このページのまとめ
- 自己PRのゼミ経験からは、就活生の強みや考え方が見られている
- 自己PRでゼミ経験を伝える場合、課題や問題を解決したエピソードがおすすめ
- 自己PRでゼミの研究内容や実績をアピールしても、評価されにくいので気を付ける
自己PRの場面で、ゼミ経験をアピールしようとしている就活生もいるでしょう。ゼミ経験をアピールする際は、研究内容や実績ではなく、自分の強みやスキルに焦点を当てるのがポイントです。
この記事では、自己PRでゼミ経験をアピールする際の構成やポイントを解説します。ゼミ経験をアピールする就活生は多いので、内容や伝え方で差別化ができるように工夫しましょう。
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- 企業や面接官が自己PRのゼミ経験から知りたい内容
- 就活生が持つ強みやスキル
- 就活生の人柄や考え方
- 入社後に活躍できるか
- 自己PRでわかりやすくゼミ活動をアピールする際の構成
- 1.アピールしたい強みを伝える
- 2.ゼミでの活動内容を伝える
- 3.強みを裏付けるエピソードを伝える
- 4.強みを仕事にどのように活かすか伝える
- ゼミ経験から自己PRに使えるエピソードや強みを探す方法
- 苦戦した研究や時間をかけた課題を考える
- 周囲に感謝された経験を思い出す
- ゼミ仲間や教授に聞いてみる
- 就活エージェントのサポートを受ける
- 自己PRでゼミ活動をアピールする際のポイント
- 活動や研究内容は簡潔にまとめる
- 主体性のあるエピソードを伝える
- ゼミでの経験を仕事でどのように活かすか伝える
- ゼミ活動を自己PRで伝える際の注意点
- 研究内容や実績だけをアピールしない
- ほかの就活生との差別化を考える
- 専門的な内容や用語はわかりやすく言い換える
- ゼミ活動を自己PRでアピールする場合の例文
- リーダーシップをアピールする際の例文
- 継続力をアピールする際の例文
- 問題解決能力をアピールする際の例文
- ゼミ活動を自己PRでどのように伝えるか悩むあなたへ
企業や面接官が自己PRのゼミ経験から知りたい内容
自己PRのゼミ経験からは、就活生のスキルや人柄などが見られています。自己PRで何を書くかに迷ったら、企業や面接官がどのような部分に注目しているかを考えてみましょう。
就活生が持つ強みやスキル
自己PRからは、就活生がどのような強みやスキルを持っているかが見られています。入社した際に、力を発揮できるかどうかを知りたいからです。
企業ごとに、仕事で必要な強みやスキルは違います。就活生の持つ力が仕事とマッチすれば、仕事でも成果を残しやすいでしょう。
新卒採用は実績ではなく、ポテンシャルでの採用です。自社に合いそうかを見るために、自己PRから強みやスキルが確認されています。
就活生の人柄や考え方
就活生の人柄や考え方も、自己PRで見られているポイントになります。就活生の考え方と、企業の方針や考え方が合うかどうかも大切だからです。
就活生と企業の考えが合わない場合、ミスマッチとなり、早期離職につながることも。せっかく採用したのに、離職してしまえばお互い不幸になります。
また、企業の雰囲気と合わなければ、同僚との協力が難しく、仕事でもなかなか成果が出せません。面接官は自己PRを通して、企業の雰囲気や考え方も見ています。
入社後に活躍できるか
入社後に活躍できそうな人材かどうかも、自己PRで判断される内容です。面接官が活躍をイメージできるようなアピールを心がけましょう。
入社後に活躍できそうかは、求める人物像に合うかどうかで判断されます。企業のWebサイトや会社説明会で公表している企業も多いので、確認してから自己PRを考えるようにしましょう。
求める人物像の調べ方は、「会社説明会に行こう!~企業の求める人物像や自分の会社選びの基準を知る」の記事で解説しているので、参考にしてください。
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自己PRでわかりやすくゼミ活動をアピールする際の構成
自己PRでゼミ活動をアピールする場合、「アピールしたい強み」「活動内容」「エピソード」「仕事での活かし方」の順番で伝えるのがおすすめです。
