このページのまとめ
- 就活を諦めるきっかけとして「最終面接で落ちた」「持ち駒がなくなった」などがある
- 就活を諦める前に、誰かに相談したり受ける業界を広げたりしてみよう
- 夏や秋でも内定は目指せるので、春採用で就活を諦めるのは早い
何社も不採用が続いてしまうと「就活はもう諦めるべきなのかな…」と悩んでしまう方は多いでしょう。しかし、実際に就職を諦めた人の中には、後悔しているという声も少なくありません。このコラムでは、就活を諦めた場合の選択肢や、諦める前にやるべき対処法などを紹介します。就活に行き詰まっているという方はぜひ参考にしてみてください。
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- 就活を諦めた・諦めてしまう場合によくある理由
- 最終面接で落とされた
- 不採用が続いて苦しくなった
- 持ち駒がなくなった
- ストレスが溜まった
- 就活自体に疑問を感じた
- 就活を諦めた場合の4つの選択肢
- 1.既卒で就活する
- 2.就職留年をする
- 3.フリーターになる
- 4.独立・起業する
- 就活を諦めた場合に起こるリスク
- 新卒カードが使えなくなる
- 選考を受けられない企業が出てくる
- 選考時に空白期間について質問される
- 再就活する気力が出てこない
- 就活を諦める前にできる6つのこと
- 1.第三者に相談する
- 2.就活エージェントを利用する
- 3.面接の練習に力を入れる
- 4.幅広い業界にチャレンジする
- 5.自己分析を念入りに行う
- 6.休息をとって気持ちを切り替える
- 春採用の時期から就活を諦めるのは早い
- 夏採用も視野に入れよう
- 秋採用でもチャンスはある
- 就活を諦めたくなってしまったあなたへ
就活を諦めた・諦めてしまう場合によくある理由
就活を諦めてしまう理由には、選考に落ちたやストレスで苦しいなどさまざまな理由があります。ここでは、就活を諦めてしまう際によくある理由を紹介するので、自分がどのような状況なのか考えてみましょう。
最終面接で落とされた
最終面接で落とされてしまうと、就活を諦めてしまいがちです。選考対策をして、やっとの思いでたどりついた最終面接で落ちてしまうと苦しくなるでしょう。
最終面接まで来ると、内定も近いと期待してしまいがちです。だからこそ最終面接で落ちたときのショックが大きく、就活を諦めたくなってしまいます。
不採用が続いて苦しくなった
選考で不採用が続き、就活を諦めたくなるケースもあります。対策をしても思うようにいかず、選考に落ち続けるときはあるでしょう。
不採用が続いたときは、自分が否定されているような気分になりがちです。「どこにも採用してくれる企業はない」「自分はほかの就活生よりも劣っている」のように勘違いしてしまうかもしれません。
不採用が続いたときの対処法は、「自分に合う企業が必ずある」と思うことです。落ちた企業のことを考えすぎず、次に向かって前向きに頑張るのが大切になります。
持ち駒がなくなった
持ち駒がなくなったことをきっかけに、就活を諦めようと考える学生は多いようです。選考に落ち続けた経験から、「またエントリーしてもどうせ落ちるから辞めておこう…」という投げやりな気持ちが生まれる場合もあるでしょう。
持ち駒がなくなると、精神的に苦しく追い込まれてしまいます。持ち駒がなくなるリスクは「就活の持ち駒がなくなったら?全滅する5つの原因や効果的な増やし方を解説」の記事で解説しているので、対処法を学んでください。
ストレスが溜まった
ストレスが限界まで溜まって、就活を諦めてしまう学生も。就活はやるべきことが多く、慣れないことや緊張する場面も多々あるため、疲れが溜まりがちです。ストレスを発散する時間も取りにくく、張り詰めていた糸が切れてしまうこともあるでしょう。
就活自体に疑問を感じた
たった数枚の書類や短時間の面接の中で判断される「就活」というもの自体に疑問を感じ、辞めたくなってしまう場合も。確かに、短い選考フローの中で就活生のすべてを理解できる企業は少ないでしょう。ほんの一部分だけを見て判断されることに、耐え難い気持ちを感じてしまう就活生もいます。
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就活を諦めた場合の4つの選択肢
