このページのまとめ
- 学生時代に力を入れたことで高校時代の内容は避けた方がいい
- 学生時代に力を入れたことで高校の経験を伝えるなら現在も継続している内容にする
- 学生時代に力を入れたことで高校の経験を伝える場合、再現性のある強みが重要
学生時代に力を入れたことを考える際に、「高校時代の経験でも大丈夫?」と考える就活生もいるでしょう。基本的には、就活での「学生時代」は大学時代のことを指します。ただし、伝え方次第では高校の経験もアピールにつながるので覚えておきましょう。
この記事では、学生時代に力を入れたことで高校時代の経験を伝える際のコツを解説。採用担当者から高評価を獲得するためにも、ぜひ参考にしてください。
- 学生時代に力を入れたことで高校時代の内容は避けた方がいい理由
- 大学では何もしていなかったと誤解されてしまうから
- 現在でも強みを発揮できるか疑問に思われるから
- 学生時代に力を入れたことで高校時代の内容を伝えてもいい場合
- 現在も継続している内容について触れている
- 大学でのエピソードに高校での経験が活きている
- 企業が学生時代に力を入れたことで知りたい内容
- 就活生の人柄やイメージ
- 入社後に活躍できそうか
- 学生時代に力を入れたことで高校時代の内容を伝えるポイント
- 現在の出来事や行動とつなげてアピールする
- 再現性があることをアピールする
- 企業が求める人物像に合う強みをアピールする
- 学生時代に力を入れたことで高校時代のエピソードを伝える際の例文
- 学生時代に力を入れたことで高校時代の内容をアピールしたいあなたへ
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学生時代に力を入れたことで高校時代の内容は避けた方がいい理由
就活で「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」について聞かれた場合、高校時代の内容は避けるようにしましょう。就活で企業が指す「学生時代」は、大学時代を指すケースが一般的だからです。
企業は学生時代に力を入れたことを通して、学生の人柄や考え方、入社後のポテンシャルなどを判断しています。そのため、高校時代の内容よりも、大学時代のできるだけ新しい内容を求めているのを知っておきましょう。
ここでは、なぜ高校時代の内容を避けた方がいいかについて詳しく解説するので、参考にしてください。
大学では何もしていなかったと誤解されてしまうから
学生時代に力を入れたことで高校時代のエピソードを伝えてしまうと、大学時代に何もしていないと誤解されてしまいます。
「どうして高校時代のエピソードなのだろう?」「大学でアピールできる内容がないのだろうか」などと思われると、評価が下がってしまうので注意しましょう。
また、就活生がアピールしやすい「大学受験」の内容についても気を付けてください。大学に入る前に燃え尽きてしまったと誤解される恐れがあります。
現在でも強みを発揮できるか疑問に思われるから
高校時代の内容でアピールすると、現在でもその強みが発揮できるか疑問に思われるので気を付けましょう。高校時代から考えると4年以上は経っており、その間に性格や考え方が変わっている場合があるからです。
たとえば、「高校時代に陸上部で頑張っていました」とアピールしても、大学で陸上部を続けていなければアピールにつながりません。「今はどうなの?」と思われてしまうでしょう。
学生時代に力を入れたことをアピールする場合、大学時代の経験やエピソードを基本にしたほうが、入社後も活躍してもらえそうだとアピールにつながります。
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学生時代に力を入れたことで高校時代の内容を伝えてもいい場合
高校時代の経験やエピソードも、伝え方次第では高評価につながるので覚えておきましょう。ここでは、高校時代の経験をアピールしてもいいケースを紹介するので参考にしてください。
現在も継続している内容について触れている
高校時代から現在まで継続している内容であれば、アピールしても問題ありません。継続性があると評価してもらえるでしょう。
たとえば、「高校から大学まで7年間、野球部に所属していました」「高校から現在まで、英語の勉強を続けています」などのようなアピール方法がおすすめです。
就活でのアピールは、「継続性」が評価されやすい部分になります。高校から大学まで長期間続けるのは大変であり、継続し続ける根性や努力も合わせて評価してもらえるでしょう。仕事でもすぐにあきらめることなく、長期的に努力できそうだと思われやすいのでおすすめです。
大学でのエピソードに高校での経験が活きている
大学時代のエピソードを説明するために、高校の経験が重要になる場合もあるでしょう。この場合、高校時代の経験を伝えて説得力を持たせるのは効果的です。
たとえば、「大学時代の留学経験でコミュニケーション能力を培った」とアピールするとしましょう。その背景に、「高校で英語の成績がおもわしくなく、悔しかったので勉強をした」のような経験があれば、合わせてアピールすると評価が上乗せされます。
大学時代のエピソードでも、高校での経験が背景にあるケースもあるでしょう。その場合には、合わせてアピールしてみてください。
就活で伝えるエピソードに悩む場合就活生に向けて、「どう伝えれば良い?就活で聞かれる、自分のエピソード」の記事で伝え方や探し方を解説しています。高校時代と大学時代、両方の経験が伝えられるように、エピソードを探してみましょう。
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企業が学生時代に力を入れたことで知りたい内容
学生時代に力を入れたことを考える際には、企業が質問する意図も知るのが大切です。どのような点を評価しているのかを知れば、答え方の参考になります。
ここでは、企業が学生時代に力を入れたことから知りたがっている内容を2つ紹介するのでチェックしてみてください。