基本的な構成を知っておけば、内容が変わっても困りません。どのようにまとめればいいかについて解説するので、参考にしてください。
1.アピールしたい強みを伝える
まずは自分がアピールしたい強みから伝えましょう。「私の強みは△△です」「私は△△に自信があります」のように伝えます。
強みから伝える理由は、結論から伝えた方がわかりやすいからです。強みを後回しにしてしまうと、「結局なにをアピールしたかったのだろう?」と思われてしまいます。
自己PRでは結論となる自分の強みから伝え、あとから詳しく説明するようにしましょう。
自己PRの書き出しについては、「自己PRは書き出しが重要!書き方のコツ・注意点や例文を紹介」の記事も参考にしてください。
2.ゼミでの活動内容を伝える
ゼミ経験をアピールする場合は、どのような活動をしていたかも重要です。取り組んだ内容を簡潔にまとめ、伝えるようにしましょう。
活動内容については、簡単にまとめたもので問題ありません。専門的な内容になると、面接官に伝わらない可能性もあります。誰でも理解できるように、わかりやすくまとめるのもポイントです。
3.強みを裏付けるエピソードを伝える
強みを発揮したエピソードも伝えるようにしましょう。具体的なエピソードがあると、強みに説得力が増すからです。
注意点は、実績や結果ばかりをアピールしないことです。面接官は結果ではなく、物事に取り組む過程を重視しています。
たとえば、「ゼミでは△△の研究を行い、評価されました」では、どのように取り組んだのか、努力したのかがわかりません。「メンバーとのコミュニケーションがうまくいかなかったが、話し合いを重ねることで真剣に議論できるようになった」のように、過程もアピールしましょう。
4.強みを仕事にどのように活かすか伝える
最後に、アピールする強みが、仕事でどのように活かせるかを伝えます。面接官が入社後の活躍をイメージできるようにアピールしましょう。
そのため、強みは志望企業の業務内容に関連するものを選ぶ必要があります。「営業職だからコミュニケーションや行動力がアピールにつながりそう」のように、仕事内容から選んでください。
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ゼミ経験から自己PRに使えるエピソードや強みを探す方法
自己PRで評価されるためには、アピールする強みやエピソードが必要です。作成に困らないように、どのように探せばいいかを知っておきましょう。
苦戦した研究や時間をかけた課題を考える
ゼミ経験からエピソードを探す場合は、苦労したエピソードを探すのがおすすめです。面接官は、困難に立ち向かった経験や、課題を克服した経験を知りたいと考えています。
課題や問題を解決した場面は、あなたの強みやスキルが発揮されている場面です。苦しいときに、どのように立ち向かったのかを思い出してみてください。
たとえば、研究で期待した結果が得られず試行錯誤しながら夜中まで研究を続けたエピソードがあるとします。この状況では、粘り強さや論理的思考が発揮されたと考えられるでしょう。
簡単に成功した経験よりも、苦戦した経験を振り返ると、強みの発見につながります。
周囲に感謝された経験を思い出す
周囲に感謝された経験があれば、あなたの強みが発揮された場面かもしれません。ゼミ活動で感謝されたエピソードを思い出し、なぜ感謝されたのか、どのように役に立ったのかを考えてみてください。
たとえば、研究に行き詰まり悩んでいた仲間に声をかけ、一緒に試行錯誤した結果、研究がうまくいき感謝されたエピソードがあるとします。このエピソードからは、共感力や協調性、誠実さをアピールできるでしょう。
周囲に感謝されたエピソードは、第三者の客観的な意見が加わるメリットがあります。第三者の意見は説得力や信憑性が高まり、アピールに使いやすいのでおすすめです。
ゼミ仲間や教授に聞いてみる
強みやエピソードが思いつかない場合、周囲に聞いてみるのもいいでしょう。ゼミ仲間や教授に聞くことで、自分では気付いていない強みに気付けます。
自分ではあたりまえに感じていたことが、実は周囲から評価されていた場合もあるでしょう。自分だけでは思いつかないと感じたら、周囲に聞いてみるのもおすすめです。