就活を諦めた場合、下記の4つの選択肢が考えられます。もし就職できずに卒業することになると、多くの場合、再度就活するときには新卒の場合よりも難易度が高くなるでしょう。それぞれの選択肢のメリットとデメリットを考慮したうえで、自分の進む道を決める必要があります。
1.既卒で就活する
既卒とは、卒業後に社会人経験がない方のことを指します。既卒で正社員を目指すメリットは、時間の融通がきくため、就活にじっくりと時間をかけられること。しかし、基本的に中途採用枠での応募となるため、能力や経験などの評価は新卒より高いレベルが求められるでしょう。
2.就職留年をする
就職留年とは、卒業せずに就活する状態を指します。就職留年をすれば引き続き大学に在籍できるため、翌年度も新卒として就活できます。ただし、学費が余分にかかることは頭に入れておかなければいけません。
3.フリーターになる
フリーターは、働く時間を自分で調整できるため、時間的な自由を確保しやすいことが魅力です。しかしその反面、賃金が安く、雇用の安定性が低いことがデメリットとして挙げられます。
4.独立・起業する
雇用されることに囚われず、独立・起業することも選択肢の一つです。働き方を自分で決められるので、職場環境のストレスがかかりにくいことは魅力的といえるでしょう。頑張り次第で、新卒の給料を超えられる可能性もあります。
デメリットは、事業の種類にもよりますが、初期費用がかかることです。また、毎月決まった給料がある会社員と比べ、収入が不安定な点もデメリットといえます。
独立や起業も意識している就活生は、「起業したい大学生が押さえるべきポイントは?」の記事も参考にしてください。
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就活を諦めた場合に起こるリスク
就活を諦めてしまうと、新卒カードが使えなくなるなどのリスクがあります。どのようなリスクがあるかを解説するので参考にしてください。
新卒カードが使えなくなる
新卒での就活を諦めてしまうと、新卒カードが使えなくなります。新卒カードとは、「新卒が有利になる状態」を表した言葉。新卒は社会人としての経験がなく、企業もそれを理解しているため、実績やスキルレベルを問われずに就職できることから有利となる傾向です。
新卒採用の場合は、就活生のポテンシャルを重視する企業がほとんどです。実際に働いた経験がなくても、アピール次第で有名企業や大企業への就職も目指せます。一方で、大学を卒業すると中途採用になり、就職活動では実績や経験が重視されることが一般的です。社会人経験のない人材は評価されるポイントが少なくなり、選考に通りにくくなってしまいます。
就活生ならではの新卒カードのメリットについては、「新卒カードとは?使用するメリット・デメリットと就活成功のポイントを解説」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
選考を受けられない企業が出てくる
新卒の就職活動でしか受けられない企業もあるので気をつけましょう。すべての企業が、新卒採用と中途採用の両方を行っているわけではありません。なかには中途採用を行っていない企業も存在するように、新卒の就活生ではない場合、そもそも募集の対象外になる恐れもあります。
就職活動を諦めてしまうと、自分の選択肢を狭めることになるため気をつけてください。
選考時に空白期間について質問される
就活を諦めた期間があると、選考時に空白期間を質問されてしまいます。たとえば、「就活のやる気がなかった」のようにネガティブな回答では、働く意欲がないとマイナスの評価を受けるかもしれません。仕事をしていない間のことは、就職活動で聞かれやすいので対策をしておきましょう。
再就活する気力が出てこない
一度就職活動を諦めてしまうと、再度就職活動を行う気力がわいてこないこともあります。就職しないままダラダラとすごしてしまい、いつまでも就職できないケースもあるでしょう。
一度就職活動から離れてしまうと、きっかけがないとなかなか就職活動に向けて動き出せません。就職活動がいやになっても投げ出さず、内定まで向き合うことも大切です。
就活が嫌になってしまったら、諦めるのではなくリフレッシュすることが大切です。就活を諦めてしまいそうなときの対処法を「就活をさぼるとどんな影響がある?うまくリフレッシュして意欲を取り戻そう」の記事で解説しているので参考にしてください。
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就活を諦める前にできる6つのこと