就活生の人柄やイメージ
学生時代に力を入れたことからは、就活生がどのような人柄なのか、どのような考え方をしているのかが確認されています。企業の社風に合うかどうかを見極めるためです。
就活を経て入社しても、ミスマッチがあれば早期離職につながります。社風が合わない、考え方が合わないなどで離職してしまうのは、企業にとっても就活生にとってももったいない状況です。
そのため、企業は学生時代に力を入れたことを通して、就活生がどのような人物なのかを見ています。自分の考えを中心にアピールできれば、志望企業に合いそうかどうか判断してもらえるでしょう。
入社後に活躍できそうか
学生時代に力を入れたことからは、入社後に活躍できそうかどうかも見られています。就活生が持つ強みが業務に活かせるかどうかが重要なので覚えておきましょう。
学生時代に力を入れたことでは、「強み」や「長所」のアピールも行います。アピールした内容が仕事で活かせそうであれば、企業も採用しようと考えるでしょう。
実績や結果だけをアピールするのではなく、どのような特徴を持っているのかを重視してアピールするようにしてください。
学生時代に力を入れたことで企業が見ているポイントについては、「ガクチカの例文を紹介!書き方の考え方や人事の評価基準も解説」の記事でも解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。
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学生時代に力を入れたことで高校時代の内容を伝えるポイント
ここでは、学生時代に力を入れたことで高校時代の内容を伝えるには、どのようにすればいいかを解説します。ポイントを意識して、好印象を与える内容にしてみてください。
現在の出来事や行動とつなげてアピールする
高校時代の内容だけにせず、現在の出来事や行動とつなげるようにしましょう。企業は現在のあなたに、どのようなスキルや特徴があるのかを見ています。
高校時代から現在まで続けているものがあれば、アピールしやすいのでおすすめ。継続していなくても、できるだけ関連性のある内容を伝えてください。
再現性があることをアピールする
高校時代の内容からアピールする場合、再現性があるかも大切です。何度も再現できる強みであれば、仕事でも活かせると評価してもらえるでしょう。
たとえば、「高校時代の部活動を通して、粘り強さを手に入れた」とアピールするとします。合わせて、「大学での部活動」「アルバイト」「学業」などでも粘り強さを発揮したエピソードがあれば、再現性があると表現できるでしょう。
高校時代の経験を伝える場合、大学時代との組み合わせがポイントです。強みが何度も発揮できると印象付けられれば、高評価を獲得できます。
企業が求める人物像に合う強みをアピールする
企業の求める人物像に合う強みかどうかも、アピールでは重要です。Webサイトや企業説明会から、どのような人物が求められているかをチェックしておきましょう。
たとえば、「営業職で主体的な人物を求めている」企業があるとします。その場合、「主体性」「行動力」「積極性」などのエピソードがあれば、企業の求める人物像に合うので評価されるでしょう。
素晴らしい強みを持っていても、仕事で活かせなければ評価が難しくなります。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考に企業研究を行い、どのようなアピールが効果的かチェックしておきましょう。
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学生時代に力を入れたことで高校時代のエピソードを伝える際の例文
ここでは、学生時代に力を入れたことで高校時代のエピソードを伝えるにはどうすればいいか、例文を紹介します。
私は高校1年生の頃から、英語の学習に力を注いできました。英語を頑張ろうと思った理由は、海外文学が好きで、いつか大好きな小説を原文で読みたいと思ったからです。
高校では学校の授業に加えて英語塾に通い、空き時間には教材とは別に自分で用意したテキストについて質問し、受験英語以上の力をつけられるよう取り組みました。3年生に上がる頃には高校生では難しいといわれる英検1級を取得し、ますます勉強に身が入りました。
大学に入ってからはアルバイトでお金を溜めて海外に行ったり短期留学を体験したりと、読み書きだけではなく英語を使ったコミュニケーションに挑戦しました。高校で基礎ができていたので積極的にネイティブの方に話しかけることができ、語学以上に、異文化の価値観や、文化的な背景が異なる人とのやりに必要な配慮が学べたのは、大きな収穫だと思っています。
私はこの経験から、一つのことを突き詰めることで自分が知らない世界が広がっていくこと、思いがけない成長が得られることを学びました。
入社後は目の前の業務に懸命に取り組み、自分の可能性を広げて貴社に貢献していきたいと考えています。
学生時代に力を入れたことで注意したいのが、自己PRとの区別です。同じ内容にならないように気を付けましょう。「これでもう悩まない! 自己PRとガクチカの書き分け方」の記事で書き分け方を紹介しているので、チェックしてから学生時代に力を入れたことを考えてみてください。
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学生時代に力を入れたことで高校時代の内容をアピールしたいあなたへ
学生時代に力を入れたことで高校時代の内容を伝える場合、大学時代のエピソードと絡めるのが重要です。採用担当者にどのような印象を与えるかを理解し、エピソードを伝えるようにしましょう。
もし、学生時代に力を入れたことの伝え方や、強みを見つけるための自己分析など就活について悩む場合は、ぜひキャリアチケットに相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。