エントリーシートや面接では、時折ほかの企業の選考状況について問われることがあります。 「答えにくい」と感じる人も多い選考状況に関する設問。今回のコラムでは、就職活動状況の適切な書き方についてご紹介していきます！
エントリーシートについて詳しく知りたい方は、「エントリーシートの書き方は?基本のマナーから選考突破のポイントがすべてわかる!」も参考にしてください。
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活動状況から何が判断されているのか
エントリーシートや面接では、他社の選考の進み具合について尋ねられることがあります。
企業が他社での選考について聞く主な目的は、その学生の就活の軸を知りたいから。就活の軸とはその人それぞれの「業界選び、企業選び」の基準を指しますが、この軸がぶれていると自分に合わない企業を受けてしまい、採用されても入社後のミスマッチにつながりやすい傾向があります。
そのため企業はその学生が受けているほかの会社を知ることで、就活の軸がきちんと定まっているかを判断しているというわけです。
また、どの競合他社を受けているかを把握し、学生のレベルを測るという目的もあります。例えば、業界トップのA社の内定がある学生に対して、面接官は「あの企業に受かったのだから優秀に違いない」という印象を持つでしょう。
さらに競合他社での選考が最終面接近くまで進んでいたり、すでに内定が出ている場合、「自社でも早く採用不採用を決めなければ」と選考のペースを調整することも考えられます。
このように、就職活動の状況が問われる背景には、学生の内定状況を知って優秀な人材をとり逃さないようにしたい、という意図があるのです。
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活動状況の書き方についてのキャリアアドバイザーのアドバイス
書類や面接で他社の選考状況を聞かれることもありますが、必ずしも「志望企業の競合他社」しか受けてはいけない、というわけではありません。
仮に幅広い業界や職種を受けていても、「それが軸とどう合っているのか」を自分の言葉で説明できれば大丈夫。
面接対策のためにも、選考を受ける際は一社ごとに「自分の志向性とこの企業はどう合っているのか？」「そもそもなぜこの企業に魅力を感じているのか？」を言語化しておきましょう。
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活動状況はどこまで書いたらいい？
前の項目でご説明した通り、企業は就職活動の状況からその学生の仕事探しの軸を確かめています。
そのため活動状況に関しては、一貫性のある業界や職種を記載することで目的をもって就活をしていると示しましょう。
複数の業界を受けている場合でも、書類に記入する時は応募先企業と同じ業界の企業をピックアップするようにします。
金融、マスコミ、サービス…などの業界を受けていたとしても、応募先企業が金融系の会社である時は金融業界に限って記載しましょう。
会社名は略さず正式名称で記入し、「株式会社〇〇 1次選考通過」というように、選考のどの段階にあるのかがわかるように書きます。
記載する企業は現在選考中の企業、もしくはこれから受けようとしている企業のみとし、すでに落ちてしまった企業を書く必要はありません。
不採用になった企業を合格したように書くのはルール違反。自分を良く見せたいからと、応募種類で嘘をつくのはやめましょう。
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エントリーシートのポイント
エントリーシートには活動状況を問う以外にも、企業によってさまざまな項目が用意されています。
自己PRや志望動機などは特に重視されますが、いずれも具体的なエピソードを盛り込むのが高い評価を得るための基本。
自分の強みや考えを伝える時は、それらを裏付けるエピソードがあると説得力が増しますし、エピソードを盛り込むことであなたの人柄が伝わりやすくなります。
エントリーシートの項目は企業によって異なりますが、文章を書く時は「結論」→「理由」→「ふたたび結論（まとめ）」の順にすると伝わりやすいので、覚えておくと良いでしょう。
エントリーシートでは内容だけでなく見やすいレイアウトや文字の丁寧さも大切な要素です。採用担当者は何十枚という書類を一度に読むため、読みにくい書類や雑な印象がある書類はそれだけで不採用になる可能性があります。
文章が長くなる場合は改行をしたり、箇条書きを使ったりと第三者がわかりやすいように工夫をし、内容を読んでみたいと思える書面を心がけましょう。
また、エントリーシートに空欄をつくると「意欲がない」と判断される可能性があるため、必ず全ての項目を埋めてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間１位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。