就活を諦める前に、下記の6つのことを試してみましょう。気持ちを持ち直せたり、就活がうまくいったりする可能性があります。
1.第三者に相談する
1人で悩みを抱え込まず、悩んだら誰かに相談してみるとよいでしょう。親や友人、先輩などに話を聞いてもらうだけで、前向きな気持ちになれることがあります。近しい人に相談しづらいと感じたら、大学の就職課でアドバイスをもらうのもおすすめです。
2.就活エージェントを利用する
就活エージェントを利用して、就活を全面的にサポートしてもらうのもよいでしょう。1人で就活を進めることに不安がある方には、特におすすめのサービスです。適性に合った求人を紹介してもらえるだけでなく、書類や面接対策の相談にものってもらえます。
3.面接の練習に力を入れる
面接が就活のネックになっている方は、練習を重ねて克服を目指しましょう。頭の中でシミュレーションをするだけでなく、模擬面接にもぜひ挑戦してみてください。
模擬面接とは、第三者に面接官役をお願いし、入室から退室までの流れを一通りやってみる練習法のことです。実際の雰囲気に近い空気を体験できることや、第三者からのフィードバックがもらえるなどのメリットがあります。
4.幅広い業界にチャレンジする
視野を広げ、幅広い業界にチャレンジすることも大切です。就活がうまく行かない原因として、業界を絞り込みすぎている場合もあります。自分のやりたいことを見つめ直し、それがほかの業界でも実現できないかどうか再考してみましょう。
5.自己分析を念入りに行う
自己分析を念入りに行うことも、有効な対策の一つです。自己分析を改めて行うことで、自分の強みや希望が明らかになります。「強みを生かせる仕事は?」「この希望を叶えるための仕事は?」と、意欲がわく可能性もあるでしょう。
自己分析は企業選びや選考対策など、就活に欠かせない行動です。自己分析をどのように行えばよいかは、「自己分析のやり方おすすめ10選!正しく長所を理解するコツも解説」の記事で解説しているので参考にしてください。
6.休息をとって気持ちを切り替える
就活を諦める前に、一度しっかり休むのも大切です。2~3日や1週間など期間を決め、就活のことを考えずリフレッシュしてみましょう。運動や部屋の片付けなどを数時間行うだけでも頭がすっきりする場合があります。
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春採用の時期から就活を諦めるのは早い
「就活がうまく行かない…」と感じても、春採用から就活を諦めるのは時期尚早です。春採用のあとには、夏採用や秋採用が控えています。卒業までにチャンスは多くあるので、最後まで諦めず前向きに取り組んでいきましょう。
夏採用も視野に入れよう
春採用の結果が芳しくなかった方は、夏採用を視野に入れて行動しましょう。6月後半から8月後半にかけて行われる夏採用は、まだまだ求人も多く、採用活動が盛んな時期です。
夏採用で採用を行う企業は、春採用で必要な人数を確保できなかった企業が多い傾向。しかし、知名度が低くとも、優良な企業は数多く存在しています。企業研究を念入りに行い、内定獲得に向けて駆け抜けましょう。
秋採用でもチャンスはある
もし夏採用がうまく行かなかった場合でも、秋採用が残っています。9月ごろから11月の終わりにかけて行われる秋採用でも、粘り強く就活を続けましょう。
秋採用からでも十分に内定は獲得できるので、諦めないことが大切です。秋採用については「就活で9月以降も行っている秋採用の特徴と内定獲得のための対策を解説」の記事を参考にしてください。
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就活を諦めたくなってしまったあなたへ
就活はうまくいかないことも多く、「もう無理だ」と諦めてしまいがちです。しかし、就活を諦めたあとのほうが苦しく、就職できずに悩むケースがよくあります。
就活を諦めたいと思ってしまったときこそ、就活のプロに相談しましょう。就職エージェントのキャリアチケットでは、あなたの就職活動が最高の形で終えられるようにサポートします。
キャリアチケットでは、就職活動のスタートからゴールまでマンツーマンでサポート。マンツーマンでサポートを行うので、就活の悩みやアドバイスなど、知りたいことをなんでもご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。