周りの力を借りて強みを見つける方法は、「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事で解説しています。他己分析を行い、自分の強みを整理してみましょう。
就活エージェントのサポートを受ける
就活エージェントの力を借りて、自己PRを作るのもおすすめです。強みを見つける場面から、自己PRの作成、添削までトータルでサポートしてもらえます。
よりレベルの高い自己PRを作るためには、客観的な意見が必要です。就活のプロの力を借りて、ほかの就活生よりもアピールできる自己PRにしましょう。
キャリアチケットでも、自己PR作成のサポートを実施しています。一人で悩まずに、ぜひ相談してください。
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自己PRでゼミ活動をアピールする際のポイント
ゼミ活動をアピールする就活生は多く、差別化が必要になります。アピール時のポイントを押さえて、面接官に評価される内容にしましょう。
活動や研究内容は簡潔にまとめる
ゼミ活動や研究内容については、簡潔に説明しましょう。面接官が知りたいのは、あなた自身についてだからです。
活動内容や研究結果をアピールしても、あなたの評価にはつながりません。どのような強みを持っているのか、どのようなスキルがあるのかに力を入れてアピールしてください。
主体性のあるエピソードを伝える
使用するエピソードは、主体性のあるものを選ぶのがポイントです。周囲の指示に従っているエピソードでは、評価につながりません。
主体性のあるエピソードを選ぶことで、「自分で考えて行動できる」「進んで行動を起こせる」などの好印象を与えられます。
主体性をアピールするためには、ゼミでの役割や自分の考えについて伝えるのがおすすめです。入社後にどのような役割を果たせそうかもアピールできるでしょう。
エピソードを探すコツについては、「自己PRが書けない!エピソードを見つけるコツとは?」の記事でも紹介しています。
ゼミでの経験を仕事でどのように活かすか伝える
ゼミで得た経験を仕事でどのように使うかもアピールに盛り込みましょう。面接官が求めているのは、入社後に活躍できる人材だからです。
ゼミ経験を通して、どのような学びを得て、どのように仕事で活かせそうか考えてみてください。入社後について話すことで、業務内容への理解度や意欲もアピールできるのがポイントです。
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ゼミ活動を自己PRで伝える際の注意点
自己PRを伝える際の注意点も知っておきましょう。面接官は毎日何人もの自己PRを聞いており、中途半端な内容では評価されません。
ここでは、3つの注意点を紹介するので、作成前に確認しておいてください。
研究内容や実績だけをアピールしない
研究内容や実績のアピールにならないよう、気を付けましょう。専門的な言葉を使って細かく説明しても、面接官には伝わりません。
自己PRでは、研究内容ではなく、研究を進めていくなかで課題にどう対処したのか、どんな学びがあったのかを伝えるのがポイントです。
また、ゼミでの肩書きもアピールになりにくいので気を付けましょう。「ゼミ長を行っていました」だけでは、どのように評価していいのかわかりません。
「なぜゼミ長を任されたのか」「ゼミ長になって自分が何をしたのか」までアピールできなければ、評価につながらないので気を付けてください。
ほかの就活生との差別化を考える
ゼミ経験をアピールする就活生は多いので、差別化を考えましょう。よくあるエピソードを伝えてしまうと、ほかの就活生に埋もれてしまいます。
差別化をするために、強みを別の言葉で言い換えたり、キャッチフレーズを作ったりして工夫してください。「ほかの就活生とは違う」と思わせるのが、評価されるためのポイントです。
キャッチフレーズの作り方については、「就活に必要なキャッチフレーズを作るときのポイントは?」の記事で解説しています。
専門的な内容や用語はわかりやすく言い換える
専門用語はわかりやすい言葉に言い換えるのがポイントです。初めて話を聞く人であっても、理解できる言葉選びをしましょう。
出てくる用語がわからないと、話がうまく伝わりません。用語の説明に時間をかけてしまい、自分のアピールにつながらないでしょう。
また、「わかりやすく説明する能力がない」とマイナスの評価をされる原因にもなります。難しい言葉は使わず、誰でもわかる言葉で説明してください。
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ゼミ活動を自己PRでアピールする場合の例文
ここでは、自己PRでゼミ活動をアピールする場合の例文を紹介します。
リーダーシップをアピールする際の例文
私の強みは、周囲の人をまとめて、目標達成のための行動を促すリーダーシップです。ゼミでの研究発表会で、この強みを発揮しました。
私のゼミでは、毎年冬休みに合宿を行いチームごとに研究の成果を発表しています。しかし、私のチームのメンバーは、それぞれ部活動に所属しており、スケジュールが合わずに研究や資料の作成がなかなか進みませんでした。
そこで、私はチームメンバーを一度集めて、研究発表会に対する目標を定めました。さらに、全員にスケジュールを共有してもらい、研究や作業を進める日程を細かく設定しました。
その結果、チームメンバーが目標達成に向けて作業にモチベーションをもって取り組めるようになり、限られた時間の中でも研究発表会を成功させることができました。
御社に入社した後には、組織の中で必要なことを考えて、社員全員で目標達成できるように貢献していきます。
継続力をアピールする際の例文
私の強みは、最後まで諦めずに物事を行う継続力です。ゼミでの研究活動で、この強みを発揮しました。
私は毎日研究活動を行っていたのですが、期待する結果が得られず苦戦していました。ゼミ仲間が、得られた結果の中で発表を行ったり、仮説を変えて研究を行ったりするなかで、私は時間がかかっても結果が出るまで研究を続けました。
その結果、3ヶ月間毎日夜まで実験を続け、無事期待どおりの結果を集めて発表を行うことができました。御社に入社した際には、この継続力を活かして、日々諦めることなく営業目標を追い続けていきます。
問題解決能力をアピールする際の例文
私の強みは、現状の課題を把握して対策を講じる問題解決能力の高さです。この強みは、ゼミでの研究活動で発揮されました。
ゼミでは、チームで研究活動を行い半年に一度研究発表を行うのですが、私のチームでは研究活動が進んでいませんでした。
そこで、現状の課題は「研究へのモチベーションが低いこと」「資料作成の時間が取れていないこと」だと思い、対応策としてチームの目標と作業を進めるスケジュールを作成しました。
その結果、チーム全体でモチベーションを維持して研究発表を成功させることができました。
御社に入社後には、この強みを活かして目の前の課題を素早く把握し、スピード感をもって対応策を講じられる社員として業務に貢献していきます。
自己PRのレベルを上げるには、例文を参考にし、表現力を増やすのがポイントです。「自己PRの書き方例を紹介!アピールポイント別の例文つき」の記事なども参考に、例文を読んでおきましょう。
ただし、例文をそのまま使用するのはNGです。オリジナルの内容にするため、エピソードをしっかりと考えてください。
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ゼミ活動を自己PRでどのように伝えるか悩むあなたへ
ゼミ活動を自己PRに使う学生は多く、面接官にも評価される内容です。学業に取り組んできたアピールにもなるので、積極的に使うといいでしょう。
ただし、ゼミ活動をアピールする就活生は多く、差別化が必要になります。オリジナルのエピソードを使ったり、キャッチフレーズで工夫したりなど、ほかとの違いが出るようにしましょう。
自己PRの作成に苦戦しているのであれば、就活エージェントへの相談もおすすめです。キャリアチケットでは、自己PRの作成や添削など、就活生へのアドバイスを実施しています。
なかでも、キャリアチケットはマンツーマンでの指導を実施。一人ひとりの悩みにあわせて、寄り添ったサポートを行っています。
今まで以上に評価される自己PRを作りたいと考えている方は、ぜひ相談してください。
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