就活における作文の書き方と例文をご紹介

このページのまとめ

  • 作文試験では、応募者の人柄や考え方、字の丁寧さ、文章力がチェックされる
  • よく出題されるテーマは、大きく分けると「未来」「過去」「社会への関心」の3つ
  • 作文は、「序論」「本論」「結論」の3つで構成する三段構成がおすすめ
  • 文章は、相手の読みやすさに配慮し、一文一義を心がけ、ねじれ文に注意する

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採用試験の一つとして、作文を課す企業があります。
普段作文を書く機会はほとんどありませんから、戸惑ってしまう人も多いかもしれませんが、基本的な書き方のポイントを押さえておけば、そう難しいことではありません。
以下では、作文を課すねらいや、よく出題されるテーマ、内容の組み立て方、文章を書く際のコツをご紹介します。



 

企業が作文からチェックすること

まずは、企業が作文から何を見ているのかを把握しておきましょう。

応募者の人柄や考え方

作文の内容は、応募者の人柄や考え方そのものです。たとえば、「最近のニュースで関心を持ったこと」というテーマなら、何に対して興味があるのか、それに対してどのような考えを持っているかが分かり、応募者がどういう人間なのかが読み取れます。

字の丁寧さ

気持ちを込めて書かれたものかどうかは、作文の字を見ればすぐに分かります。どんなに素晴らしい内容でも、殴り書きのような雑な字で書かれているとやはり印象は良くありませんから、できるだけ丁寧に書くよう心がけましょう。

文章力があるか

メールや日報、会議の資料など、仕事を行うにあたって文章を書く機会は多いです。そのため、正しい日本語を使えているか、誰が読んでも分かりやすい文章を書けているかなどは、評価の対象になります。



 

よく出題されるテーマ

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作文試験で頻出するテーマは、「未来」「過去」「社会への関心」の3つです。以下では、それぞれのテーマについてご説明しますので、事前に対策を練っておきましょう。

未来に関するテーマ

自分が将来どうなっていたいかが問われます。テーマの具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。

・10年後(20年後)の自分
・どんな社会人になりたいか
・私の将来の夢(目標)
・やってみたい仕事

これらのテーマでは、自分の目標や夢を企業の方針に沿わせることが大切です。また、企業研究や業界研究を十分に行っていることや、目標のために努力していることなどを伝えられると、入社意欲が高いという印象を与えることができます。

過去に関するテーマ

自分の過去の出来事について問われます。テーマの具体的な例としては、以下のようなものがあります。

・大学で頑張ったこと
・学生生活で得たもの
・これまでに最も打ち込んだこと
・価値観が変わったエピソード

過去に関するテーマで重視されるのは、どれだけ大きなことをしたかではなく、「頑張った理由」や「どう成長できたか」ということです。また、困難な状況に陥ったとき、どのようにして乗り越えてきたかを書くと、将来性や可能性について高い評価を得やすくなるでしょう。

社会に関するテーマ

社会問題やニュースなどに対する、自分なりの考えが問われます。具体的な例としては、以下のようなものがあります。

・最近気になるニュース
・最近見た映画(読んだ本)
・○○についてどう思うか(時事問題や社会問題など)

きちんと理解できていない事柄が提示されると書くのが難しくなってしまいますので、日頃からニュースをしっかりとチェックし、自分の考えをまとめておきましょう。また、選んだニュースの内容が、応募企業と関連のあることなら、そこから志望動機に繋げることも可能です。



 

内容の組み立て方

作文に書きたいことがイメージできたら、全体の構成を決め、内容を組み立てていきましょう。

作文の構成は、「序論」「本論」「結論」の3つからなる、三段構成がおすすめです。
序論は、本論への導入部分であり、文章の方向性を定めるためのもの。本論は、序論で示したことを受け、読み手に最も伝えたいことを伝える部分です。結論は、序論の答えであり、本論を要約した全体のまとめとなります。

文章は序論から始まりますが、序論から書き始めてしまうと、本論で書きたい内容に上手くつながらないことがあります。そのため、文章を書く際は、以下の順番で考えると組み立てやすくなるでしょう。

1)最も伝えたいこと(本論)
2)本論につながる印象的な導入部分(序論)
3)全体のまとめ(結論)

また、ピンポイントな質問の場合は、「結論」「理由」「結論」の3つで構成する双括型(そうかつがた)も読み手に伝わりやすい構成となります。必要に応じて上手く使い分けられるよう、練習しておくと良いでしょう。

