
自己PRでは、アピールする強みを1つか2つに絞った上で裏づけとなるエピソードを盛り込み、さらにその強みが、入社後どのように活かせるかを説明しましょう。強みを仕事にリンクさせることで、企業との相性の良さや意欲をアピールできます。
学業以外の取り組みでは、サークル活動やボランティア、アルバイト経験などが題材となります。どのような課題があったのか、どんな風に努力をしたのか、そこから何を学んだのか、といった内容を記述してください。
ゼミについて説明する時は、その分野(研究テーマ)を選んだ理由や、勉強・研究の成果を挙げます。得意科目については、その科目を得意になった理由や、学科から学んだスキルをどう活かせるかを説明すると良いでしょう。
▼関連記事
履歴書でクラブ活動のアピールは効果的?エピソードの選び方
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
履歴書の送り方
書類を一生懸命書いても、郵送のマナーが悪いとマイナス印象になってしまいます。書類を送る際は以下の点に気をつけましょう。
封筒の選び方
履歴書を折らずに入れられる、角型2号もしくは角形A4封筒を選びます。茶封筒は失礼に感じる人もいるので、白い封筒を使いましょう。
住所・宛名は正確に
相手と差出人の住所は、省略せずに都道府県名から書き出しましょう。もちろん、宛名の会社名も(株)などと略さず、正式名称で記入します。
宛名が会社や部署の時は「御中」、個人の時は「様」の敬称を用いるので、ご注意ください。以下に例を挙げておきます。
「○○株式会社 ○○部 ○○課御中」
「○○株式会社 ○○部 ○○様」
「○○株式会社○○部 ○○課 採用ご担当者様」
担当者名がわからない時は、上記のように採用ご担当者様としてOKです。
添え状を同封する
郵便物には必ず添え状を同封し、「誰が何の目的で、どんな書類を送ったのか」がひと目でわかるようにします。
書類を入れる順番
書類は封筒の表面を上にして、添え状→履歴書→エントリーシート→その他の書類、の順に封入します。書類はクリアファイルに挟んでから封入すると、郵送中の折れや雨濡れを防げます。
切手料金に気をつける
切手料金が不足すると、返送されるか相手に不足分が請求されます。郵便局のWebサイトで正確な額を調べるか、余裕があれば郵便局の窓口に持っていくのが確実です。
応募書類の書き方に不安がある、プロのアドバイスを受けたい方は、新卒就職エージェントのキャリアチケットを利用してみませんか?
キャリアチケットでは、求人提案や応募書類の添削、模擬面接で内定までを手厚くサポートしています。必要があれば自己分析のお手伝いもするので、「就活のやり方を初歩から知りたい」という方も安心です。キャリアチケットで対策した時の内定率は、1人で就活した時の1.39倍。内定まで最短3日の実績もあり、効率的に就活を進めたい方をサポートします。
「まずは相談だけしたい」という方も歓迎しておりますので、どうぞお気軽にキャリアチケットをご利用ください。
▼関連記事
履歴書の正しい送り方は?封筒記入時のマナーを押さえよう
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら