理系の院生だけど就職が決まらない…原因や就活のポイントを解説!

このページのまとめ

  • 理系の院生が就活に不利になるかどうかは受ける企業や職種によって異なる
  • 理系の院生の就職が決まらない原因は、視野の狭さやコミュニケーション能力などにある
  • 理系の院生が就職を成功させるには、面接の練習や専門性のアピールがポイント
  • なかなか就職が決まらないときは、エージェントの利用がおすすめ

理系の院生だけど就職が決まらない…原因や就活のポイントを解説!のイメージ

「理系の院生だから就職が決まらないのでは?」と悩んでいませんか?
就職が決まらない原因は理系の院生だからではなく、視野の狭さやコミュニケーションの希薄さなど、さまざまな要素が考えられます。
院生が就活する際のポイントを把握し、自分に合った企業や仕事を見つけましょう。
このコラムでは、院生の就活事情や、就職成功のためのコツについてまとめています。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

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理系の院生は就活に不利?有利?

基本的に就活は個人の実力次第という部分が大きいため、理系の大学院生だからといって不利になる・有利になるということはありません。受ける企業や職種によっても状況は異なります。
特に理系職種の場合は、専門的な知識が必要となるため、理系の院生が有利になる場合も。しかし、専門性が必要でない職種の場合は、理系の院生が有利になるとは限らないでしょう。
応募先の企業の採用実績を確認し、どのような人を積極的に採用しているのか事前に把握することが大切です。

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理系の院生の就職がなかなか決まらない4つの理由

就活が決まらないのは「理系の院生だから」ではなく、ほかに理由があります。下記でそれぞれについて詳しく説明しますので、自分の現状と照らし合わせてみましょう。

1.研究室によっては拘束時間が長い

研究室によっては拘束時間が長く、就活の時間が取りにくくなってしまうこともあるようです。
さらに場合によっては、土日に研究施設に出向いたり、学会発表の準備をしたりしなければならないことも。このような状況ではなかなか就活のスケジュールが立てられず、必然的に内定が遠のいてしまうでしょう。

2.コミュニケーションが希薄になりがち

専攻している学科によっては各個人で黙々と研究を進めるため、人とのコミュニケーションが希薄になってしまう場合もあります。
コミュニケーション能力は、面接でもチェックされる重要なポイントです。教授に質問する、身近な学生と情報を共有するなど、積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

3.学部生よりもキャリアスタートが遅れてしまう

中退せずに大学院を卒業した場合、学部生と比べると社会人としてのスタートが2~5年ほど遅れることになります。
企業によっては、長いキャリア形成を考えて学部生の新卒を求める場合もあるため、院生が不利になってしまうこともあるでしょう。

4.視野が狭くなりがち

院生は専門性が高い反面、これまで専攻していた分野に固執してしまい、視野が狭くなってしまう人もいるようです。
企業によっては、新卒の社員に幅広い仕事を経験させたいと考えている場合もあるため、就活に臨む際は広い視野を持ったほうが良いでしょう。

 

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院生が就活するときの5つのポイント

院生が就活を成功させるために、下記で紹介するポイントを踏まえて臨みましょう。

1.企業研究を念入りに行う

企業研究を念入りに行い、企業がどんな人材を求めているのか知っておきましょう。
企業の求める人物像が把握できたら、自分の強みや長所と共通する点を就活のアピール材料にします。自己PRや自分の長所を聞かれた際のベースにすると良いでしょう。

2.面接の練習を重ねる

本番で自分のことをきちんと伝えられるよう、面接の練習を重ねましょう。
たとえESがきちんと書けていても、面接で自分のアピールポイントを伝えられなければ内定が遠のいてしまう可能性があります。
両親や教授など身近な社会人に頼んで面接の練習相手になってもらう、キャリアセンターを活用して模擬面接を積極的に受けるなど、本番に近い雰囲気で練習すると良いでしょう。

3.大学院に進んだ理由を明確にしておく

面接で「なぜ大学院に進学したか」と質問されることも想定し、理由を明確にしておきましょう。
「就活がうまくいかなかったから進学した」「やりたいことがなかったから何となく」という理由であったとしても、そのまま正直に伝えるのは考えものです。
企業は、入社してからの活躍が期待できる人を採用したいと考えています。「何となく」といった主体性のない考えや、受け身な姿勢では、可能性を感じることはできません。
自発的に考え、積極的な姿勢で仕事に取り組む姿を採用担当者がイメージできるよう、伝え方を工夫しましょう。

4.研究内容を分かりやすく伝える

志望先の企業で研究内容を活かせる場合は、専門的な内容を分かりやすく伝えられるようにしておくことがポイント。採用担当者が必ずしも専門的な知識を持っているとは限らないからです。
あまりにも専門的過ぎる内容や専門用語ばかりを並べた説明は、自己満足と受け取られてしまう恐れがあるので注意しましょう。
説明するときは、基本的な知識がない人でも理解できるような分かりやすい言葉を使うと、心遣いが感じられ良い印象を与えることができます。

5.専門性をアピールする

院生の強みは専門性の高さなので、就活でアピールしていきましょう。
ただし、アピールする際は「専門分野に固執している」と思われるような態度を取らないよう注意が必要です。身につけた知識は自信となる反面、固執してしまうと柔軟性に欠ける印象を与える恐れがあります。
前項でも述べたように、専門的な内容を説明する際は分かりやすく説明するなどの配慮も必要です。
また、専門性を身につけるまでに培った経験も立派な強みになるでしょう。
どのような姿勢で課題に取り組み、どのように成果を出したのかという「問題解決能力の高さ」に焦点を当てると、より良いアピールになるはずです。
専門分野以外に就職を考えている場合も、プロセスを中心にアピールすると効果的でしょう。

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就活に行き詰まったらエージェントの利用を検討しよう

「頑張っているのになかなか就職が決まらない」という人は、就活エージェントの利用がおすすめです。
カウンセリングを行ったうえでの企業紹介や、模擬面接など、就活に関するサポートを無料で受けられます。
また、面接の日程調整など、企業とのやり取りもアドバイザーが間に立って行ってくれるため、就活と研究の両立もしやすくなるでしょう。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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