構成は作文全体の骨格です。骨格が決まってしまえば、後は考えていた内容を落とし込んでいくだけなので、時間配分に気をつけながら組み立てていきましょう。

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作文のポイント

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次に、作文を書く上で気をつけたいポイントを解説します。

タイトルと内容は一致させる

作文は、書き出す前に全体の構成やおおまかな内容を考えておくことが大切です。
書いていくうちにあちこち話が飛んで、タイトルとは全く異なる内容になってしまっていた、ということがないように気をつけましょう。

字は丁寧に書く

「企業が作文からチェックすること」でお伝えした通り、字が丁寧に書かれているかどうかで採用担当者の印象は違ってきます。字の上手い下手に関係なく、相手に読んでもらうためのものという意識を持って丁寧に作成しましょう。

文字数の下限や上限を守る

文字数の指定がある場合、当然ですが上限を超えてはいけません。とはいえ、空白部分が多すぎると寂しい印象になってしまいますので、上限の9割程度を埋められるのが理想です。

前置きは省く

就活の作文では、言葉の意味や定義、説明といった前置きは必要ありませんので、省きましょう。無意味と思われるような前置きがあると、場合によっては文字数稼ぎをしているような印象を持たれるかもしれません。

一文一義を心がける

一文一義とは、一つの文章に一つの事柄のみ書くことです。
たとえば、次の文章は、一つの文に複数の情報が入っているため、読み手にとって分かりづらい文章になってしまっています。

「お客様から返却があったクレーム品の調査結果で、部品Aが取れている状態と、部品Bが引き抜けない状態であることが分かり、対応は部品交換ということになりましたが、このような状態になってしまった原因はまだ分かっていません」

これを一文一義を意識したものに直すと、読みやすく理解しやすい文章になります。

「お客様から返却があったクレーム品の調査結果のご報告です。部品Aが取れている状態と、部品Bが引き抜けない状態になっていることが分かりました。対応としては、部品交換になります。このような状態になってしまった原因はまだ分かっていません。」

ねじれ文に注意する

ねじれ文とは、主語と述語の関係がおかしくなってしまっている、文法の誤りのことを言います。
たとえば、「私の夢は、弁護士になりたいです」という一文。「私の夢」が主語なので、「なりたい」というのは変です。この場合、「私の夢は弁護士です」または「私は弁護士になりたいです」という文章に直せば、主語と述語の関係が成り立ちます。文章を書く際は、主語と述語の関係を意識して書くように心がけましょう。



 

「私の将来の夢」をテーマにした作文の例文

最後に、「私の将来の夢」をテーマにした、600字の作文の例文を見てみましょう。この例文では、主に自分がその夢を持つにいたった理由が述べられています。また、その中で、自分の夢が企業の方針に合っていることや、目標のために努力していることも伝えています。

「私の将来の夢」をテーマにした作文の例文

私は将来、利用者様とそのご家族を笑顔にする介護士になりたいと考えています。理由は、要介護と診断された私の祖母を熱心に介護し、祖母の笑顔を取り戻してくれた貴社の介護士の方々に憧れたからです。

私は小さい頃から祖母が大好きで、よく遊んでもらっていました。しかし、私が学生の頃、ちょっとした転倒がきっかけで介護が必要になり、施設へ入所することになったのです。祖母は施設をとても嫌がり、面会のたびに「帰りたい」と繰り返していましたが、私にはどうすることもできませんでした。

そんな祖母と私に対し、優しくフォローしてくださったのが、貴社の施設の介護士の方達です。どんなに祖母の世話が大変でも、心に寄り添った丁寧な介護をしてくださり、面会に来る私のことも気にかけてくださいました。

今では祖母も施設に慣れ、面会の際に笑顔を見せてくれるようになり、楽しそうに施設でのことを話してくれます。
こうして、祖母が穏やかに過ごせるのも、私達家族が安心して祖母を任せられるのも、利用者様だけでなく、ご家族に対しても配慮を欠かさないという貴社の方針があってこそだと思います。

私は、このような出来事から、自分の中で介護に対しての関心が大きくなり、介護施設でのボランティア活動を積極的に行うようになりました。それは将来、貴社で働く介護士さん達のように、利用者様とそのご家族を笑顔にできるような、心強い存在になりたいと考えるようになったからです。


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